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COFFEE & GALLERY SALON " you " COFFEE ROASTER " in " 自家焙煎珈琲店 国分寺(陽)&青梅(陰) Since 2006
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    とらえたのか      とらわれたのか     見方によって変わるけど



                   残されたのは     



                 ただ       透明








PR







ふかい海の  青い  キオク 



    写しだされる   波間のしじま     

  

    
























cc-155.jpg


















「どうだね?そろそろワシの代わりに世界中の子供たちへ
笑顔を届ける仕事をしてくれる気には、なったかね?
一日だけでいいんじゃ。
何十億もの小さな喜びの瞬きが見れる。いいもんじゃぞ~。」

「いえいえ、日本の大人にでさえ、
珈琲の笑顔を贈るのに私の腕では
毎日やってもあと百年以上はかかるでしょう。
申し訳ありませんが、まだまだ三太にはなれません。
ねじまき雲のネジに、代わりはいませんからねぇ・・・。
他、あたってください。」

「あと百年・・・ワシ、それまで生きてられるかのぉ・・・。」




とかなんとかってやりとりが、あるかないかは分かりませんが、


明日11・29(木)14:00~19:00は


東青梅「ギャラリーカフェ パセアール」さんhttp://www.pasear.jp/にて
企画展中の『パセアールの贈物展2012』に合わせ「ねじまき雲」の出張珈琲があります。

ひさびさの出張珈琲です。


今回出展しております、パセアールマイルドブレンド豆を
私がドリップいたします。
他、二種ストレートと、カフェオレがメニューです。



少ないお時間ですが、どうぞ他作家さんがたの素晴らしい作品も見がてら
冷えた身体を温めにいらしてくださいね。



ちなみに、
けっこう有名な話しではありますが、
サンタさん、赤い服のイメージが定着しているのは
コカ・コーラ社の広告戦略の結果って知ってましたか?

それまでは、いろんな色のサンタさんがいて
どちらかというと聖人にちかい人間くささのある人物だったようです。


当時のコカ・コーラの風評被害「コカだけに、コ〇イン入ってんじゃないの?」を
払拭するためのキャラクター戦略だったとも言われているようですが、

まさかここまで後世に真っ赤なイメージを残すとは
当時の広告担当者も思わなかったでしょうね(笑)。

イメージの一人歩きって、探すと案外とあるものなのかもしれませんねっ。


「ねじまき雲」のイメージって、赤?緑?青?黄色?う~ん。何色かしら?


あ、ちなみに私の「パセアール」さんのイメージは、芝生色です。


 

 








スルメと玄米で育った強いアゴがそうさせるのか、
一生分のやわらかなスポンジを食べ尽したからこうなったのかは
分かりませんが、

私、歯ごたえのない、どこまでもふわっとした、スポンジ生地が苦手です。



特にシフォンケーキが。



私は、牛さんのふんだんに居らっしゃる北海道で生まれ育ったおかげで
甘くて頬がとろけるような美味しいお菓子には
事欠きませんでした。

レーズンの入ったバタークッキーや、
ハスカップの入ったキャラメルに、
生チョコ、夕張メロンのゼリーにソフトクリーム
ショートケーキ。

そしてシフォンケーキ。


「くるみや」という、シフォンで有名なお店のものも好きだったのですが
私の記憶にあるのは「六花亭」の、いろいろなクリームの入った
小包になった楕円のシフォン。

お家で、外で、おじいいちゃんの車のなかで。
手軽にパクパク大好きなシフォンケーキを食べまくったせいか、
あるときを境に、ふっつり、アゴがシフォンを受け付けなくなりました。

抜群なショートケーキも最上のシフォンも、食べるとアゴが「イラッ」としてしまうのです。
大好きなシフォンが、大好きだったシフォンとなりました。


だから私のアゴがイラッとしたらそれは、最上のシフォンということ。
何故か素人の作ったようなボホボホでゴアゴアのスポンジ生地は
なんなく食べれちゃうんですから、不思議なもんです。
もちろん腕利きが意図的に、もっちりしっとり焼き上げたスポンジ生地は大好物です。




さて、話しを現在にもどし、当店が青梅で休業してすぐ、

常連さんの間で噂になっていたお店がありました。

私もときどき、駅前やお店の前で見かけてはいたのですが、なんせ常に歩いているところしか
見たことがなかったので、なかなか買う機会はありませんでした。


それも焼き芋ならぬ、シフォンケーキの引き売り屋さんなのです。


話題の中心人物となったその人は「ちゃんちき堂」というおかしな名前の
おかしな方でした。
だからこそおかしな「ねじまき雲」無き後、急速にネジマキストたちの間に
浸透していっているように思えました。
なんたって、おかしな位美味しいシフォンケーキらしいのですから!


しかし、とにかく歩いているのが好きだというおかしな店主さんから
シフォンを買うタイミングもなかなかつかめず
時は経ちました。




そして「ねじまき雲」が青梅で再開すると、有り難いことにその方が
珈琲を飲みに来てくれたのです!

その方の作るシフォンケーキったら・・・

旨い!!!

織り込むフルーツなどの素材を活かした甘さと、
どこまでも優しい味と香り。

そして、最高に


「イラッ」とする!!!


久々に味わうイラッと感と優しい味に、なんだか走馬灯のように
幼い頃の記憶までもが
ひと噛みごとにフラッシュバックして郷愁さえ誘うような
心を惹きつける味なのです。


聞けば、ご主人は、北海道人。

「やっぱりなぁ〜。」と思ったら、あらら?
このシフォンケーキ、沖縄人であらせられる奥様のお母様の味なのだそう。
「なんくるないさ〜」と「いいんでないかぃ〜」の、
暑い地と寒い地なれど、どこか似たほんわか気質を合わせ持った
ハートフルでピースフルなコラボレーションだったようです。


そうして急速に親交を深めていったある日、


「ちゃんちき堂」さんが出店したイベントでコーヒーシフォンがあることに
気づきました。
沖縄の珈琲を使っているのだけど、もう使えなくなるからどうしよう・・・とのこと。

そんなことなら、がってんネジの助!!
同郷の同志にヒトはだ脱がない訳はない!!ってことで、

お互い、柔らかい人柄ながら、ねちっこい追求開拓屯田精神で


あの手この手で試作に試作を重ねて頂き


ついに、「ねじまき雲」の珈琲を使ってもらった

「ちゃんちき堂」特製


マンデリンシフォン が誕生いたしました。



ほろにがく香りたち、なお優しく包み込まれるような甘さをもった

どこまでもふわっと、雲のように脳裏に溶けゆく

最高のシフォンケーキ。




なんせ、とにかく何より、歩くのが好きな「ちゃんちき堂」さん。
同じ処に長く留まってなどいられないのです。

青空の下
チリチリと
カウベルを鳴らしながら
もくもく歩くその人を
もしも見つけたならば、
声をかけて
ふかふか一緒に歩きながらでも
しあわせなふわっと達を
手に口にしてみてください。

広がるおいしさを青空いっぱいに。。。


「ちゃんちき堂」http://www.chanchikido.jp/



試作を重ねるうち、ネジ臭が強すぎてボツになった
しとっともっちりド変態コーヒーシフォンも誕生したのですが、

そのうち何かスペシャルな機会に、皆様にご披露できる日がくると

いいですねぇ〜。




では、今日も、良い珈琲日和で、ありますように。










11・26 〜 12・25


上記期間、東青梅「ギャラリーカフェ パセアール」さんにてhttp://www.pasear.jp/
「パセアールの贈物展2012」が開催されます。

総勢24人の作家作品が展示販売されています。

去年も参加させていただきましたが、
今年も当店は豆の販売で参加させていただきます。

昨日、画像のイラストパッケージのお豆を納品してきました。

期間限定販売ですのでお早めに。


なお、11・29(木)14:00 〜 19:00 は

テディベア作家、外間氏のワークショップに合わせ
出張珈琲もさせていただきます。


青梅で平日長い時間を通しで珈琲を淹れる機会もあまりなくなりましたので
ご近所のかたはこの出張珈琲を楽しんでいただければ
幸いです。






つい昨日のことのように思えるのに

上高地にテント泊したのが、もう先々月。


きっとあの時の寒さが、今の東京の寒さにリンクするから
そんな気がするのかもしれない。

あちらの樹々は紅葉も終え、落ち葉の冬支度かしら?


前回のブログでも書いたけど、時が経つのはホントに早い。



そして、今月も、あっと言う間に ネジ テンポ ボーラ 
珈琲とピザの会が今週水曜日21日と差し迫りました。


旬の素材を旬の時に。

今回のお題は、チリメンジャコ。


いわし等の稚魚で、しらす干とも呼ばれる
4〜6月、10〜12月が旬の素材のようです。
地方によっては呼称も一緒くただったり
大きさや、乾燥度合いなどによってジャコとシラスを
区別している所もあるようです。

ちなみに当店のエスプレッソ担当くるぶしは
静岡は掛川出身。
のくせにお魚嫌いですが、このイワシ類の稚魚は好きで、
生しらすを食べて育ったようです。
彼女にはじゃこよりしらすという呼び名のほうが
親しみがあるみたいですね。



季節のピザを
天然酵母ピザカフェ「イル テンポ ボーラ」さんに
青梅のねじまき雲に出張していただき、
珈琲とピザとを食す会も、もう冬の足音となりました。

青梅は寒いので厚着でいらしてくださいね。


11月21日(水)20:00〜24:00 LO23:00


*この時間帯は予約無しでご利用いただけます。
お席が少数で、お時間がかかりますゆえ、お待たせしてしまう場合が
ございます。何卒ご了承ください。

*なお、同日21日の昼の部、予約制珈琲は予約終了となります。
またのご利用を宜しくお願いいたします。






まったく関係ありませんが、


ジャコメッティという芸術家の作品が好きで
言う事もなかなか変態的で好きです。

針金のように細くて長い不思議な彫刻作品を創った人です。

世の中いろいろな重みや表情を内包したものを
移り変わりをないがしろにして表現することは難しい。的なことを
言ったりします。

ああ、

ジャコに内包された、小さなタコや、アミを見つけた
あの当たり感ったら、チョコボールのエンゼルマーク見つけた時くらい
嬉しいんですよね〜。


ジャコメッティからジャコという呼び名がついたかどうか分かりませんが(笑)
針金のように細くて、とらえどころのないジャコを
時の移ろいと重みとともに、楽しんでください。







足下でカサつく落ち葉の横を、ついこないだまで肌もあらわに闊歩していた人々が、
長い布切れに身をくるみ当然な顔をしてホット・コーヒーを欲しながらカサカサ通り過ぎる。

まだ半袖短パンでサンダルを履いて
カロチンの効いた黄色い野菜ジュースをチュウチュウやりながらうろつく私が、
なんだか置いてけぼりを食らったように気違いじみて恥ずかしく思う。

季節も何もかも、私などお構いなしに
過ぎ去っていくものだ。


秋になると申し合わせたみたいに木々は葉を丸刈りにして出家し、
あるいは思い思い頭を赤くしたり黄色にしたりして、不良化する。

秋は紅葉。そんなことは皆知ってる。

でも何故、恋をしてるわけでもないのに誰のために赤くなるのか?
なんてことは、当然のこととして考える余地もなく、誰も気に留めやしない。
ただカサカサ過ぎてゆくだけなのだ。

考え無しに明確な「答え」だけは用意されている「常識」は沢山あるのかもしれない。
世の中が「答え」だけを求め、そこにいたる「お知らせ」だけを
欲しているから、きっと「なぜ?」という過程を探ろうともしないからだろう。
そんな時間が大人にはもったい無いのかもしれない。
そしてすべては、画一化されゆるやかにして確実に過ぎ去ってゆく。

ピストルと同じ時速1400kmで回る球の上にいる私たちは、
バンッと撃たれてる間に感傷的になる暇など無いのかもしれない。

それでも秋は、

なんだか人の心も足もとめ、
時速200kmで廻る血を、アントシアニンのように赤く高揚させる
何ものかをはらんでいるように思う。


少し立ち止まって野川のたもとのその店で、
ホット・コーヒーでも待ちながら、
人々はその珈琲店の窓から覗く何ものかの樹が、
早く紅葉しないか、時を過ごすのだろう。


野菜ジュースの黄色を身体にたくわえた私は、
「ねじまき雲」でユキワのポットを湯で満たし
コーノのドリッパーにムクムクとハンバーグの山を作る。


桜の樹のある橋のたもとの鴨は、

鳴き声知れず、ただプカプカ鯉とたわむれている。





さて、
「ねじまき雲」は毎度お知らせ無しに、あるいは事後報告的に
突然通り過ぎてゆくお店です。

やれやれまたか、という感じでお馴染みですが

「ほうじ茶ラテ」にはもうリンゴのサーフボードもレモンのサーファーも
浮かんでおりません。

秋が、浮かんでおります。

「なっつラテ」に、春から浮かんでいた桜の花びらも描かれてはおりません。

秋が、描かれております。


夏に起つ「霜柱」は、エスプレッソ担当「くるぶし」の

「寒い。」

の一言で一昨日終了いたしました。

当然夏限定「レモンゼリー」はとっくに終了いたしております。


また来年。。。と言いたいところですが、来年当店が存続している保証は
なにもありません。


いつ過ぎ去るか分からないもの、カフェ以外にも沢山あります。

会いたいたいときに、飲みたいときに、そこへ。
足の軽い秋のうちに、その時しかないその時を、通り過ごしてしまわないように

過ごしましょう。









すっかりご報告が遅れてしまいましたが、


トコロブレンド秋味、オータム 「トコロカフェ」さん店頭にて
販売中!!




盟友「トコロカフェ」さんhttp://tocoro-cafe.com/との
四季の珈琲豆企画も早二年目。


当初
四季おりおりで目と舌と心を楽しませてくれるような
和な季節感を盛り込んだ、
提案するドリンクに
とこなつ生まれの珈琲もなりえないだろうかとの
共通の想いで始まった
トコロブレンド。

二年目も、企画はそのままながら
進化し、変化し
秋となりました。

オータムは前年と同じくレシピなどの変更はございませんが、
より飲みやすく焙煎度合いを変えてあります。


トコロチルドレン加藤さんのブランド「flip-flopと」http://flipflop-to.blogspot.jp/の
芋けんぴとの相性もご好評のようです。



トコロブレンド オータムのご注文方法その他詳細は
「トコロカフェ」さんのHPにてご確認ください。



なお、トコロカフェさんは明日10・20(土)から
トコロカフェさんの器をオーナーさんと共同企画制作なさっておられる
岡田直人さんによる器展「tocoro展」が開催されます。
開催期間は展示販売のみ、カフェ営業はございませんので
ご注意ください。

その後は長めの臨時休業がありますので
この展示の機会にトコロブレンドも器と合わせてお楽しみいただければ
幸いです。

営業時間の変更などもございますので
トコロカフェさんHPをご確認のほど
重ね重ね宜しくお願いいたします。







最近は、放射線を非常に蓄えることで知られ
食からはめっきり遠ざかってしまったキノコですが、
私たちの代わりに毒素を蓄えて、

森が

気の遠くなるような長い時間をかけて
我々人間の犯した大罪を
浄化してくれているとも
言えるのかもしれません。

そう、「風の谷のナウシカ」の腐海の原理のように・・・。


腐海に分け入り完全防備で胞子と戯れながらヒソクサリを愛でるナウシカのようには
いきませんが、

私たちを惹きつけてやまない
神の造形のごとき色かたちの種々様々なキノコたちを
目で見て楽しむことだけは、まだ出来そうです。


青梅、国分寺両方の「ねじまき雲」には
闇に光を放つキノコが異形の美を漂わせています。

「ねじまき雲」=キノコ

くらいの存在感を与えてくれた超ネジマキストの

「グレイトマッシュルーミング」さん http://mushooming.exblog.jp/


彼は、「同じキノコは二度と作らない。」をモットーに
キノコランプの作成を続けるアーティストです。


先日青梅で素晴らしきキノコランプ展「暗闇きのこ」があったので
お邪魔いたしました。

展示が始まってすぐほぼ完売状態という人気でしたが、
すべてのキノコランプを見てくる事ができました。
珈琲までいただける贅沢な空間の闇のなかで、光り息づくキノコたち。
その心地よさにナウシカよろしく寝そべる人もいたそうな。

彼の日記によると、12月にも青梅で展示があるそうなので
キノコ好きと、ランプ好きはチェックしておいたほうが、
いいかもしれませんね。


もうひとつ、「ねじまき雲」第一号のお客様であり
国分寺店(陽)のインテリアアドバイスから
イスのご提供から何から何までお世話になってしまった陰の立役者
超ネジマキストであらせられる

「パピエコレ」さん http://www.papier-colle.com/

においても現在、山川あかねさんによる不思議な世界「森のハロウィーン」にて
キノコが題材になった素敵な展示販売をされています。

毎、日曜日と11・3(祝)のご営業なので
HPご確認のうえ、



秋のキノコ狩りへ、


お出かけなさってはいかがでしょうか?







海女が獲れたての牡蠣を、男に渡す。

男がその牡蠣を、食べる。


それだけ。


それだけなのに。それだけなのに!大人って!




幼いころ、「タンポポ」という邦画を見て、

私は大好きな牡蠣と生卵がしばらく食べられなくなった。

この邦画。
平たく言うと、ラーメン屋建て直し映画。
食道楽にはたまらない映画だったろうと、大人になった今は思うのだが。

子供ながらにその圧倒的映像に、目を背けたくも釘付けになった記憶がある。


生卵を口移しし合う男女。

旨そうに黄金のベールをハラリと纏うオムライス。

夜中の厨房に忍び込むホームレス。

飛んで顔にピタッと張り付くナルト・・・

みたいなシーンもあったような。


この映画にはラーメン以外に、
食材や料理に関する支離滅裂な短編が、
小噺みたいに織り込まれていたように記憶している。

その一編に、件の牡蠣のシーンがある。


まだ幼さの残る海女が、真っ白な服を着たアイシャドウやくざ(たしか役所広司)に
獲れたての牡蠣を渡す。
男が食べ損ない牡蠣の殻で口を切ってしまい、その血を海女が接吻のように舐めとるような
お話しだった。

もう20年くらい前の話しなので、うろ覚えではあるものの
このシーンは当時の私には理解の出来えないセンセーショナルなものだった。
非常に短いシーンながらも、その中に内包された長い意味あいのような、
言い知れぬ食とエロスのようなものを
幼いながら感じとっていたのだろう。

生牡蠣にレモンとケチャップをかけて食べるのが好きだった私は
それからしばらく牡蠣を食べることが出来なくなったのは、言うまでもない。
きっとそういう経験をした、当時子供だった人は多いのではないだろうか?



しかし、20年もの間記憶に鮮明な映像が残るとは、
改めてこの文章を書き記していて驚きである。


また大人になった視点で、もう一度この映画をじっくり見てみたくなった。

映画ってホント、いいもんですね。



と、まぁなんと長い前ふりですが(苦笑)、、、、


今月の「ネジ・テンポ・ボーラ」

ピザと珈琲の会は、

10・10(水)20:00~24:00 LO23:30

です。


*ねじまき雲昼の部(予約制)は17:00まで



お題は秋の味覚    牡蠣 。



大人な夜は、
ふっくらと焼けたピザ。
つややかにオリーブオイルをまとった海のミルクではじまり、
夜を閉じ込めた
珈琲でしめる。


その後、潰れかけのラーメン屋でしめるも、良し。かもしれませんね(笑)。








私はよく、同業者から差し入れをいただくのです。

いろいろな理由で私の腹にたどり着く

お裾分けたち。

そのどれもが、いつまでも深く記憶に残り続けるのです。

それだけの力が、その人たちの手を経ると、乗り移るのでしょう。





昨今どこへ行っても、田舎でも都心でも

同じ店、同じ選択が出来る時代となりました。

着るも、食べるも、買うも、巨大な複合コンビニエンスな世の中です。


それは、とても安心できることですし、
あれこれ考えずとも、大きなニーズに、大きな基準のもとに成り立っている世界ですので
ある意味、間違いがないのです。

ただ、裏を返すと、どこにも行く必要すらないほど
同じものに溢れ、味気ないものとも言えるのではないでしょうか?

最近ではそのような動きに、個性やナチュラル思考が加わり、
個人店のような企業の出店。
あるいは認知度の高い優秀な個人店を一堂に会した集客性の高いイベントなども
盛んにおこなわれているような気がします。

多くの目が個に向くというのはとてもいい機会のように思えます。
しかしそのため無理が生じたり、せっかくのものが、喜んでいただる状況になかったり
そのためにクオリティを変更せざるをえなかったり。

そんなお話しを聞くたびに、なにか残念な気持ちになってしまうのです。



特に認知度が高くなくとも、多くへの供給はできなくとも、
いつも同じ食材がなくとも、いつも同じ選択ができなくとも、
特に多くの人の賛同を得られなくとも、
そして、多少個性が強すぎて、面倒臭くとも。。。

私のまわりには、ズバ抜けて
特別な、そこへ行く意味のある、そこへまた行きたくなる
作り手が、います。
残念ながら、当店を含め、あまりおおっぴらに表へは出たがらぬ
確固たる控えめ達ばかりです。


だからこそ自分の好きを発見できたり、そのつながりの綱をわたってゆくことで
オンリーワンな美味しさや、
楽しさが人生に装備されていくのではないでしょうか?

ときに、ない野菜があることで今の季節を知り、
均質ではない不確かさや遊びが、実は長く物を活かす工夫だったりを学ぶ。


そういう場が、大きな力ではなく、小さく点と点でつながる星座のように
散りばめられ、大きな夜空を形成してゆく。

小さなお店たちは、毎日がイベントです。
毎日同じように見える昨日とは違う素材と向き合い、それぞれの方法で人と向き合います。


おおっぴらには言えないけれども、知ってもらいたい人には
知ってもらいたい。

運よくか、運悪くか、当店にたどり着いてしまったお客様には、
きっとそういうお店達をご紹介するでしょう。

あるいは尋ねられれば、そっとお教えするでしょう。


国分寺のお店の近くにも、そんなお店があるのです。

点には点の、ルールがあるのです。
そのルールをお守りいただけるように、お伝えいたします。

是非お心に留め置きながら、時代の奥に一閃と輝く星々を、
その輝きを消してしまうことなく
お楽しみいただければと思います。


しかし、なにかと「バランスが大事。」とも申します。
何かに傾倒しすぎず、
大きなものから小さなものまで、TPOで楽しんで
自分に合った暮らしぶりを、自分で探し心がける毎日でありましょう。



では、今日も、きっと、そっと、お店を開けて


美味しい時間を、お裾分けいたします。







ガリガリ君を食べながら


夏の終わりを味わいつつ


日差しの近い山なんぞ、歩いてみたいものです。


それにしてはもう寒いかな?





かねてからお知らせしておりましたとおり
9・25(火)26(水)の両日を臨時休業とさせていただきます。
山でリフレッシュしつつ新しいことでも考えてきます。
だいたい「ねじまき雲」の新メニューや新たな動きは、山や旅の後生まれています。
テントの中ででも何か面白いことが思いつくとよいのですけど、さてどうかしら?




25.26。営業しておりませんので、なにとぞお間違いなきよう、よろしくお願いいたします。










北十字のま白な海岸で


ジョバンニとカムパネルラが拾ったクルミの化石も


幾重もの歴史の折り重なりを湛えたまま、なんとも寂しげな憂いをふくんで


瞬くのだろうか。



星のちいさいのやおおきいのの、

永遠とも思える闇の中で光る輝きのなかに

ちいさな僕らは溶けてしまいそうで怖くて、なんだか溶けてしまいたくもあるのです。



秋思寂光。






まるで宮沢賢治の世界に迷い込んでしまったような作品を作られる

金井一郎氏。


「ねじまき雲」にも、いくつか金井さんの作品があります。

植物の傘のランプだったり、小さな電灯だったり。

お店の一部として世界感を醸し出してくれています。



そんな金井さんの個展が銀座「兜屋画廊」さんhttp://www.gallery-kabutoya.com/
で9・30まで開かれています。


金井さんは精力的に毎回毎回進化しながら作品を産みだし続けておられます。
今回はいつにも増して鬼気迫る生命感をもって、
霊的な浮遊感を伴いながら圧倒される作品群です。

まるでその光のなかに吸い込まれて作品の一部として佇んでしまいそうな。。。

金井さんその人自身は非常に穏やかで壁のない仏様のようなかたですが、
この暑い夏、クーラーもつけず、ひねもす作品作りに没頭なさっていたと聞くと
なんだか自分ももっと生命の灯を燃やさねば!
と言い知れぬチカラももらえるものです。



当店にお越しになるお客様が、よく「これ欲しい!買えますか?」と
お聞きくださるのですが、
金井さんは決まった時期に決まった場所でしかあまり作品をお売りにならないお方なので
是非この機会に、銀座まで足をお運びになってはいかがでしょうか?

画廊のすぐ近くでは、大変美味しいオールドコーヒーが飲めるお店もあったりします。



珈琲を飲みながら


秋の物思いにふけりながら、


淡いランプを懐くのも


また一光。









道具も、 マシンも、 人も、 

ときどき


メンテナンスが 必要だ。






というわけで、再来週の25(火)26(水)は

大変申し訳ありませんが、人間的休養をとらせていただくことに
しようと思っております。


また近々になりましたら、お知らせいたしますので
宜しく御願いいたします。







さあ、さあ、やけた 

やけた やけた おまたせだ。

 ヒジ ヒザ ヒジ 意地 

すりむいたっても  へっちゃらサ。


コールドじゃないよ、ホットだよ。

食べたが勝ちだよ ホームラン。

 ヒジ 生地 ピザ いざ 

のびのび ちーず 。





さて、9・12(水)20:00~24:00

今日は毎月恒例のピザの日です。


今回のメインは、激旨スモークサーモンと、カボチャのピザ の予定。

この時間帯はご予約なしでもOKですので

どうぞお気軽にお越しください。



なにぶんアットホームな雰囲気ですので、

秋の夜長のついでに、けっこうお待たせのドタバタ劇場ですが、

どうかイライラせず、毎度ナガナガお付き合いくださいましたら、幸いです。








悠久の時を経てなお


いにしえから脈々と受け継がれる


ものがある。


山々が育む水。


その水で育まれる野菜だったり。水牛のチーズだったり。小麦だったり。



あるいは、それらを丁寧に錬成した家庭の味、だったり。



いつの時代も、丁寧に受け継がれてきたものは

身体が欲し、消え去ることなく記憶されていく。

そういう記憶を消し去らぬよう、汚してはならぬ「受け継ぐべき」が



あると、おもうのです。




さて、早いもので9月もあっという間に第2週目です。

朝晩はだいぶ秋めいて来ましたが
まだ昼日中は暑いですね〜。

月一恒例のピザ曜日。
新鮮食材の天然酵母ピザカフェ「イル テンポ ボーラ」さん出張企画
「ネジ テンポ ボーラ」も
うかうかしてたら明日になってしまいました。
すっかり宣伝が遅れましてすいません・・・(汗)。



9・12(水) 20:00 〜 24:00ころ LO23:30



水牛のチーズではないにせよ(笑)受け継がれてほしい味の詰まった
ピザ。



今回は、激旨スモークサーモンとカボチャのピザ。
デザートピザは、アプリコットとジンジャーのピザ、の予定。

予定はあくまで予定なので、食材次第で変更になる場合もありますが、
ご了承ください。



しっかりと、


胃に舌に その喜びを  記憶させにいらしてくださいませ。




*ねじまき雲のご予約制昼の部は 17:00までとさせていただきます。







ねじまき雲では

当店の珈琲をお飲みいただき、お気に召していただけた方に

在庫からお分けするかたちで

珈琲豆の販売がございます。



在庫優先ですので、お分けすることができないこともございます。

ご了承のほど。



◎基本的に、ブレンド豆の販売はございません。


◎単品ストレート(シングルオリジン)のみでの販売です。



お値段は、


◎100g ¥700〜  がベースとなっております。



当店の焙煎度合いや志向をご理解いただけましたら、


◎オーダー焙煎も承っております。


◎生豆500g¥3500〜


のオーダーで、煎りあがりが400g前後になりますが、

焙煎度合いをお好みに合わせることができます。

お電話やメール、店頭でのご注文になりますが、

一度当店の珈琲をお飲みいただいた方に限ります。




★卸しについて



当店の珈琲をお飲みいただいたお店に限り、

卸売り価格にて、卸し売りのご相談にのっております。


一緒に味作りをするかたちで、お店にあった珈琲の提案、焙煎、

器具、抽出方法などのアドバイスいたしております。


東京近郊圏内でしたら、

トラブルがあれば、ご相談にも伺えます。


珈琲に限らず、人 対 人 のお付き合いと、上下のない横の繋がりでの


対応をさせていただいております。



理念にそぐわなければ、失礼ながらお断りすることもございますが、


それでもねじまき雲に。と思われましたら、

どうぞお声掛けください。










半熟タマゴみたいな、


中まで火が通ってないようなヤツは  嫌いだ。

オレは ハードボイルド  だからな。


だから珈琲も、


芯まで火の通った、


ガツンと   苦めで濃い目なヤツが    いいんだ。



オレの  生き様  みたいに  ナ 。






さて、国分寺店(陽)には、時間がかかってしまう理由で
ネルドリップのデミタスがありません。

その代わりと言ってはなんですが、

あらかじめ数時間かけて作ってある
ねじまき雲最強の香りと濃度をもつ水出し珈琲があります。

しかし、これも味の変質を防ぎ最高の状態で味わっていただくため
常温かアイスコーヒーでしか
お出ししておりません。変態ですから。


しかし、そこは変態珈琲店。
ネルドリップをメニュー化する前の旧ねじまき雲メニューには
ペーパードリップでネルドリップのような味のデミタスを再現する
「密鉢(みつばち)」というメニューがありました。



そこで、どうしてもデミタスがお飲みになりたいお客様には
国分寺店(陽)におきまして

・メキシコ マヤビニック

・パプアニューギニア ゴロカ

・ブレンド つむじ 

の三種につきましては


ガツンと濃い目の苦めのデミタスをお作りいたします。


「濃い目で。」と言っていただければ
プラス¥100で50ccペーパードリップデミタスをおつくりいたします。
・・・そこそこお時間がかかってしまいます(苦笑)。


「蜜鉢」には、底にあらかじめお砂糖をたっぷり沈めてご提供しておりました。

苦めの濃い目の珈琲には、意外と甘さも 合うのです。

苦いだけじゃなく、珈琲の苦味の底にある豊かさや優しさを引き出してくれる
お砂糖は、魔法のチカラをもっていたりします。

是非半分くらいデミタスをお飲みになったら
「濃い目」のもう半分にお砂糖を入れて飲んでみてください。






苦いだけじゃさ、苦いだけじゃ、タダ固いだけじゃ、、、人生なんて




味気ない タマゴの殻  みたいなもんサ。





固ゆでタマゴも、それだけじゃ喉がつまっちまうだろ?



だから甘くてウェットな


マヨネーズが   最高に   合うんじゃねぇかなぁ。



ユーモアと、哀愁と、優しさのない人生なんざ
  


独りよがりってもんだゼ。



だからハードボイルドなオレは、



ちょっぴり甘い、センチメンタルな苦い珈琲が




好き なのさ   。












皆様、お盆は休めましたでしょうか?

まぁ、案外運転や付き合いで、ゆっくりはできないものですよねっ。


さて、


旅行にいくわけでも、お盆休みでもなく、


所用につき、来週臨時休業いたします。


8・28(火)29(水)にお休みをいただきます。



9月にはどこかで、本当の休息をとろうと考えております。


またそのときお知らせいたします。



ではでは、

まだ夏休みの方は、英気を養える休息でありますように。




イタリアではラテに、ちょんと浸してパクリと食べる
エスプレッソ系ドリンク最強のお供。


ビスコッティー。



ついに「ねじまき雲」オリジナルバージョンが完成です。

・・・・何ヶ月制作にかけたことでしょう。

私のわがままをお聞き届けくださった「もぐもぐ」さん、有難う御座いました。


当店で置くのは二種類。


・チョコを生地に練りこみ、更にこれでもかとゴロゴロチョコを贅沢に放り込み
ピリッと塩気を効かせた

チョコのビスコッティー ¥250

・ヘーゼルナッツをゴロゴロと入れ込んで、生地の風味を生かした
こちらも贅沢仕様の

ヘーゼルナッツのビスコッティー ¥350



珈琲とビスコッティー


間違い、ありません。


当然お持ち帰りいただいて、単品でも噛み砕ける固さなので


美味しさ


間違い、ありません。


休業前の当店でも、ビスコッティー作家として
ビスコッティーを焼いてくださっていた、モリヤさん。

このたび、西八王子に「もぐもぐ」さんhttp://yaplog.jp/tis-tas/という
月イチ販売のかわいいお店も構えられました。

そこでは、ビスコッティーだけでなく、ロールケーキなどの
美味しいお菓子なども購入できます。


詳しくは、当店のビスコッティー棚のかわいいツバメ?のイラストのショップカードを
ご覧ください。

どうやらツバメプンというツバメのようなペンギンのような謎のキャラクターだそうで、
今回当店のビスコッティーのパッケージデザインからなにからアイデアを
お出しくださった、福田さんhttp://www.artistic-planet.jp/member.html作だそうです。



とにかく、かわいいとおいしいの詰まったお二人の作品を

食べにいらしてくださいね。




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