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自家焙煎珈琲店 国分寺(陽)&青梅(陰)
Since 2006
マスミツケンタロウ個展「bird songs ねじまきの森」
昨日から始まっております。
展示に先立ち、マスミツ氏http://www.house-jp.org/のアトリエを訪ねました。
マスミツ氏はもともと当店よりほど近い国分寺で活動しておりましたが、
山梨は北杜市へお引越しし、更にスケールの大きい環境で
作品創りに取り組んでおられます。
自然に囲まれたアトリエはピンクとミントブルーのコントラストが美しい
平屋一軒ほどの大きさ。
まるでマスミツ氏の到来を待っていたかのような佇まいです。
アトリエの入口には氏の作成した革小物が下がっておりました。
金属の持ち手のアクセントが作家の個性を感じさせる一品です。
マスミツ氏はモビール製作の大詰め。
アトリエ前の裸の枯枝が、擦りガラスへ抽象的な影を落とします。
作業机の工具の草原に隠れるように羽を休める鳥が一羽。
すでにそこにはねじまきの森の片鱗がありました。
真剣にモビールを見つめるマスミツ氏。
より難しいバランスを攻め、曲線を締めていきます。
鳥の羽のように風を受け回るための面。金属板は支点から
放射線状になるよう配置されます。
この平面。じつははじめから鳥についていたわけではないそうです。
23日のワークショップ(前回ブログ参照)の版画にも使われている
平面型からフィードバックされ、回る鳥たちが誕生したのです。
異なる作業から相互に気づきを得て完成されていく作品群。
氏の楽しむ姿勢が産んだものたちだから、見る者にも気づきと楽しさを
与えてくれるのですね。
生まれたての線たちと
淡い銀色の野を滑空する穏やかな金属。
ねじまき雲で、鳥たちは時と空間を羽ばたきます。
是非、冬の森へ狩りにいらしてくださいませ。
今展はモビールが主体ですが、
マスミツ氏に、その他の作品を追納していただきながら、
何度お越しになっても新たな発見を楽しめるよう
変化する展示になる予定です。
よき出逢いのありますことを。
「bird songs ねじまきの森」
12/18(金)~12/29(火) 24(木)休み
14:00~22:00 LO21:30
*20日(日)は青木隼人氏演奏会のため
LO19:30、20:00までの営業となります。
*23日(水)はワークショップ営業となります。
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