COFFEE & GALLERY SALON " you "
COFFEE ROASTER " in "
自家焙煎珈琲店 国分寺(陽)&青梅(陰)
Since 2006
鉛色の腹を青空に引き摺りながら、
一匹のジェット機が遠い彼方にごわんごわん吠えている。
私は飛行機に詳しくないから、
戦いそうなシルエットは全部ジェット機と呼んでいる。
「府中からかなぁ」
「あの音、不安」
隣を歩く相方のくるぶしが、
トイレでも行きたそうにゾワッとして呟いた。
「そーかなぁ?」
「凄く不穏。でも平和な感じもする。夏っぽいよね」
彼女は、さも説得力あり気に言葉を発するが、
ちっとも脈絡なく、思いがけない着地点に話しが落ちてゆく。
「はぁ?ん~夏っぽくは、あるかなぁ・・・」
国分寺断崖の急坂を、赤いママチャリを押して前ゆくオバチャンが2人。
アスファルトの熱で、お尻がゆらゆら揺らめいて蜃気楼のように遠い。
ミンミンゼミ、つくつくぼうしの騒々しいヘヴィーメタルを聴きながら、
赤い鉄の塊を押し上げ揺らめくオケツを見ていると、
ジェット機の音が不思議と夏っぽく聞こえるものだ。
夏だな。でも平和な夏なんてあるもんか。
ジェット機の音は不安なんだ。
平和な気にさせられてるだけだ。ずっと戦争なんだ。
何だって色んな悲惨は何一つ終わってなんかいない。
置き去りにされてるだけで、また上塗りを繰り返す。
それを忘れぬことだ。
暑かったって何だって、確固たる個である限り、
私たちは絶望なんかしない。
地球がひっくり返っても私は何処かで黙々珈琲を煎っているだろう。
不安な晩夏は、珈琲で吹っ飛ばす。
緩く涼しげなカフェなんて、辞めだ。
渇れるまで鳴く蝉時雨のようにあくまでもへヴィーに。
此処で淹れ続けることを選択した私たちは
不穏を含んだ常軌など逸して
残暑を乗り切るんだ。
涼しいのは、ヒグラシの声だけで十分だ。
ねじまき雲のサマータイム
「ストイックサマー」
実験的に営業時間を平日に限り
17:00~23:30
ラストオーダー23:00とします。
クーラーがきかないので日中は暑いのです。
土日祝日は通常通りの時間
14:00~22:00営業です。
さらに全日珈琲以外のソフトドリンクを廃止。
リンゴジュースもジンジャーエールも当然ココアもありません。
珈琲が飲めないお子さまが飲むものはありませんので
大人ではない子供は入れません。
珈琲の飲めないお子さまはご入店をご遠慮いただきます。
乳幼児もご遠慮いただきます。
二人以上のご入店(二人まではOK)、三人からのご入店も禁止といたします。
珈琲も、カリタブレンド、サイフォンは無し。
水出し珈琲は通常版に加えコンデンス入りとマイルドの3種類に増加。
カフェオレのアレンジを一種追加。
ストレートを増やし、ネルドリップを二種追加。
アルコールも増やします。
ストイックといいつつスイーツは消しません。
画像は先日からの残暑バージョン白あん羊羹。
「塩キャラメルの白あん 金平糖のせ」
塩キャラメルで熱中症対策と、
夏の終りの花火のような
昔懐かしい金平糖をトッピング。
昔はメジャーだった日本の駄菓子も、いざ買おうとすると
売っているところが無くて困ります。
今時の子供には受けないのでしょうか。
だからこそ、大人が食べよう金平糖。
サマータイム期間:8月31日(月)~9月6日
*延長の可能性もございます。
その場合はこちらのブログでご報告させていただきます。
☆9月は岡山県へ出張珈琲につき
9月9日~15日はお休みとさせていただきます。
ご了承ください。
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