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自家焙煎珈琲店 国分寺(陽)&青梅(陰)
Since 2006
加藤けんぴ店http://www.kato-kenpi.com/
4店合同イベント
「加藤けんぴ店に全員集合!」
略して加トケン祭り。・・・略になってませんが、
特に混乱も無く、ほのぼの無事一日目を終えました。
お越し下さった皆様どうも有難うございました。
先日撮りそこねた加藤さんのおにぎりも、ほらこの通り。
海苔も米も梅干しも、つややかに輝いています。
明日も沢山のご来店に備え、只今絶賛仕込み中のようです。
おかずも、ほらこの通り。
張りがあってみずみずしいヒジキ。
ジューシーで甘辛すぎぬ切干だいこんや
風味が生きているとろける出汁巻き卵などなど。
おにぎり三つは欲しくなるラインナップです。
さて、明日はいよいよ
「ことり」さんの代表で
「バードハウスプロジェクト空の家」http://www.soranoie.org/index.html
の主宰でもあるバードさんこと、斎藤さんの
バードハウス&バードフィーダーワークショップです。
上の画像は、私の家に飾ってあるバードハウスです。
バードさんからいただいたものを
私がアレンジして作りました。
家の中なので鳥はやってきませんが、
インテリアや小物入れとして
こういう楽しみ方もありかなと思います。
ふと、これを作った当時バードさんと交わした会話を思い出しました。
「バードさんは鳥好きだから、見れば鳥の名前とかすぐ分かるくらい
詳しいんでしょうね」
「いぃやっ!ぜんっぜん!ハッハッハ!よくそう言われっけどネ。
どーでもいいっしょそんなん。ぜんぶ鳥は鳥!」
「えっ!!?そうなの??」
「名前なんてそんなん、人間が分かりやすく区別すんのに
勝手に決めてるだけだかんね。
『俺は鳩』とか『俺はムクドリ』とか思ってないかんね彼ら自身は。
ぜんっぜん重要じゃない。みんな可愛い~!!!
あっ!鳥だ!でいいっしょ」
「ん~っ・・・なるほどぉ」
鳥が好きだからといって、鳥の名前に詳しい必要はないのかもしれません。
たしかに総ては人間の尺度で考え、名付けられたものです。
好きである証という尺度ですら、
人間は無意識にそういうものの詳しさで計ろうと
する生き物なのでしょう。
彼にとって空を飛ぶものは、皆素敵で自由で美しく凄い。
それでいいのだ。
なんだか真理だな。と思ったものです。
そんな男が
明日15時からワークショップをやってくださいます。
バードハウス¥1500 4名定員
バードフィーダー¥200 10名定員
場所はことり前。雨天はことり内。
時間がないため色塗りはありません。
持ち帰って各自でなさってください。
詳しい説明はバードさんからあります。
お申込みは
pepin0903@gmail.com
まで。
〇 お名前 参加人数
〇 作りたいもの バードフィーダーかハウスか両方か
を明記ください。
参加は埋まっていなければ飛び入り参加もOKです!
おにぎりを食べながら、
お子さんも大人も楽しみながら親子で作るのも
楽しいかもしれませんよ。
イベント詳細は、前回のブログ記事をご覧ください。
余談ではございますが、こちらは「ことりしんぶん」
「ことり」はバードさん夫妻が営む訪問介護事業所です。
画像の「ことりしんぶん」は懇意の方向けに発行された第一号なのですが、
これがびっくりするほど、隅々までいい読み物なのです。
あまりの素晴らしさに
読んだ後すぐさま読み返して、腕を組んで考え込んでしまうほどの内容です。
こんな素敵な方々がご近所さんになってくれて、本当に良かったと思います。
イベントには直接関係ないのですが、あまりにいいので、
彼らに許可をとり一部の記事を抜粋し
ここにご紹介させていただけることになりました。
長文ですので、お手すきの時にでもお読みください。
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『98歳、夏を乗り越える!』
夏の暑い日に、ひとりのおじいちゃん(98歳)が退院してきた。
エレベーターのない団地の3階。
ガタイのいい介護職員がおじいちゃんをおぶって階段を昇る。
自称「極楽とんぼ」のおばあちゃん(88歳)のコレクション(洋服)は
高さ2メートルの連峰となってどこまでも続いている。
冷蔵庫からはあたたかい風が出ていて、窓はベランダの荷物に塞がれて開かない。
エアコンはカビで黒くなっている。
35度を超える日々に気圧されて、徐々に衰弱していくおじいちゃん。
まず、環境整備からと、風を通すためにベランダのゴミを出し、
窓を開け、エアコンを掃除した。
そして、部屋に風が流れ始めた!
でもおじいちゃんはなかなか食事を摂らない。水も飲まない。
何かを身体に取り込むということは、それだけで体力を使うから無理もない。
こういう時、まず勧めるのは経口補水液「OS-1」。
だけどお口に合わないみたい。
おじいちゃんはムッと口をつぐんでしまった・・・。
おばあちゃんと息子さん(お見舞に来た)は口を揃えて言う。
「頑固でしょー」
このままだと・・・とみんなが心配したある日、
ある飲み物がおじいちゃんの心を捉えた!!
それは甘酒!(やったね、おばあちゃん!)
ちなみに、甘酒の主な成分はビタミンB1・B2・B6、葉酸、食物繊維、
オリゴ糖、アミノ酸。そして大量のブドウ糖。
江戸時代から頼りにされてきた、別名「飲む点滴」。
しかもこってりとしたのど越しは、
嚥下(えんげ:飲むこと)機能が低下した方にも都合がいい。
「もともと親父は酒飲みだったから」
と息子さん。
赤い甘酒のパックを手に取るおじいちゃんを見て、
ぼくたちはほっと胸をなでおろす。
2日間はほぼ眠り続け、目覚めて甘酒を飲み、また2日間眠る。
そうしておじいちゃんは夏を乗り越えた。
9月を前に、涼しい風が吹いたある日。
「秋が来ましたね」
と声をかけると、おじいちゃんは目を丸くして言った。
「アキ?会えたのか?」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ほっこりしますよね、オチが。
それだけでなく、考えさせられもするし、ためにもなるお話しです。
歳を取って動けなくなったら彼らに訪問介護してもらいたいですが、
考えてみたら同い年なので無理そうです。
国分寺にお住まいで、介護のご相談がございます方は
是非「ことり」まで。
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