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自家焙煎珈琲店 国分寺(陽)&青梅(陰)
Since 2006
天気予報図の日本列島は毎日真っ赤。
年々暑くなってその内日本はゆでダコになるだろう。
インドでは道路が融けたそうだ。インドカレーもびっくりだ。
この季節になると塩飴とか塩ドリンクだとか
塩入りの何かが熱中症対策に出回る。
人の身体は海と同じだから、塩無しには生きれない。
ウチでは今年も、相方のくるぶしが梅干しを漬けた。
ザルの上で干され、粉を吹いたようで薄桃色にもちりとなった肌から、
ふわり甘い香りが漂う。
手塩にかけた梅は酸っぱいより、果物のような甘い香りがする。
その香りと裏腹に口に含めば、死海を放り込んだみたいにガツンとしょっぱい。
でも、しょっぱい梅干し一粒とヒトカケの昆布をコップに落として
お湯を注げば、じわり慈味が染みだして香りがたつ。
夏の暑さにはぴったりの、
熱中症予防塩梅スープになる。
海は塩分濃度約3%。死海は20%以上というから、
塩分18%のウチの梅干しは死海寄り。
そのままだと頭の中に星が出そうなしょっぱさだ。
ちなみに38g使って100ml抽出する当店のスタンダードなブレンドは
塩分に例えると濃度38%ということになる。
死海越えの濃さが通常品質なのだから、
激死珈琲店である。
塩のことを考えていたら、子供の頃やった塩の結晶作りを思い出した。
針金なんかに糸を巻き付けて塩水に浸すと、
糸についた結晶が霜柱みたいにキラキラ育っていくのだ。
目に見えなかったものがこんな綺麗に形を変えて姿を現すのだから、
不思議と思わずにはいられなかった。
塩の霜柱…
珈琲も、凍らせて結晶化させると霜柱になる。
今年もはじまります。
不思議の夏のねじまき雲名物
「霜柱」
梅干し作りの匠、くるぶしが抽出する特濃エスプレッソを
手間をかけ星屑のように生まれ変わらせて作る、
杯数限定、期間限定、ブログ限定の隠れメニュー。
通常メニューには載せないので、
この告知を知る人じゃないと注文出来ないのです。
知る人ぞ知るねじまき雲の熱中症予防です。
何故こんなこっそりやるのかって?
作るのが大変過ぎて量があまり作れないのです。
夏の魔法は溶けやすいので、
お早めにお召し上がりください。
ご注文の際は
「霜柱ありますか?」と、
こっそり濃度100%でお伝え下さい。
*8月7日(金)「霜柱(しもばしら)」解禁。
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