COFFEE & GALLERY SALON " you "
COFFEE ROASTER " in "
自家焙煎珈琲店 国分寺(陽)&青梅(陰)
Since 2006
北十字のま白な海岸で
ジョバンニとカムパネルラが拾ったクルミの化石も
幾重もの歴史の折り重なりを湛えたまま、なんとも寂しげな憂いをふくんで
瞬くのだろうか。
星のちいさいのやおおきいのの、
永遠とも思える闇の中で光る輝きのなかに
ちいさな僕らは溶けてしまいそうで怖くて、なんだか溶けてしまいたくもあるのです。
秋思寂光。
まるで宮沢賢治の世界に迷い込んでしまったような作品を作られる
金井一郎氏。
「ねじまき雲」にも、いくつか金井さんの作品があります。
植物の傘のランプだったり、小さな電灯だったり。
お店の一部として世界感を醸し出してくれています。
そんな金井さんの個展が銀座「兜屋画廊」さんhttp://www.gallery-kabutoya.com/
で9・30まで開かれています。
金井さんは精力的に毎回毎回進化しながら作品を産みだし続けておられます。
今回はいつにも増して鬼気迫る生命感をもって、
霊的な浮遊感を伴いながら圧倒される作品群です。
まるでその光のなかに吸い込まれて作品の一部として佇んでしまいそうな。。。
金井さんその人自身は非常に穏やかで壁のない仏様のようなかたですが、
この暑い夏、クーラーもつけず、ひねもす作品作りに没頭なさっていたと聞くと
なんだか自分ももっと生命の灯を燃やさねば!
と言い知れぬチカラももらえるものです。
当店にお越しになるお客様が、よく「これ欲しい!買えますか?」と
お聞きくださるのですが、
金井さんは決まった時期に決まった場所でしかあまり作品をお売りにならないお方なので
是非この機会に、銀座まで足をお運びになってはいかがでしょうか?
画廊のすぐ近くでは、大変美味しいオールドコーヒーが飲めるお店もあったりします。
珈琲を飲みながら
秋の物思いにふけりながら、
淡いランプを懐くのも
また一光。
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