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COFFEE & GALLERY SALON " you " COFFEE ROASTER " in " 自家焙煎珈琲店 国分寺(陽)&青梅(陰) Since 2006
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いくらを作った。

久しぶりに。

去年までの過去数年を除いて、
シーズンになると毎年いくらを作っていた。

一子相伝、伝家のというほどではないが、父から教わり
家を出てからは作り続けている。

秋口になるとそわそわして、魚売り場をまだかまだかと覗きながら
生すじこの登場を待ちわびる。
よく付属のタレも付いていたりするのだが、どうにも受けつけない。

こどもの頃、上京したその日に都心の高級寿司店のいくらを吐き出して
父を冷や冷やさせた思い出がある。
私には、ドロッと甘く生臭い塩ッ気が、
いくらの姿をした別人に感じたのだろう。
「コッチのいくらはコウなんだ」
という父の小声が耳に残った。

慣れ親しんだ北の味付けが、一番しっくり身体に馴染む。





今年の出来はまずまずだ。
小ぶりだが、プリッとして醤油の旨みといくら本来の甘味を湛えたルビーが
ハラッと歯切れよく口中で弾けると、鼻腔いっぱいに幸せの海を運ぶ。

いくらは買うより自分で仕込むほうが
安くて美味しく贅沢できるのだ。
食べに食べると、イクラなんでも贅沢をし過ぎたなぁと罰当たりな
ダジャレを言いたくなる。
来年は、お隣り「加藤けんぴ店」さんhttp://www.kato-kenpi.com/
「炊きたて握りたておにぎりを食べる会」で
皆様にお裾分けするのもいいかもしれないが、素人仕込みの生もの。
何かあっても責任は取れないので誓約書を書いていただかないと・・・。


大阪人のたこ焼き。
広島人のお好み焼き。
秋田人のきりたんぽ。

「魔女は血で飛ぶ」なんて台詞のアニメがあったが、
それぞれ地域の血が作る、絶対譲れない領域がある。

故郷を離れて何十年経とうとも
ソウルフードというものは、
生まれた「地」の記憶を宿した
大切にしたいファクター。


















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「あぁぁ・・・」となったり
「ほぉ~・・・」となったり
「ふぅむ・・・」となったり


するのです。

毎回毎回。

そこに記された心を読むと。



どんな着飾った素敵な文章よりも、
ロマンチックな小説の一節よりも、
如何にも有難そうな啓発本よりも、

私にとっては輝いて見える
その人が感じた「真」。

当店と同じ建物には訪問介護「ことり」さんがあります。

そちらを運営されているご夫婦が日々の思ったことを
綴っていらっしゃるブログが、
とてもとても
いいのです。

「ことりの日々」http://kotori-kaigo.blogspot.jp/

そこには生があり死があり老いがあり喜びがあり日々があります。





ことりさんご夫婦は
国分寺の街のあれこれも楽しんで、
その喜びを皆とシェアするような活動もしておられます。
最近は、介護の仕事が終わった後
事務所の灯りが遅くまで点いていることが多くなりました。

11月19日(土)20日(日)開催される国分寺のイベント
「ぶんぶんウォーク」http://bunbunwalk.com/の会議をなさっているようです。

日々お忙しいのに偉いなぁ、と思うのですが
それら総てを、忙しいのではなく、
楽しいからやられているというのが
これまた頭が下がるところです。

事務所にはぶんぶんウォークや、今月末に当店も絡ませていただくイベントに備え
彼らのもう一つの活動である「空の家」http://www.soranoie.org/
のバードハウス創りの材料が沢山積まれておりました。


 
スタッフも募集していたりします。
私も珈琲業で忙しくなければ彼らと働きたいくらいなのですが・・・。
おっと、いけませんね。さっそく忙しさを理由にしては(笑)。

まぁ、とにかく彼らのブログを遡って目を通してみてください。

お二人の文才が、しみじみといいんだな~。

なんだかわからないけど有名な本とか
流行りの小説やエッセーにも
ひけはとらないと思うのです。

意外と隣人にこそ、
耳を傾けるべき生きた言葉と気づきは
あるのではないでしょうか。








10月15日土曜日、AM6:50

休日の朝も早よから多摩川の河川敷にはぞくぞくと人が集まり始めていました。
昔から「関戸橋フリーマーケット」なる自転車関連のフリマが存在しているとは
聞き及んでいたのですが、
なにぶん最近まで自転車にそこまでの興味が無かったので
スルーしておりました。

ただし、そのイベントは主催者も居なく脈々と自然発生的に年二回の
決まった日に朝早くから行われ昼頃には自然消滅し
凄い人出があるということでしたので
どちらかと言うとその「熱」のようなものや、
それが形成するナチュラルなイベントの性質にずっと興味があったのです。

現実世界において、スポンサーがつかずCMをうたず
指令系統が縦ではなく、共有意識のある点が、
口コミで横に拡がっていく「熱」は
良くも悪くもピュアなのではないでしょうか。

丁度国分寺のお店から会場の関戸橋までは
自転車で30分かかるかかからないか。
開催日の3日前にこのフリマがあることを偶然知ったので
これは行かねばと。

お店の看板代わり、つんつんツノダの買い出し用小径車に乗って
キコキコ行って参りました。







 
売る側が買う側でもあり、買う側が売る側でもあって
わらわらと時間が経つごとにシートを広げる人が増えていきます。
どちらも楽しそうです。

お店を仲間に任せてウキウキ買いに出ていた方が戻って来ると
仲間が得意そうに、

「○○さん居ない間にこんなに売ったよ~」と言うと
「お~っ有難う。ん?あのパーツ売れたの?いくらで売ったの?」
「あぁ、あれ?200円」
「え~っ!!
あれけっこうレアもんだから1000円くらいで売れたんだよ~
・・・ま、いっかハハハ」
「あ、あぁそうなの?・・・ごめんごめんハハハ」

なんて会話が聞こえてきて、失敗も和気あいあいで適当なのが
ほっこりしますね。
きっとそんな話しもイベント後の酒の肴になるのでしょう。

まだそれほど自転車に詳しいわけではないのですが、
その様を見ているだけで楽しい気持ちになってきますね。
私がこれまで見てきたイベントのような
飲食のブースも無ければ、音楽すら流れていないのに
自転車という共通のワードのみで老若男女幅広い世代が皆
地味に幸せそうなのです。

出品しながら勝手に自分のための珈琲を淹れ始める人もいました。
自由です。
なんとなくその雰囲気には、日本というより海外っぽさが漂いますね。
どこから聞きつけたのか、まさに海外の方の集団も買い付けに来ておりました。




マニアックなものからファミリー向けやジャンク品まで、
幅広い出店で見応えがありましたが、興味のない人にとっては
まるで必要のないものばかりです。そこがいいのですよね。

私はと言いますと、
長年風雨に晒したおかげで裂けていたツノダの自転車のグリップと
まったく同じデザインのものがあり
話していると¥100でいいと言うので購入。
また裂けるかもしれないので予備にレトロなデザインが可愛いグリップの
デッドストックをこれまた¥100で購入。
古い懐中電灯も通勤車の予備用に買いました。
フリマはこういう駆け引きが面白いのとお安いのが有り難いですね。





一時間半ほど経つと、入口から河川敷の広場に向かって大きな円を描いていた
出店のレジャーシートは内側に向かって渦を描きはじめました。
昔からそういう決まりなのか、それとも自然とそうなるのか。

熱が集うと渦となる!と妙に独り感心して光景に見入ってしまいました。

草むらに自転車を横たえて何をするでもなく
寝転がってぼ~っとしている人たちも出てきました。

実はその昔、フリマが大きくなり過ぎマナーを欠き始めた頃があり
地域住民から苦情が出て廃止の危機にたたされたことがあったそうです。

有志が存続をかけ主催者をたて、今はほど近い京王閣競輪場で
場外開催日に合わせて年二回フリーマーケットが行われて
人が分散されているようです。そちらは屋根もあるので雨天でも平気そうですね。

熱が高まるのはいいのですが、熱暴走してしまうと責任の所在のないものの場合
収拾がつかなくなってしまいます。
そういう危険を孕む限り、自由度のあるものは
より一人一人の公共マナーの意識の高さと、
お互いに「注意し合える垣根の無い目」が育たないといけませんね。


停まっている自転車も
ミニベロからロード、MTBやママチャリと様々で楽しいですね。
高価なヴィンテージランドナーもフロントバックを付けたまま
無造作に停められていたりします。

盗難を心配してボロい自転車で来たのがバカバカしくなってきました。
私も通勤車で来れば良かったな~と思いながら颯爽と帰路につくと、
ゴツンゴツン・・・?
んッ!??
前輪のチューブが空気が抜けてペシャンコではありませんか!!
さらに、無理くり適当な金具でくくり付けていた前カゴが脱落!
そりゃあ数年放置状態だったからこうもなるわな・・・。

あぁ!これからお店開けなきゃいけないのに!!
やっぱり私はタダでは終われないのね~!!!

行きはよいよい、帰りは重い。
2時間近くかけて帰るハメになってしまいました。
皆さんも、安全のため自転車整備は定期的にキチンと行いましょう。

定休日に分解掃除とサビ取りとサビ止め
ワックスがけに各部グリスアップをして
今はすっかり快適に乗れるように復活いたしました。





 


特設展示「パララン山脈の向こう」BY Ikkei Iwata

はご好評をもちまして本日で一応の区切りとなりますが、
常設として移行し継続。販売や様々な展開をして参ります予定です。

お蔭さまで現在ペンダントヘッド一点を残すのみとなりました。

どうも有難うございました。

次回納品予定は、11月末~年内を予定しております。

石はその時によってアメジストでしたりフローライトだったりと
何が来るかは分かりませんが、
納品次第ブログにて画像をUPさせていただきますので
宜しくお願いいたします。



 
アナザーワールドストーリー「パララン山脈の向こう」http://blog.goo.ne.jp/orionring52





















ある世界の物語
「パララン山脈の向こう」http://blog.goo.ne.jp/orionring52より


「サーマの話だと 寒い新月の夜に 誰にも気付かれないように
ひっそりと焚き火をしなくてはいけないらしい。

温かい明かりにいろんな虫みたいなのが集まって来るけど
皆んな燃えてしまうんだ。

その中に何故か燃えないで火を食べているやつがいる。
捕まえてみると 火をお腹に溜め込んで満面の笑み。

どうやって捕まえたか?

それはまた今度。」

パラランの語り部いっけい氏によって
また幾つかの寓話が更新されました。

火を食べる虫とはどんな虫なのでしょうね。

さて、いっけい氏の語りと並行し当店で行われております特設展示
「パララン山脈の向こう」では
標本箱に収められ虫ピンで留められた二点の作品がございます。



 
唐草のようなアーチが印象的なこちらは
10金で仕上げられた造作が白金のような輝きを放ち
白と紅の混ざり具合が神秘的なボルダーオパールの周りには
三石のダイヤモンドが配されゴージャスな雰囲気を醸し出しております。


 
もう一点は、
奥行のある赤い眼のようなボルダーオパールを引き立たせるように、
手がこんだ繊細な装飾で覆われた10金と
尾の部分に高度な技術で点留めされたダイヤモンドが魔力を感じさせる逸品。


二点とも火を宿したような情熱的輝きが
フォーマルシーンのドレスアップの紅一点として
どんな色のドレスの胸元をも魅力的に引き締めてくれることでしょう。

ともに¥65000


*真鍮バージョンは、
フローライトやハーキマーダイヤモンドを用いた作品は
売り切れ。

残すは以下のラピスラズリの指輪¥6000一点のみとなってしまいました。

宇宙の紺碧にミルキーウェイを閉じ込めた景色の美しい石に
角のような渦が巻いたリングが日常を別世界へといざなってくれます。
サイズが合います方には大変お買い得となっておりますのでお早めに。




ご購入いただきました皆様どうも有難うございました。

今現在当店にて扱いのありますものは計三点となりました。

次回納品予定は、特設展示が終わった後の11月末~年内を予定しております。
常設として切り替え年内継続販売の予定です。

納品がありましたら当ブログでお知らせいたします。

どれも石、造作とも一点もののハンドメイドとなっております。
良き出逢いがありますことを。



明日26日水曜日の営業は諸事情につきございません。
申し訳ございませんがご了承ください。









 



今週末10月23日(日)と24日(月)に行います

加藤けんぴ店さんhttp://www.kato-kenpi.com/と合同企画の

「炊きたて握りたておにぎりを食べる会」は

ご予約も終わりましてお蔭さまをもちまして両日開催決定となりました。

ご予約くださった方々、どうも有難うございます。
当日何卒宜しくお願いいたします。

さて、予約窓口としておりました加藤さんのほうで
ご予約時にお客様側のメール受信不具合があり、
ご連絡がとりにくくなっていらっしゃる方がおいでのようです。

以下加藤けんぴ店さんブログより一部抜粋いたしました。
お心当たりのございます方がいらっしゃいましたら
お手数ではございますが、今一度口頭かお電話などにより
ご確認くださいますと幸いです。

 「すでに申し込みされた方には全員に一度返信メールを差し上げましたが、携帯メールの方にはメールフィルターにかかって届いてないようです。

お手数ですが、受信リスト設定で「info@kato-kenpi.com」から届くメールを受信できるよう設定お願い致します。
もしくはパソコンのメールがあれば、そちらの方がいいかもしれません。」

「「炊きたて握りたておにぎりを食べる会」に、メールで申し込んでいただいた方全員に申し込み完了のメールを送りました。

申し込んだのに届いてない!という方は、ひとつ前の記事にあるようにメールフィルターの設定をして再度送っていただくか、お店にお電話ください。

連絡が取れた時点で申し込み完了となりますのでお気をつけ下さい。

よろしくお願いいたします。」

それでも加藤さんに連絡がつきません場合、代理として
当店にご相談ください。

会を行います関係で当日は

10月23日(日)

通常営業は15:00~となります。


10月24日(月)


通常営業は18:30までとなります

ご注意くださいますようお願いいたします。







本日より「パララン山脈の向こう」特設展示が始まっております。
ペンダントヘッドが多い品ぞろえですので
男女を問いません。

革紐のご用意がございますので、ご購入の方には無料でお付けいたします。

薄緑色のフローライトは不思議な美しさで美味しそうにさえ見えてきます。
鋳造された真鍮の造形は、穴が空くまで見つめるに堪える世界感です。

希少な水晶、ダイヤの輝きをもつストーンを配したものは
魔法が使えるようになるかのような錯覚さえ起こしてしまいそうです。





今回は通常販売の珈琲豆「つむじ」に替わりまして
イベント豆売り定番バージョンの包装にて
「パラサンブレンド」を販売いたしております。

ペルーとエチオピアの中煎りをブレンドし
厚みのある甘みとほのかな酸味、香り立つパララン山脈の風を
イメージした珈琲豆となっております。

袋裏には「パララン山脈の向こう」http://blog.goo.ne.jp/orionring52
の一節に出て参ります登場人物、サーマと青い鳥をイメージし描かれた
シールが貼られております。
パラサンブログで、どこかに記されているこの物語を探してみてくださいね。


豆をご購入頂けました方のみ、ドリンクメニューにおきましても
パラサンブレンドをお飲みいただくことが可能です。



*前ブログ「炊きたて握りたてのおにぎりを食べる会」のためhttp://nejimakigumo.blog.shinobi.jp/%E3%82%A4%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%88/%E7%82%8A%E3%81%8D%E3%81%9F%E3%81%A6%E3%81%8A%E3%81%AB%E3%81%8E%E3%82%8A%E3%81%AE%E4%BC%9A
23・24日は営業時間が変わりますので前ブログをご確認ください。
おにぎりの会はまだ両日ともお席に空きがございます。
両日とも開催決定となりました。有難うございます。


10月18日(火)は都合により臨時休業とさせていただきます。
ご了承のほどお願いいたします。














 


天気もいいし風も気持ちがいい。

あの小高い丘をこえれば 昼夜人の小屋がたっている河原が見えるはずだ。

昼夜人の事を思うといつだって気持ちがザワザワするのは仕方が無いことだ。
子供の頃 初めて昼夜人を見た時の事は忘れられない。

痩せた体の真ん中から左側の体毛が全部無いうえに
刺青で埋め尽くされている。

右側半分は白っぽい土で泥化粧。

河原の石が何個も積んである横で
左足は膝から曲げその代わりに
左手に持っている背丈よりも長い棒を河原に突き

右足で微動だもせずに立っていた。


~「パララン山脈の向こう」の一節より~



「パララン山脈の向こう」http://blog.goo.ne.jp/orionring52
という物語があります。
いえ、世界感と言ったほうが良いかもしれません。
物語はその一部に過ぎないのです。

断片的に紡ぎ出されるストーリーには魅力的なキャラクターが沢山と、
不思議な出来事が語られています。

このストーリーを産みだしたのは、

作家 いわたいっけい氏。

そしてその世界感を基にさらにいっけい氏が抽出し鋳造したのが











これ等の作品群。

ジュエリーというわけでなく、アクセサリーというほど軽くはありません。
ユニセックスのお品が多く、年齢も問いません。
フリーサイズも多く展開していく予定です。
真鍮やピンクゴールドのような10金を使用することで
日常使いにもドレッシーでフォーマルな装いにもフィット致します。

10月14日(金)から始まる特設展示は、
ねじまき雲を使用した、パラランを世に問うお披露目会のようなものです。
DMなどでコマーシャルする個展の作り込みとは趣を異とし
当店の通常営業(パラランオリジナル豆は販売予定)の中に、
パラランの世界が現出します。

ゆえに期間を定めず、少しずつ変化していくかもしれません。
どうぞフィッティングしてその手の中に
幻想夢幻世界をお楽しみください。

今後のいっけい氏の展開に乞うご期待。



*前ブログ「炊きたて握りたてのおにぎりを食べる会」のためhttp://nejimakigumo.blog.shinobi.jp/%E3%82%A4%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%88/%E7%82%8A%E3%81%8D%E3%81%9F%E3%81%A6%E3%81%8A%E3%81%AB%E3%81%8E%E3%82%8A%E3%81%AE%E4%BC%9A
23・24日は営業時間が変わりますので前ブログをご確認ください。
おにぎりの会はまだ両日ともお席に空きがございます。
両日とも開催決定となりました。有難うございます。














 




旅には、装身具がひつようだ








いかなる時

いかなる領域

いかなる境遇においても

その石は、あなたの旅の力となるでしょう・・・。




2016 10・14~



「パララン山脈の向こう」




ねじまき雲(陽)にて特設展示がはじまります。


 
 
それは身に付ける風景。

アナザーワールド「パララン山脈の向こう」http://blog.goo.ne.jp/orionring52
ストーリーを背景に産み出された一つ一つの作品は、
日常を非日常へといざなってくれることでしょう。



*前ブログ「炊きたて握りたてのおにぎりを食べる会」のためhttp://nejimakigumo.blog.shinobi.jp/%E3%82%A4%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%88/%E7%82%8A%E3%81%8D%E3%81%9F%E3%81%A6%E3%81%8A%E3%81%AB%E3%81%8E%E3%82%8A%E3%81%AE%E4%BC%9A
23・24日は営業時間が変わりますので前ブログをご確認ください。
おにぎりの会はまだ両日ともお席に空きがございます。


展示準備につき10月12日(水)の営業はございません。
ご了承のほどお願いいたします。。





おにぎり。





新米になったそうです。


 

炊き立ての新米が
旨くないわけないじゃない。

その場目の前で握ってもらえたら、
涙が出ないわけないじゃない。

そこがもし珈琲店なら、
珈琲も出さないわけがないじゃない。

やっぱり私も食べたいわけじゃない。

珈琲店で炊きたておにぎりを。

というわけで

やって頂きましょう。


「炊きたて握りたてのおにぎりを食べる会」


お隣りの「加藤けんぴ店」さんhttp://www.kato-kenpi.com/

「何にも勝る。炊きたては別次元」

という熱い言葉に
私の心もピンと炊きあがってしまいました。

お隣り同士だからこそ実現した
冷めない距離のイベントです。

ねじまき雲で、加藤けんぴ店さんの加藤さんが
炊きたて新米のおひつを持込み、
その場でおにぎりを握ってくださる贅沢な2日間。

・大きめおにぎり(白米のみ)

・大きめおにぎり(具入り*選択制

素材の良さを噛みしめられるようにひとつは海苔だけ巻いて素のまま。
もうひとつは具を

油揚げおかか
昆布

梅干し
たらこ

から一品予約時に選べるようになっております。
メールにてお決めになった具材をお知らせください。

・お味噌汁

・芋けんぴ数種類

・食後の珈琲(おにぎりに合うようお茶のような珈琲)



完全予約制 ¥1500

両日とも5名以上で開催となります。
定員に満たない場合は恐縮ですが
19日(水)にその日の中止ご報告をいたします。

18日(火)予約〆切りです。

10月23日(日)12:00~14:00

定員先着5~10名

通常営業は15:00~となります。


10月24日(月)19:00~21:00

定員先着5~10名

通常営業は18:30までとなります。


ご参加希望の方は

info@kato-kenpi.com か 「加藤けんぴ店」店頭で



〇お名前・メールアドレス・電話番号

〇ご希望の日にち

〇人数(一件につき2名まで)

〇ご希望の具材一品

油揚げおかか、昆布、鮭、梅干し、たらこ

から一品選択

をお教えください。

 

最後に、加藤氏の熱の籠った炊きたての一言を。


「蒸気を吸ってほしい」


もぉ~、変態レベルのお米愛じゃないの。

是非、ご参加お待ちしております。

















根も葉もない

という言葉がある。

根も葉もなくて花は咲かないので、
「デタラメであり得ない」ということだ。

根掘り葉掘りなんていうのもある。

根は根ざすもの。
葉は光を得るもの。
それぞれ栄養をうる重要な役割がある。

ねじまき雲はデタラメな店だから何があってもおかしくない。
根も葉もないような良い噂も悪い噂だって時には耳にする。

だからといって動じはしない。

何故なら根や葉はなくとも、
何かを決め始めるという種を蒔いたのは
自分なのだから。
受ける刃は根も葉もなくとも、自分を守ろうとする刃では対峙せず
受けながし、それを逆手にとって
誰にも分からないうちに変化させればよい。

災い転じて福と成す。

これすなわち兵法における活人剣の極意「転(まろばし)」に通ず。

負の力も、使いようでプラスに転じることもある。
転は時として他人の目には映らず、言わねばそうとは気づかないこともある。
時間はかかるかもしれないけど自分だけではなく
他のマインドへ変化の兆しを働きかけることだってできる。

サマータイムもその一環だったわけだが
どうやら成功したようだ。
毎回うまくいくとは限らないのだけど。

そうやって受け流しながら、
蒔いた種から自分だけの根と葉を張ってゆけば良い。

花を咲かすという目的地が一つであったとしても
行き方は多様でいい。

力で戦って消耗するより、争わぬ愛をもって
戦わないという戦い方もある。


そうそう、話しは変わるが
日々お客様からいろいろとねじまき雲を形作るような頂きものをする。

可愛らしい飴ちゃんだったり、
コケムシの化石や自転車の振れ取り台。
ピーマンみたいなししとうや、自主制作のカセットテープ。
食べかけの貴重な羊羹だったり、
ホワイトソース里芋のおにぎりや
素敵な壊れた万華鏡のネックレスなどなど。

常に心の片隅に当店のことを置いて想ってくださり
本当に有難うございます。嬉しいなぁ~。

先日ある方から玉葱のようなものを授かった。
光も水も土もなく花をつけるというフランス原産の球根だという。

置いておいてもしばらくは誰も目に留めなかったが
ここ数日突如メキメキと芽を伸ばしいくつもの花をつけた。



 
驚異の生命力と、異形の美。
根も葉もなくても花を咲かす植物があるとは驚きだ。
まさにデタラメ。

しかし二年目からは土に植えねば花は咲かないそうで、
根や葉がなくても花がつけられるのは
見えないところで、この球根になるまで知恵と年月をかけ育てた
農家さんあってのことだ。


10月は結婚式シーズン。
いくつもの幸せの花が咲くことと思います。

皆様おめでとうございます。
仕事柄なかなか友人の結婚パーティーにも出ることが
かないませんが、ごめんなさい。そしておめでとう。

花は咲かせるまでも、咲かせたあとも
育て続けることで、次の花へと実を結びます。

私たちに関わってくださる皆様方が
どうか、末永くお幸せでありますように。

そう祈りながら、今日も一杯の珈琲を
淹れよう。

もちろん自分自身も
幸せであれますように願いをこめて(笑)。

 
早朝の武蔵国分寺公園は、
スターウォーズに出てくる森の月エンドアのように霧蒸している。


まるで目覚まし時計のアラームみたいなカネタタキの電子音に
ツクツクボウシのテクノラップが交差して妙に可笑しい草むらには、
蒸した霧のせいでキンモクセイの香りがいっぱいに匂いたっている。

夏みたいな秋の朝も、たまにはいいかもしれないなと思う。


さて、
サマータイム後3週にわたって続けて参りました解放シリーズ。

いよいよ4週目、フォースにて完結となります。
さて、最後は何を解放するかと申しますと、

珈琲豆です。

いままで当店におきましてはストレートのみ豆の
販売がございました。
しかも基本的には在庫から余裕がある時のみお分けするスタイル。
ブレンド豆を販売しますときは
イベントの時のオリジナル単発もののみ。

ハウスブレンドに力を入れてきたわりには
ブレンド売りには消極的でした。

〇比率の難しさ。

〇一杯あたりの比率の狂いからくる味のブレへの不安。

〇ストレートをご自身で混ぜる楽しみを提案したい。

〇焙煎からカップまで一環し完結した表現を提供したい。

〇簡易になってしまうブレンド売りの体裁の整わなさ。

色々と考えがあってのことでしたが、
特別なこのフォースで、
当店オリジナルのスタンダードブレンド「旋風(つむじ)」を、
この11年目ではじめて販売いたします。

当店の基軸の豆、メキシコ マヤビニック深煎りをベースとした
苦めな珈琲です。

苦味、渋味、甘み、厚みと軽さ、珈琲然とした香りのある
ブレンドです。

豆売りの外装も様々な変遷を辿って、
ここ2年で2種類のオリジナル型を考案し絞り込みました。

前回山梨の出張焙煎で編み出した型が
自分なりに一番腑に落ちるカタチとなりました。

それは、印刷しないスタイルです。
一番手間もかかりますが、
ひとつひとつの文字を組んで手押し。
あるいは手書き。
穴開け作業。
など、すべてをハンドメイドでおこなうことで
一袋一袋表情が変わり内にも外にも気持ちが籠ります。

私の珈琲というモノヅクリは
ほとんど外には見えない手間と閃きの集積で、
それは価格には乗らないプライスレスでした。

外装もそうでありたいと思いました。

システムを売り、生産性を求める現代においては
まったくナンセンスな行為ですが、
実は、そういうことこそ
本当に価値ある息づいているタマシイのような気がいたします。
伝わりにくいかもしれませんが、そういう10年でした。

こんなで今まで生きてこれたことが、最早奇跡です。
本当に有難うございました。

「旋風」限定数にて10月1日(土)より販売です。
*無くなり次第終了です。

10月1日は、珈琲豆の新年度。
この年始めの1日は「コーヒーの日」です。


コーヒーの日は

フォースとともにあらんことを。
























解放サード。

第3段にして、いよいよ真打登場でございます。

この画像を見て、
「あぁついに完成したのか!」
とお思いの方もいらっしゃるかもしれません。

あまり知られてはおりませんが、当店は長年
珈琲店史上未だかつてない至極の珈琲ゼリーというものに取り組んでおりました。
完全にオリジナルで、かつ万人の珈琲ゼリー感覚から外れない逸品を。

しかしその度に挫折。

手を換え品を変え、8年ほど前のイベントなどでは
発展途上のものを、カフェラテの中に仕込んだこともございました。

昨年は大分突き詰めたものをサマータイムにお出ししておりましたが
それでも完全に納得がいったわけではありませんでした。
何かが・・・何かが違う。。。

素材、分量、珈琲、食感。そしてコストパフォーマンス。

それらがイメージの中でロジカルな枠組みを形成してこそ
現実世界に同様の物体をアウトプットすることが出来るのですが
どうもそれ等が微妙に上手くいかないのです。
どこかに漏れがあるようなのですが、
それが何処なのか長年分からずにおりました。

10年目を迎えた今年こそはと思っていたのですが、
なかなか迷宮に入り込んだ思考には出口がありません。

そして様々なことを封印した今年のサマータイム。
そのことによって、
根本の思考を変えればいいということに気づきました。

珈琲店史上至極のゼリー。ではなく
お菓子史上至福の美味しさ。だったのだと。

珈琲にこだわるあまり、お菓子としての美味しさという着眼点、
根本が抜け落ちていたのです。単純でした。

「真摯に」はいいのです。
しかし、余計な
「こだわり」は要らない。
そのことをついいつも忘れがちになってしまいます。
修行がまだまだ足りませんね。

いかに美味しい珈琲を美味しいまま固めるかではない。
美味しい珈琲ゼリーを作らねばいけなかったのです。


ふ・・・普通~!!!


人間、こだわりすぎると普通のことも見えなくなるものですね。

さて、というわけで苦節10年。
漏れていたものが何か解かれば、
あとは種々転換してイメージを強固なものにするのに
それほどの時間はかかりません。
こういうことは閃いたら瞬発力です。

やっと一つの答えにたどり着くことが出来ました。





水出し珈琲を使い、優しい甘みと、ねじまき雲らしい苦味。
ゼリーはもっちりプリプリと未だかつてない食感。
ホイップクリームの上にはエスプレッソパウダーを振り香りをプラス。
さらに深煎りの珈琲豆を一粒添えました。
クリームとともに噛み砕くと、香ばしいカカオ感のある苦味と相まって
チョコレートのような風味がいたします。

手前のグリッシーニはエスプレッソ担当くるぶし作。激レアです。
実は彼女、クッキーやスコーンなど、とても美味しいお菓子を焼くのですが、
今まで自分のため以外には決して焼き菓子を焼かない主義でした。
何とか頼み込み、不特定多数のお客様のために
はじめて腕を振るうことを了承してもらいました。
大納言を用い彼女のセンスが光る、サクッとして甘みを抑えた焼き菓子は
クリームを掬って食べると至福の美味しさ。
ゼリーと合わせても異なる食感が味わえます。

結果、珈琲ゼリーはすべての素材、配合に妥協なく、
身体にも優しい日本オブ日本の
「ザ・珈琲ゼリー」となりました。

ただし、ちょっとコストパフォーマンスは悪いのですが、
水出し珈琲とエスプレッソ、豆、岩塩、あれやこれやが
ひとつに集約されてのお値段と考えますと・・・正直赤字です(笑)。
まだまだ修行が足りませんな。

今回は数量限定でこのコンプリートバージョンのみのご提供となり
トッピングでフルコンプリートバージョンのコアントロー添えを
ご注文いただけるようにいたしますが、
その内、分離出来る部分は分離してご注文いただけるように考えております。

ちなみに、ご一緒にお飲みになるドリンクは、
アルコール類がオススメですが、
呑めない方は、お好きなドリンクをどうぞ。

*数量限定につきその日のものが無くなり次第終了となります。












トリプルな幸せ





サマータイムでハメていたタガを外し、抑制していたものを解放する
第二弾。

国分寺を開く前にお出ししていたお菓子で、

「ナッツタルトケーキ」というものがございます。

当店の珈琲に合うようプロフェッショナルに頼み
お作り頂いていたオリジナルです。
贅沢にナッツを使い、ゴツッと輝く天井の下にはねっちりとした生地
が詰まり至福の甘さをもたらしてくれます。

いまだそれを忘れ得ぬファンが結構おりまして
事あるごとに「あれはもうやらないのですか?」と
有難いお声を頂戴しておりました。

秋めいて参りましたこのタイミングで、限定復活をいたします。
本日、久々にお作りいただいた大事な一台を引き取って参りましたので
数量わずかではございますがお出しすることが出来ます。
無くなり次第終了ですので、ご了承ください。(完売いたしました


 
もうひとつのオリジナルスイーツ。
通常営業時お出ししておりました焼き菓子の

「杏仁カップケーキ」も

棚に並びます。杏仁豆腐のような味と見た目で作成オーダーをした
出鱈目な注文も、見事カタチにして仕上げてくださった逸品です。
こちらも無くなり次第終了です。




そして当店定番だった

「チーズケーキ」のプレーンとチョコもお目見え。

一皿に二種盛りになっているWチーズですと100円お得なのですが
この度は、出血大サービス!
新旧ケーキ復活記念といたしまして
一皿にチーズケーキプレーンとチョコ、更に
ナッツタルトをお付けしまして
なんとトリプル!!
トリプルケーキセットを
大特価200円引きでのご提供とさせていただきます。
200円引きですよ、旦那様。
数に限りがございますので、

この機会に、これぞトリプルな幸せを
お召し上がりください。
ナッツタルト終了につきトリプルケーキセットも終売となりました

ちなみにご紹介のタルト、チーズケーキ、カップケーキの三点は
いずれもお世話になっております
カフェ・ソメイエさんhttp://blog.cafe-sommeiller.com/
特別に作っていただいでいるものですので
ソメイエさんにも常時おなじものがあるわけではございません。
当店でしか出逢うことの出来ないトリプルラッキーなケーキなのです。


そして更に、敬老の日限定といたしまして、
リターンズ企画。

なんとあの「しもばしら」が帰ってきますよ、奥様。




サマータイムにお出ししておりました
「しもばしら」ですが、何故か終わってから
日に日にお求めの声が多くなりまして、
珍しくエスプレッソ担当が、ならばと重い腰をあげました。

限定数4~5個ではございます。
もう涼しくなってまいりましたが、
最後の最後、夏を惜しむ気持ちとともに、
いかがでしょうか?
メニューにはございませんので口頭にてお尋ねください。
無くなり次第終了ですが、万が一余れば、次の日までは
お出し出来るかもしれません。

そう。週末は「もみじ市」らしく、当店ではお馴染みの
キノコランプ作家高野氏http://mushooming.exblog.jp/も初出店だそうです。
親交のございます素描家しゅんしゅん氏http://www.shunshunten.com/も出店。

多摩川ついでにケーキをお召し上がり、一息ついてからお帰りになるのも良し。
市で火照った心を次の日しもばしらでクールダウンしにいらっしゃるも良し。


盛り沢山の週末に、盛り沢山の解放セカンドとなりました。


どうぞよろしくお願いいいたします。


















いよいよ通常営業解禁とともに

しろあん羊羹は一番人気の

「栗とクルミのしろあん羊羹」へと変貌。

クルミを軽くローストし、生地に練り込み
ホイップクリームの頂には有機栗が鎮座します。

*時期ものゆえ、予告なく終了いたします。


 
そして二か月の沈黙を破り
溜めた力を解放するエスプレッソ系ドリンク。

秋の新作は

アーモンドプラリネと黒ごまの「ほうじ茶ラテ」

ほうじ茶の香ばしさと、プラリネのカリッとした食感と香ばしさ
それに黒ごまの香ばしさがトリプルで折り重なる一品です。


説明要らず時味の、見るからに滋味溢れだす、地味な二品お試しあれ。














 

 


サマータイム期間が終了し、9月9日(金)からは
通常営業となる。

サマータイム期間中、増えたメニューのひとつにワインがある。
ちょっとした出逢いから、オーストリアワインを扱うことにした。

私は元来フルボディーの、重厚でタンニン感のある
葉巻のようなワインが好みなのだが、
このツァント・ワイナリーのものは地場品種が使われているせいか
あまり飲んだことのない風味だ。
軽いがしっかりとしていて嫌味なクセがない余韻の残らなさが
かえって頭の片隅のトゲに引っかかって、印象として残る面白さがある。

絶滅危惧種のトカゲをブランドロゴとし、
太古からの自然に囲まれた伝統のもの作りと最新のトレーサビリティ技術の融合。
同じく珈琲界の絶滅危惧種である当店に相応しい。

オーストリアではポピュラーな飲み方である
ワインの炭酸割りのスプリッツァをお出ししていたが、
それも通常営業では終了する。
ベースの白「グリュナー・フェルトリーナー」は
在庫が無くなり次第来夏までお休みする。

継続して扱う「ツアント・ピンク」。
綺麗なピンク色の液体にはフローラルでカクテルのような甘みがあって、
まろみを感じる。それ単体でも充分な飲み応えがあり、
ナッツやチョコなど当店のおつまみやお菓子と合わせても
相性がよい。
珈琲の後のデザートドリンク感覚でお飲みいただければと思う。


 
このワイナリーの面白いところは
デザイン性の高さにもある。
ラベルはもちろんボトルキャップにはコルクではなく
オリジナルのガラス栓が使われている。
横にしても振っても漏れない信頼の作りで、
ちゃんとヘッド部分にはブランドロゴのトカゲが
印刷されている。

この栓を見たときにハタと閃いたのだが、




こちらは、通勤に、先日の輪行出張珈琲にと大活躍の
私の日々の足。
ピンと来た人もいるかもしれない。

このドロップハンドルのバーエンドには長らくワインのコルクが
キャップ代わりに突っ込まれていた。コルクや一升瓶の栓がエンドに合うのは
ロード乗りには知れたお洒落だ。

んっ?ならばガラス栓でも入るのでは?と思いやってみた。




見事!柔軟なシリコンゴムががっちり食い込みピッタシカンカン。
かっこいいリザード号の出来上がりである。
ガラスワイン栓のバーエンドキャップをしている人はそうは居るまい。
先日輸入元の社長さんがお見えくださったのでお見せすると
いたく喜んでくださった。良かった良かった。
お忙しいなかお越しくださり有難うございました。


 
珈琲との組み合わせに最適なワインを飲み終えたら、
自転車との組み合わせに最適なエンドキャップで、
ワイン畑へ旅にでるのもいいいかもしれませんよ?

一本飲み干した方にはボトルキャップをプレゼント致します。
タイミング良く栓の在庫があれば飲み干さずともお分けできるかもしれませんが
二個揃えるには時間がかかるかもしれません。

自転車乗りのかたはどうぞお試しあれ。








 


確かに暑かったのですが。
例年よりも暑いと言われておりました今夏も、
振り返ればそれほどでもなかったような気もいたします。

夕暮れ雑木林から聞こえるひぐらしが、
夏の終りの青暗さを運んできます。
こうなって参りますと、
あれだけ暑苦しかったミンミンゼミの鳴き声にでさえ
最後の気力を振り絞っている物悲しさを感じるのですから
不思議です。

上の画像は、ずんだあんを使った羊羹が終わり先週から始まりました


夏限定「塩キャラメルのしろあん羊羹」


金平糖が夜空にあがる花火のよう。
ほのかな塩味と濃厚なキャラメルの甘さを
ホイップクリームが優しく包みこみ
金平糖のガリッとした懐古感が口の中に散って行きます。





こちらは暑い季節のみの、幻の夏メニューとしてお馴染み

存在を知っている人だけがご注文可能な


「しもばしら」


そろそろ夕方には肌寒いくらいですので
まだお試しではない方はお早めに。


さて、というわけでございまして
長らく続きましたサマータイム期間

9月6日(火)でお終いにいたします。

9月9日(金)からは通常営業にてお待ち申し上げます。


夏が終わる前に、


しもばしらと羊羹をお召し上がりになって


ひんやり夏色のため息をつきに


いらしてください。












 

先日お招きいただいた「ハウスのハウス展」
山梨県北杜市への輪行出張焙煎が終了いたしました。

天候の悪いなか沢山の方に珈琲を楽しんでいただき
有難うございました。


山深い川の傍にたたずむ
シンプルかつ機能的にリフォームされたアトリエとギャラリーショップ。
庭にせりだした広いウッドデッキ。
松の大木に揺れるブランコ。
それにマスミツさんが全精力をかたむけて作り込んだ
母屋のセトさんの仕事場。キッチン。
そしてご自身の作品制作そっちのけで最優先し作成いただいた力作の、
ロケットの頭みたいな手回し焙煎機。

いやぁ~行けなかった方は見たいよね、見たいな~そりゃ。素敵なんだもん。

でもね。

重い一眼レフをパニアバックに放り込んでいったわりに
一枚も写真を撮ってな~いっ!!!!

前日の予報に反し電車を降りたら雨は降るは時間はまったく無いしで、
撮影の余裕はミジンコほどもなかったのでございました。
私の心はコナミジンコ。

前日から朝方4時まで踊り仕込んだ
魂の水出し珈琲4リットルを満載した坂登り輪行の様子も
いろいろと汗と涙の結晶であった、
ぶっとおし5時間耐久粉まみれ焙煎の様子も無し!
北杜市に立川から移住されたゼルコバさんの焼きたて激美味パンは、
お姿すら拝んでおりません!
残念!!





今回は最初で最後の出張焙煎だけあって豆の袋も凝りに凝って
荷札に活版印字とゴム版を使い分け手押し。
黒い袋に白い油性ペンで手書きで一個一個
「On the river」としたため
現地で煎りあがった豆を封入し金のシールで留めました。

が、完成品の画像はありまて~ん!

ですので、なんとか帰り支度の合間に購入できた

セトキョウコ氏http://kyococco.blog110.fc2.com/の新ブランド

「菜と果」

ストックフードの素敵画像をお楽しみください。


 
ジャ~ン!!

たぶんジャム的なやつ。
プラムとバニラビーンズですって。美味しそうですね~。
まだ食べておりませんが、パッケージからして美味しさがにじみ出しております。
セトさんのお作りになるものは、素材の味を活かしつつ
ご自身の優しさと個性を封入し、脳内にパチパチ線香花火が散るような
喜びをもたらしてくださいます。
ストックフードだから長持ち。


 
キュビ~ン!

梅干し。
ではありません。
ドライトマトのストックフード。
横のバジルでお分かりかと思いますが
ストックする間もなく私のお腹にストックされました。


 
じゅ~ッ!!


 
もり~んッ!

でっきあ~がりっ!!

セトさんの、ドライトマトはオイルと塩とレモンが効いていますので
余計なものは要りませ~ん♪


トントン、ニンニクみじん切り♬
ピリッ!と唐辛子少々と、ぱらっとパラパラ塩少々♪
それに愛情少々と、エリンギ二本くわえましょ。
ちょっと奮発、大多摩ハムの♫ベーコン一発
ドライトマトをオイルとともに炒めれば
あとはパスタを絡めましょ~!
おっと忘れた胡椒も少々。僕の頭は少々故障。
レモン爽やか、シチリア風味のいたりあ~ん♪
真夏に観る、怖い映画はバタリア~ン♪
お日様カンカン、菜と果はカンタン♫
おぅ、あ、イェ~。

セトさんトマト、垂涎のマト。
キッシュに入れてもいいかもね~
アスパラ相性いいかもね~♫
ケークサレでもオサレだね~
ソーセージ埋めたらいいかもね~♫

ドライトマト・インザサマー
ドライトマト・ゴチソウさま~
菜と果のトマト・オンザリバー!

か~んせーいっ!!

あ。バジル忘れた。


なんと・・・歌を唄っている間に出来てしまいます。
ストックフード恐るべし。


「菜と果」が欲しい人はハウスのハウス展へGO!!
ハウス展は明日30日火曜日までですので、ハウスは家♪イエだけに、
セトキョウコさんのブログを常にチェックだイエ~!!



・・・全体的に、ブログが取り乱して失礼いたしました。



無事出張も終わり、土砂降りの帰り道は自転車では帰らず、
はるばる青梅からお越しくださっていた
キノコランプ作家http://mushooming.exblog.jp/高野氏ファミリーの車で
さらにはるばる国分寺まで送っていただきました。
高野氏、いつもありがとうございます。
疲れで放心していましたが、高野氏の軽妙なトークで
ちょっと復活いたしました。優しさに感謝!

そしてなにより、マスミツさんはじめマスミツ家の皆様、
セトさん、ワクさん、お呼びくださり
有難うございました!!


House. HP http://house-jp.org/ 








今年でしばらくお休みする遠方出張。

最後のトリを飾らせていただくイベントがこちら。


「ハウスのハウス展」

househttp://house-jp.org/

造形作家マスミツケンタロウ氏と料理家セトキョウコ氏の
新アトリエお披露目

山梨県北杜市のオープンアトリエにお招きいただけることとなりました。
お二人には国分寺にいらっしゃる時から長年に渡りお世話になっております。

記念すべき今回は、最初で最後の

出張焙煎 & 輪行出張(予定)。

当店の参加は8月27日(土)のみ。

11:00~ですが私は到着しセッティングをしてからになりますので
少々遅れる可能性がございます。
目標は12:00焙煎開始です。

このイベントに伴いまして

当日の当店実店舗の営業はございません。

8月26日(金)前日は準備休業とさせていただきます。

なお、8月17日(水)も諸事情につき営業はございません。






マスミツさんが手回し焙煎機が欲しいと仰るので

「それなら作ったらいいですよ」

と当店にお越しいただき焙煎機をバラしてお見せしました。

かねてから私の頭の中にある理想の手回し焙煎機の材質や構造を
お伝えすると、その一部を採用くださり本当にそれを
形にするべく試行錯誤。

マスミツさんのテイストが満載の手回し焙煎機が
もう完成間近なのです。

このタイミングでオリジナル焙煎機が完成して使える状態になっていましたら
ぶっつけ本番ではありますが、それを使わせていただいて
焙煎いたします。

無理な場合は当店の手回しも持参しますので
そちらでの焙煎となります。

100gの豆20袋あまりを煎りたて販売する予定です。

焙煎しながらの出張珈琲になりますので、
当日までに数量限定で水出し珈琲を仕込んで参りますので
アイス珈琲のみのご提供となります。

焙煎と珈琲が終了次第自転車で帰る予定です。

タイミングによってはお待たせしてしまいますが、
今後絶対にやらないであろう他所人前での手回し焙煎をお楽しみになりながら
時には注ぐのをご協力頂き(笑)お待ちくださいませ。



 

参加者は当店の他に


演奏家 青木隼人さんhttp://grainfield.net/aoki/

家具工房 アトリエヨクトさんhttp://www.a-yocto.jp/

パン工房 ゼルコバさんhttp://zelkowa.cocolog-nifty.com/

青木隼人さんの演奏会お申込み方法は、houseさんHPと
青木さんHPをご参照の上、お申込みください。

雨や猛暑などの対策を充分に講じ、
安全に楽しく山梨の大自然の中のアレコレを
満喫しにいらしてください。




 


ながらく店内大変暑くご迷惑おかけいたしましたが、
先日エアコンを修理し冷気が復活いたしましたので
それにともないまして

夏季営業時間を一部修正いたします。


サマータイム中

営業時間は全日17:00~23:30 ラストオーダー23:00
としておりましたが、


平日
17:00~23:30 ラストオーダー23:00

土日祝は通常営業時間通り
14:00~22:00 ラストオーダー21:30

といたします。



期間中は

ソフトドリンク・エスプレッソカフェラテ類・
ペーパードリップサイフォン・プレス・酸味や甘めの珈琲などは一切廃止。
ドリップは苦めで濃いめのネルドリップのみとなっております。

アルコールメニューの種類は増えております。

珈琲の飲めない方・お子さま・乳幼児は入店をご遠慮いただいております。

二人以上のご入店(二人まではOK)、三人からのご入店は禁止です。



エアコンは、はじめからあまり効かなかったので
暑さのせいかと思っておりましたが、どんどん力が弱まり
いよいよどうして今年の夏は店内地獄絵図。

我慢大会の様相を呈し、これはどうやら壊れているぞ?ということで
修理していただきました。

室外機と本体を繋ぐホースの中の管からガスが漏れていたようです。

汗をかかせてしまいましたお客様方には
大変申し訳ございませんでした。


画像は暑くなりだした6月、某アトリエでご馳走になったトマト鍋。
山脈のようなトマト。美味しかったなぁ~。

夏にトマト鍋。いいかもしれません。
身体を冷やさず、熱を高めて夏の病魔は野菜の力で一掃しましょう。

でも、エアコンは適度に付けて熱中症には気を付けましょう・・・。




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