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COFFEE & GALLERY SALON " you " COFFEE ROASTER " in " 自家焙煎珈琲店 国分寺(陽)&青梅(陰) Since 2006
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ゴールデンウィークも終わり、街が日常に戻りましたね。
GW期間中行われておりました
上泉秀人氏の小物展示もレアチーズケーキも終了いたしました。
お楽しみいただけましたでしょうか?
お越しいただきました皆様どうも有難うございました。

ちなみに上の画像は海ではありません。


 
さてこちらは、ムーミンに出てきそうな建物である。
なんだかおわかりだろうか?

東京の重要な水源のひとつ村山貯水池、
通称「多摩湖」の取水塔である。
多摩湖に原水を引き込んだり浄水場へ送水したりする設備を備えている。
水は大切に使おうね。

3月某日、自転車で多摩湖に行ってみた。

国分寺からだと当店の前の道、国分寺街道をひたすら小平方面に漕いで行くと
小平駅にぶつかる。

駅を正面に見て左手(西側)に多摩湖自転車道が多摩湖方面に続いている。
この自転車道。
自動車止めがそこかしこに設置され歩行者も優先的に歩けて
信号も多いが故に、サイクリストにはすこぶる不評なようなのだが
私のようなポタリングメインの人たちにとっては
電車と並走したり、桜の木のトンネルなど緑を楽しみながら
ゆっくり走ることができるので、かえってオススメである。

と、実のところの目的は相方の博物館巡りのお付き合いである。
多摩湖の近くにはプラネタリウムが併設された
「東大和市立郷土博物館」がある。
狭山丘陵の歴史や民族、雑木林の自然保護事業などを知ることができる。

この日は花粉症がひどくて正直倒れたいくらい具合が悪かったのだが
博物館の空調が非常に優秀だったようで、たちどころに症状が和らいだ。
近代設備に感謝である。

相方は発掘品の縄文土器などを熱心に観察しておいでだったが
比較的新しめの農具なんかも展示してある。




ほう、ゴボウノタネマキゲージなるものが。

昔はこんなヤツでゴボウの種を蒔いてたのか~。
ハッハッハまるで自転車の前部分みたいだな

・・・

・・・

ん?

待てよ、これって本当に自転車ぶった切ったんじゃないの??
近づいてみよう。




なるほど。このリム部分についてる突起で土に穴を開けたということか。
興味深い。
やはり専門農具なのか?
それにしても尋常じゃないオーラがなんとなく・・・
持ち手は・・・




なんかドロップハンドル逆さにくっつけたみたいだなぁ。

・・・いや、待てよっ!!

ハッ、こ、これはっ。


 
っ!!!!

あ"~っ!!!

ア、アルプスがッッ!

「アルプス」と言えばポタリングをする人やツーリングを楽しむ者には憧れの、
垂涎の名車。
いまは無き神田の自転車店、スポーツサイクルアルプスの自転車で
ランドナーをよりコンパクトに輪行できるフォーク抜き輪行システム
「アルプス式輪行」を産みだしたことでも有名である。

どうりでラグも美しくフォークの先曲りがキュッとしてセクシーなはずである。
こんなヘッドバッチのデザインは見たことがないので
相当古いタイプであろう。

それにしても往年の名車が何故こんな無残なお姿に・・・。
完品だったら、目が飛び出るくらいのお値段だろう。
農家にしてみれば、こちらのほうが便利な活用法だったのか
それか乗り潰した果てに与えられた第二の幸福な人生が
ゴボウノタネマキゲージだったのか。
真相はもはや知ることができないが、
はぁ~っ、予期せずイイもの拝めましたっ!!

テンションも上がって鼻もすっかり通ったのだが
この興奮は縄文女子には分かって貰えなかったのは言うまでもない。




この博物館2F。意外にお宝がいっぱいあって
違う意味で見応えがある。
収集された学芸員はなかなかの審美眼をお持ちのようである。

多摩湖のサイクリングロード付近にあるので
サイクリストの皆さんは、聖地巡礼と休憩を兼ねて
郷土博物館を訪れてみてはいかがだろう。











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