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自家焙煎珈琲店 国分寺(陽)&青梅(陰)
Since 2006
前回のお話しより、少し時間をさか戻る。
フーミンのバイク、チョッパーじいさんを
修理するために立ち寄った、子供ばかりの街で、
出会う少年「アルク」。
さらわれた母「ルナ」を助けるため
自転車レースに参加し、その優勝賞金で
飛び魚飛行艇「ボラボラ」のエンジンを完成させようと
奔走するアルク。
手をかすグスタコ一味。
そして、倉庫に隠れてボラボラを造る
ルナの恋人、凄腕エンジニアの「シュウ」と、自転車造りの天才「チャリモ」。
「よしっ!!チョッパーのエンジンを治してくれるなら、ボラボラの装甲はオレの
銅板でなんとかしよう!」と意気込むフーミン。
密かに、アルクに想いを寄せるみゆきは、造りかけのボラボラにソッと命を宿す。
飼い猫の「マツケン」は、グスタコをエサと間違え、つけ狙う。
アイは少しでも金を稼ぐため、クマの着ぐるみを着せたネジを連れ出し、今日も街はずれで
こっそりクレープを売りさばくのであった。
「まったく!男どもは、夢ばっかり追うんだから!お財布事情ってもんをもっと考えなさいよネ。」
と、カリカリしながらも、男どもの夢に付き合うのもまんざらでは無い様子のアイなのであった。
暑さでうすれゆく意識の中、ぼやく男が、ただ一人いた。
「着ぐるみって、何?僕の自転車をバラしてレース用にするって・・・・何?」
涙と汗と鼻水が入り混じる中身を、まったく想像させない
満面の笑みのネジグマの着ぐるみ。
と、またひとしきり空想をしたところで、
3月あたり、「ねじまき雲」自転車企画を考えております。
詳細は次号を待たれよ。
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