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COFFEE & GALLERY SALON " you " COFFEE ROASTER " in " 自家焙煎珈琲店 国分寺(陽)&青梅(陰) Since 2006
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パピエは   蝸牛の背にまたがり、


   秋のおとずれに     銀色の軌跡を描く。



永遠に続くものなど無いという永遠が在ることに気づいた時には、



深い迷走の冥想に 囚われる  。




探しものはなんだっけ?  


そう、    これを   コレを    探していたんだ。




グレートマッシュルームを!!



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いよいよ明日から「リングワンデルング」が、はじまります。


13:00-18:00



ドライフラワー人形「リリパットロル」・・・・いっぱい作りました。サスガに疲れた。


先日、「パピエコレ」http://papier-colle.com/index.htmさんに搬入を終えましたが、

高野氏のランプと合わせると、森の王国が現れました。


コラボレーション作品も一点あります。必見です。。。
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千葉を彷徨い、町田の林を彷徨い、キノコに出逢った。

そしていくばくかの森の恵みを手にした。


霧の中、森の中を行方を失い彷徨い歩き、同じところをグルグル
回るさまを円形彷徨  「リングワンデルング」  という。


そんな人生のループの中から生まれた、私の創る人形。
そして、出逢ったキノコランプ。

キノコランプ作家 高野幸雄http://www.geocities.jp/youkeepon/
「グレートマッシュルームランプ」

ドライフラワードール作家 長沼慎吾
「リリパットロル」


が、コラボレーション。



青梅の奥地、二俣尾というメランコリックワンダーランドにそびえたる
「パピエコレ」http://papier-colle.com/で、

二人の創る森の一幕が上がります。「リングワンデルング」


10月24日(日)開幕 (長沼慎吾 在廊)

10月31日(日) 

11月3日(水) 

11月7日(日)最終日 (終わり頃、長沼慎吾 在廊)

13:00~18:00  


ランプ、人形ともに販売アリ。

*人形に関ましては、壊れやすい素材ゆえ、自己責任でお持ち帰りに
なれる方のみです。

キノコランプに関しましても、基本的に会期後引き取りにお越しになれる方
にむけての販売となる予定です。


ファンタスティックな無限ループに、迷い込んでみませんか?


☆10月24日 ねじまき雲の営業はありません。

☆11月7日 ねじまき雲は16:00まで。15:30ラストオーダー 


ユニークな房総の旅から帰った我々は一夜明け
実家の近くの林に、木の実拾いで憂さ晴らしに分け入った。

なんと!!そこはキノコの楽園であった。

このところの恵みの雨の賜物である。我々にはさんざんな雨でしたが。。


てことで、旅のおわりの収穫をココに。


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町田キノコ王国。


あまりにテンションのあがったくるぶし、


フィルム写真を撮るのに夢中で

40箇所、蚊にさされる。


数えたくるぶしにうながされ、

デジカメのネジ、

25箇所 さされたこと判明。




以前の日記からのつづき


「抱」さんをあとにした我々は、雨の中 いすみ鉄道の東総元駅へと歩いた。


PM1:00  東総元駅


遠さにいくばく不安を覚えつつも辿り着いた駅は、
桜の花びらの形の窓がついた和テイストの建造物であった。

折れたヤジロベエが置かれた、謎の巨大おみくじクルクルが設置されている。

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カエルと蛾と蜘蛛の棲家と化しているが、
とりあえずおみくじを回してみる。

二人ともどっちつかずな位置で止まる・・・・。


「だよね・・・・。」と思う。



カエルを激写しつつも、いすみ鉄道を待つ。

くるぶしは、鉄子ちゃんよろしくホームの最前線でカメラを構えるも、
いっこうにムーミン列車の現れる気配がない。


「田舎だから遅れるのは当たり前ダヨ。」
などと言いつつ20分経過しても、姿は見えず。

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いかに田舎といえども、これはいささか遅すぎである。

携帯でいすみ鉄道のHPを見ると、

「本日雨のため、一時運休。」とある。

・・・・

マジか~~っ!!



道路をはさんだバス停にすかさず時刻を見に行くも、
一時間以上発着がない。 なに、この空白の一時間は・・・・。

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と、くるぶしが「運休のお知らせ、あった~!」と言う。

今更っ? どうやら、運休のお知らせの紙だけが掲示板からめくれて
分からなかったようだ。  ・・・・・お知らせの、意味がない。


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「仕方ない・・・・歩くか。」




「かうひい堂さんが大多喜駅から歩いてきた。」という情報をハグさんから入手していた
我々は、そう遠くはないだろうとふんで、より運行の可能性の高い大多喜駅までの
移動を敢行した。

線路沿いを行くも、途中で道から線路がはなれてしまう。
サスガに運休といえども線路の上を歩いては行けない。

中学時代、映画「スタンドバイミー」に憧れて線路を歩いたら、ホントに電車が来て
駅員に怒られたことを思い出す。・・・・あれは鎌倉だったかな?

ヤマ勘で歩いていくと、ようやく


PM2:40   大多喜駅 到着。

「けっこう、かかるじゃぁね~かぁ・・・・。」


疲れきった我々は、駅の売店でムーミングッズみやげを買いつつ運行状況を聞くも、
復旧の見込みはたっていない。

別に大雨降ってるわけじゃないんだケドさぁ。

待っていても仕方ないので、またタクシーに乗り込み5030円かけて(泣)


PM3:30  大原駅 到着。
この時点で、
「くらしのmoto市」の荷物を置きっぱなしの実家への到着時刻はPM6:00を
過ぎるようだ。

そういうわけで、泣く泣くくるぶしの調べた美味しいカレー屋、喫茶店巡り計画は
ことごとく断念されたのだった。

仕事を終えたサラリーマンに紛れた我々は、邪魔なバックパッカー気分で
帰宅の路に着いたのであった。


かかったタクシー代  1万円以上。
かかった珈琲代     3500円。
珍道中小話し      プライスレス・・・・。



  我々が千葉房総の旅で得た教訓は、


「旅と人生の計画はキチンとたてましょう。」


である。




飲食店には貢献できなかったが、
千葉のタクシー会社が少し潤ったことは、確かであろう。。。。
10月31日 (日)

特別企画により当日の通常営業はありません。


各回10席限定 先着 完全予約制


1回目  11:30開場   12:15開演

2回目  14:30開場   15:15開演


料金1000円(ワンドリンク付)+350円で
当日限定「イルテンポボーラ」さんのバナナチョコパウンドが食べられます。
予約時お申し付けください。当日でもご用意ございます。


iwasawa moeko 歌

yamamoto naho 花

neji          珈琲


花と音楽を開場に合わせてしつらえるアーティストのお二人が
ねじまき雲の空間に歌と花をそえてくださいます。
そして、植物を珈琲に取り入れて、私も参加。

初のトークタイムを3人で行います。

秋をいろどる、花と歌と珈琲の接点を、お話しいたします。

当日は3種類の提案を珈琲で。

私のイメージしたドリンク

moekoさんのイメージしたドリンク

nahoさんのイメージしたドリンク

からお選びいただけるという楽しいチョイス付き。


ご予約は、当店店頭、もしくはお電話にて。

只今、若干名のみの空きとなっておりますのでお早めに。。。。


お名前、ご予約人数、1回目2回目のどちらか、
御菓子の有無、ご連絡先をお教えください。

詳しくはコチラ・・・・
http://ameblo.jp/hanatoongakuten/




前の日記のつづき



AM10:00


宿を出て、「抱」さんへの道すがら、松下塾の奥様に田舎暮らしについて聞いてみる。

さぞかし面倒くさい付き合いや行事が多いだろうと思ったら、
地元民は昔、町に引っ越してしまい、
部落のほとんどは移り住んできた新しい人たちばかり。

お隣さんもオーガニック野菜を育てて商売している新村人で、
なんと自給率90%という驚異的な方々だそうだ。

一度過疎化し、逆転現象がおこっているらしく、
お祭りも、担ぎ手がいないため神輿は無く、神主さんのお払いのみ。
村人が10人も集まると、「今日はいっぱいいるなぁ~。」という印象だそうだ。

ここまで田舎だと、逆に干渉されることもなく自由なのか・・・・。
人付き合いが苦手な没頭系アーティストなんかには、
千葉の田舎は快適かもしれない。。。。


なんてことを話していると


AM10:30

自家焙煎珈琲店「抱 HUG」到着!!

車をおりると、なにやら焼いたような、こうばしい臭い。
焙煎・・・・いやなんか・・・・違うなぁ?・・・・。

ハグさんがニコニコしながら近づいて来ると、急に顔色が曇る。
「ん!?なんかコゲ臭くないっ?」

「確かに。」

「あっ、サイドブレーキ引きっぱなしで来ちゃったぁ、わぁわぁ、
なんか重いなぁとは思ってたんだけど、沢山乗ってるからかなぁっ?
って。ハハハッ。」と笑う奥様。

「いやいや!早くサイドはずさないとブレーキ利かなくなっちゃうから!」
とハグさんのほうが焦る。

ちょっと気づいてはいたけど、奥様は天然である。

思わぬハプニングで、すっかりオープンしたての喫茶スペースに
目がいくのが遅くなってしまったが、
ハグさんも、築100年はあろうかというお宅を焙煎室に、
はなれを喫茶スペースに改築し営業している。
これまた、知らないと来れないような場所ではあるが、
「松下塾」さん同様の素晴らしいリノベーション珈琲店だ。

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それもそのはず、松下さんが数ヶ月かけて手がけた物件であった。

そもそも今回の旅は、丁度良いタイミングで
この喫茶スペースオープンの知らせがハグさんから届いたことに始まる。

ハグさんとは以前、焙煎士の集いで、お隣りの席になったことがご縁で
知り合うことができた、珈琲界の先輩である。

ブレーキが冷えるまで松下さんの奥様とご一緒に珈琲をいただくことに。
お世話になったお礼に、珈琲をご馳走することにした。

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と、おもむろに口を開いたハグさんが、
「ネジさんたちお二人の分は、もうお代いただいてますから。」と
意味深な笑みを浮かべる。

!!!?? なにそれっ?

私たちが呆けた顔をしていると、察したハグさんが説明してくれた。
数日前にフラッとやってきたスナフキンみたいな御人が、
「ネジさんたちも来ますから。」と、お代を置いていかれたらしい。

カッコヨすぎっスヨ~先輩!!

そう、そのお代を置いて行かれた方も、非常にお世話になっている
「かうひい堂」さんという珈琲界の先輩なのであった。

いっけん商売敵に見える珈琲屋どうしも、
脈々と受け継ぐ珈琲魂を持つものどうしとして繋がる、
静かなる「絆」のようなものがあるようなのだ。

このように、懐の広い学ぶべき方々に恵まれたことは、
一駆け出しの珈琲屋として本当に幸せなことだ。

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いただいた珈琲は、どれもがカップに柔らかな優しさが満たされていた。
その包みこまれるような安心感の苦味は、まさに「抱」さんそのものであった。

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さらに、珈琲のお供にベストマッチなスコーン、ラスクを
ハグさんにご馳走になってしまう。
お知り合いが作られているようで、どれも美味い。

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しばらくすると、
「主人がサンマ焼いて、遅いなぁと思ってるだろーから、そろそろ帰りまぁす。」と
ブレーキの冷えた松下さんの奥様はお帰りになられた。

「お気をつけて~。」(マジにネ。)と心の中で思う。楽しい思い出をありがとう。

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珈琲の表現はさまざまであるが、
自分の好みの芯にズドンとハマル珈琲は、なんとなく創り手も尊敬できる人格者が
つくっている場合が多い。
そういう珈琲には、必ず創り手の人柄が表れている。

豆の採れる標高、降水量、種類なども、味を決める重要な要因ではあるのかもしれない。
しかし、なによりも最終的には、
それをチョイスし、仕上げる人物の信念が味に現れているものが、
何より理由関係なく心に響く、「楽しい一杯」を作り出すのではなかろうか。

そういう珈琲が、そういうヒトが、そういうモノが、わたしは好きだ。


不思議と、くるぶしが「旨い!」という珈琲もそういう珈琲だ。
珈琲の好みにうるさい人だが、ある意味の選択においては「鼻が利く」天才である。


ハグさんの珈琲との出逢いによって、
最近腑に落ちていなかったものが、

晴れた思いがした。


PM12:30


「東総元駅はTVチャンピオンの職人が作った駅だから面白いヨッ。」と
ハグさんに教えてもらい、ムーミン列車の最寄駅まで歩いていくことに。


豆を売ってもらい、途中まで送ってくださったハグさんに別れをつげる。

雨の田舎道を、駅へと歩く 

麦わらポンチョと、ウィンドブレーカーの珈琲屋が ふたり。



サイドブレーキの一件から、また滑稽なネジが巻かれ始めていることに
珈琲に満ち満ちた二人の背中は、まだ知らない・・・・。




つづく
前の日記からのつづき


宿の奥様の車に乗り込み、今宵の寝床へと向かう。
宿は、この旅最大の目的、自家焙煎珈琲店「抱 HUG」(ハグ)さんからのご紹介

「松下塾」(しょうかじゅく)さん


ハグさんから、「秘境」?「部落」?と聞いて
内心ビビッてはいたが、未開の地ではなく、ステキな秘境であった。
ただし、携帯の電波はまったく通じない。

山奥の部落への唯一の道は、戦時中、高射砲台を運ぶために出来たという
車一台がやっと通れるような曲がりくねった林道。
脱輪したら死にそうだが、時々野ウサギと並走できるという特典つきである。

唐突に車が止まると、そこには霧の緑にむせぶ赤黒い大屋根が
ひっそりとたたずんでいた。

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宿の名物犬、「ぎん」がお出迎え。とっさに頭の中で「流れ星・・・・」と思うが、
額に傷もつ屈強な犬ではなく、おっとりとして、犬が苦手な私でも触れるくらい
目尻がさがった犬だ。まったく吠えない。

熊の赤カブトはいかにも出そうなトコではあるが。。。。


これまでの珍道中とは違い、ここからはイイコトしか無い!!
このために千葉に来たのだ!と言っても過言ではない。

宿のご主人かつ、モザイクタイルアーティストでもあらせられる松下さんが
築100年の母屋、はなれ、馬舎などを見事にリノベーション。

宿はこんなトコに二人だけで泊まってイインスカ・・・・ってくらいデカイ。

ヤドカリとヨシノボリ的なものしかいないマニアックな水槽があったり、
倒木の桜の木で作ったイスや、手作りのお風呂、トイレなど
興味の尽きることがない。

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ごはん、お風呂など、奥様がいたれりつくせり面倒を見てくださる。

用があると、共有スペースまで「コン、コンッ」と口で言って来てくれるのだが、
なんともほんわかして和む。

「木漏れ陽の湯」と題されたお風呂は、晴れた日にはホントに木漏れ日が落ちるそうだ。
雨が晴れれば、宿から富士山も望めるらしい・・・・今日は雨だけど。



PM7:00


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ご主人がお料理された、自家栽培のお野菜を使った身体に優しい晩御飯。





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薪がまで炊いてくださる、摘みたてキノコの炊き込みごはん。
4合くらいはあるのではないかと思う・・・・。二人分なんだけど。


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ご近所の湯葉屋さんのお豆腐。うっすら緑色。
旬の戻り鰹、千葉の恵みは、脂がのってまったく生臭くない。
お魚嫌いのくるぶしがパクパク食べる。
畑で採れるシソ、キュウリの塩もみが、なんともいい塩梅で旨い!



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チンジャオロースみたいなナスの炒め物。
採れたての山椒が利いて、箸が止まらない。




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冬瓜のあんかけ。こちらもお味が絶妙。
ジュワッと溶けるようにとろけてしまう。




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くるぶし大好物のバナナのデザート付き。


エビスの大瓶も650円とお安いので、普段は飲まない高級ビールもいただく。
酵母の活きた美味しいどぶろくもご好意でいただく。
ほのかな酸味、深い味わい。いままで飲んだどぶろくで一番美味しい。

一日の疲れが吹っ飛ぶ。


PM9:00


葉がうけるやわらかな雨音を聴きながら、就寝。

いつもはAM3:00ころ寝ている二人には
異例の早寝である。






AM7:00 起床

寝すぎである。

AM8:00

奥様が「トン、トンッ」とやってくる。

「いま来るとサンマを焼いてるところが見れますヨォ。」
朝ごはんはどうやら松下さん宅で作るらしい。


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主人、サンマを焼くの図。
薪ストーブを利用した豪快あぶり焼き。




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おいしくない訳がない。説明要らずのサンマ。



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手作り味噌で作る大根の味噌汁。
まるでお酒のような甘さがたって、食材が活きる。

自家製の梅干はこれぞいい塩梅!
自家製らっきょう、にんにくの漬物も奥深い。
かぼちゃの煮付、粘度のあるおくら、どれもが素材の良さが滲み出ている。

これまた薪で炊いた白米、4合くらい。さすがに朝は多いから残す。
っしかし、旨い!こんなに甘くて弾力のあるお米は久々に食べた。
と感動していると、ジュウネンド米という千葉の新米で、ご近所にわけていただいていることを
教えてくれた。納得。


ご夫婦と、生き方についてアレコレ話し、有意義な時を過ごす。




これだけ充実の一泊2食付、おどろきの1人7800円である。

ハグさんのご紹介もあって、特別良くしてくださったのかもしれないが、
にしても・・・・安い。


AM10:00

奥様に車で「抱」さんまで連れて行ってもらうことに。

ふたたび珍道中が幕を上げる。





つづく




前の日記からのつづき


疲れきった我々は、一路宿への道を急いだ。


しかし、そのどんよりした空気をうちはらうように目前に現れたるは

なんとも、やっつけ感満載のムーミン?だった。

大原駅から、なんとムーミン列車が出ているのだ!


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いすみ鉄道という超ローカルかつトラックみたいなエンジンの列車(一両しかないけどネ)に乗り込み、
ニッコニコで千葉の更なる奥地へと足を向けた。



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切符売りのお姉さんがあまりに元気なので
「オネーさん、元気ですね~。」と言うと、

「これっくらい明るくないと、やってらんないんスよネッ!!」と声をはりあげる、
声とは裏腹に物悲しいお姉さんの瞳が印象的であった。

どうやら廃線の危機にあるらしく、廃線反対Tシャツなんかも売られていた。



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PM4:30

大多喜駅のホームに設置された旅スタンプを、夢中で押しまくる くるぶし。

気づけば、遅いなぁと心配した宿のオーナー夫人が、笑いながらホームに顔を出していた。




つづく









くらしのmoto市を終え

すぐさま房総へ。

くるぶしと私は、毎年各地の珈琲文化を学ぶ旅に出る。

今年は縁あっての千葉。おおきな目的が3件と、その他もろもろ。


これがとんだ珍道中になろうとは、このときの二人には知る由もなかった。。。

9月27日
AM7:00

東京駅八重洲口前 高速バスのりば

ねむい。


AM9:30

前日の疲れもあってか、すぐ深い眠りに落ちる。
気づけば車窓には房総の荒波が。海沿い出身のくるぶし、ミョーにテンションが上がる。

大雨の御宿でバスを降り、駅へ行こうとするも、くるぶしは迷わず海へ。
ポンチョはくるぶしに奪われ、私は折りたたみ傘を差すハメに。

海辺にはラクダに乗った人の謎の像。

「ここは砂丘か?」と、思わず突っ込みをいれたくなる。

天候はもはや嵐である。
そこらじゅうに『伊勢エビまつり』の旗がたなびいているも、まつりの気配はなく
荒れた海にはサーファーしかいない。

傘は真横に差すしかないくらい。
聞いたこともない音で悲鳴をあげる傘を見て、ゲラゲラ笑うくるぶし。

「アナタも相当ポンチョがおかしいことになってますけどネッ!」

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嵐の中を大笑いでビーチコーミングする怪しげな二人。
さぞかし不審者であったことだろう。

そして、酷使された華奢な傘は、

見事天に召されたのであった。。。。。。


AM11:15

御宿駅

もう上から下までビショビショの二人。
電車は行ったばかり。30分以上は来ないうえ、20分の遅れ。

くるぶしはおもむろに出力したマップを広げると作戦会議をはじめた。
「当初予定の駅で降りるよりも、目的の店へは別の駅で降りたほうが距離が短い。」というのである。

遅れてきた電車に乗り込み、


PM1:30

八積駅


駅には『長生村結婚相談所』の札のかかった商工会議所?がドッキング。
中にはオバチャンがたむろしている。この人たちも相談中なのかしら・・・・?

何も無い駅。タクシー情報もゼロ。バスも無い。

「どーすんだよぉ~・・・・。」と立ち尽くすも、天の導きで何とかタクシーゲット。

コレで安心と思ったのもつかの間、運ちゃん、目的地周辺で迷う。
「おかしいなぁ~」と言いながら迷うタクシー、上がるメーター。

3千円近くで、「もうイイッス。」と、雨のなか降りて探すことに。


PM2:15

さんざ迷った挙句たどりついたお店にはclosedの文字。

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「開店まえから行列するから、すぐ行かないと終わりますよ。」
と、忠告されていたにもかかわらず、

海ではしゃいだ報いが・・・・。


気を取り直し再びタクシーを呼び、大きな目的である珈琲店へ向かう。


PM3:00

こちらは大丈夫・・・・と思いきや、なにやら貼紙が。嫌な予感。

『9月29日までお休みします。』


!!!!・・・・。

そう、いつも、くるぶしにまかせっきりの旅は、ハプニングがつきもの。
マップはぐるなびで出力しても、HPの確認を二人とも怠っていたのだった。

ここに身体も心もズブ濡れのアホが二人。



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タクシーの運ちゃんに「あ~ぁ、タクシーも呼んでなければ500円くらい安かったのにねぇ。」と、
余計な情報をもらい、3千円かけ外房線の駅へ。

この段階でスッカリ戦意喪失した私たちの旅は、ほぼ終了したのだった。


こうして宿へと向かう電車に乗ったPM3:30。



つづく







今月の「散歩の達人」

表紙に青梅っては書いてないけど、


あえて、ちょっこし、 当店載せていただきました。

ちょっこしですけどネ。どこにいるか見つけてみてください。

それにしても、かなりマニアックな視点の 青梅です。


カヌーの先生、編集長さま、有難うデスッ!


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エイ出版さんから9月28日発売の

「COFFEE hour」に

載せていただきました。

記事は前回の「東京カフェの本」と
変わりませんが、

私の貴重な口ヒゲ面がアップです。
アラブの中年にしか見えません(苦笑)。

そして当店ページの隣には
あ・の・素晴らしき同志が!!
エイ出版さんの粋なはからいです。

有難う御座います!!!




今年も、遠いところ 「くらしのmoto市」お越しいただき

大変ありがとうございました。


バール ネジマキグモ

良いお天気にめぐまれて、今年も多くの方に
デミタスみたいなエスプレッソ(ネジプレッソ)を
お飲みいただくことが出来ました。


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お待たせしてしまった方々、
また、お時間の都合でお飲みになれなかった方々、
申し訳御座いませんでした。


参加者の方々、

ペドラーさん、ひなた焼き菓子店さん、ももふくさんはじめ実行委員の皆様、


大変お疲れ様でした。お誘いいただき有難う御座いました。


そして、りょうでん寺の和尚さま、奥様、二年連続温かく場所を
お貸しいただき有難う御座いました。




みなさまのもとに


心を豊かにするmotoは



届きましたか?



いよいよ明日、「くらしのmoto市」


バール・ネジマキグモは、今年も

手動式エスプレッソマシン、パボーニ、ストラディバリでバリスタくるぶしが店主として参戦!


豆はマンデリンの単品で勝負。


事前にネル出ししたアイスコーヒーと
ドリップしたようにクリアな甘みのネジプレッソ。
珈琲休めに、ほうじ茶寒天ゼリーをお供に。

豆売りも、挽きと豆の両方をご用意いたしました。


沢山仕込みましたが売切れ次第終了とさせていただきます。


他のお店たちも、物と真摯に向かい合う職人気質のお店ばかりです。

ごゆるりとお楽しみいただければと思います。


*9・26当日はイベント16時までとなります。

27日28日は臨時休業とさせていただきます。



この本の帯には  こうある。



「不器用に、でも一所懸命、生きてる・・・」


そう、そうなんだよっ!


珈琲屋だとか淹れ方だとかカフェだとか、肩書きなんて二の次なんだ。


これは   大事なことなんだ。



私たちは    皆   「 一所懸命 生きてる  。」




そんなことが、そんな生き方が、つまった 小さな生き様の


ハウツー本。



それを書くために筆を執り、シャッターを押し込むその人が



一所懸命生きてるからこそ  伝わる物語が  あるのです。



河出書房新社 より


塩沢槇 著   「東京・横浜 リトルカフェ物語」  p246




火のもと


はたもと


おひざもと  







失敗は成功のもと    とは言うけれど



使わないのは  あじのもと 。



もともと入れるは    元気のもと 。



もとはいろいろあるけれど、   仏のもとで ひとやすみ。



お寺の下で珈琲を。


あなたのもとへ 届けます。


くらしの   moto  。




9・26  なむなむ。

http://kurashinomoto2009.blog45.fc2.com/





ならぶ、       みっつの         世界。


つなげる       ひとつの         想い。



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楽しむこと。    



手と手を  握り合うための  



めいっぱいの好奇心があれば



楽しむ気持ちは     



ブレない。



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喜んでほしい。    自分自身も。    それを口にする人も。




だから  こんなにも   美味しい笑顔が  溢れ出す。






昼下がりの商店街、   




日暮れ時まで小さな街角リトルコで、




コーヒーとラムレーズンシフォンケーキを溶かし合わせてみませんか?



9月3日~9月7日まで。
9月3日(金)は臨時休業いたします。ご注意ください。


*なんらかの障害のため当店HPサーバーにアクセス出来なくなっております。
復旧までしばらくこちらのブログのみの更新となります。
ご迷惑おかけいたします。




9月3日(金)~9月7日(火)まで
十条のカフェギャラリー「リトルコ」さんで
イベント「kind of cake コーヒーのための。」が開かれます。


超豪華です。

期間中は「ねじまき雲」(アイスコーヒー担当)「coffee caraway」さん(ホットコーヒー担当)
そしてリトルコさんの定番「マスターズ」さんの
3店のコーヒーを、オーナーひらまさんがドリップしてくださいます。

そして、よりコーヒーが楽しめるような最強お菓子を、コーヒーと言えばのお菓子屋さん
「Sunday Bake Shop」さんが、たくさん創ってくださいます。



ぬ~う、充実の内容です。これは行かねば・・・・(焦)。



詳細はコチラ「リトルコ」HPhttp://homepage2.nifty.com/littleko/schedule.html




8月末「東京カフェの本」が発売になりました。

すごい内容です。


「一度は行きたい東京名物カフェ」ということで当店を取り上げていただきました。

今回は事細かにドリップの一連の作業を暴露しています(笑)。


そして、わかる人にはわかりますが、表紙をめくるとバァ~ンとウチのイメージカット!
さらにめくると次のページも、ドォ~ンと私のネルドリップする手元のクローズアップになっております!!
スゲーッ!!!と思わず叫びました。


本の中ごろには、偶然にも日ごろからお世話になっている川口葉子氏のページも。
そこでも、伝説の「ネジマキナトコロ」アフォガード写真と、私の作った人形の写真が!!
内容で当店についても触れていただき、ありがたいお言葉を頂戴しております。


今回も嬉しいことに、偉大な仲良し店、三軒茶屋のミラクルワールド「トコロカフェ」さんもご一緒。
珈琲界の千利休こと上村氏のお点前が暴露されており、ファンにはヨダレものです。


そして、もしかしたら同じ誌上に載るのは初かもしれませんが、
「ねじまき雲」の焙煎豆を使っていただいている駒沢のスロー フード イタリアンカフェ「SMILE」さんまでも。

最近お知り合いになれた吉祥寺の北欧カフェスタイルの先駆け「moi」さんも載っています。
こちらではやはり最近お知り合いになれたロックな超人気珈琲屋「アアルトコーヒー」さんの
美味しいコーヒーが飲めます。


う~む、充実の内容です。これは買わねば・・・・(笑)。




ライター浅川さま、ハードなスケジュールの中、私のわがままを聞いていただき有難う御座いました。
おかげ様で、カフェ本にもかかわらずコアでハードでハートフルな珈琲店が伝わる一冊になりまして
感謝いたします。



本日21日明日22日は青梅のギャラリーカフェ「yard」さんに
出張珈琲しておりますので当店営業はございません。

*11:00~19:00まで
詳しくは「yard」さんブログをご覧ください。http://yardvc.exblog.jp/d2010-08-06

この日はテディベア作家外間宏政氏http://tdpb.exblog.jp/による展示期間です。
カワイイベアとステキな空間に逢いにいらしてくださいねっ。



さて、デンコちゃんも消費電力のお知らせをやめちゃうほど暑い夏。

今年の夏も熱いイベントがあります。


そんな「ねじまき雲」から今後の予定を先行して、ちょっとお知らせ。





8月21日(土)22日(日) 青梅「yard」http://yardvc.exblog.jp/さんにて出張珈琲。

*7月31日~8月22日はテディベア作家、外間宏政さん「”可愛いと楽しい”Ⅲ」展示期間中。22日最終日
期間中は「yard」のオーナーさんがねじまき雲焙煎の珈琲を淹れてくれております。



9月3日(金) 臨時休業いたします。

*9月3日(金)~7日(火)
十条「リトルコ」http://homepage2.nifty.com/littleko/さんで、珈琲とお菓子の豪華なイベントがあります。
お菓子は「Sunday Bake Shop」さん、珈琲は「リトルコ」「キャラウェイ」「ねじまき雲」の
三種が楽しめるという豪華企画。期間中はオーナーさんが3種の珈琲を淹れてくださいます。



9月25日(土) 「くらしのmoto市」準備のため臨時休業いたします。

9月26日(日) 町田「くらしのmoto市」参加のため当店営業はありません。

9月27日(月)28日(火) 臨時休業いたします。



「ねじまき雲」からのお知らせでしたぁ~。

寝る時もエアコンを適度にかけて、熱中症で死なないようにしてくださいね~。




(イラストは、あったらイイナのコアなコーヒー店専門マガジン「沸点」。
紙モノのカッコイイ珈琲情報発信は、いつか叶うといいなぁと思う夢の一つです。
こんな表紙が本当に実現すると鳥肌たつなぁ~(笑)。)





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