いくつになっても、おとなはこどもだ。
それが素敵だと
思うのです。
12月12日(金)からの企画展「オトナコドモ展」
今回は参加協力してくださる中のおひとり
焼き物屋 上泉秀人さんを
をご紹介いたします。
実は国分寺のお店で使用している器のほとんどは
上泉さんの手によるものです。
上の画像は一昨年、ご一緒に山口県は「ロバの本屋」さんに
出張珈琲と出張展示に旅した際、
焼き上がり間もない器の底を掃除する氏の姿をおさめたものです。
もうこのブログで何度か上泉さんをご紹介しておりますので
御存知の方も多いかと思います。
上泉さんも前回ブログでご紹介しました銅版造形の持田さんと同じく
青梅に工房を構えており、
ねじまき雲が開業間もないころから大変お世話になっている御仁でございます。
そもそもの出逢いは大変古く、ねじまき雲を開業する前
私が22~3歳のころ、訪問した西荻窪の器屋さんで
偶然上泉さんの個展が開催されていたことに端を発するのですが、
この時「これは!」と直観し、はじめて作家物の器を購入したのです。
器自体自分で買ったのは初めてだったかもしれません。
それほどに上泉さんの器は、持った時手に吸い付き、適度な重みをたたえ
美しい白地に独特の緑がかった青が透ける瀬戸物でした。
お店を開業するまで、私が知り覚えた現代作家の器は
後にも先にも「上泉秀人」ただおひとりでした。
その時、上泉さんは在廊していらっしゃったのですが
交わした言葉は互いに「こんにちは」「ありがとうございました」
だけだったのです。
そして約8年後、ねじまき雲を開業するまで
再び出会うことはありませんでした。
それが、巡り巡ったご縁でこうして密に関わるようになるのですから、
人の縁とは不思議なものです。
心が動くことで生きていると、
器の粘土をこねる菊練りのような円の中に
縁は自然とまるまってくるのかもしれませんね。
上泉さんご自身、いつも心の動くままに暮らし、行動し、作り
野生の感のようなものが備わっているようにさえ思います。
上泉さんは、蕎麦猪口や陶板などの器の他に、
器を作る際出る余裕のある粘土を
その感性で独創的な形の陶片や、箸置きや、ボタンなどにして
遊び心溢れるお菓子のオマケのような焼き物も作っています。
それを小箱に入れたのをジャラジャラと氏がかき回して
目当ての小物を探す音が、またたまらないくいいのです。
その時の氏の集中しまるまった背中が、また良かったりします。
これぞおとなのおもちゃ箱。
オトナコドモが、世界を楽しくするヒントを持っているのです。
今回の展示では、器ではなく、このようななんだかわからない小物、
シノギの陶片などを販売してくださいます。
もし運よくご本人在廊の際には、
何か分からないものなどはお話しを聞いてみてくださいね。
では、次回は「オトナコドモ No.3」をお楽しみに。
場所 ねじまき雲(陽)
参加協力
古道具 マルポー
銅版造形 赤楽
陶磁器 上泉秀人
*12月8日(月)
イベント準備のため臨時休業とさせていただきます。
*12月17日(水)
搬出のため青梅店営業はございません。
何卒宜しくお願いいたします。
いくつになっても、おとなはこどもだ。
それが素敵だと
思うのです。
12月12日(金)からの企画展「オトナコドモ展」
今回は参加協力してくださる中のおひとり
銅版造形「赤楽」持田史人さん
をご紹介いたします。
実はこの「赤楽」。
持田史人さんがワークショップや、
ちょっとした小物を販売する際に作ったブランドなのです。
普段は銅版造形工房「Studio fu*mine」http://www.chanchikido.jp/fumine/
として作品づくりをしていらっしゃいます。
銅は古来より「赤」と呼ばれており
その赤を皆さまにより楽しんでいただくという意味合いから
「赤楽」と名付けられたそうです。
作品づくりという作家活動とは別に
もう少し銅を身近に親しんでほしいという想いが伝わってきますね。
ねじまき雲は青梅で開業したころから
アトリエのほど近い持田史人さんにお世話になっております。
「スタジオフマイン」としての作品展のほか
当店の動画をはじめ、オリジナルネルドリッパーから
国分寺のドアのネジベルに至るまで
大変お世話になっている人物でもあります。
しかし今回は「赤楽」としてのご参加ですので
ご紹介は、赤楽さんとしてお話しさせていただきます。
今展示のDM、赤楽さんをお借りし撮らせていただくことにしたのですが・・・
アトリエに着いて、展示の概要でもある
私のオトナコドモっぷりを夢いっぱいにお話しすると
氏はニコニコと笑うと突然席を立ち、おもむろに何かを作りはじめたのです。
上の画像は、数ある素敵な道具たちに囲まれ何かを磨いているところです。
こちらは切って削って形を整えたパーツを溶接しているところです。
結合した創作物を、銅版亀の棲まう笑える水槽にジュッ!と漬けると、
あっと言う間に前回ブログのDMに写っているネジが出来ました。
このアトリエは独りで作品づくりに没頭する場であると同時に、
こうして訪れる人との化学反応によって閃いたアイデアを
溶接する場でもあります。
人や地域、教育との関わりから得、生まれるものが人生を豊かにしてくれると
感じていらっしゃる赤楽さん。
だから秘密基地のようなアトリエには、
氏がシェフ並みの腕を振るうキッチンがあったり
集う人と時間を楽しめるよう手挽きのコーヒーミルがあったり
オリジナル作成のアルミや銅パーツの輝く
人間味あふれるバイクなどが置かれています。
これぞおとなのおもちゃ箱。
オトナコドモが、世界を楽しくするヒントを持っているのです。
展示では、ネジをはじめ、モビールのようなものや鍵や、
何だか分からないパーツなどを販売してくださいます。
もし運よくご本人在廊の際には、
何か分からないものなどはお話しを聞いてみてくださいね。
では、次回は「オトナコドモ No.2」をお楽しみに。
12・12(金)~12・16(火)場所 ねじまき雲(陽)
参加協力
古道具 マルポー
銅版造形 赤楽
陶磁器 上泉秀人
*12月8日(月)
イベント準備のため臨時休業とさせていただきます。
*12月17日(水)
搬出のため青梅店営業はございません。
何卒宜しくお願いいたします。
こどもの頃のあのミニカー。
おとなになってから見ると、意外とかっこいい。
何の役にもたたなそうな不思議なパーツ。
キラキラしたバッジや、拾った鍵。
おもちゃ箱の底にあった人形のネジ。
価値はないかもしれないけど、大切な宝物。
今だからこそもう一度、そんなものに出逢いたい。
いくつになっても、おとなはこどもだ。
懐かしい。が、新しい。
ねじまき雲のおもちゃ展。
12・12(金)~12・16(火)
場所 ねじまき雲(陽)
参加協力
古道具 マルポー
銅版造形 赤楽
陶磁器 上泉秀人
*12月8日(月)
イベント準備のため臨時休業とさせていただきます。
*12月17日(水)
搬出のため青梅店営業はございません。
何卒宜しくお願いいたします。
東青梅「GALLERY CAFE PASEAR」さんhttp://www.pasear.jp/におきまして
「贈物展2014」が開催されております。
11・25(火)~12・24(水)
11:00~18:00(土祝17:00
先週に引き続き当店は
12・3(水)13:30~17:30(LO17:00)
パセアールさんで出張珈琲をいたします。
その関係で当日の青梅店営業はございませんのでご注意ください。
パプアニューギニア ゴロカ やや深煎り100%を用いました
「パセアールスノーマンコーヒー」をお点ていたします。
明日はこちらの豆売り(100g¥700)の追加納品もいたしますので
是非お家でまったりと、苦めの珈琲をお楽しみいただければ幸いです。
何卒宜しくお願いいたします。
それは、高く天空から垂れる糸のようでもあり。
勇者は線をひく。
迷いなく、でも迷いながら、
それでも下書きなしの強さで、
優しく揺れ、
ときに途切れ、また着地しながら。
彼の矛は最強のペンで、盾は最強の紙。
両方を合わせて使うから矛盾しない。
勇者の名を、しゅんしゅんと言う。
彼は私のことをこう呼ぶ。
ヒーロースターと。
私は彼に何ぞやの、
「美味しさと、楽しさと、深さ」
を教えたらしい。
そうこの本には書いてある。
『主の糸 nushi no ito』という本に。
勇者しゅんしゅんの職業は、素描。
素直
素朴
素早くの
「素」
を描く職業だと彼は言う。
私はそれだけではないようにも思う。
あるがままの素でもあり
素敵に素晴らしいの素だとも
彼にとってのヒーロースターは
思うのだ。
彼は線をひく。
しかしそれは人と人。場と場。人生と人生を出逢わせる糸。
だからそんなことのできる彼は
ヒーロースターにとっての、勇者なのである。
*しゅんしゅんさんhttp://www.shunshunten.com/の新作製本
「主の糸」¥2160は
ねじまき雲の棚で販売しております。
カエデとイチョウ
モミジイロとキイロ
アキイロの味。
トコロブレンドオータムもいよいよ最後の納品分が
トコロカフェ分室棚に並びました。
それに合わせ、前回ご好評いただきました
トコロカフェさんhttp://tocoro-cafe.com/考案の「CHIBI KENPI」も
限定数の納品がございました。
こちらは芋けんぴ作家、加藤さんhttp://flipflop-to.blogspot.jp/が作成しております
二種類の芋けんぴ。
食べやすい大きさの芋けんぴが、それぞれツーパターンのブレンドで
ご用意されております。
● Kaede-BLEND 黄金千貫(太)+パープルスイートロード
● chou-BLEND 黄金千貫(細)+宮崎紅(しょうゆ)
各¥430
*前回ご購入を逃し、どうしても手に入れたい方は
当店までお電話いただければその数量をお取り置きしておきますので
ご検討くださいませ。
東青梅「GALLERY CAFE PASEAR」さんhttp://www.pasear.jp/におきまして
「贈物展2014」が開催されます。
11・25(火)~12・24(水)
11:00~18:00(土祝17:00)
土地柄、当店が懇意にさせていただいております作家さんも
多数ご出品なさるこのイベントに、当店も数年前から豆売りで参加させていただいております。
この度はねじまき雲としては珍しく100%ストレート一種の
ブレンド豆ではない豆売りでございます。
パプアニューギニア ゴロカ やや深煎りを
「パセアールスノーマンコーヒー」としてパッケージ。
パセアールさんのイメージカラー、グリーンの雪だるまのイラストにいたしました。
少量づつの納品ですので期間中欠品することもあるかと思いますが
すぐ焙煎し納品することにいたします。
11・26(水)と12・3(水)には
13:30~17:30(LO17:00)で
このパセアールスノーマンコーヒーをお点てする出張珈琲がございます。
この関係で、当日の青梅店営業はございません。
なお、11・25(火)は前日仕込み、所用にて臨時休業となります。
ご注意ください。
*年末年始はイベントなどによる臨時休業や時間変更が相次ぎますが
こちらのブログで随時予定をお知らせいたしますので
お手数ですが、ご来店のおりにはブログご確認のほど宜しくお願いいたします。
そのもので美しい白。
そまり美しい白。
ひるぎの赤。
クールの赤。
18日で真木テキスタイルスタジオhttp://www.itoito.jp/出張珈琲が終わった。
期間中、主宰、真木千秋氏が、庭で染め物のデモンストレーションを行ってくださった。
クール(紅露)というそめものいもの汁を、炭で焚いた大きな鍋で煮て
白銀に光を反射する美しい繊維を幾度もくぐらせる。
糸は徐々に赤みを増していく。
同じクールの赤でも段階でだいぶん印象が変わる。
色を留める媒染材料によっても、メタルな光沢を得たり、
いも自体の持つ自然な赤に近づいたりと、発色は変わるそうだ。
真木千秋氏の頭の中にはどう色を導くか、否、その色になるのが自然であり
自分と一体となる色なのかのビジョンがすでに描かれているようだ。
その予期する部分と予期できない部分をわくわくと楽しんでいる。
そして、あぁここだな。と思えるところで糸を鍋から引き揚げ
灰に漬け色を留めた。
作るという人間のエゴと、作らせて頂くという自然への感謝、
繰り返す作業の中で黙々と何かを必死に考えているようであって
そこらじゅうとひとつになって、人間の意識さえないようにも見える瞬間がある。
総てと寄り添い一体になろうとする人智を超えた意識的感覚的モノづくりの姿があった。
媒染と焙煎。
字づらこそ違えど、その作業姿勢は私のそれととても似ていた。
ただし、私も焙煎の最中意識が飛ぶことがあるが、その瞬間誰かに話しかけられると
意識を急に引き戻され我に返り大失敗し、珈琲を台無しにすることが多い。
いまだに抽出よりも焙煎の方が不測の事態に鍛えられておらず未熟だ。
真木千秋氏はよりナチュラルに意識を集中と発散とに分けられているので
話しかけられても動じることはなかった。
まるで数十年焙煎しつづけている老舗の珈琲屋のようだ。
染まった赤は、真木テキスタイルの重厚な赤であり、いもの渋い赤であり、
そこらじゅうの輝く赤だった。
この時、貴重にもこの染め作業をお手伝いできた女の子がいた。
彼女はテキスタイルを学ぶ学生で、ねじまき雲国分寺店の常連さんTちゃんである。
今回人手が足りず、毎度お馴染みだった臨時ねじまき雲スタッフ青梅店常連Mさんに代わり
新たにお手伝いをお願いした。
真木さんの代わりに黙々と糸を鍋に浸すTちゃんの頬は、初々しい一生懸命な薄紅色に染まり
留めたクールの糸は、彼女の頬のような鮮やかな赤だった。
彼女はこれからどう布と、人生と向かい合っていくのだろう。
そうそう、Tちゃんは「雲」の文字の入る屋号を持って活動している。
これぞ、完成、ネジ 真木 雲 。
作業が終わると、秋色の夕陽がこげ茶色の母屋を明るく染め上げていた。
寒い中お越しくださった皆様、ありがとうございました。
次回は真木テキスタイルスタジオ年始恒例ハギレ市でお会いいたしましょう。
お手伝いのT雲ちゃんも、ありがとうございました。
昨日朝5時半、バイクであきる野に向かった。
突き刺さる寒さを切り裂き、それでも背中から昇る金色の太陽が温かい。
信号待ち、ふと空を見上げるとスカイブルーにグレーのちぎれ雲が点々とし
二本の飛行機雲の白が寄り添って空の高みに消えていた。
出張珈琲の現場「真木テキスタイルスタジオ」に着くと、
スタッフの方々が、布の屋根を庭に架けている。
ブルーとグレーの屋根には早々に秋色に色づいた落ち葉が舞い降りる。
下から見上げるとそれは今朝見た空によくにていた。
あぁ、そこもかしこもキャンバスだ。
自然と人が織りなす丸みを感じる時、人の心は生きるのだ。
そこらじゅうが生きていることで、日々はいっぱいなのだ。
そう思えた朝。
「真木テキスタイルスタジオ」はいつも変わらずそこにあるようで
いつも進化している。
今回の「晩秋のmaki」展も、試みで充ちている。
織機の幅で織物の端には耳と呼ばれる織幅の印が出来る。
立体に起こすときには耳は切り落とされ形が作られる。
近年の織機は幅が広いので、ほとんどこの織り端の耳は服に残らない。
昔のデニムなどは古い幅狭の織機で織られているので
この耳が服の裏側に残っていることが多く、
赤色の耳から「赤耳」と言って私の若いころなどは珍重したものだ。
その耳を生かしたコートが壁にかかっていた。
生かされたそれは、とても美しく表面に顔を出し堂々としている。
上の画像の服は一枚の布から出来ている。
太古の貫頭衣に通じる思想と、生き物から頂く息づく織物を
切り裂いて殺さないというインドのサリーに見られる思想。
それに洋服という近代の洗練されたスタイルが見事に一枚に表出した衣である。
ゆえに織りの段階で数か所切れ目を織りで作り、
最小限に鋏を入れ、まるで折り紙のように作られている。
ここにも、人と自然、そして文化。そのすべてが生きている。
殺さず生かす。
樹々から土から空から海や川から頂き、形づくる。
固いものから柔らかいものへ。新しいものから朽ちるものへ。
土に還りそこからまた生が声を上げる。
丸い球の上の営みがここでは一枚の布として見てとれるのである。
私の珈琲のなかにも、そういうものがあるといいと思う。
布の空の下、
気持ちのよい服を纏い、カレーを食べながら風に身を置き
落ちる葉の音と珈琲の香りを聴く晩秋もなかなかいいかもしれない。
*11月12日(水)~21日(金)までの期間
ねじまき雲は実店舗の営業はございません。ご注意ください。
当店の真木テキスタイルスタジオ出張珈琲は
11月14日(金)~18日(火)12:00~17:30 LO17:00
となっております。
展示会自体は20日(木)まで行われております。
期間中は竹林カフェスペースにおきまして
ラケッシュさんの作るタンドールで焼くチャパティ、冬野菜のカレーのご提供が
ございます。
詳細は真木テキスタイルスタジオHPをご参照ください。
「真木テキスタイルスタジオ 」さんhttp://www.itoito.jp/
秋の展示会「晩秋のmaki」出張珈琲に伴いまして
準備、搬入搬出、再開仕込み焙煎の都合で
*11月12日(水)~21日(金)までの期間
ねじまき雲は実店舗の営業はございません。ご注意ください。
当店の真木テキスタイルスタジオ出張珈琲は
11月14日(金)~18日(火)12:00~17:30 LO17:00
となっております。
展示会自体は20日(木)まで行われております。
期間中は竹林カフェスペースにおきまして
ラケッシュさんの作るタンドールで焼くチャパティ、冬野菜のカレーのご提供が
ございます。
また16日(日)には籠編みの大家、真木雅子氏による籠編みのワークショップ(要予約)
14~16日までの期間には、CEOぱるば氏と真木千秋氏のお話し会がそれぞれございます。
詳細は真木テキスタイルスタジオHPをご参照ください。
長期間の出張珈琲となりますと、リスクも大きく実店舗は休業となりますので
皆様には多大なご迷惑をおかけいたしてしまいますが
それでも尚、イベントへ、イベント明け店舗にと、私どもをお見捨てにならず
足をお運びいただけますお客様方には大変感謝しております。
毎度毎度、有難うございます。
しかしながら、出張珈琲とは思いもかけず発想の閃きが走ったり
普段とは一段違った楽しみ方や、珈琲のある風景によってその他のものの
楽しみが倍増するというコラボレーションの歓びを見出せる機会でもございます。
この度は、真木テキスタイルスタジオさんと珈琲を今までより密に重ね合わせるべく
真木さんと言えば、布、テキスタイル。
ねじまきと言えば、珈琲を濾す作業。
という発想のもと、閃きが降り
真木テキスタイルスタジオさんのご協力を得
イベント用に、真木テキスタイルスタジオ秘蔵の
・インド茶綿の片面起毛布
・タッサーシルク
の二種の生成り生地を授かり
当店の手縫い担当くるぶしが、上の画像の茶綿オリジナルネルドリップ布と
コーノ用タッサーシルクフィルターをこしらえました。
これらを駆使し
プレス珈琲をタッサーシルクで濾し淹れ、粗いシルクの目のメッシュの粉だけを
通過させ、さらには茶綿ネルで大量点てしましたる珈琲とを合わせミックスし
皆様にご提供させていただこうと思います。
まさに、テキスタイルを飲む。という試みでございます。
これぞ、完成、ねじ真木雲。
当方の如き我がまま変態珈琲屋と親交をお深め頂き、この段になりまして
このようなネジの無理難題、バカな試みに、快くご助力くださいました
真木テキスタイルスタジオの心広きご一同に深く感謝いたします。
どんぐりはバラバラと帽子を脱ぎ地に集い、
ふくふくとした鴨は野川の陽だまりにお饅頭のように首をすくめ、ぼてっとしている。
いつの間にか11月、晩秋である。
年末にかけ当店は何かとイベントが多く入り、通常営業がほぼ無くなり
臨時休業が多くなって参ります。
日頃から何かとご愛顧くださっている方々には、大変ご迷惑おかけいたします。
誠に申し訳ございません。
11月は
中旬にあきる野「真木テキスタイルスタジオ」さんhttp://www.itoito.jp/へ
14日から18日まで出張珈琲が控えており、この期間は前後含め約1週間ほど
実店舗の営業はありません。
詳細は近々お伝えいたします。
また11月下旬からは
東青梅「ギャラリーカフェ パセアール」さんhttp://www.pasear.jp/の
クリスマス展出展と出張珈琲が日をあけ2日間予定されております。
12月は
中旬に国分寺店にて1週間ほどグループ展を企画しており
前後打合せ、準備などで臨時休業がございます。
先だって
☆11月5日(水)青梅店の営業は打合せのため臨時休業となります。
☆11月8日(土)所用につき臨時休業いたします。
翌週12日(水)翌々週19日(水)も準備、搬入、搬出により
休業となりますのでご注意ください。
他、休業、営業時間変更、イベント内容などは追って
このブログにて発表させていただきます。
何卒宜しくお願いいたします。
昨日の「CHIBI KENPI」販売イベント
沢山の方にお越しいただき有難うございました。
おかげ様でご用意いたしました抽出分トコロブレンドオータムも
最後に売り切れ、合わせて50袋ありました芋けんぴも
本日残り3袋となりました。
本当に有難うございます。
次回の芋けんぴ作家加藤さんhttp://flipflop-to.blogspot.jp/によるCHIBI KENPI販売は未定です。
今回のロットでとりあえずは食べおさめとなります。
早いもの勝ちの3袋。
欲しい方はお早めに。
毎回接客の苦手な私たちに代わりホール担当を買って出てくださる
トコロカフェhttp://tocoro-cafe.com/index.htmlオーナー上村氏。
今回もトコロ狭しと動き回り、軽妙なトークでイベント感を盛り上げてくださり
有難うございました。
次もすでに楽しいはかりごとを、どこかの誰かと画策中らしいですよ。
移転準備中のトコロカフェから目が離せませんね。
トコロカフェHP,来月も要チェックです。
10・25(土)
ねじまき雲にて TOCORO BLEND COFFEE「 AUTUMN2014」発売記念企画
「CHIBI KENPI」販売
・パープルスイートロード × 黄金千貫(細)「Kaede BLEND」¥430
・宮崎紅 × 黄金千貫(太)「Ichou BLEND」¥430
各25袋づつの限定販売
当日は、店内飲食で珈琲をご注文の方先着で
ご試食用芋けんぴをご用意させていただきます。
無くなり次第終了です。
通常メニューにての営業となりますが、
特別にトコロブレンドオータムをメニューに加えます。
トコロカフェの提案するドリップとテイストに合わせ
ねじまき雲がトコロブレンドを点てます。
・トコロブレンドオータム ノーマル 約150ml
・トコロブレンドオータム マイルド 約200ml(お湯割り)
ともに特別価格¥600にてご提供となります。
杯数限定のため無くなり次第終了です。
是非この機会に芋けんぴと共にオータムをお試しください。
トコロカフェ、オーナー上村氏が在店し
トコロブレンド、芋けんぴ、その他トコロカフェグッズを販売してくださいます。
飲食会計とは別会計になりますのでご注意ください。
詳細は、以下も合わせてご覧ください。
芋けんぴを作成下さっている加藤氏の芋けんぴにかける思いの詰まった
芋けんぴ秘話、必見です。
tocoro cafe http://tocoro-cafe.com/index.html
芋けんぴ作家 加藤氏 http://flipflop-to.blogspot.jp/
「貫け・・・黄金千貫!!」
「煌めけ!パープルスイートロ~ドッ!!!」
なんかの必殺技のようであるが、
実は芋の名である。
よくもまぁ付けに付けたりという感じである。
ほかにも、紅隼人、エレガントサマー、関八、サニーレッド、ジョイホワイト、大地の夢
など多くのキラキラヒーローネーム芋がある。
何故に芋なのか?
それは芋堅干。芋けんぴだからである。
剣のようで神々しいので、漢字はてっきりキラキラとした剣毘かと思っていたが
案外地味に、堅く干した芋だった。
しかし何が芋けんぴなのか?
それはトコロブレンドオータムに合わせ、芋けんぴを販売するからである。
何故に珈琲に芋けんぴなのか?
それはそもそも最初トコロブレンドオータムを開発した時
芋けんぴに合った秋味の珈琲を作ろうとしたからである。
芋栗のような香りと、飲みやすい中庸で甘さを引き出した味。
そしてほのかにキンモクセイのようにふっと余韻が残る酸味。
毎年状況に合わせトコロカフェさんと打合せ、
焙煎度合を酸味よりにしたり、甘みと苦味よりにしたりと
微妙な調整をしている。
今年は昨年より少々深めにいれてあるので、
普段飲みによく、味も日にちを追うごとに楽しく変化していく。
トコロカフェさんでオータムを売っていた時、
それに合わせ、芋けんぴ屋加藤さんhttp://flipflop-to.blogspot.jp/の手による
芋けんぴも販売していた。
その芋けんぴがついに当店内「トコロカフェ分室棚」にお目見えする。
加藤さんが芋の香り、味、形、固さなど細部に渡り趣向を凝らした
トコロカフェオリジナル一口サイズ芋けんぴ「CHIBI KENPI」
10月25日(土)TOCORO BLEND COFFEE「 AUTUMN2014」発売記念企画
「CHIBI KENPI」販売
・パープルスイートロード × 黄金千貫(細)
・宮崎紅 × 黄金千貫(太)
のミックス二種。
*数量限定のため売り切れ次第終了です。
異なる食感、食べやすい大きさ、甘く後を引く後味
芋けんぴ油分と珈琲との乳化によって醸し出される
口内に留まる秋の融合ハーモニー。
もうどうにも止まらない芋アンド珈琲の相乗効果をお楽しみください。
当日は、加藤さんのご厚意で少量のご試食用芋けんぴもございます。
こちらも無くなり次第終了となります。
物販に関しましては当店はノータッチスルー。
トコロカフェさん扱いとなりますため
当日はトコロカフェhttp://tocoro-cafe.com/index.htmlの上村さんが
分室棚店主として在店してくださいますので、
物販のお会計はドリンク会計と別に上村氏に直接お支払いただくこととなります。
お手数ですが、なにとぞ宜しくお願いいたします。
むやみやたらと声が大きいものは、どきりとするので苦手だ。
昔、亡き祖母が隣家にいる猛犬に噛まれ数針縫ったことがある。
私は幼いながら、本気の犬に人間は敵わないと悟った。
その祖母筋の優しいおじさんおばさん宅に、たしかラックとドンマツという
スターウォーズに出てくるイウォーク族みたいな小型犬がいて
どちらか忘れたが、腹を撫でると手足をピクピクとして変に喜んで面白かった。
父の友人宅にもラッキーだかミッキーという名のチワワっぽい犬がいたが
いつも舌ベロがペロッと出ている愛嬌のある顔つきで
ごつごつと骨っぽかったけど、人馴れした可愛いヤツだった。
だから小型犬なら、大したことはなさそうなので大丈夫だ。
今は卸し先にニコと言う名の可愛いジャックラッセルテリアがいて、たぶんもう友達だ。
話しがだいぶズレてしまったが、前のブログでは
「土器っ!丸ごと貫頭衣!くるぶしだらけの遺跡大会」
の様子をご覧いただいたわけだが、その静岡旅の続きである。
実はこの旅、私ネジにも大きな目的があった。
それは「NOTOMO cafe」http://notomocafe.hamazo.tv/
である。
くるぶしの母の知り合いで、掛川にお住まいの若いご夫婦が開店したお店なのだが
このお二人、どうやら以前からねじまき雲をご存じ下さっていたようで、
母の娘であるくるぶしが、なんとあのねじまき雲なら、
是非とも珈琲をお願いしたいとのお話しをいただいた。
開店前にわざわざ東京にまでご挨拶にいらしてくださっていたのである。
というわけで、開店以来ずっと当店の珈琲豆を扱ってくださっていたわけなのだが、
忙しさと金の無さにかまけて、まったくお伺いもしていなかったのである。ごめんなさい。
ノトモカフェさんには
メキシコ マヤビニックの深煎りと
パプアニューギニア ゴロカの深煎りを卸させていただいている。
特殊な壁紙を巧みに使い、非常にお洒落で居心地のよいカフェなのである。
そしてこちらが他のカフェと一線を画すのは
一階がカフェ。二階がドッグサロンになっているというところなのだ。
犬が苦手な方への配慮として
カフェスペースとサロンは抵触しない作りとなっていた。
しかし10月からは一階の一部をドッグホテルとして改装し
2階にはプレイルームが設けられ
お犬さま寄りにはなったものの
珈琲はちゃんと飲める。
お泊りのわんこを眺めながら珈琲を飲んでリラックスすれば
犬が苦手な方も、少しはワンちゃんが好きになるかもしれない。
とにかくNOTOMOcafeさんはトイレの細部に至るまで
アーティスティックなインテリアで、さらに奥様のお作りになるスィーツも絶品絶景。
珈琲も旨いとなれば、この度はそれらを写すために重い一眼レフにレンズを数本担いで
掛川に降り立ったのであるが。
・・・ではあるが、
流石うっかりネジ兵衛と異名をとるほどの私である。
まんまとカメラを母の車に置き忘れてきてしまった。ごめんなさい。
というわけで、以下はくるぶしが自身のサイコアイフォン(最古)で撮影した画像である。
ケーキには大人なココア味ビスケット(犬型)が添えられている小にくい演出。
がしかしっ!せっかく撮った珈琲の画像はボケボケで載せられず。ごめんなさい。
しかしお味はキリッと苦味がきいてミルクとの相性抜群でした。
ご馳走様でした。
ノトモカフェさんのHPには、日々お美しいワンちゃんの写真がアップされ、
インテリアや美味しそうな珈琲がきちっと写っておりますので
ご確認ください。
では、遠方の方もご近所の方も犬好きの方もそうでない方も
レッツ NOTOMOcafe
余談ではあるが、幼い頃ラックとドンマツで動物との接し方を覚えた私は
大人になって猫を飼った。
猫も小型犬も大してサイズも見た目も変わりはない。
よし喜ばせてやろうとお腹を撫でてやったら
見事に嫌がられガブリと噛まれた。痛い。ごめんなさい。
生き物に思い込みで接するのは良くないのである。
一人一人一匹一羽、それぞれ性格というものがある。
育ってきた環境が違えば好き嫌いもしょうがないという歌もある。
セロリが好きな犬もいれば、パセリがダメだったりする猫もいるだろう。
ちなみに引っかかれると犬より猫のほうが痛い。
人も犬も、見た目や声のでかさや経験則だけで判断するのはよくない。
まずは接してみて如何に。である。
てなわけで、可笑しな二人の珈琲旅はこれからも続くのであった。
完
相方であるエスプレッソ担当「くるぶし」の実家は静岡である。
彼女はちょこちょこ実家へ帰ってはいたものの
この仕事を始めてから、私はほぼ静岡へは顔を出せていない。
なんとも冷たい娘婿である。ごめんなさい。
約10年ぶりに帰る家は、ドアが新しくなっていた。
キッチンが素敵だったり、
カプチーノがお洒落になっていた。
カプチーノとは義兄が乗っているスズキのスポーツタイプ軽自動車である。
とても可愛くイカした、ナイススタイルカーなのだ。
もう1998年には生産が終わっているレアな車だ。
妹がバリスタで、兄がカプチーノに乗っている。
偶然とはいえ、なんとも出来すぎな話しだ。
もちろん兄のほうがずっと昔から飽くことなくカプチーノを愛しているので
妹は後発である。
カプチーノは、よりコーヒーに近い色にドレスアップされ
草食系のオールドタイプの面影はなく、
アグレッシブルな黒きユニコーンの如き進化を遂げていた。
くるぶしはこの10年でこのカプチーノに追いつけたのだろうか?
そのくるぶし。実はこの帰郷には顔見せの他に重要な裏目的があった。
遺跡巡りである。
彼女は最近「如何にして最善に生きるか」という問いを
古代の人々の暮らしや意識や表現に見出しはじめ、
特殊な野獣的本能から独自の研究を進めている。
エコでもロハスでも、ナチュラル系でもネイチャー系でもない。
それは全く新しい観点からプリミティブな人と都市、暮らしというものを現代にマッチさせる
部分的ゆるくファジーな原点回帰である。
それを進化と呼ぶかは分からない。
だが、自分として生きる。という深化にはなっているようだ。
彼女は生まれ育った地に、登呂遺跡をはじめとする遺跡群が存在することを思い出し、
そして彼女のバイブルである諸星大二郎氏が著した書物から静岡近郊に残る伝承を紐とき
今回旅に出るに至ったのである。
てなわけで、登呂遺跡。
なんと無料閲覧可能な博物館一階には
贅沢にも、再現された貫頭衣を着用できるコーナーがある。
くるぶし狂喜乱舞である。
弥生は稲作。稲作の象徴の稲穂を手に
左の画像は収穫の喜びを表現してみた。
布は綿で、腰に紐で縛り反物を止めるタイプ。
右は麻である。
少々長めでラインが下にいくに従い広がっている。
たっぷりしていて作業もし易そうだ。
ちょっと格好つけて撮ってみた。
後ろが土器じゃなければ、どこぞのブランドの新作発表のようである。
この時代綿花が盛んに栽培されていたかは疑問であるが
植物の樹皮や、苧麻から、麻素材は取られていたようである。
染めに朱色も用いられ、魔除け的儀式的意味合いからもネックレスなどの装飾品を
身につけていたことから、
案外縄文弥生の人々は現代に負けず劣らずお洒落であったろうと思う。
外にはいくつかの高床式倉庫、ストロー状植物素材を利用した住居が
農耕集落を形成しており、火おこしも体験できる。
くるぶし、非力過ぎてまったく火が起きない。
どうやら将来火おこしは私がやることになるであろう。
素材の違う木を組み合わせることで大概の木材での火起こしが可能だと
職員のオジサンが教えてくれた。
ここでは古代米も栽培され、赤米、黒米、緑米などが稲作されている。
丁度、採れた赤米を、復元した土器で煮詰め試食させて下さった。
口に運ぶ器兼匙は、園内のシイの葉だ。
徹底していて嬉しい。
お味は、少々固いが穀物のふくよかなコクと甘み、それに土器の
スモーキーな風味も加わり、これだけでご馳走である。
職員さんに尋ねると、
稲作とまでいかないまでも、
縄文時代すでに米が食されていた痕跡が近年諸々の発掘調査で見つかっているとのこと。
日本では1万3000年以上の昔から米を食べていたことになる。
う~む興味深い。
そのほかにもいくつかの発見や有益な情報を得、古墳を巡り
歴女ならぬプリミティブ女子、プリ女くるぶしの
帰郷の日は暮れていったのである。
そうそう今回私たちがお邪魔させていただいた
静岡市立登呂博物館http://www.shizuoka-toromuseum.jp/には
素晴らしきミュージアムショップが併設されており
上の画像の登呂博物館、調査用オリジナル手帖などが売っている。
発掘には必須アイテムである。
非常に秀逸なミュージアムショップなので
ご興味がおありの方は、古代に想いを馳せながら、是非お寄り頂きたいものである。
くるぶし。
今回の旅で拍車がついたのか更に深く古代へ邁進没念としているご様子。
そうそうちなみに「くるぶし」
この名前は以前飼っていたウサギに彼女が命名したものを使用している。
期せずしてインディージョーンズの「インディアナ」と同じような由来である。
果たして、くるぶしジョーンズ博士はどこに行きつくのであろうか?
そして、私は次に帰るときは絶対義兄に
カプチーノの助手席に乗せてもらおうと思う。
運転が下手過ぎて車に乗れないが、車は大好きなネジなのであった。
可笑しな二人の珈琲旅はどこまでも続く。
昨日ラジオが今日の予想気温を29℃と言っていた。
暑い。夏のあがきだろうか。
けどもう空が高い。秋の空だ。
当店もいつからか、夏限定メニューの氷飲珈琲「霜柱」が終わっていた。
エスプレッソ担当者の暑い寒いの感覚のみによって突然に始まり、唐突に消える
夏の幻である。
画像は、お客さまが食べながらその場で描いてくださった「霜柱」。
融けて無くなる霜柱。残ったのは色鮮やかな、夏の記憶。
私の珈琲人生で、唯一納得のいく一品である水出し珈琲も、もうまったく出ない。
水出し珈琲は抽出してから保存は効くものの、一度に一杯だけは作れない。
日が過ぎれば、味のピークも過ぎてしまう。
しかも、再加熱で味が変わるのを防ぐためお燗で常温に戻しはしても、ホットはやらない。
一番美味しい状態のものを一番美味しいかたちで。
なので一番納得のいく珈琲は、一番出ないメニューのひとつである。
それゆえ、残念ながら夏を過ぎれば欠品扱いとなる。
悲しいかな、もう来年まで作らない。
旬なものは旬なうちに。
昨日、3袋だけ、棚にトコロブレンドサマーを並べた。
トコロカフェさんと共同開発の販売豆である。
サマー2014、もう煎らない。
この3袋が、早いもの勝ちの
ラストサマー。
イベント
カフェソメイエ×ねじまき雲
「秋の夜長煮込み」
いよいよ本日最終日です。
昨日は沢山の方に、ソメイエさんのお料理と、当店のご用意させていただきましたお酒を
お楽しみいただき、有難うございました。
中には、声にならぬ感動をお葉書にしたためてくださり、一日に二回お越しくださった方も
いらっしゃいました。
その「ありがとうございます」の文字にソメイエさんが
「こちらこそ有難うだよね」と、辛い日々でもそういうお声に助けられ、
頑張る気にさせてくださったり、報われているのは自分のほうであると、
じんわりとしてらっしゃいました。
これだけでもこのイベントには、
やった価値があったかな。と思わせてくれるものがありました。
有難うございます。
さて、このイベント、店内飲食だけではなく、
お持ち帰り専用のお菓子も販売がございます。
写真のような焼き菓子でございます。
黒糖クッキー
ほうじ茶クッキー
チーズクッキー
ビスコッティー
ウィークエンド
南瓜パウンド
また、その隣に写っておりますお酒は、今回お出ししておりますカクテル
ハバナ・クラブ3年をベースにしましたモヒートです。
ハバナ・クラブ3年は、コストパフォーマンスも良く、
オーク樽の香りが仄かに薫り、スキッとした飲み口のホワイトラムです。
お菓子はどれも珈琲や紅茶でお楽しみいただけることはもちろん
大人なイベントらしく
ご自宅でラム酒のお供にするにも最適です。
特に、ウィークエンドという聞きなれないフランスのお菓子は
「週末を過ごす大切な人と食べるケーキ」
「週末ヴァカンスに持って行ったお菓子」
とムーディーな名前の由来が諸説あるレモン風味の効いた伝統菓子ですが、
そのレモンの爽やかさと杏の甘酸っぱさ、
表面のザクッとした砂糖がけの食感と
生地のしっとり感が、これまたラム酒にピッタリ。
ダークラムはもちろん、ミントとライムの香り立つキリリとエッジのきいたモヒートには
相性抜群な、大人な週末菓子です。
昨日モヒートを飲みながらBARの思い出話しをしてくださったお客様が
ハバナ・クラブの産地、キューバゆかりのミュージシャンを紹介してくださいました。
老アーティストで結成された「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」
アップテンポな明るいキューバらしい曲はもちろん、
映画「デスペラード」のアントニオ・バンデラスのように
ライフルを撃ちまくりたくなる危険な香りのする音楽や
演歌のような哀愁漂う、枯れた甘さのある曲まで
実に、モヒートを飲みたくなる曲ばかりです。
普段は聞かないキューバ音楽を耳に、
モヒートでウィークエンドなんて素敵で渋い夜を
ご自宅で過ごすなんていうのは、いかがでしょう?
これでハバナ葉巻でもあれば、気分は、ちょっとしたヘミングウェイ。
くれぐれも傍らにライフルなど置きませんように。
*イベント詳細はブログ前記事をご参照のほど
「秋の夜長煮込み」
カフェソメイエ × ねじまき雲
9月27日(土)28日(日)14:00~22:00 LO21:30
場所:ねじまき雲(陽)
*9月26日(金)18:00クローズ LO17:30
29日(月)30日(火)臨時休業
10月1日(水)昼の部はお休み
いよいよ明日明後日、イベントです。
お伝えしておりましたとおりホット珈琲はございません。
本日はイベント準備につき短縮営業となりますので、
ご注意ください。
食べ物と、お酒で、カフェバーのように。
お酒が飲めない方のためにもソフトドリンクも少量ご用意がございます。
*かならず以下からワンドリンク、ワンプレートをご注文くださるようお頼み申します。
もちろん追加オーダーは歓迎です。
メニューは
ソメイエさんサイド
☆煮込み料理
・プレヤッサ(セネガルのハーブの効いた鶏肉煮込み料理)
・ボルシチ(ロシア料理の紅い煮込みスープ)
☆一品料理
・ラタトゥイユ
・栗とキノコのキッシュ
・クスクスのサラダ
・ブルスケッタ
・南瓜のスパイスナッツあえ
・ピクルス盛り合わせ
☆デザート
・チーズケーキ盛り合わせ(ゴルゴン・リコッタ・カマンベール)
・チョコレートムースケーキ
・クレメダンジュ・プラムソース(レアチーズケーキ)
☆お持ち帰り用テイクアウトスウィーツ各種
(テイクアウト用は店内飲食は不可となります。ご注意ください)
ねじまき雲サイド
☆アルコール
・フランス産無農薬自然農法ノンフィルター野生酵母赤ワインミディアムボディー
・島根県産辛口日本酒(月山)
・レーベンブロイ瓶生ビール
・キューバ浅煎り珈琲焼酎漬け
・珈琲リキュール(深煎り)
・ラム酒各種(ストレートORロック)
☆カクテル
・モヒート(ハバナクラブ3年使用)
・ラムジンジャー(自家製ジンジャーシロップを使ったオリジナルカクテル)
・カルーアシェイク(自家製リキュールを使いシナモンを効かせたオリジナルカクテル)
☆ソフトドリンク
・アイス珈琲
・ジンジャーエール(ホットジンジャーもあります)
・ココア(ホットもあります)
・りんごジュース
・ぶどうジュース
以上
いずれも数に限りがございます。
無くなり次第終了です。
カフェソメイエさんについては、ひとつ前のブログ記事をご参照のこと。
では、秋の夜長と、
珈琲店にあるまじき、美味しい香り溢れるねじまき雲の
特別な二日間を
お楽しみください。
二日間だけ。
プレヤッサ
ボルシチ
ケーキ
ワイン
ビール
ジュースなど
過ぎゆく夏と秋の訪れ。
ねじまき雲が
カフェバーに。
立川カフェソメイエさんが国分寺ねじまき雲を
ネジジャックする初食べ物企画。
煮込み料理やお菓子。ワインやビールなども。
珈琲は、アイス珈琲だけは作ろうと思います。
過ぎ去る夏を惜しみ、秋の訪れを楽しんでください。
売り切れ次第終了。
ワンプレートワンドリンクオーダー制です。
もちろん追加オーダーはいくらでも。
ただしテイクアウト用お菓子はそれのみで
ご購入可能です。(テイクアウト用は店内飲食不可)
ソメイエさんhttp://blog.cafe-sommeiller.com/は、
当店のチーズケーキなどの
私が珈琲に合うよう発想した味を、無理を聞いてくださり
ニュアンスを汲み取り実現してくださっているカフェです。
もう何度かコラボレーションしておりますが、
当店での開催は初めて。
珈琲を淹れない飲食イベントというのも
ねじまき雲始まって以来初めてのことです。
ちなみに、私やエスプレッソ担当くるぶしは
とても人付き合いが苦手で気難しいくせに
人と接する珈琲店を営んでいる特殊な偏屈ものですが、
ソメイエさんもかなり似ています。
だからこそ気が合うのですが、
手先の繊細さとは反比例するように
人への対応は不器用なのです。
過去コラボ時記事http://nejimakigumo.blog.shinobi.jp/%E3%82%A4%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%88/someemaki%20%205-5-5-9
なにとぞ、その点ご了承いただければ幸いです。
くれぐれも・・・完璧でかゆいところまで手の届く細やかで心地よいサービスをお望みの方は
そのような他店をご利用くださいますことをお勧め致します。
プレヤッサ、ボルシチなどの煮込み料理に加え、
マリネをのせたブルスケッタ、キッシュ、ピクルスの盛り合わせや
サブジにクスクス、チーズケーキ盛り合わせなど
聞いただけで涎の出るような異国情緒溢れる一品料理たちを
皆様にお楽しみいただけるよう、
頭を捻って考えてくださっているようです。
本決まりになりましたらまた
ブログにてお知らせいたします。
9月27日(土)28日(日)14:00~22:00 LO21:30
場所:ねじまき雲(陽)
*9月26日(金)18:00クローズ LO17:30
29日(月)30日(火)臨時休業
10月1日(水)昼の部はお休み
となります。ご注意ください。