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COFFEE & GALLERY SALON " you " COFFEE ROASTER " in " 自家焙煎珈琲店 国分寺(陽)&青梅(陰) Since 2006
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いろんなものを、口にしてきました。

世界一不味い飴サルミアッキに、
カイコ、ざざ虫、イナゴ、ワニ ♪
エゾシカ、ヘラジカ、クマ、トド、クジラ。
石、砂、葉、木、土、鉄、墨汁 ♪

美味しいものから、食べられないものまで。


コーヒーの仕事についた時、先輩のクラシフィカドールから
言われた言葉。

「何でも目に付いたものは、口にしなきゃダメ。木でも石でも舐めなさい。
じゃなきゃ、味を判断することなんて出来ないヨ。」


商社付きの、おそらく日本トップクラスの鑑定士は、こう言っていました。

「よく、コーヒーの仕事するならタバコを止めろなんて、偉そうなこと言うコーヒー屋がいるけど、
タバコ吸うくらいで、コーヒーの味わかんなくなるようなら、コーヒー屋なんて辞めちまえ。
もともと味覚センス無いんだよ。そういうヤツは。」

過激です。

確かにネ、タバコや葉巻の味を知らないと出来ない、ブレンドの開発があることも事実ですケド。

でも、お二人とも恐るべき味覚と嗅覚を備えておりました。天性と、経験と努力なのでしょう。


だからってネ。
腐ったものを食え、とは言われては無いのですが・・・・。

今回は強敵です。

どう見ても腐っているのですが、スウェーデン人に言わせると、醗酵なので、
「食えますヨ。」と加工されている以上、口にしなければなりません。

R0011248.JPG









ギャ~ッ!!


よりによって、骨も内臓もご丁寧にしっかり入っています。
これはもう、殺人現場です。

生のまま醗酵させ、缶詰にしているのは仕方ないとしても、
骨くらいとって切り身にしてほしかったナァ。

どうやら本場の食べ方は、芋、赤タマネギなどで和え食し、食後にトマトを食べたり
パンにチーズなどを塗って、シュールストレミングをのせて食すというものらしいです。
アンチョビみたいな味だといいナァ~。

参加者の一人が自家製パンを持ってきてくれていましたので
それにのせて食べることにしました。せっかくのパン、ごめんなさい。

まずは、身の部分を
胡椒と粉にんにく、ピクルスとチーズをのせていただきます。

口に含むと前日記で書いた香りが充満し、ゲンナリします。
かろうじてピクルスの酸味が、やる気を起こさせてくれるので噛みしだきます。

「あぁ、食えないことも無い。食えないことも無いけどサ、
わざわざコレを造る意味がわからない。」

何をしても隠し切れない香りです。

味が、ピッタリあてはまるのは、沖縄の料理「スクガラス」がちょっと賞味期限切れて強烈になった感じです。
*スクガラスはアイゴの稚魚を生のまま塩漬けにしたもの、ちなみにアイゴってトゲに毒あるみたい。
沖縄人もアメージング。

塩ッ気が強く、ツナっぽさもある感じです。でも生臭い。
若干の腐敗した酸も感じ取れます。


「キムチが合うヨっ。」なんて言う方もいるもんで、
試しに、魚のカケラとカクテキで味わいます。

「まぁ・・・・・。ましだけど、確実にお魚が要らない(泣)。」
カクテキ大好きの私はそう思うのでした。

つづいて、内臓をいただきます。
これも、パンにのせ、ジャガイモ、タマネギ、キャベツ、チーズ、粉にんにく、胡椒をかけます。

「クサッ!!食感キモッ!!苦ッ!
いいこと無しです。」

臭いは噛みしだくほどに強烈です。ひと噛みごとにやる気を奪います。

非常にしょっぱいおトイレを、築地市場のゴミ捨て場で食べている感じです。
まぁ、おトイレなんて食べたことないですけどネ。

私はこの時点で、まったくやる気がなくなりました。

参加者も、始めてから、二人が脱落、途中退場となりました。

気づくと、もうひとりいませんでした。


どなたかが差し入れてくれたビールがあったのですが、
コレが逆効果でした。合わない上に、ゲップをすると致命的に臭いようで
脱落していきます。

しょっつるとかナンプラーっぽいって意見もあるので、
日本酒か焼酎が合うかもしれません。


この時点で、まだ、缶には半分近くのシュールストレミング。
不味すぎて食えないこともないし、かといって意外な美味しさもない中途半端さなので
まったく手をつけないか、完食かと思っていたのですが、中途半端さに少々腹立たしくなって

もう一切れ、いくことにしました!!


今度は卵をもった内臓部分をパンにのせ、
タマネギ、ジャガイモ、マヨネーズ、胡椒でいただきます。

最後の気力をふりしぼって、口に運びます。

マヨネーズ・・・・案外いいかも。

しかも卵の食感が心地良いので、味の不味さがゴマかされます。
この部位は塩が浸透しているし、そんなに臭くない。


でも、でもネ。食すスピードは落ち続けます。

不味いものを食べると、人間って疲れるんだなぁ。


そうそう、食に貪欲なのか、臭いものに抗体があるのか、
男性よりも女性のほうが、冷静に楽しくシュールストレミングを食しているのが
印象的でした。

「結構イケルねぇ~。」

・・・・女性って強い。




後日、ある参加者が言うのです。
「シュールって酸っぱいって意味があるそうなんですけど、
そんなに酸っぱくなかったから、もしかしたら醗酵が足りなかったのかもしれませんネェ。」

主催者
「そっっか~!!だから中途半端だったのかぁ~。いやネ、想像したたほどじゃなかったし
美味しくもなかったじゃない?もしかしたら、半年くらい置いて醗酵させれば
酸っぱくなって、すごく美味しくなるかもしれないねぇ!!やってみよう!
いやぁ~、なんだかモヤモヤしてたんだけど謎が解けたヨ。ありがとう。じゃぁ、またもう一回・・」

「もう!もう、勘弁してください(泣)。」私。


「じゃぁ~、次に臭いって言われてる韓国のホンオフェいってみようかぁ~。」


「・・・・。」
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これは、コスプレ集団でも、凶悪強盗団でも、

ありません。

先日行われた、世界一臭い食べ物、「シュールストレミング」を食す会のヒトコマ。

暗くて、臭くて、やることあって。デジカメなかなか撮れなかったのでイラストで。

一日、快晴の土曜日。
20:00決行時間、なんと天の怒りか、ドシャ降りの雨。
しかし誰ひとり諦めることなく、21:30河原近くで強行いたしました!
ネジマキストは好奇心の塊なのです。

ある参加者は、ガスマスクをして完全防備。
主催者の開封役はメキシカンレスラーのマスクをしてガムテープで袖を巻いて。
雨よけのアマガッパが、一層集団の怪しさを引き立てるのでした。


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こ、コレが、シュールストレミングだぁ~!!!約10人分。業務用でしょうか?

開けると「プシュ~ッ!!」という音がします。
あれれっ??ウワサほど臭くないなぁ・・・。

キコキコ蓋を開けておりますと、

ワンテンポ遅れて、、、「クセ~ッ!!!」

たとえるならば、


さわやかな、青臭い根菜の腐ったような匂いの中に、
しつこいドブ臭さと、汚物感が含まれています。ガスっぽいですね。

耐えられないほどではないです。
でもネ、見た目がネ。キビシメ。

ぷくぷく得体の知れない発泡が缶の中から沸いてきます。

これを。この醗酵というより腐敗に近い代物を、



私たちは「食べる。」  のか!???



次回へ、   つづく。






亀を助けた浦島太郎は、

最後には玉手箱を開け、白い煙をあびて、

お爺さんになって死んでしまいます。

ちょっとヒドイ話しですよね。



「開けてはいけない。」と言われると、人間、開けたくなるものです。


中には、とんでもないモノが入っているのかもしれません。



でもネ。


危険な中身がわかっていてもネ、開けるバカ者もいるものです。


西欧はスウェーデン、世界で一番臭いといわれる最強の食べ物があります。



「シュールストレミング」・・・・魚を醗酵させた缶詰。


食べ物が出すガスで、金属の缶が膨らむ様を、

あなたは想像できますか?


そのガスをあびれば、おじいさんでは済みません。若返ってしまうかも、しれません。



そんなキワモノを、「ねじまき雲」の窓とドアを作ってくれたでお馴染みの、
パプアニューギニアダンサーが入手してしまいました。


そして、彼が急に電話をかけてきたのです。

「冷蔵保存なんだけどネ、日々、缶がネ・・・・。早くしないと缶が破裂するんじゃないかって
恐怖なんだよネ。」

って言うんです。

だったら、早く処理しましょう(笑)。

というわけで、キワモノコーヒー屋だからこそ、開けます。


世界一という臭い、香りフェチが匂わないわけにはいかんでしょう!!


緊急告知!!!というか緊急警戒!!


今週土曜日 5/23 20:00~

集合場所: 「ねじまき雲」の下、多摩川河川敷、釜の淵公園駐車場

持ち物: ゴム手袋・懐中電灯・虫除け装備・まむしに噛まれても安心な靴
      臭いがついても構わない服装・飲食持込自由。

参加費: ¥1000

内容:河原でシュールストレミングを食します(食せるのか!?)。パプアさんが、食材を用意してくれます。
    箸、器はご用意しておきます。
    同時に、特別焙煎したパプアニューギニアのコーヒーを「ねじまき雲」がドリップします。


参加方法・・・・・予約15名までを予定。「ねじまき雲」までお電話もしくはメールください。
          場所が分からない方は19:45までに「ねじまき雲」までお越しください。


*当日の通常営業は、19:00までとなります。急で申し訳ございません。



そうそう、浦島太郎。

各地に、いくつか同じような発祥伝説があるそうです。


中には、

浦島太郎は、鶴へと変化し飛び立って

乙姫さまと幸せに暮らしましたトサッ。って、お話しもあるみたいですヨッ。



シュールストレミングも、ハッピーエンドに終われますように。。。。


今日、数ヶ月ぶりに、山へ。

奥多摩、三頭山。


土を踏み、

滝しぶきを浴び、

茂る葉の香を吸い込み、

木の肌をなぞる。

すれ違う、名も知れぬ人に「こんにちは」を、言う。


ポッカリと開いた何かを、埋めてくれる気がする。

明日もまた、活きようと思う。

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すべてのカタチや、色は不思議に満ちている。

ほんの小さなイノチにも

人の手では追いつけないほどの美しさが、ある。


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山の上で、ごはん。

枯れ枝を削りハシを作る。

舐めれば、木の味がする。


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山の上でコーヒーを。


生姜水を入れた水筒のコップに、洗わず注ぐ。

多少味が混ざってもネ。ワイルドに。

富士山眺んで味わえば、最高の贅沢。


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「木を見て、森を視ず。」

今回、一緒に登ってくださった方からいただいた言葉。


近くでしか見ないと、見えるものも、見えなくなるのかも、しれません。


山に分け入るより、入らないほうが

木の根を荒らさないで済むのかもしれません。

それでも、入らないと得られないものも在りますので、

彼らの棲家に、足を踏み入れさせていただく時は、


トチの木、ホウの木に、

カツラの木、ナラの木に、

カエデの木々、ブナの巨木に、


感謝しながら、登りましょう。


美しいものは見るだけで癒されますが、

私はチト、緊張します。


「ねじまき雲」は、ときどき、すこぶる美女がやって来ます。
カフェの色を、モデルとともに切り撮るカフェカメラマンと共に。

そんなカメラマン、ウエノさんが高円寺のカフェ「百音」さんで
個展をすると聞き、先週開店前に行って来ました。


着いてビックリ、なんと何度も行ったことのあるカフェでした。
カフェの名前、覚えないクセ、治さなきゃなぁ(苦笑)。

ウエノさんが私を紹介してくださったら、オーナーさんが
丁度「ねじまき雲」に行こうと思ってくれてたところみたいで2度ビックリ。

相変わらず、写真はスッテキなものばかりでした。

意外とネ、美女カフェ写真ではない、
淡い青空がキレイな団地バックのスナップが印象的でした。

そうそう、相変わらず美女もネ、おりました。


美人は、「美人ですね。」と言っても、
言われ慣れているから、喜ばないと聞いたことがあります。

私は美人じゃないから分かりませんが(笑)、ホントかなぁ?
「コーヒー、美味しいですね。」と言ってもらうのは、照れくさいですが
何度言われても、嬉しいものです。

そうそう、野菜盛り沢山のランチプレートをいただきましたが
優しい新鮮な味で、満ち足りました。

ウエノさんに奢って頂いた、これまた濃くて美味しいニンジンジュースを
道すがらゴクゴク飲みながら、高円寺をあとにしたのでした。

それと、

美女苦手症もネ、治さないとネ(苦笑)。



午前2時を彩る食卓。遅い、夜ご飯。

常連さんからいただいた奥多摩のセリを使って
塩こんぶと混ぜ込みごはんに。

フワリ、

採れたての、

山の、緑の、香りが、

備前の椀に生えています。



同じく常連さんからいただいた、手作りこんにゃくを使った
お味噌汁。

出汁をとったニボシや昆布を、酢醤油と胡椒で和えて、
贅沢なつまみ食いをするのが、私の密かな喜び。


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最近、毎日キャベツを食べています。
コレもお客様からのススメではじめたこと。
体内環境を整えます。

本日は、春キャベツに青梗菜やトマトを加えて温野菜。
オイスターソースで、磯の旨味をトッピング。


我が家は、お店だけではなく、
私のお腹もお客様のお世話になっておるのです。
ほどこしを受ける、修行僧のおももちでありんす。


あぁ、美味しかった。ご馳走様、お休みなさい、ごきげんよう。


お馴染み、よく寝るネコのネム。

まぁ、変な寝方をよくします。

足を抱え込んでまで・・・・。

体操選手になった夢でも見てるのでしょうかネ?


去年、ブルーベリーをネ。


お家の中で育てたんです。

青梅なのにネ。
車通りが多くて、庭植えできないので。

でも、青梅の山の土を使ってはいるのですけど。

もちろん実はつかなかったのです。

そりゃ、風も、虫もいない環境では
受粉できないからネ。当たり前です。
ちょっとは自家受粉したんだけどナァ~。

なので、今年はファーマーくるぶしが、こまめに
ベランダで世話しているのですが
先日の豪雨で、
折角ついた実が、落ちました。


こうして、自然は弱いものを淘汰していくのでしょう。

くるぶしは、かなりショックなご様子でしたが、
こうして人は収穫の有難みと、自然のバランスを
学んでいくのでしょう。


・・・・もっと都心に住んでたころ、庭に野菜植えてたときのほうが、
世話なしで実が収穫できてたのになぁ~。




なまら、

なんまら

暑い・・・・。

もう北海道人の私には、耐えられない。
この季節だけは北へ、逃げたい。

と思っちゃうくらい、急に夏ですネ。

でも、梅雨突入のこの季節、
喜ぶヤツも出てくるわけです。


それは、きのこ。


そろそろ10月にむけて、きのこ計画を立てなければいけませんなぁ~。

「ねじまき雲」大人気不思議アーティスト、
グレート マッシュルーミングきのこさんの作品を
心待ちにしている人のためにもネ。

彼は、きのこを食べるのが好きなわけではありません。
きのこの造形が好きなのです。

きのこ狩りよりきのこ撮り。

きのこのカサを1っこ作るのに10っこ以上のカサパーツを
きのこ墓場に送る、妥協なきキノコマニア。

それが、きのこさん。

創る理由がさまざまの、アーティストたちは、いとオカシイ。


最近、営業の確認を電話くださってから
ご来店いただける方が増えました。

遠くからお越しの際、急な臨時休業だと
ガッカリさせてしまいますので


ご確認、有難うございます。


最近、タイミングが悪く満席で、お断りしてしまう
ことがあります。

いつもは、だ~れも来ない不人気店ですが、
お茶したい気持ちって、重なる時は重なるものです。

常連さんも、はじめてお越しの方も、
せっかくお越しになっていただいたのに
お断りしたお客さま、


大変申し訳ありませんでした。


8席位しかない、狭いお店なので、
5人で満席扱いにしてしまうことも、あります。
やる気が無いわけでは、無いのですが。


そして、入れない方のお気遣いをいただいて、
長居をされず、サラリと帰られる常連さんがた。



いつもお助けいただき、有難うございます。
恐れ入ります。


お客様の皆様、コレに懲りず、この偏屈な珈琲店を
ご愛顧いただけると


幸いです。


「僕は陶芸家じゃないですから。器屋です。」

と、その人は云います。



「陶芸家はさぁ、思った色出ないと割るんでしょうけど、
まぁ、僕のは
買う人がコッチの色もイイな、と思う人がいるかもしれないじゃない?
だから滅多に割らない(笑)。」

と、その人は云います。



「僕はそ~んなに器用じゃないですからネ。大きさがミンナ違うんですヨ。まぁだいたいで。」

と、その人は云います。



「あんまり頼まれて作るの得意じゃないんだよネ(苦笑)。」

と、その人は云います。



「器は飾るもんじゃなくて、使ってなんぼですから。僕のはチョット当たったくらいじゃ割れないように
丈夫に作ってありますから。」

と、その人は云います。

 

「僕の器の色は、僕が出そうと思って出してるわけじゃないんだよね。
青梅の土がサ、出してくれてるんです。
だから、僕は青梅でやってるわけ。」

と、その人は云います。



「どこにも名を入れなくてもネ、何十年もコレばっかり一応作ってますから。
まぁ、見れば僕のダナッって判るくらいにはなってると思うんですぅ。同じ手法はネ、皆やってますけど。」

とその人は云うのです。



その人は、器屋かもしれない。

でも、どんなプライド高い陶芸家よりも、

この人の人生そのものが、芸術家だと思うのです。



10年ほど前、若い会社員の私はこの人の名も知らず、この人の作った器に一目ぼれしました。
はじめて自分で買った器でした。その人の名だけは胸に刻んで。

そして今、青梅にやってきた珈琲屋の私は、この人の器に再び巡り会いました。

偶然は、必然なのかもしれません。
今はもっとも「ねじまき雲」で多い器になりました。

背負いかごにネギを挿して現れる、偉大で飾らない芸術家。


上泉秀人さん。


私も、肩肘はらない珈琲職人に
なりたいものです。



帰って来た、青きオオカミ。

昨日に引き続き、自転車のお話し。


バイシクル メイクアップ デザイナー「H☆G☆B」チャリーモさんの
手により、愛車のビアンキが変身を遂げました。

変身前も撮っておけば良かったなぁ~。
とにかく前は微妙にお店に似合いませんでした。

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なんと、遊び心でバーエンドにはワインコルクが!

『イタリアの青空を自転車で旅しながら、
畑で開けた地ワインのコルクをネ、記念にネ、詰めたんだヨ。』
な~んてネ、ストーリーが湧いてくるよな改造です。

流石デザイナー。型にとらわれない発想です。
ガチガチの自転車乗りからしてみれば機能的ではないものは
ナンセンスでしょうが、私にとってはナイスセンス!!

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ハンドルバー、コレ革なんです。
編み上げの。

セクシーでしょ?
もう現行品は無いみたいです。
何ででしょ?復活させましょう。

乗り物はしばしば女性に例えられますが、
女性のドレスアップに編み上げはピッタリです。
ワイヤーカバーまでビンテージな茶色になっていて、
コーディネートもバッチシです。

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おしりもパチリッ。

サドルは、実は私が染めました(笑)。黒いサドルでした。
どーしてもやりたかったので。
初めてにしては上手くいったかなぁ~、と思います。



この自転車、ビアンキは前の日記で書いたようにチェレステという独特のカラーが特徴。
でも、年ごとに微妙に色差があるあたり、適当なのがイタリアっぽくてステキです。

遠くからでも一目でメーカーが判るせいか、ビアンキ乗りは、奇妙な連帯感をもっていて
すれ違いざまに挨拶をされることもあります。

ビアンキオーナーは、ビアンキ二ストとかビアンキストなんて呼んだりもします。

車だと、ミニクーパーのオーナーにも同じような現象が見られるようです。
特徴的なものを共有すると、その愛着は人へも波及するようです。

図らずも、「ねじまき雲」のスタンスを共有する人をネジマキストと呼んでいますが、
コーヒーを縁に、初対面の人が親しくつながるのも自然なことなのかもしれません。

ネジマキストが創ってくれた、ひとつの形。型に囚われず人生を楽しめるビアンキ。
「H☆G☆B」のロゴもフレームに入れてもらいました。
貴方の彼女も、ドレスアップいかがですか?



ちなみにこの自転車、元は「ルポ」というモデルで、中途半端を地でいくような
日本企画台湾メイドのイタリア車です(笑)。
でも大切なのは、乗り手がどう乗るのか、です。中途半端を突きつめる私にはピッタリ。
イタリア語でlupoは「狼」。 

メタボなビアンキ二ストの、決して噛みつかない、青きオオカミ。


これから、いろいろ自転車グッズをね、ネジマキストの方々と企画しようと

真鍮のベルをポクポク、チ~ンッと鳴らしながら画策中。




青い色が好きだから、


お店には、「チェレステ」という名の
ブレンドコーヒーがあるのです。

イタリア語で、「青い空」、「天空」とういう
意味があるそうです。


イタリアに「ビアンキ」という自転車メーカーがあります。
そのブランドカラーが「チェレステ」。

私には、お店とほぼ同じくらい連れ添った相棒があります。
それがビアンキ。


そのビアンキを、より私のライフスタイルとお店に合わせるべく、
自転車リフォームデザインをしてくれる方に託しました。

普通、自転車に代車なんて無いでしょうけど、
ご好意で置いて行ってくださった代車がコチラ。

オールドビアンキ・・・・・。しかも黒。何してくれはりますのん!?

「もう、コレでイイッス。」と言ってしまいたくなる逸品です。
でも、買うとなると値段がつけられない程貴重でしょうネ。
代車なのに・・・・軽自動車修理に出したら代わりがベンツだった、みたいなもんです(笑)。

だから、ちと乗るのが楽しくも恐怖でした。


しかし、古き良きものは、お店に良く合うなぁ~。

ハブ毛の赤いアクセントがね、ニクイです。
   夜が、好き。


夕暮れが

月に口づければ

夜のトバリが囁きはじめる。


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光の闇にほだされて


夜がうごめけば、


光を受けて
                   影は輝き



影を伸ばして
                       光キラめく。

R0011077.JPG











振り子が夜を刻むほど、

見えないモノが回りだす。


光だけでは、闇だけでは、
強さだけでは、弱さだけでは、

図れない、


コーヒーの 香り深める 夜の闇。


計りごとの時間が

ねじ巻き時間。



あるときはファーマーくるぶし

あるときはバリスタくるぶし

そして、あるときは

リフォームの匠くるぶし。

豆柄てぬぐいキラリと光る。
ベニアを切る姿も様になってきたようです。


建築を学んでいたそうですが
不可能建築を設計するので有名だったらしい。

建築家にならなくて良かったような見てみたかったような。


あっ!?

なんだコレ?


R0011053.JPG








アップしてみると

ネムでした。


ネコはひだまりが好き。


ひだまり、こまり、ねこだまり。



二階のキッチンを青く塗って
真鍮の取っ手を付けました。





ヒラケゴマ。


一人では開かない、重い扉があったなら、二人だったら開くかもしれません。


そのドアの向こう側に、

自分が望む次のステージが待っているならば、
心がつながれる誰かと手を取り合って、そのノブを回してみると
新しい歯車が回りはじめるかも、

しれません。


「ネジマキナトコロ」、第一幕が終了いたしました。


ネジマキストの皆様、日常もイベントも、有難うございました。
トコロジェンヌの皆様、忙しさを縫って、遠い青梅まで有難うございました。
温かいカフェブロガーの方々、イベントをブログで応援有難うございました。
初めていらしていただいた方々、ご満足いただけましたでしょうか?

BGMを仕上げてくださったRyo Sasakiさん、ギリギリまで
音をコトコト煮詰めていただいて、サンキューでした!

Ryo Sasaki氏の音の結晶「ネジマキナトコロBGM」、ご好評につき
当店にて¥1000で、販売延長しております。欲しい方はご来店の際
お声をおかけください。

何より、「ナトコロ」のお二人、明日への勇気を有難うデス!!
言葉では、言い尽くせないほどの感謝です。



誰かとドアを開けることで芽生える、

小さな芽が

日本中に根をおろすとイイナと思うのです。




ついに・・・・明日になってしまいました。

「ネジマキナトコロ」


ギリギリまで、味をつきつめておりますが
それゆえに、告知のメニューのままでは、ゆかないかもしれません。

ケーキで、「キャラメルバナナのムニュケーキ」が変更になります。

「キャラメルパウンドの柚子ほのか」になりそうですが
価格等も思案しておりますので
当日のメニューをご覧になって、ご確認ください。


「予約お持ち帰りセット」も無事予約終了いたしました。
今回ご縁がなくご予約できなかった方は次回??ご期待ください。

有難うございます。


小さいスローなお店なので
もしも、当日混雑してしまいましたら、すいませんが気長に青梅散歩を
お楽しみくださればと思います。


なお、「ねじまき雲」は本日準備のため休業です。
イベント明けの火曜日も、片付けのため休業させていただきます。

昨日は定休だったのですが、多くの常連さんがお立ち寄りいただいたり
お電話をいただいたりしました。

追い返してしまいまして申し訳ありませんでした。
でも、当店を愛してくださって有難うございますです。



さて、楽しい旅の準備を続けましょう。




ねじまき雲は自宅です。
だから、ぐちゃぐちゃに事務所化した2階に住んでいるわけです。

先日、ある、ステキにニヒルな革作家さんの個展に行ってきました。
なんと会場は、ご自宅「His House」。

繊細なモビールや、動物の小物、革靴なんかが、
白熱灯のオレンジと、
窓辺から差し込む淡いブルーの光にほだされて、
絶妙にお家に溶け込み息づいていました。

モノやヒトやオトやコトが、心地よく存在できる空間って大事ダナッて、改めて再認識。
そういうところに、良い空気は流れ込んでくるんですよネ。

前にも一度、突然お邪魔したことがあるのですが
これがまた、しみったれた生活感がまったくない、自由で柔らかい住空間。

当然、何とかレンジャーの絵の付いた学習机や、旅先で買ったペナントや、缶チューハイの空き缶なんて
転がっていないわけです。昨日この感性で生まれてきたわけじゃないのに、どうなっちゃってるんでしょ?

それに比べてMy House・・・・。お店とお家のギャップが・・・・。
軽く凹んだ私とくるぶしは、彼らをリスペクトして、ウチも大改造ビフォーアフターしようということに。
生活からアートしないとネ。

リフォーム技術が彼のようには無い素人ですが、
小細工と味だしリフォーム術で頑張っております(主にくるぶしが)。

ねじまき雲の指し色は、地元の古い公会堂からもらった窓枠に合わせてグレーピンクですが
二階は、廃工場からいただいた窓枠にあわせグレーブルーに。
写真のプリントもできるアトリエにするゾ~!!

さてさて、完成はいつになりますことやら。
その内、ちょっとずつブログでお家をチラ見せしてまいります。


あぁ、個展でいただいた、お料理研究家の奥様のつくるお菓子、美味しかったナァ~。

・ザックリ、ビスコッティーのような食感で、
酒粕の風味が効いたクッキーの上に、もったりカスタードクリームを乗せて。

・ふっくら大粒黒豆と、漉し豆腐のような喉ごしのお豆たっぷりムースの和風味。


・・・・素敵すぎて、食べ物まではリスペクトできそうにありません(泣)。


リフォーム後、お家で履く予定の革のスリッパを二足、買いました。


違う意味でぐちゃぐちゃの二階では、

       居場所の追われた猫のネムが

  「ニャン」と啼く。



白く  淡く  

     
      はかなく  散りゆく 


ソメイヨシノが満開です。

終わるからこそ始まる季節。

誰も見上げることの無くなるその木には

緑の若葉が芽吹くでしょう。


思い出だけに とどまる香り。

音も、お菓子も、コーヒーも。



種なしの

      ソメイヨシノはネ。 

息咳きって、申し合わせて、

咲き誇る。


それはネ、皆、同じ


「一本の木」


だから、なんだって。

天然交配の突然変異種をネ

接木で増やしたから、なんだって。

それが、日本の8割以上の

「桜」。

原種じゃないクローン桜。

そうやって言うと、何だか、エコじゃない気もするけれど

一斉に咲いて、一斉に散る

美しくはかなき、コノ花を

日本人は、愛します。

染井村で一本の木から始まった、接ぎはぎの木は

日本中に広まったのです。


ソメイヨシノのように、花を咲かせ、3日間咲き誇ります。

ネジマキナトコロ。

皆が手と手を取り合って、つながれば、新しい何かが産み出せる。




ネジマキナトコロのBGMを担当してくださる
Ryo Sasakiさんhttp://sasakiryo.petit.cc/banana/から
嬉しいおしらせ。
当初、2曲入りのCDが3曲になるかもです!!!!

世界観をどんどん膨らませていただいて、
佐々木良さんアリガトです!!

当日、店頭販売もいたしますので、是非是非、
この機会をお見逃し無く。


まだまだ、ネジトコお持ちかえり三点セットも予約受付中ですので
詳細確認の上、ご予約くださいませ。

予約は、メール[ neji-toco@tocoro-cafe.com ]でのみの一括受付となりますので
ご面倒様ですが、口頭でのご注文はうけておりません。
よろしくお願いいたします。


4・17(金)21(火)
準備と片付けのため、お休みいたします。


ちなみにネ、

オオシマザクラとエドヒガンが

ソメイヨシノの元の姿なんだって。

一斉に咲かない、純白や薄紅色の花々も

見つけてみると、いいかもしれません。
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