COFFEE & GALLERY SALON " you "
COFFEE ROASTER " in "
自家焙煎珈琲店 国分寺(陽)&青梅(陰)
Since 2006
前回からのつづき
さて、エスプレッソよろしく微粉ゆえ、どうしたものかと
思案しましたが、プレスじゃ粉っぽいのでペーパードリップしてみました。
粉はまったく湯を受けつけません。
製造してから時間が経っているのでしょう。
残念ながら、お味も香りも、お酢のような劣化した強い酸の質ですが
飲めないほどではありません。
かすかに、エチオピアにみられるハーブのような特徴的酸味や
近年のブラジルの一部にあるような、厚みのあるユニークな甘い酸を
感じなくもない・・・・パッケージに表記が全然無いので
何の豆なのかはわからないですが、ようは美味しければ良いのです。
冷めると幾分、甘みへ落ち着くようです。
こんなに時間が経っていなければ
もしかしたら、とっても美味しいかもしれないな、
と予感させてくれるものでした。
トコロ変われば、好む飲食文化も違うことを
おみやげタチが教えてくれました。
世界の動向に振り回されず、
茶の湯、懐石料理を代表とする
日本人ならではの味覚を追い求めると、
コーヒーはどうなっていくのでしょうネ?
器のデザインはどうなるのでしょうネ?
深く 艶っぽい ぽってりとした小さな漆器の中へ、
ネルドリップで淹れた、人肌の
コクをたたえた 極上の苦甘いデミタスに
和三盆を添えて。
な~んて、究極かもしれません!!
そんなコーヒーを創れる人が、センセーショナルに現れると、
コーヒーの地位は飛躍的にあがるかもしれませんね。
妄想は、いつか誰かが形にしてくれるといいなぁ。
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