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COFFEE & GALLERY SALON " you " COFFEE ROASTER " in " 自家焙煎珈琲店 国分寺(陽)&青梅(陰) Since 2006
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ワンダー・ウォール。



次に つなげるための 壁を 作るんだ。


そう 私は 思ったのです。


かつて、その人は誰もいない定休日、美しい白木のテーブルをわが子のように撫でながら
「いいお店だよね~。」と、自分のお店をため息まじりに見渡していた。

子供のいないその人にとって、辛さや夢を共に成長してきたお店は
子供のようなものなのだろうと思った。

私には、不満だらけの自分のお店をそんな風には思えたことがなかったから、
ちょっと羨ましいようであったり、誇りをもってそう言えるようになれないとダメだなと、
反省したりもした。


二か月前の某日、
新たなる夢に向かうため、我が子のようなその空間を去ることを決断した
その人のお店の、解体を手伝わせてもらった。

プロの仕事の詰まった造作は、カフェインテリアの域を越え
まるで一戸の強固なビルのように、
そのお店のオーナーの意志のように、粘り強かった。
解体してみて、いいお店だったことが身をもってより理解できた。

我が子にメスを入れる。それは、壊すことではないのだと思う。
一旦、それは細かく細かく夢の一端となって充填期間の間、保管される。

殺すのではなく、生きるために。生まれ変わるためのプロセス。

「tocoro cafe」というカフェがある。あった。ではない。ある。
三軒茶屋での活動を終えたトコロカフェさんは、形態を変えるための充填期間に入った。
私はその解体で授かった一端の壁材で、小さな壁を作った。

ワンダー・ウォールだ。

あの強固な建築性には遠く及ばないものの、
トコロカフェたるエスプリを込めながらひとつの棚を改造し、
ライトを設置し、腰板としてtocoro cafe壁を取り付けた。

昨日、トコロカフェの上村夫妻が、ねじまき雲との共同プロジェクトである珈琲豆
「トコロブレンド」を袋詰めに来てくれた。
他にも、トコロカフェさんで扱いのあった木工作家 西本良太氏の
トコロカフェオリジナルマドラーや、ペーパーフィルターホルダーを
持ってきてくださった。


それが棚に並び、完成した「トコロカフェ分室棚」が小さく息をし始めた。


カフェ イン カフェ

ねじまき雲(陽)の中にトコロカフェがある。
その棚に、夢の起爆剤たるカフェインが乗っている。

ねじまき雲ではこれまで積極的に豆売りをしてこなかった。
トコロカフェの想念を得て今、

四季の豆「トコロブレンド・スプリング」が
店頭販売される。


トコロカフェ上村氏が、次の大いなる一歩を標すまでの充填期間、
2014・5・9から、トコロカフェ分室棚の様々な試みが動き出す。

詳細は tocoro cafe blog http://blog.tocoro-cafe.com/

をご参照ください。



ちなみに、このブログで登場したワンダー・ウォールとは、実は歌の名前です。

大学時代よく聴いていた「Oasis(オアシス)」という
アイルランド系労働者階級出身の尖った兄弟が中心となった
ブリットポップバンドの一曲です。

当時、ジャージやウインドブレーカーというギャラガー兄弟の出で立ちに
「ジャージかっけ~!!」と思ったりしてました(笑)。

現在は兄弟喧嘩から解散してしまいましたが、

このワンダー・ウォール、いい歌です。

訳してくださっていた方の歌詞をネットで見つけたので以下に。

ご興味おありの方は読んでみてください。


「ワンダー・ウォール」


いよいよ今日がその日,計画を実行する日だ
そうすることで,周囲からはきっと色々非難されるだろうけど
もう薄々気づいてるんだろ?
何をやらなきゃいけないのか
だけど,他の人は,こんな風には思ってくれない
こんな気持ちなのは僕だけだよ

あちこちから色々うるさく言われたけど
心に秘めた決意は変えられない
今までだってそうだったし
その程度のことで,気持が揺れたことは一度もないはずだ
だけど,他の人はこんな風には思ってくれない
こんな気持ちなのは僕だけだよ

これから進んでいく人生という道のりはどれも曲がりくねって真っ直ぐじゃない
すんなりとは行かなくて,辛いこともきっとある
何を目印にすればいいかもわからない
山ほどあるんだ
(君に)言ってあげたいことが
なのにどういえばいいのかわからない

言っただろ?
僕を救える人はひとりしかいない
そして君がその人なんだ
色んなものから守ってくれる,君がその魔法の壁,ワンダー・ウォールだ

本当は今日が「その日」になるはずだった
だけど決行しなかったから
もう非難されることはない
だって,君にもある程度
しちゃいけない事がわかってたから
だけど,他の人は,こんな風には思ってくれない
こんな気持ちなのは僕だけだよ

これから進んでいく人生という道のりはどれも曲がりくねって真っ直ぐじゃない
すんなりとは行かなくて,辛いこともきっとある
何を目印にすればいいかもわからない
山ほどあるんだ
(君に)言ってあげたいことが
なのにどういえばいいのかわからない

言っただろ?
僕を救える人はひとりしかいない
そして君がその人なんだ
色んなものから守ってくれる,君がその魔法の壁,ワンダー・ウォールだ

前に言ったよね?
僕を救える人はひとりしかいない
そして君がその人なんだ
色んなものから守ってくれる,君がその魔法の壁,ワンダー・ウォールだ

多分これからは,君が僕を救ってくれる
挫けそうになっても支えてくれる
この辛い世界から
僕を守ってくれるんだ












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