COFFEE & GALLERY SALON " you "
COFFEE ROASTER " in "
自家焙煎珈琲店 国分寺(陽)&青梅(陰)
Since 2006
逗子に行った日のつづき
「coya」さんでカフェタイムを長く取りすぎたため
気付くと夕暮れ色に海は染まっていたのでした。
「もうあと一件くらいしか逗子探訪はできないな」
冬の夕日は思ったより早く地平の彼方へ消えたので
夜が、すぐやってくると思ったのです。
国道沿いに伸びる果てしないトンネルの
狭い歩道を、排気ガスにまみれて歩く。
葉山へ
丁度逗子に行く前日に、陶芸をやる常連さんに
「とっても良いギャラリーがありますから行ってみてください」
と言われていたので。
本当にこのトンネルを抜けた先にソレがあるのかどうか?
あまりのトンネルの長さと、偏光フィルターごしのよなオレンジの
風景に、不安でココロがしわくちゃになる。
トンネルを抜けるとそこは夜。
でも、その暗闇に引き寄せられるような明かりの
まさしくそれは「箱」がたたずんでいたのです。
「haco」
ここもまた同じ匂いがする。きっと同じ類のヒトがいる。
感覚はリンクするもので、この種の人間は互いに引き合う力を持っているのでしょう。
中にお邪魔するとコーヒーの香。
そしてまるで自分のお店のよなインテリアに、クセのある小物配置。
二階建ての中古民家を、白を基調に手作り改装している。
あっ、この置物「coya」さんにもあったなぁ、とギャラリー内を物色していると・・・・おやっ!?
遠く離れた東京の、お世話になってるカフェにある作家ものの本や、
そのカフェのように、ポストカードを壁にクセのある貼り方をしている。
なんと細かな梱包の仕方やショップのロゴハンコまでもがそっくり。
思い切ってオーナーさんに聞いてみる。
「あぁ、(笑)実は石垣島にいる兄さんがその店のオーナーさんと島で知り合いだったことがありまして
私自身はまったく知らなかったんですが、似た企画とかするお店が東京にあるなぁと思ってたら
同一人物だったんですよね~。それ以来のお付き合いなんです。」
なんと!!この種の人間の磁力は恐ろしいものがあるなぁ・・・・。
でも、梱包の仕方まで同じとは知らなかったと「haco」さんは驚いておりました。
その東京経堂にあるカリスマショップ、もっとも強い磁力をもつオーナーさんのお店は
「ロバロバカフェ」
同じ匂いのするお店でこの名を聞かないことはないほど。
そのたびにそのアクティブさとフットワークの軽さに脱帽してしまう。
「coya」さんのメニュー内容や、インテリア、知らずに被ってる部分が多かった。
「haco」さんの、見せ方もまたしかり。
そして「ロバロバカフェ」さんという大きなマスト。
とても刺激になった一日でした。
「自分だけが」と思ってみても、すでに誰かがやっている。
とかくオンリーワンになるのは難しいもんですなぁ~。
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