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COFFEE ROASTER " in "
自家焙煎珈琲店 国分寺(陽)&青梅(陰)
Since 2006
11月22日(金) 焙煎業務にて臨時休業いたします。
11月29日(金) イベント打ち合わせにつき臨時休業いたします。
東青梅ギャラリーカフェ「パセアール」さんhttp://www.pasear.jp/
にて、青梅近郊の物作りをされている方々を主に
「贈物展2013」が開催されます。
11月25日(月)〜12月25日(水)
当店は、豆売り参加として、普段はあまりしない豆売りのみの
期間中常設出展をいたします。
苦めの珈琲豆を予定しております。
クリスマス、年末の贈物に。
あるいはご自分に。ホットな冬をいかがでしょう。
12月4日(水)と11日(水)の両日は
パセアールさんに出張珈琲いたします。
出張時間は、14:00〜18:00です。
これにともないまして、同日の青梅店の営業はありません。
ご注意ください。
詳細は「パセアール」さんHPにてご確認ください。
当店の内容詳細については後日ブログにてUPさせていただきます。
*年末年始にかけ、イベント出店、打ち合わせ等で営業時間の変更や
臨時休業が予想されます。ブログにて随時お知らせしてまいります。
何卒よろしくお願いいたします。
なお、今のところ、当店は冬休み、お正月休みは予定しておりません。
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ある朝には、鮮やかな花があった。
軒先に添えられた華は、捧げられた異国の祈りのようでもあった。
毎朝、誰に言われるでもなく、母屋の前を掃き清めていた者がある。
ザッ、ザッ、と
石と落ち葉の重なる音が、心も清めてくれていた。
インドの「タンドール」というドラム缶を改造した釜からは
いつも香ばしい炭の音と、美味しさの焼ける薫りが立ち昇っていた。
座る者を 選ばず。
朽ちることを 拒まず。
ただ悠然と、影と光とを、受けている。
自然として自然にある。
型にはまらず、形創ることを、バルフィーというお菓子は整然と教えてくれる。
その佇まい、なんとも潔し。
一環としたもの。それはおのずとそういう姿を成すのだろう。
一本の糸が生まれ、育まれ、営まれ、継がれ、
そうしていつかは土に還り、風と成す。
一は全なり。全は一なり。
布は、どこまでも たおやかに 笑っていた。
纏い、笑え。というように。
真木テキスタイルスタジオhttp://www.itoito.jp/
来年もここで笑えたらと思う。珈琲とともに。
一月には毎年ハギレ市という催し物があるそうだ。
また来よう。
*「真木テキスタイルスタジオ」さんは
通常、工房と、布物を扱うショップとして運営されております。
イベントのときのみ、飲食がある場合がございます。
詳細はHPをご参照のこと。
秋の夜長に JAZZと 珈琲 。
今週水曜日11月13日は、青梅内「イル テンポ ボーラ」さんhttp://www.il-tempo.jp/にて
ねじまき雲(陰)の営業を行ないます。
それにともないまして、昼の部の営業はございません。
世にあまり出たがらないが、出ているものよりもずっと信頼のおけるもの。
予定通りも、規定通りも出来ない予測不能だけれど、枠さえ気にしなければ
結果的に、何よりも間違いないもの。
その人や、その周りの繋がりからもたらされる結晶が、
客観的評価基準がなくとも、感覚的に至宝であるもの。
知る人ぞ知るもの。それがいつもここにはある。
それが、イル テンポ ボーラ の
ボーラおばさんだと、私は思っているのです。
彼女の作るピザ。至宝の結晶です。
ジャズセッションのように
様々な作り手がライブ感を持って作り出したものが
集う。
いろんな音があり、自由にフューズする。
食べ物も、珈琲も、音楽のように。
そんな夜長に。
開演17:00(くらいから)〜23:00(くらいまで) LO 22:00
イルテンポボーラさんに、
今は無きレーベル、「サックス・レコード」プロデューサー 竹内 浩司 氏を
音響設備とともにお迎えし、
CDを音源に竹内氏がセレクトしたジャズの数々を御聴きいただきながらの
カフェタイムとなります。
イルテンポボーラさんは、ジャズに合うスイーツと
旬の素材のピザ。
それに勝沼ワインをはじめとした
夜長ワインを数種ご用意いただけるようです。
当店の珈琲も、
時にソウルフルに、あるいはリリカルに、
時にチャーリー・パーカーのようなビバップなアプローチで
珈琲サウンドを作り出します。
そえぞれを ゆるりと お楽しみください。
秋の夜長に、ジャズの調べとともに。
*駐車場などのご案内は当日お越しの際、イルテンポボーラさんまで
お電話くださればご案内いたします。
仕事中は電話に出られない場合もございますが、ご了承ください。
なるべく公共交通機関をお使いくださいますようお願いいたします。
地図詳細はイルテンポボーラさんHPをご参照のこと。
10月25日から29日まで
あきる野市へ出張珈琲となりますので
国分寺店はお休みとなります。ご注意ください。
詳しくは以下です。
あきる野市 真木テキスタイルスタジオ にて
「竹林の秋」
2013・10・25(金)〜10・29(火)
会期中無休 11:00〜18:00
ランチタイム「竹林カフェ」 12:00〜15:00 *無くなり次第終了
ねじまき雲「母屋囲炉裏端」 12:00〜18:00 LO 17:00
期間中はねじまき雲(陽)はお休みとなります。
23日(陰)は仕込みのため臨時休業いたします。
30日(陰)は夜の部のみ営業となります。
吉祥寺OUTBOUND 母屋にオープン
この他、OUTBOUND代表小林和人氏による講演
熊谷幸治氏による土器製作・野焼き
真木テキスタイルスタジオ 田中ぱるば氏による映像トーク
などが予定されております。
「真木テキスタイルスタジオ」HPhttp://www.itoito.jp/
当店は、築100年を越す母屋で、
お世話になっている「house」http://www.house-jp.org/
マスミツケンタロウ氏作製のリアカーで珈琲を点てます。
今回は打ち合わせを重ね、
インド式の甘いミルク珈琲などを
特別な乾燥方法で精製された
インドモンスーン珈琲豆を使いお作りいたします。
メニューは
真木テキスタイルブレンド fukufuku(ほろ苦)
メキシコマヤビニック 浅煎り(酸味系)
カフェオレ
マサラコーヒー(スパイスを効かせた甘いミルク珈琲)
などです。
インドモンスーンは単体ではなく甘くしたミルクと合わせお飲みいただけます。
お菓子は
真木テキスタイルスタジオ、竹林カフェ担当 ラケッシュさんに
インドの甘いお菓子「バルフィー」を
料理家、フードコーディネーターとしてご活躍の セトキョウコさんhttp://kyococco.blog110.fc2.com/に
「黒みりんのメレンゲ」を
ご用意頂けました。
どちらもこの会の珈琲にピッタリの逸品。
ご賞味ください。
11月から国分寺店は通常営業の予定です。
なにとぞ宜しくお願いいたします。
*台風などでお天気が荒れ模様の場合はご無理せず
安全な場所でお過ごしいただけますよう。
夕暮れどき
竹林の葉を風の指先がつま弾くたび、
ザァと乾いた旋律の波が走る。
樹々に反響した波は厚みを増して、
軒に掛けられた布の隙間へ、涼やかに溶けてゆく。
風の音でふくよかさを増したタッサーシルクは、
サラサラと言いながらガンジスの流れのように
ただゆったりと黄金色に揺れている。
「あぁ、きっと桃源郷というのはこういう所のことを言うのだな。」
たしかに流れているのに、そこだけ止まっているような時間の中でそう思った。
はじめてここに連れて来てもらったのは、もう5年前になる。
お世話になっている「トコロカフェ」http://tocoro-cafe.com/の上村ご夫妻が
「とっても癒される僕らの特別な場所なんだ。ネジくんを是非連れてきたくてね。」
と、貴重なお休みを私のために潰してくれたのだ。
竹林に囲まれたそこは、そのまま「竹林カフェ」という。
良く練られた小麦の、ふっくらと焼ける新鮮な香りがする。
それとともに
土むせぶ大地の芳香と相まったマサラが、
鼻腔と胃を優しくくすぐる。
インド料理と言えば、茶色いカレーと黄色いタンドリーチキン。辛い。
位しか知らなかった私にとっては、まさに刺激的な体験だった。
名前は忘れてしまったが、赤、緑、白、茶色などのスパイスのディップが
ミルクピッチャーの白磁によく映えていた。
艶やかな月桃の葉に、コンガリ焼き目のついたもちもちとした生地と
豆のカレーの入った銀器がのっている。
それをパリモチッと小さく千切って、カレーやディップにつけて口に運ぶ。
ヨーグルトのようなすっぱ味のほどよい白。ココナツの香りもほんのりとしたように思う。
光沢の茶色は、デザート感覚でチャツネのような甘みがあった。
フレッシュな赤は、トマト。香り豊かで爽やかな酸味だ。
クロード・モネの描くような一番絵画的な緑は、なんだったろう?
カレーはスパイシーなのに不思議なくらい、するする胃に入っていく。
ほくっとしたお芋のようなお豆たちが、辛さを優しくしてくれるのだろうか。
そして最後に出てくるマサラチャイは、
「ねじまき雲」と同じ上泉秀人氏作のシノギの蕎麦猪口に入ってくる。
ほんのり甘く、身体に沁み入ってくる優しさがある。
それに付け合わされた、見慣れない小さな四角いお菓子。
一見して食べ物には見えないくらい、きっちり四角い白っぽい物体は
最初なんだか分からなかった。
それは私の食体験に衝撃をもたらした。
「なんだ!これは!!?」
バルフィーというものらしい。
ほろっとかじると、ぎゅっと凝縮したスパイスがミルクの口溶けで
ねっとり口中に広がってゆく。
そこには総ての味覚と嗅覚と食感を魅了する魔法があった。
脳裏にこびりついたその味は、告白すると
「ねじまき雲(陽)」で出しているチャイプリンの素となっている。
しかし、到底その再現などは出来てはいない、まったく別の代物なのだ。
こんなにも繊細に、多種多様な形と
鮮やかな色彩でもって楽しませてくれる芸術家に、
思わず手を合わせ拝みたくなるほどだった。
その創作主は「ラケッシュ」と皆から呼ばれている。
冗談も言えるほど日本語の達者なインドの青年だった。
藍色のぴたりとしたジーンズがよく似合うイケメンインド人だ。
20歳もそこそこに、インドの田舎からこの東京の田舎へ、
糸と、物語とを紡ぐためにやって来たのだそうだ。
竹林カフェの傍には、悠に築100年は越えるであろう黒光りした民家が腰を据えている。
うすぼんやりと橙色の光の灯された内部には
ガラス越しに大きな織り機や、反物が見える。
そこは「真木テキスタイルスタジオ」http://www.itoito.jp/。
もともとは竹林カフェより先にこの存在があり、併設するかたちで
竹林カフェは建っている。
真木テキスタイルスタジオは、主宰、真木千秋氏が運営する
手織りものの工房だ。
紡ぎ、撚り、染め、織りまでを一環して行なっている。
その工房がこの母屋なのだ。
真木氏はいつも芯からの笑顔で皆と接し、
くだらない立場や枠は越えて人や物と対話しているように見える。
きっと肩書きなどに縛られる事無く、ひとりの人間として興味あることで
純粋に生きている素敵な女性なのだろう。
だからこのスタジオや竹林カフェは、
母なる家、真木氏そのものの一部として
呼吸しているようにさえ思えるところがある。
あれから5年。
母屋は、いまも威風堂々と腰をおろしている。
ひんやりとした囲炉裏端の板の間を歩くと、時の止まったような重厚な空間には
母屋に刻まれた幾千の人の記憶が、瞬間賑やかな声になって溢れ出す。
竹林カフェは真木テキスタイルスタジオの季節展示のときのみ
オープンする場となった。
インドに「ganga」という新しい工房が作られ、
ラケッシュさんが、そこの工房長に就任したためだ。
常時あの美しいインド料理が食べられなくなったのは残念だが、
展示毎、色彩豊かに新しい風をはらんだ布とともに
来日するラケッシュさんのお料理が、また食べられるようになった。
先日私は
黒光りする床の色に負けぬほど
艶やかに煎りこんだインドモンスーンを
母屋で点てた。
竹林の秋。
「真木テキスタイルスタジオ」で、
ふくふくとしたgangaの、温かみのある風合いの作品がお目見えする。
それとともにラケッシュさんが
インドのタンドールでチャパティを焼き、野菜や豆のカレーを作ってくれる。
いまも藍色のジーンズが良く似合う。相変わらずのイケメンぶりは健在だ。
スティーヴン・セガールのような高音域の日本語にも
一層優しさと磨きとがかかっている。
今度はどんな風に私たちの舌と目を楽しませてくれるのだろう。
しかし、今回はラケッシュさんの沸かすチャイはない。
代わりに、ねじまき雲が母屋でインドの珈琲を点てる。
一昨日はその試作にこの桃源郷を訪れたのだ。
作る予定は無かったようだが、バルフィーだけは作ってくれるよう懇願し、
珈琲とともに食せることになった。
さて、このスロードリップ変人が
果たしてこの母屋に残すのは、
傷跡ではなく
美味しい足跡であるように
務めよう。
責任重大。楽しさ絶大。
「竹林の秋」
2013・10・25(金)〜10・29(火)
会期中無休 11:00〜18:00
ランチタイム「竹林カフェ」 12:00〜15:00 *無くなり次第終了
ねじまき雲「母屋囲炉裏端」 12:00〜18:00 LO 17:00
期間中はねじまき雲(陽)はお休みとなります。
23日(陰)は仕込みのため臨時休業いたします。
30日(陰)は夜の部のみ営業となります。
吉祥寺OUTBOUND 母屋にオープン
この他、OUTBOUND代表小林和人氏による講演
熊谷幸治氏による土器製作・野焼き
真木テキスタイルスタジオ 田中ぱるば氏による映像トーク
などが予定されております。
詳しくは「真木テキスタイルスタジオ」HPにてhttp://www.itoito.jp/
近々また内容詳細についてブログでお知らせいたします。
秋は女性にとってオシャレが楽しくなる季節だ。
昨日の日記で、南瓜の話しをした。
南瓜と言えば、女性が好きなものの代名詞のひとつ。
芋栗南瓜(いもくりなんきん)なんて言う。
芋蛸南瓜(いもたこなんきん)なんてのも聞く。
だれがどうしてこう言い出したかは知らない。
芋栗南瓜。私は格別好きなわけではない。男子だからだろうか?
でも蛸は好きだ。男子だけど。
ねじまき雲で作っている、こしあん羊羹には南瓜の種が乗っている。
こしあん羊羹は定番なので通年見た目は変わらないが、
人知れずマイナーチェンジを繰り返し、
高級感あるチョコの風味と歯ごたえを追求している。
シンプルなものほどバランスが難しいものだ。
黒があるなら白もでしょ。ってなわけで、しろあん羊羹もある。
こちらは、季節ごと、アイデアが浮かぶごとに趣向をこらし中身を変えている。
柚子を練り込んだ、柚子羊羹
イチゴをごろっと入れた春限定の 練乳イチゴ羊羹
西京白みそを練り込んだ、白みそ羊羹
黒がプレタポルテ的こしあん羊羹なら、しろあんはオートクチュールな攻撃的白。
この、ねじまき雲の羊羹のことは、カフェライターの巨匠でありエッセイストの
川口葉子氏の新刊
「京都 カフェと洋館アパートメントの銀色物語」http://homepage3.nifty.com/cafemania/にも
一部紹介されている。
挿絵は、ねじまき雲ともゆかりの深い素描家
しゅんしゅん氏http://www.shunshunten.com/が手がけた、ヴィンテージ感たっぷりながら
エッジィな一冊だ。
洋館だけに羊羹・・・なのかどうかは定かではないが。
そして昨日から、
季節限定、秋の新作羊羹がねじまき雲にお目見えした。
贅沢だ。
マロンペーストを練り込んだ淡いピンクパープルな白あんのインナーに、
さらに食感をプラス。ボリュームのあるシルキーなクリームの
トップには、燦然と渋みを効かした有機甘栗が輝いている。
ねじまき雲しろあんコレクション史上、もっともブラックコーヒーに合う
ラグジュアリーで、かつプリミティブな感性を刺激する
密やかな甘みのスタイルに仕上がっている。
・・・たぶんファッション通信風に言うと、こうなるのであろう。
さて、とにもかくにも秋なので
モンブラン風ねじまき羊羹、作ってみました。
栗より蛸より、きっと秋のオリーブ少女は
芋服南瓜(いもふくなんきん)。
が、お好き?
なのかもしれないけどね。
オシャレも実りも、美味しい季節。
前日記にて告知いたしました「かうひい堂」さんとのコラボ豆
「ねじまき堂」
あっという間に完売となりました。
皆様どうもありがとうございました。
お買い上げくださった方々、いろいろとお楽しみください。
☆ ここでひとつ、ブレンドアドバイス。
私は、今回のコラボ豆
メキシコ3:イエメン1
の割合でブレンドし
多少荒めに挽いて抽出すると美味しかったです。
苦味の中に高級感漂うモカの上品な香りがプラスされ
いっそう飲みごたえのある苦めの珈琲となります。
こうすると、
高級なモカを単品でも楽しめるg数が確保できますし、
メキシコの足りない風味部分もカバーしてくれます。
モカとの相性を考え、なにせメキシコは深く煎りこみましたので
そのままペーパードリップしますと、えぐみ走り、ボディーも薄いはずです。
ねじまき雲のメキシコ マヤビニックも
かうひい堂さんのイエメン アニシも
少しボディーが薄く、渋めの傾向にありますが、
ふたつが合わさる事で、足りない厚みを補完し合い、
なおかつお互いに無い風味特性が
ひとつのカップに結実することとなります。
イエメンのもつハーブティーのような香りは
甘めの落ち着いたフローラルな香りに変化し
メキシコのエッジの効いた味わいが丸くなり
適度なコクをもった苦味へと変わります。
全体的な印象はメキシコのそれですが、
アフターテイストと言われる後味、
飲んだ後、ホッとため息をついた時に残る印象は
イエメンの華やかさとなります。
もうひとつ、
◎ワンポイントとしては挽き度合いと器具との相性です。
豆の個性と、自分の好みに折り合いをつけます。
私は普段飲みする珈琲は、「こっくり苦め」が好みなのですが、
今回の場合ペーパードリップで中細挽きでじっくり淹れますと、
えぐみと渋みが、より強調されてしまいます。
ですので、いつもより使う豆は多めにし、かわりに挽き度合いを荒めにし
抽出過多になりすぎぬよう意識し
蒸らしをしっかりいれたら、あとはサラッとめに抽出します。
こうすることで、
薄めではあるが、奥行きがあって苦味走らない
「ふんわり苦め」のエキスに仕上がります。
テコでも好みを曲げず、なんでも細く挽いてじっくり淹れて
鬼のように濃い珈琲を味わえば珈琲通というわけでも無いのです。
それでは通用しない場合もあるわけです。
お豆さんとも器具とも体調とも相談し合いながら
折り合いをつけていく。
あるいは、飲んでもらいたい人の好みを考えながら
想いと個性とは
折り込みながら。
まぁ柄にも無く、味うんぬんをぐちゃぐちゃと書きましたが、
ようは、
珈琲を、ブレンドを
「楽しんでください」
という一言に尽きます。
一応のマニュアルや目安はあっても、決まりがないのが珈琲の醍醐味でもあります。
旨い不味いはあくまでも主観です。
やってはいけないのは、
気持ち悪くなるような変質した珈琲を飲むこと。
欠点のあるダメージ味のあるものを飲むこと。
メキシコをブルマンと偽って飲ませること(嘘をつくこと)。
豆を焦がすこと(焦げた珈琲はそれはそれで旨い!という場合はいいけど)。
それらに導くような豆の管理をすること。
ことくらいなものではないでしょうか(笑)。
他にも何かあったかしら?
これこそが「正しい」というよりも
千も万も正しさがあったほうが、面白いではありませんか。
失敗しながら、間違いながら、迷いながら
どうぞ楽しんで、あなただけのオリジナルブレンドを開発して
おくつろぎくださいね。
ちなみに「かうひい堂」内田牧さんは今回のイベントについては
大量出しのネルドリップでした。
実はミルに関しましては、
珈琲御三家と称されるがひとり、個人自家焙煎珈琲店の祖
「カフェ・ド・ランブル」関口氏考案の
グリッドミルhttp://www.h6.dion.ne.jp/~lambre/Lambre_gridmill.htmlの
プロトタイプをランブルさんからお借りし持ち込み
お挽きくださっていたのです。
微粉が少なく、最適な荒さで挽けるネルドリップ専用のミルを使った珈琲は
まろやかですっきり。
まさに珈琲マニア垂涎の、コラボ尽くしの一杯。
プロのお仕事、しかと拝見、勉強させていただきました。
ごちそうさまでした。
先日、いま一度老舗のスピリッツを味わうためランブルさんにお邪魔し、
オリジナルミルであるリードミルで挽いた
オールド珈琲を感謝の気持ちいっぱいで
いただいて参りました。
自分の中の珈琲熱と、型にはまらず産み出す「旨味」をいうものを
再確認できた想いでした。
やはり
珈琲は
面白い。
ブレンドアドバイザー ネジの一口メモでした。
先日は暑い中、「料理された童話の旅」ご参加くださった皆様、有り難うございました。
さて、イベント当日販売いたしました
自家焙煎珈琲店の大先輩、内田牧氏主宰の「かうひい堂」さんhttp://kauhi-dou.cafe.coocan.jp/との
コラボレーション豆
「ねじまき堂」が限定数量、内田牧さんから届きました。
「ねじ」担当の深煎り、メキシコ マヤビニック100gと
「まき」さん担当の浅煎り、イエメン アニシ100gとを
合わせました200g入り¥1500です。
ただでさえレアなこの機会に
貴重で華やかなイエメンの豆が入ってこの価格は、かうひい堂さんの
御厚意あっての賜物です。
そのままストレートで味わって良し。
お好みで混ぜてブレンドで楽しんで良しの
お楽しみパックになっております。
メキシコも普段当店でお出ししているものより深煎りになっております。
本日からの販売です。
なにぶん残数が大変少ないので、無くなり次第終了です。
当店「ねじまき雲(陽)」国分寺店棚売りのみでのご提供になりますので
欲しい方はお早めに〜。
ついに明日イベント「料理された童話の旅」in青梅です。
*完全予約制満員につき予約〆切となりました。
重ね重ねになりますが、
明日8月31日(土)国分寺店ねじまき雲(陽)の営業はありませんので
ご注意ください。
当日は12時に開場し、点呼確認をして河原に降りる予定です。
今のところ、天気がもちそうですので
熱中症対策を各自宜しくお願いいたします。
急な雨も予想されますので、じゅうぶん防雨対策も
お願いいたします。
さて、明日は私は珈琲を淹れません。
代わりに、珈琲マニア垂涎の珈琲屋大先輩
「かうひい堂」 店主 内田 牧 氏
が当店で珈琲を淹れてくださいます。
豆は、特別に、画像にあるように、当店焙煎のものとの
コラボレーションになり、
珈琲だけでもかなりレアな企画ですのでお楽しみください。
今回は、この企画で誕生したユニット
ねじまき雲の「ねじ」と、かうひい堂の「まき」氏の名前を冠した
「ねじまき堂」の豆
イエメンとメキシコを100gづつセットにした
200g珈琲豆販売もございます。
大量に仕込みましたので、是非この機会にお買い求めください。
もしも余れば国分寺でも販売できれば良いのですが、
その時はまたお知らせいたしますね。
それでは宜しくお願いいたします。
今月末8月31日(土)はお伝えしておりました通り
青梅にてイベント「料理された童話の旅」開催につき
国分寺店の営業はございません。ご注意ください。
それに伴いまして、イベント準備として
8月30日(金)国分寺店は臨時休業とさせていただきます。
ですので国分寺店につきましては
30・31とお休みとなります。
翌9月1日(日)は営業いたしますので宜しくお願いいたします。
☆イベントご参加くださる方々、
ご予約ありがとうございます。
当日は30名を越える大所帯での移動となりますので
どうぞご協力のほどお願いいたします。
河川敷イベントの後「ねじまき雲」にてのイベントについては
前半後半で人数を分けさせていただきますので
ご了承ください。
なお、今のところ天気予報はあまり芳しくはありません。
◎野外イベントのため雨具ご持参ください。
(一応イベント予定地には雨を凌げる避難場所があるところを選んでおります)
河川敷・緑地帯・重要文化財古民家を巡るイベントです。
◎日焼け・熱中症対策のため、タオル、アイスノン、日傘、虫さされグッズ
十分なミネラルウォーターなどもご持参ください。
*なお重要文化財に関し、内部撮影はNGとなっております。
また傷をつける等の行為もなきようお願いいたします。
では当日お楽しみ頂けますよう
心からお待ち申し上げております。
宜しくお願いいたします。
青梅でお店をはじめた頃からずっと通ってくださっている
常連さんがいる。
私はきっかけがないと、他人の人生に首はつっこまない。
他人の世話が焼けるほどの器もなければ
興味のないことは、言い方は悪いが面倒くさいのだ。
なので、あまりお客さんと個人的に親しくなることは無いヒキコモリ体質。
でもだからこそ、ある縁に余計な縁は、ない。
心地よい縁は、何度も練っていくうちに、広がりをもっていき
新たな心地よい縁をふっくらと膨らませてくれる。
そういう面倒くささは、愛おしい。
彼女と話したきっかけは何だったろう?忘れてしまった。
最初は今の仕事はしていなかったように思う。
その後、数年通ってくれるうち、その時々の
楽しみや苦しみを聞いたり、励ましたりもした。
そうして自分も、励まされていたのだと思う。
その人はいくつかの仕事を経て、パン屋になった。
そして私は、偶然そのパン屋さんの本店近くでお店を作り始めた。
国分寺で物件を決めた時、不動産屋でそのパン屋さんの
割引券をごっそり貰った。
毎朝、そのパン屋さんのパンを食べた。
壁を塗りながら、甘いツイストドーナッツ。
蛇口をバラしながら、焼きそばが中に入ったマヨネーズたっぷりの焼きそばパン。
机を作りながら、塩豚の入った香ばしいパン。
ちょっと休憩、真っ白い赤ちゃんのお尻のような白パンと珈琲。
ちょうどお店が完成した頃合いで、割引券は底をついた。
ねじまき雲(陽)の誕生活力源となったそのパン屋さん
「キィニョン」http://www.quignon.co.jp/
フランス語で、パンのはじっこという意味だそうだ。
お店が再開すると、
キィニョンさんのスタッフになったその常連さんは
また珈琲を飲みに顔をだしてくださるようになった。
キィニョンさんには「リュネット」というフリーペーパーがある。
その常連さんのパン屋さんのご提案で、
ねじまき雲(陽)を、その「リュネット」に載せていただける事になった。
はじっこから膨らんでいく新たなご縁。
珈琲とパンの美味しい出逢い。
お休みの日に、こっそりとねじまき雲で催された
珈琲屋とパン屋さんたちの秘密のパーティー。
試作パンを食べながらのその一幕を、パンの美味しい食べ方とともに
皆様も味わってみてください。
当店の載っている「リュネット」
キィニョンさんはもちろんのこと、当店にもいくらか置いてあります。
ご興味がおありの方は、どうぞご自由にお持ちくださいね。
さて今日も、もぐもぐごくごく
美味しいパンと珈琲と、いいご縁とが
ありますように。。。
以前、雑誌「カフェ&レストラン」で掲載していただいた
記事が、他15人のカフェストーリーとともに一冊の本になりました。
渡部和泉氏著
旭屋出版「小さなカフェの開業物語」http://www.asahiya-jp.com/cafe/index.html#ISBN978-4-7511-1031-7
渡部さんhttp://cafe-cactus.seesaa.net/には昔からお世話になり
新店舗の一部壁の漆喰まで塗っていただきました。
15店すべて素敵なお店ばかりです。
カフェを開きたいと思っていらっしゃる方のみならず
カフェ好きな方にも
単なるハウトゥー本に留まらないリアルストーリーは
ためになる読み応えある内容です。
どうぞネット、あるいは本屋さんでお買い求めください。
暑い。いやむしろ、熱い。
最近天気予報で流れる言葉が「記録的」だけではなく
「千年に一度」「猛烈な」「いまだ経験したことのない」「殺人酷暑」と
なんだか映画の宣伝じみてきて、
皆いかに凄いかを表現するのにやっきになっているようにも
思えます。
こんなに暑いのはきっと
人間が地面からすっかり土を覆い隠してしまったせいではないかと
思います。
こんなお天気でも、
国分寺お鷹の道沿いの水辺や、武蔵国分寺公園の雑木林に足を踏み入れると、
ひんやりとした冷気が土から立ちのぼります。
土は地球の皮膚のようなもの。
ずっとアスファルトなんてもので厚着をさせられていたら
お天道様でズンズン熱くなってしまいますよね。
あぁ・・・だから地球は暑くて暑くて、服を脱ぎ捨てようとして
こんなにも身体を震わせて、もがいているのかもしれませんね。
さて、土があると冬の訪れには、
ザクッとしたちいさなギリシャ神殿がそこかしこに打ち建てられて
寒さをいっそう演出してくれます。
霜柱。
冬に霜柱は寒いけど、夏のねじまき雲にも霜柱は出現して
ヒートアップした心をもヒンヤリ涼しくしてくれるのです。
くるぶし作。夏限定裏メニュー 「しもばしら」¥700
毎年エスプレッソ担当くるぶしが、「暑い」と感じはじめた時に試作を勝手にはじめ
納得がいく出来になると、勝手にGOサインが出る
いつ建つかわからない霜柱。
そしてくるぶしが「寒い」と感じると勝手に姿を消す
夏のマボロシ。
かき氷みたいなフラッペみたいな
ねじまき雲特製フローズンエスプレッソラテ。
食感を出すため製作に恐ろしく手間がかかり能力的問題から
一日2〜3杯しかとれませんので、あったらラッキーくらいな品物です。
メニューには載っておりませんので
ブログを見て、ご注文いただけた方にのみのご提供となりますのでご了承ください。
いくら当店に涼があろうとも、たどり着くまでは
地獄の暑さです。
お盆でご近所のカフェも長いお休みに入っているところが多いので
是非、いくぶん暑さやわらぐ夕方以降にお越しいただけますと
お席も空いていてゆったり涼がとれるかと思います。
ひぐらしの鳴く時分
夕暮れのオレンジとともに、お会いできますように。
申し訳ございません。
所用のため、
8月6日(火)臨時休業とさせていただきます。
お間違いなきようよろしくお願いいたします。
所用のため、
8月6日(火)臨時休業とさせていただきます。
お間違いなきようよろしくお願いいたします。