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COFFEE & GALLERY SALON " you " COFFEE ROASTER " in " 自家焙煎珈琲店 国分寺(陽)&青梅(陰) Since 2006
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「クロモリ」と言いますと自転車好きにはお馴染みの用語でございます。
フレームなどの鉄素材を短縮した呼称でして

クロムとモリブデン鋼のことでございます。

とてもしなりがあって疲れにくく、見た目に細く美しく、
強く長持ちする素材です。

黒蜜の成分にも、
血糖コントロールにかかせぬインスリンの分泌ミネラルとして、クロムが。
銅、糖、脂質分解のデトックス効果と、貧血予防にはかかせぬ、モリブデンが。
美肌美髪に作用するビタミン類も含まれていたりいたします。

いっぽうきなこには

大豆イソフラボンが含まれておりまして
骨粗しょう症や老化防止、更年期障害予防のポリフェノールとして機能し
女性ホルモンと似た働きをしてくれるようです。
ビタミンミネラル群も含み不溶性食物繊維やサポニンを多く含みますので
美肌便秘高血圧予防にもつながります。


黒蜜ときなこ。

いいことずくしではありませんか!

しかし、なんでも良いからといって過剰に撮り過ぎますと逆効果でございます。

黒蜜は糖ですので、それ相応のカロリーがございます。
きなこも、もとは大豆。タンパク質を含みますし、
一日あたりの大豆イソフラボン摂取量には70~75gの上限目安がございます。
長期を通し相当摂らない限りは健康に害はない量らしいですけどもね。

自転車の素材のクロモリも鉄ですので重量がございますし、
濡れれば錆ます。

何事もバランスをとって加減と適切なお手入れを欠かさず行なってこそ
健康的美しさである錆ない身体は持続するのでしょうね。

さて、当店の季節のしろあん羊羹。

先週から画像の新作、

「きなこと黒蜜のしろあん羊羹」に変わっております。

健康的かつ適量で、美味しい。

美味しいという字は美しい味。美しさも含まれておりますね。


珈琲にも良質のポリフェノールとデトックス効果がございます。
当店ですとスタンダード品で使用珈琲豆量で
他店比約三倍の摂取量になってしまいますが(苦笑)
健康とお財布の中身を害するほどの量ではございませんのでご安心ください。

しろあん羊羹と珈琲で、
乾燥しやすい現代の
心と体に潤いと安らぎを。


当店の美味しさは常に

致死量を

目指しておりますので

ねじまき雲中毒にはご注意ください。




PR

 



「スチームアイロンあてられたブラウスって、きっとこんな気分ね」

「男だからブラウスなんて着ない」

足をとられないよう歩を進めながら、
冗談を言う気にはとてもなれなかった。

照子はワカメみたいにウェーブしておでこへ張りついた前髪を、
左手の甲でそっと後ろへ流しながらフフッと力なく笑うと

「・・お兄ちゃんは・真面目ね」
と周囲の樹木に融け込みそうなほっそりした声で呟いた。

それきり僕らは一言も発せず2時間と24分もの間、霧雨の森を歩き続けた。

雨だか靄だか分からない息苦しいほどの水滴の密集で
そこらじゅうが甘く懐かしいような土の芳香に満たされ
僕はまだ母さんが生きていた頃の、
朝のマンデリンの柔らかな香りの記憶を辿っていた。

「縁星瑠、起きなさい。ご飯冷めちゃうわよ。もう、起きなさい・・・」

嫌だ。学校には行きたくない。
僕はもうミンナよりずっと大人なんだ。
ミンナはまだガキだから、くだらないことでも面白がって
しつこくソレを弄りまわす涎を垂らした犬と同じなんだよ。
呉 縁星瑠。なんで僕はこんなキラキラネームなんだ!?
星で『エンゼル』だなんて!キラキラ過ぎて尚更いじめられるんだよ。

「ママ、僕行かないよ・・・」

「えっ!ママ?どこに??」

「小学校・・・」

「えっ?小学校!?お兄ちゃん、大丈夫?」

「あっ、いやなんでもないんだゴメン」
夢うつつから急に引き戻された僕は、
バツの悪さの欠片もない気の抜けた自分の口調に驚きながら、
ずっと転ばず意識を集中して歩いていたもう一人の僕にも驚いていた。

「うぅん、いいの。なんだか私も今、ママの珈琲の香りがした気がしたから」
哀しいような嬉しいような表情を貼りつけた照子の唇は
可哀想なスミレ色になっていた。

「えっ?」と言おうとした僕の声は
葉の緑をもぎ取ろうとする突然の驟雨に掻き消されて、
灰色の地面とともにどこかへ行ってしまった。

「走ろう!」

「何処へよ!?」
それはそうだ。
僕らは昨日からこの見も知らぬ森の呪縛に嵌りきっているのだから。

「とにかく走ろう!何処かあるはずだ!」
直感的にこの雨はすぐ止むと思えたし、何処か近くに身を寄せられる場所が
あると感じた。
何より僕らにずっと纏わりついていた靄は
より強い水の襲来で、そこらじゅうから追いやられていた。

僕らは走った。
まるで天国の回廊のように木々はザザッと規則正しく僕らの両肩に避けて
黒光りする一本の道を正確に示していた。
そういう時にはこうあるべきと、
森のプロトコルが発動したとしか思えない。
2分と24秒くらい走った。たぶん。
そしてそれは紛れもなく2月24日だったのだ。

唐突に空が開けたところに出ると、目の前に
拍子抜けするほど人の匂いのする家がポツンと待っていた。
瀟洒なカフェ風でもあり、味気のない倉庫風にも見えた。
でも確かにその建物の内部には、ぼんやり薄明りが灯っているのだ。

それになんだかとってもお腹の空く・・・そうだこれはボスカイオーラ。
母さんがよく作ってくれた『きこり風』という名のパスタ。
伐採作業の合間に父さんが獲った森のキノコのある日には、
必ず僕の大好きなボスカイオーラだった。

雨はもう小降りになっていた。

「行こう」

「うん」

ノックもせずに僕は真鍮の冷たい取っ手に指を触れていた。
すると取っ手の方から僕の手に吸い付いて
ドアはカチャリと滑らかに外へと開いた。

中は案外薄暗くて、目が慣れるのにしばらく時間がかかった。
部屋の輪郭が白く浮き上がってくると、
それは部屋の様相を呈していないことに気づかざるをえなかった。

「森だ・・・」

森に囲まれた家の中にあったのは、森だった。

森と言っても外のそれとは植生が微妙に異なり、
ある種管理された絶妙な秩序を感じさせるものだった。
気温も温か過ぎぬくらいに苔むして温かく、
調整された潤沢な湿度が煙状の微細な霧を床(あるいはこの場合
地面と言ったほうが的を得ている)に発生させていた。

「このお家、木が生えてるわ」

幾分細いけどミズナラの老木や、立ち枯れた松もある。
生えているとは言い難い。むしろわざわざ立てて置いてあるというのが
妥当だろう。竹だけはどうやら本当に生えているらしかったけど
天井に届く前にどれも切り揃えられていた。

「随分とわざとらしい森だな。それにこんなの家じゃない」


「へぇ~勝手に入って来て随分な言われようだな」

!!!!!

僕は声のした方へ咄嗟に身構え顔を向けた。
「誰だっ!!」

「ははは。
だ・か・ら・こんな夜更けに勝手に人ん家入って来て「誰だ」はないだろ。
君らのほうが、いったい誰なんだい?」

窓の蒼白い明りを背に立つ黒い切り絵じみた男の存在は、
グラディエーターに出てくるトサカ兜を付けたローマ兵に見えた。
僕は不覚にも圧倒されて彼のトサカに見とれてしまった。

「ん?そんなにモヒカンが珍しいのかい?」
男はクックックと声の擦れたニワトリみたいに短く笑った。

「ごめんなさい。私たち道に迷ってしまったの。
おまけにすごい雨まで降ってきちゃって。私は呉 照子。
あれはお兄ちゃん」
照子はドアの近くで僕の影に隠れながら僕の背を指さした。

「ふ~ん。クレ テルコか。君は?」

「呉・・・縁星瑠」

「いい名じゃないか。エンゼルとクレーテル。君らは何処から来たんだい?」

「星の子太陽の子広場よ。そこからだいぶ歩いたわ」

「へぇ~、聞いたことないなそんな広場。
でも、星の子縁星瑠と、太陽の子照子がやって来た広場としては
上出来だ。僕のことはそうだな・・・マッシュとでも呼んでくれ」

「マッシュ?マッシュポテトが好きなの?私はフライドポテトの方が好きよ」

「マッシュ・ルームのほうさ」
マッシュと言う男が顎鬚を突き出した先には、白く光るキノコが生えていた。

「グリーンペペを研究しているんだよ。ここで地球が回り切るまで永遠にね」

それは嘘だ。
何故ならその白光りしているヤツ(だいたいキノコは緑色に光るんだ)は
白ワインで煮込みはしても本来光りはしない。
それはヤコウタケでもシイノトモシビタケでもなく、
ウチのボスカイオーラに泳いでいたノボリリュウタケなのだから!

僕のいぶかしげな視線を感じてかマッシュは話題をはぐらかした。
「そうだ、お腹減ったろう。ちょうど今キノコのパンが焼けたところだ。
どうだい?君らも一緒に」

「ボスカイオーラじゃないのか?」

「残念ながらね。ボスカイオーラは俺の中ですっかり風化してしまったよ。
エンゼル、君はいくつだい?」

「13」

「そうか。俺はもうすぐ41になる。親子くらい離れてるな。
俺はもう28年もここで研究しているよ」
言い終わるか終わらぬうちに、悲しそうなよれよれの白衣を翻して
奥の部屋へ僕らを促すようにマッシュは歩き出した。

それがマッシュ博士と僕ら兄妹との出逢いだった。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


高野幸雄氏http://mushooming.exblog.jp/ 個展 


「深林室(シンリンシツ)」


2月24日(金)~2月28日(火)

*2月22日(水)3月1日(水)は
準備と搬出休業させていただきます。

場所 ねじまき雲(陽)にて


キノコランプ作家、高野幸雄氏が作成10周年を迎えられました。

今回は、10周年を祝し、立川の

「シンボパン」さんhttp://www.shinbopan.com/

キノコクッキーやキノコパンなどで参戦くださいます。


見て美味しい、食べて美味しい キノコの展示です。


*キノコランプは売約済みのものも基本最終日まで展示となります。
キノコランプの撮影は可能です。

*展示期間中は混雑が予想され、またイベント性質上雰囲気も変わり
静かに珈琲を愉しむに不向きな騒がしさにもなりますが、
この期間でしか味わえないアトラクション的雰囲気を
お楽しみくださいますよう、お願いいたします。

























*まずは2月の臨時休業のお知らせです。

2月8日(水)
2月17日(金)
2月22日(水)

は諸事情につき臨時休業とさせていただきます。
何卒宜しくお願いいたします。




バレンタインデーまであと少しです。

日頃の感謝を。あるいは告白に。

女性からでも男性からでも。

甘いものと珈琲は誰からでも贈られて嬉しいものです。

今の時代ならどちらからでも、どんな間柄でも。
垣根は無くていいかもしれません。

イベントデーは気持ちを伝えやすくする後押しみたいなものです。
そういう日は便利におおいに活用いたしましょう。

そんな日に、
特別なシフォンケーキと珈琲豆のセットはいかがでしょう?


クリスマスの豆通販でお世話になったシフォンケーキ屋さん
「ちゃんちき堂」さんがまたお声をかけてくださり

限定数で、

特製濃厚マンデリンシフォンとマンデリン・ビンタンリマ深煎り豆100g
のセットをネット注文販売させていだだくこととなりました。

当店で微細粉砕したマンデリン入りのとろけるシフォンには
相性抜群の有機オレンジピールが入っているそうですよ。

珈琲豆袋も、特別に私がイラストを描きましたオリジナルシールが
貼ってございます。裏には簡単な淹れ方説明付き。

詳しくはちゃんちき堂さんHPで。
http://www.chanchikido.jp/



まだ少数ご注文可能のようですのでお早めに。

ご注文はこちらの通販ページから。

http://chanchikido.easy-myshop.jp/c-item-detail?ic=A000000026













 

「えっ!!?なんだいこりゃ。
パンクの「ク」が抜けてるよっ」

看板だけを見ればそう思うでしょう。

修理とパンの文字が、一緒に同居する斬新さ。






そうです。

ガラスケースの奥には、



 
パンなんです。紛れもなく。




食パンです。
やはりパン屋さんです。





が、内装は、飛びきりセンスのはじける異空間。

POPなミュージックビデオに耐えうる世界感。
もちろん食通の舌にも耐えうるDEEPな調理パン。

そのパンを、極旨スープなどと一緒に
この空間でお召し上がりになることも出来るのです。
食後には、ねじまき雲の珈琲などはいかがでしょう。
(時々こちらに珈琲豆を卸させていただいております。)

もともとこのお店はオーナーのお父様が自転車屋さんを営んでおられたのです。
なので、看板には自転車マークと修理の文字があったというわけです。
地下にはどうやらその名残りがあるようなので
いつか覗かせていただきたいものです。





素材の香りをチーズで閉じ込め、スパイスとしゃっきりとした食感の
舞い踊るハーモニー。
きのこのフォカッチャが大変美味しいのです。

こちらのオーナーは塩っ気の扱いが絶妙です。
野菜の食感と香りを残す炒め止めの妙も、名人芸ときております。
きのこだけでなく、玉葱のシャクッときてジューシーな
野菜のフォカッチャも捨てがたい。
なるほど塩ッ気とオイルの効いたシンプルなプレーンもまた捨てがたい。
いやいやどうして、甘いのだってドーナッツがこれまた病み付きな。
シナモンのパンの、シナモンと砂糖の塩梅ときたら、これはもぅ・・・
といくら食べてもキリが無いのです。

いやぁ、それにしても、きのこのシーズンでもないのに
やたらときのこが美味しく感じられる今日この頃でございます。

きのこキノコ。

きのこと申しますれば、当店に限りましては
丁度良いキノコの季節になって参りました。

キノコと一口に申しましても、
食べられるものばかりではございません。
眺めて美味しい
キラリと光るキノコもあったりするわけです。

来月末24日あたりからは、
眺めて美味しいと、食べて美味しいの
二重のキノコの喜びが
当店にやってくる予定でございます。

どうか今しばらくお待ちください。


「シンボパン」さんhttp://www.shinbopan.com/










 

あまりこちらのブログでご紹介できておりませんが、
いくつかの書籍にて当店のことを扱っていただいております。
有難いことでございます。

一昨年くらいから、ご掲載くださった書籍諸々のご紹介を
出来ずにおりました。

いろいろとタイミングが掴めなかったり、
なんだかんだとございましたものですから。

せっかく機会をくださった編集・ライター方々、
大変失礼をいたしております。

書籍に限らず数件ネット媒体での取材も受けさせていただきました。
個人のブログや当店に思い入れご厚意あってのネット媒体でしたら
概ね大歓迎で載せていただいておりますが、
ご縁もなく、簡易なネット・SNS等の取材ご依頼におかれましては
大変恐縮ながら、特殊なお店の性質上お断りをさせていただいております。
マスに乗れぬ門戸の狭きお店で申し訳ございません。

地域誌、東京新聞、お世話になっております川口葉子さま関連など。
「日常を旅する」などのローカルな誌上にも取り上げていただけましたことは
嬉しいことでございます。







現在発売中「OZmagazine」2月号。http://www.ozmall.co.jp/ozmagazine/
テーマは「ひとり東京さんぽ」

こちらに青梅店の様子を
掲載いただいております。
大変ていねいな取材と撮影には学ぶところが多く、背筋ののびる思いでございます。

巻頭、オズマガジン編集長の一年の決意表明めいたお題にも

「日常をていねいに」とあります。

スタッフの一人一人にまでその姿勢は行き届いているようです。
もうひとつ、私が常日頃口癖のように言う言葉に、

「丁寧にということくらいしかできません」

というのがあるのですが、
編集長の紡いだお言葉の中にも

「いつも通りていねいに、ということくらいでしょうか」

という一文がありまして、思わずうんうんと頷いてしまいました。
いつもハッとさせてくださる、いい文章です。

いい文章と言いましたら、巻末近くに特集を組んでくださった
当店の記事。
活版でこそ無いものの、紙の上の字が活きています。
その中で当店を活かしてくださっているのが伝わって参ります。
これを活字と言うのでしょうね。

まるで老舗のような重厚な佇まいでもって写してくださった村上さま
ていねいに当店の日常を記してくださった須藤さま
有難うございました。

どうぞ皆様も、書店コンビニなどでご購入のうえご覧ください。


そして、日常つながりでご紹介。

先に述べました書籍「日常を旅する」http://nichitabi.net/

エリアマガジン「ののわ」をもとに
2015年末、武蔵野地域の魅力を練り上げ一冊にまとめ上げ
出版されました。

こちらの編集・ライターさんは
取材の枠を越え日常で、または取材の合間にも
地域を歩きなれた靴で、まさに足しげく当店に顔を出してくださいました。

お店とは場であり点です。
なかなかそこを動くことはかなわないのですが、
こうして文字で繋ぎ、取材限りではなし足で通いしてくださることで、
場と人と土地とが線と面となり「日常」というものが出来上がるのだなぁと
そのひょっこりとした笑顔を拝顔する度
有難く、嬉しく思いました。

最後に、

書き手であり歩き手であった

萩原百合さん、

いつも本当に
有難うございました。


良い旅を





いたしましょう。












2017年、明けました。本年も宜しくお願いいたします。

ねじまき雲は年末年始も毎年変わらず通常通りの営業でございます。
今年は正月飾りなどはしないということになりましたので
特別な内装にはなっておりません。普段通りです。

しかしその代わり、新年最初のお菓子として、
昨年末青梅で大変ご好評いただきましたスコーンを
三が日にお出し出来る運びとなりました。

当店のエスプレッソ担当くるぶしの作なのですが、
どんなに美味しく焼けようが、元来自分のためにしか焼き菓子を焼かず、
他人様にお出しするレベルではないので恥ずかしいと言うところを
後生だからと願い倒して承諾を得ていた次第だったのですが、
これがなんと、大好評。

「持ち帰れないのですか?」
とか
「もう一皿頼んでもいいでしょうか?」

「こんな美味しいのにもう出さないなんて罪」
など。
仕舞いには
「私はイギリスにいたことがあってスコーンを食べ歩きましたが、
間違いなく今までで5本の指に入る美味しさです!
当時近くにこんなスコーンを出すティールームがあったら
毎日通ったのに!!なんでもう焼かないの~!!!」
とまで。
お世辞かそうでないかは定かではありませんが
数々の嬉しいお声を頂きました。

そのお声を漏らさず当人に伝えしましたところ、
どうやらやる気になってくれたようなのです。

しかも、今回は更にグレードアップ。

プレーンタイプは贅沢にも発酵バターのみを使用し制作するほど
熱を入れてくれています。

内容としましては

ねじまき雲特製スコーン二種盛りです。

全粒粉を使用し発酵バターで焼き上げたコクのあるもっちりさくさくプレーンと
きなこと大納言を練り込んだしっとりほくほく香り豊かな和スコーン。

そのまま頬張るも良し。ホイップクリームをスクープして食べるも良し。
珈琲には最適なお供です。

*テイクアウトはございません。

業務用オーブンなど無いため数量もあまり作れず
期間も1月1日~3日と限定的となってしまっておりますが、
この機会にお試しください。

どこかにいいオーブンが落ちてたら貰いに行きますので教えてください(笑)。



 




イベント「ここにいるしあわせ」

無事終了いたしました。

まるで走馬燈のように、
懐かしい方々にも、国分寺でお世話になっております方々にも
ご挨拶できました。
皆さまからご愛顧いただいたこの10年間を噛みしめながら
ねじまき雲のホームでご一緒にしあわせな時を迎えられましたこと、
感謝しております。

そして出張料理くださった昵懇さんと、テディベア製作20周年の外間さん。
胸をお貸し下さり本当に有難うございました。

さて、本日からは通常営業に戻りますが、
一応年末年始の予定をここに記しておきます。
ご確認のほど宜しくお願いいたします。



12月30日(金)通常営業いたします。
12月31日(土)通常営業いたします。

2017年

1月1日(日)通常営業いたします。
1月2日(月)通常営業いたします。
1月3日(火)通常営業いたします。
1月4日(水)青梅店は焙煎のみで、臨時休業です。
1月5日(木)定休日
1月6日(金)通常営業いたします。
1月7日(土)通常営業いたします。

1月11日(水)青梅店は焙煎のみで、臨時休業です。



基本的に国分寺店は通常営業でございますが、
青梅店は焙煎のみで、営業開始は18日(水)の予定です。

その他休業がございます場合はこちらに追記いたします。

なお、年末年始は業者がお正月休みのため
在庫限りの営業となります。
諸々欠品する場合がございます。
ご了承ください。

スイーツは少量レアチーズケーキなどをご用意する予定でございます。
いずれも無くなり次第終了となります。
合わせてご了承のほどお願いいたします。


本年も大変お世話になりました。
カタチでは計れぬ、しあわせのかたちを
何時も共有してくださいますこと
有難うございます。


では、皆様

よいおとしを。








テディベア展示「ここにいるしあわせ」

昨日から、ねじまき雲(陰)青梅にてはじまっております。


12月21日(水)~28日(水)

15:00~23:30 LO23:00

*24日は完全予約制イベント。満席にて受付終了。
*25日は「昵懇」さんhttp://jiccon.com/による
スイーツプレート限定数のご提供があります関係で


14:00~19:00 LO18:30

*期間中ねじまき雲(陽)国分寺はお休みとなります。


上の画像は21日~23日までと26日~28日に
特別にご用意しております

初お目見えの

ねじまき雲特製スコーン二種盛りです。

全粒粉を使用したコクのあるもっちりさくさくプレーンと
きなこと大納言を練り込んだしっとりほくほくスコーン。

そのまま頬張るも良し。ホイップクリームをスクープして食べるも良し。
珈琲には最適なお供です。
売り切れ次第終了となります。



 
しあわせの壁面。




しあわせの窓辺。




しあわせの眼差し。





ここにいるしあわせ。









 

イベント「ここにいるしあわせ」

前回ご紹介いたしました通り、
テディベア作家外間宏政氏http://tdpb-hokama-h.com/
制作20周年記念といたしまして

10周年の青梅のねじまき雲を8日間開け昔の時間帯で営業を行います。
それにともないましてその期間国分寺店はお休みとなります。


 
12月16日(金)臨時休業いたします。

12月20日(火)準備休業いたします。

12月21日(水)展示につき(陰)を開店、(陽)は休業いたします

12月28日(水)~展示最終日となります。

12月30日(金)国分寺店営業再開予定。


12月21~23日 26~28日
営業時間15:00~23:30 LO23:00


24日(土)クリスマスイヴ特別企画といたしまして、
完全ご予約制のイベントとなります。通常営業はございません。

葉山の旅する料理人「昵懇」http://jiccon.com/大西麻子氏をお招きし、
二部制でスペシャルな小皿10品料理とクリスマスブレンド珈琲を。
*自然派ワインも別注文でのご用意がございます。

昼の部12:30~15:00

夜の部18:00~20:30

定員なり次第ご予約終了となります。

お蔭さまで二部とも予約満席となりました。
ありがとうございました。

ご予約は当店営業時間内にお電話にて受付いたします。
お名前
人数
昼の部と夜の部のどちらか
当日連絡可能な携帯電話番号、メールをお教えください。

25日(日)クリスマス特別企画といたしまして、
昵懇さんによる数量限定で
ねじまき雲の珈琲を使用したスイーツプレートとクリスマスブレンド珈琲
のご提供がございます。予約不可、数量限定につき無くなり次第終了となります。

特別営業につき14:00~19:00 LO18:30

となります。

・・・と言う訳でして、皆様お気づきでしょうか?

国分寺店はもう今年1週間ちょっとしか営業日がございません。
もう少しで閉めて、気づけば年末です!
国分寺のお客様方、早々すいません!!
今年もお世話になりました!!!!!!

残り少なではございますが、宜しくお願いいたします。


 

よく、〇周年記念イベント企画にお声かけ頂き、
出張珈琲をしてきた。
よそ様の何周年記念は快くお祝いできるのだが、
自分で自分を祝う気になれず、
今までそういうものをしないで来た。

本当はそういうイベントは自分のためではなく
お店を支えて下さった方々に
感謝の意を込め特別に行うものだということも知っている。

それでも、毎日が特別で精一杯のねじまき雲である。
さらに特別ということは何もない。
常に首の皮一枚の傷だらけの日々。
本当に申し訳ありませんでしたと頭を下げはしても、
祝うほどの成果をあげてはいない。
明日無くなっても世の中に蚊ほどの影響も無い
取るに足らぬ店である。

しかし。とも思う。
2016年6月で開業10年を迎えた。
10年ともなれば、何かしないとネ。

自分じゃ何もできやしないから、他人の20周年に
乗っかってしまおうというのである。
20年と聞くと、10年などたった半分である。
つくづく情けなくもしかしながら、
ヒトツの「場」が、変わらずこうして在り続けられたということは、
有難いことでございます。

皆さま
青梅のこの場を、変わらず10年見守ってくださり
有難うございました。

お蔭さまで、
壁もすっかり焙煎煙で黄ばみ貫禄が付いて参りました。
この地で焙煎をさせ続けてくださり
本当に有難うございました。

10年の歳月を共に過ごして下さった
20年テディベアを作り続けていらっしゃる外間氏が
ねじまき雲の隙間を、しあわせで埋めて下さいます。

感謝。

 


卸し先さまの「ちゃんちき堂」さん。

ファンも沢山いらっしゃって、もうご存知のかたも多いかと思いますが、
青梅でリアカーを引きながらふんわりシフォンを売り歩いておられます。
そのほかにも秘密の工場でも販売があったりします。

通常のシフォンケーキのラインナップには
当店のマンデリンを入れ込んで焼き上げてくださった
マンデリンシフォンがあるのですが、

クリスマスにはいつもの二倍量のマンデリン粉を
当店にて微細粉砕した特別なシフォンを焼いていただいております。
最早シフォンと言うのがはばかられるほどの
しっとりとろける口どけにガッツリとした珈琲香。
ケーキを作る過程でも、あまりの珈琲量に生地の形成が困難なほどだそうです。

今年はちゃんちき堂さんにお声かけいただき
更に、シフォンに練り込んでおります珈琲豆

「マンデリン ビンタンリマ100g」を

特別に描き下ろしたイラストを貼ったクリスマスパッケージに入れ
クリススマスシフォンケーキとセットで
数量限定豆売り通販をさせていただくことになりました。

セット価格は税込¥3800です。

普段ケーキをお召し上がりの方も、
それに使われている珈琲をお飲みいただいて
一緒に味わう機会はそうは無かったかと思います。
当店でも豆売りでは積極的にお売りする豆ではなく希少な機会ですが、
クリスマス限定シフォンとの組み合わせを楽しめる
なんと素敵な企画。

詳しくは「ちゃんちき堂」さんHPhttp://www.chanchikido.jp/

通販ページhttp://chanchikido.easy-myshop.jp/をご参照くださいね。


なかなか私がこういうことをするのは稀なのですが、
信頼関係を築ける方と、意味のある内容ですので
これは嬉しいことです。
ちゃんちき堂さん有難うございます。
いや~久々にほっこりしたイラストを描かせていただいて
難しくも楽しかったです。お楽しみに~





 


魂の色は皆ちがう。


魂のカタチも大きさも


ただヒトツだけの、その人だけの輝き。


ヒトカケの

ティアドロップのような魂魄は

波に洗われ、浜辺に届く。

そこを人は

魂の砂浜と呼んだ。

手放した

あなたの魂は

どれですか?



「パララン山脈の向こうに」

お待たせいたしました。
前回ご好評ですぐに売り切れましたパラサンペンダントヘッドが
追加納品されました。

今回もすべてパラサンならではの一点もの。
石の形に合わせ造形された爪や蔦をイメージさせる留め金部分も
ファンタジックで見ていて飽きません。

前回品と同じく天然のカットが美しいフローライトをはじめ
紫色が角度によって濃さが変わって見えるアメジスト。
太陽のような明るさを内に秘めたシトリントパーズ。
総てパワーストーンとしても人気のある面々ですね。

いずれも一点もののうえ
アメジストとシトリントパーズに関しましては
貴重なストックの放出だそうですので、今後同じものは
手に入らないそうです。
画像ではお伝えし切れぬ輝きを是非手に取ってご覧になりに
いらっしゃってください。

*今年、国分寺店の営業は残すところあと僅かです。
全10点あまりのため売り切れの場合もございますが、
ものとは出逢いでございますので、ご了承ください。



水曜日の夜。

週に一度、二時間だけ灯りの点る珈琲店がある。

青梅という片田舎の街の、T字の交差点のまさに角に
確かにその店はある。
確かにと言うのは、確かにあるのに見えない人には
全く見えない番地だからだ。

配達の人が新しく代わると決まって
「あの~、今近くにいるんですけど、どちらでしょう?」
と店の真ん前から電話をかけて寄こすのだ。
それくらい見えない。
でも一度見えてしまえば、もう迷いようがないほど
それは確かに存在する。

出来るだけ照明を暗くした開店前の空間には、
焼き甘栗のような焙煎香に混じって振り子時計のカチコチした音が響いている。
39型のアラジンブルーフレームの上では、
アンティークケトルの琺瑯がピン、キンと跳ねた声で鳴いている。

夜22時。
着古したLEEのデニムシャツを着た小山のようなマスターが
いそいそと引き戸の掛け金を外した。
日中焙煎しながら聴いていた忌野清志郎のレコードの針を上げ、
絞ったボリュームでスローテンポのインストゥルメンタルCDに切り替えると、
珈琲店の空気が震えだす。

一時間経っても誰も来る気配はない。
窓や扉の擦りガラスにぼんやり映る、赤や青の信号のチカチカに、
時折ヘッドライトの白や黄色が反射して
キラキラと輝いては消えてゆく。

マスターは別段焦るでもなくカウンターの中に沈みこみ
腕組みをして目を閉じたり、レコードプレイヤーの上に積まれた小説を
おもむろに開いたりしている。
時々お客さんが本を置いてゆくのだ。
今夜の本は、ぬか床のお話し。

この店はお客さんが置いてゆくモノゴトの集積で出来ている。
銅でできたカエルの置き物やストーブも、何故か壁に飾られた自転車も。
時には思い出や哀しみも。

時計の針が23時を10分回ろうとする頃、
入口の擦りガラスに映る定まらない大きな影が
キラキラしながらだんだん収束し、
はっきりとした輪郭を伴った一個の黒い塊になった。

「あぁ、Mくんだな」
影を見ただけで、だいたいもうそれが誰だか分かってしまうのだ。
マスターはぬか床の話しをレコードプレイヤーの上に滑らすと
スッと立ち上がり客を迎える姿勢になる。
ガラガラッと扉が開くと、少し寒そうに猫背気味にした
青いダウンジャケットの男性が入って来る。

「こんばんは~」
マスターは警戒心の外れた挨拶をかけながら、
角の二人席の電傘スイッチをパチリと入れた。

「どーも~、あれっ?珍しいっすね。誰もいないんですか?」
男性はキョロキョロしながらも、店の奥のカウンターへ
まるで自分の部屋に入ったかのような自然な物腰で近づいていく。

マスターは冷蔵庫から水差しを取りだすと
「この時間、この街の珈琲店に客が一人でも来るってのが、
そもそも奇跡的に珍しいんですって。Mさんが来てくれるだけ有難いです」
と笑いながら青いグラスに7分目まで水を注いだ。

「ハハッ確かに・・・う~ん」とMくんは少し納得のいかないような苦笑を浮かべ
席に着いた。
Mくんはいつもこの街とこの珈琲店の未来を憂いているのだ。

カウンターにコッと小さな音をたてて青いグラスが置かれると、間髪入れずに
「メキシコを」とMくんが言う。
Mくんは10年近くこの店へ通っている。
当時はまだ20代の青年だった彼も、今では立派に中年に片足を踏み入れている。
それでもMくんとマスターは10年前と何一つ変わらず
未来を憂う若者と、うだつの上がらない珈琲マンといった風に、
ここでの時は止まっている。

厨房奥のコンロのツマミを、ガチンッガチンッと騒々しく捻ると、
外輪と内輪にボボッと点されたオレンジに、
柳宗理のヤカンが銀色を揺らめかす。

珈琲の時間のはじまりだ。

儀式めいて酷く経済破綻した一杯のメキシコが入る頃、
扉のガラスには少し小柄な影が二つ、重なりながら近づいてきた。
マスターもMくんもその影の主を知っていて、
至極当然に顔をそちらに向けている。

ガラガラ。
「こんばんは~」と四人は声を合わせる。

黒ぶち眼鏡をかけたイタリア風のダンディーな紳士が
「寒いね~!」と思いのほかチャーミングに手をスリスリしながら
ストーブに手をかざすと、連れ合いの、これまた眼鏡をかけた
ショートボブの女性も
「ふふっ、寒いですね」と穏やかなフルートみたいな声でささやいた。
彼らもまるで昨日もここにいたみたいに、四人掛けのテーブル席に
ふぅっと収まった。

「今日はペルーで」
と女性が厳かに言うと、男性はまだ寒そうに
「ア、アズーロ?」
とフレンチブルドックがご主人の機嫌を伺うような
クリクリした上目遣いの疑問符つきで、いつもの苦めのブレンドを注文した。

女性のSさんは毎日まったく寝る暇もなく激務をこなしているらしいのだが、
そうは見えない落ち着いて凛としたオーラを何時も纏っている。
男性のHさんは作家だ。
一般に言う大人の男という生き物からは、
かけ離れたイメージのものを作っている。
実際にソレを手に取ってみると、実はとても大人な雰囲気で、
老若男女を幸せにする不思議な力を秘めた、甘過ぎない造形物なのだけど。

悲劇的に原価率を無視した贅沢なペルーが入ったころ、
また扉にはぼんやり影が現れた。
まだ影が輪郭を顕す前に皆一目でそれが何者か分かっているようだ。

Hさんが「遠くからでもすぐ分かるネッ」と可笑しそうにクスクスしている。

ガラガラッと扉が開くと、
シマウマのタテガミをショッキングピンクに染めたような頭をした男性が、
メタリックな鋲を沢山打った革ジャンでギシギシ歩きながら
ロボットみたいにポソリとキノコ柄の手提げを入口近くのテーブルに乗せ、
「さっみ~!!」とストーブに当たって立っている。

皆暫くニコニコして彼を見ていると、ちょっと肩をビクッとさせて
「どしたのっ!?」と自分へ注がれた全員の眼差しにドギマギしている。

Hさんが「Tくん今日はまたずいぶん綺麗に立ってるね~。影ですぐ分かった」
と言うと、

「あ、あぁっ今日展示の帰りでっ。そのまま来ちゃったから」と
パンキッシュなモヒカンに似つかわしくない照れ笑いでTさんは答えた。

Tさんもまた作家なのだ。
Tさんはどういう訳か、光るキノコのランプばかりしか作らない。
世の中には珈琲ばかりしか淹れられない男や、
営業ばかりしかしない営業マンなんかザラにいるのだから
キノコランプばかり作ったっていいようなものだけど、
初めて彼に会う人は

「なんでキノコなんですか?」とか
「何故キノコランプしか作らないんですか?」

なんて質問をしてしまうものだから、彼をちょっと困らせてしまうのだ。

一つのことさえ満足に出来ない人や、何がしたいのかさえ分からない人も
多いのだから、ひとつでも追いかけるものがあることは、
それが何であれそれだけで素晴らしいのだ。
もちろん一つも満足に出来ることがなくても、何がしたいのか分からなくたって
それはそれで、何でもやれる素敵な可能性を秘めている。
ようは、否定からは何も生まれないということだ。

気の毒なくらい心血を注いで淹れたアズーロを
マスターがのっそりHさんに持って行くと、
Tさんが

「ネジくん、モカでっ」と声をかけた。

「モカで・・・」
ネジくんと呼ばれた顎ヒゲ帽子の店主は静かに復唱すると厨房の中へ戻って、
また悲痛なほど神経質にエチオピアモカを計りはじめた。

ガラガラッ。
「こんばんは~」

23時半を過ぎるころには、そこらじゅうが

「ここにいるしあわせ」で満席になっていた。

世間とは一寸ズレたような世界で、水曜日のねじは今日も巻かれている。
その店の名は

「ねじまき雲」

という。


 

週に一度だけの唯一無二の2時間が、
10年目にして、
8日間だけ毎日8時間半開くのです。

外間宏政氏テディベア作成20周年記念展

「ここにいるしあわせ」

ねじまき雲開業10周年を記念して開催決定。


*この物語と登場人物はすべてフィクションではありません。
当然この告知もフィクションではありません。

ブログをご覧いただいている貴方も、
物語の続きを紡ぐ登場人物になりに12月末の
テディベア展にお越しになりませんか?







 









前記事も自転車だったのでついでに、もひとつ。
常連さんが当店のイメージで組んで下さったネジチャリ。
2009~10年頃のことだったでしょうか。

「この店には何かが足りない。そうだ自転車だ!」

と何故か閃いたようで、このネジチャリをご提供くださり、
ずっと当店の壁にかかってシンボルとなっておりました。

当時は見てもチンプンカンプンで、
ただカッコイイなということ位しか分かりませんでしたが、
最近ようやく自転車を自分で弄るようになり、
すごい変態チャリンコだったんだなと分かるようになりました。




シフターはフランス、サンプレックスのデルリンWレバー。
貴重なビンテージですね。
昔のパーツのデザインはバリエーションに富んでユニークです。





クイックリリースも昔のシマノのもので
ヌルッとした流線形のラインが、現代の攻撃的流線形ラインと違って
女性的な美しさを醸し出していますね。




サドルはカシマの古い革サドル。年季が入っていますね。
サドルバックをぶら下げたくなります。





何といってもキモはこの革編みハンドル。
子供用自転車のハンドルを逆さに取りつけてあります。
shimano600ブレーキレバーをつけると
ミニドロップハンドルのように見えますね。

ヘッドラグも綺麗なフレームは
古いイギリスの婦人車の塗装を剥離して
バーナーで焼きを入れたと聞いていましたが、
いわゆるミキストというモデルですね。
男女共用として生まれたヨーロッパ発祥のフレームで
最近にわかに流行ってるみたいですね。




バーエンドにはワインコルクが詰めてあります。




ディレイラーやクランク周りは、自転車作成を聞いた別の常連さんが
ご自身の自転車コンポーネント乗せ換えに伴い
要らなくなったものをお譲りくださいました。

フロントは105のダブル。5600系でしょうか。




リアはアルテグラssですね。こちらは6600系でしょうか。
スプロケット7s(7段)を動いてます。
ホントは10段動かせるパフォーマンスがあるんですけどね。
この10s時代までがギリギリ、フォルムやシルバーパーツが目に優しい時代で
この後11s時代に突入するとデザインが激変してゆき、
ブラックパーツが多用されアグレッシブルな近未来的デザインになっていきます。
性能は各段に向上しているんでしょうけどね。




懐かしきデッかいジリリンベルのトップには
なんかの虫のマークがついてます。どこのメーカーのでしょ?

世界に唯一、私のものでも誰のものでもない
ねじまき雲という場が生んだ所有なき無二の自転車、ネジチャリ。
動かさないと可哀想なので、
今は時々乗ってあげたり遊びで知人に乗ってもらったりしています。

本当は当時、青梅に来たお客さんにレンタサイクルとして貸し出そう!
という企画も立ち上がって、パーツもオリジナルを作って売りだそう!
なんていって盛り上がったんですけどね。

大きな地震が起きた後、地方へ中心人物が移住したり
作家活動が忙しくて暇が無くなった人もいれば、作家を辞めちゃう人もいたり、
当店は喫茶営業を移転しちゃったりで
実現はしませんでしたねぇ。

それにしても、皆さんお元気かなぁ~。

時を経て、革細工や金属加工も少しなら出来るようになったので
アイテム製作は諦めておりませんけどね。
独りでもコツコツやっていこうと思っております。
いつか・・・と思い続けることが大切です。

数年前から青梅奥多摩の自転車屋さんたちが連携して
本当にレンタサイクル事業は始まり盛り上がってるみたいです。
広範囲にある提携店のどこでも乗り降りが出来るシステムを
構築できているのは素晴らしいと思います。

少し寒いですが、自転車で温まるにはいい季節ですね。








 
マッチレス?聞いたこともないブランドですね~。
でもいい書体です。

去年の春
リサイクルショップでドロドロサビサビのほこりまみれ、
ご丁寧に蜘蛛の巣まで張った小豆色の自転車を見つけました。
よくもまあと思うほど汚かったのですが、その一台だけ
他とは一線を画す雰囲気を醸し出していたのです。




ロココ調なWレバーも

 
ドロドロから覗くメカ達に施された、機能と全く関係ない飾りも



なんか全部唐草紋様っぽいではありませんか。
というわけで、得体の知れぬ激安ボロボロ自転車を即決購入。
どうにかバイクにくくりつけ持ち帰り、バラして直すことに決めたのでした。

この一台が切っ掛けで
ちょっとは自転車に詳しくなりました。
フレームは拭くと小豆じゃなく綺麗なレッドでした。
今は無き石渡製022チューブ。
パーツはシマノ600EX(アラベスク)と言われるコンポーネントで
30年以上前に作られたものみたいです。
マニアにはやはり「唐草」と呼ばれているようですね。
型番は6200。
6000番台系ですので今のアルテグラグレードの立ち位置のようです。




しかもサドルを含みパーツがオールメイドインジャパン。

どうやらショップオリジナル自転車で
ある種のこだわりをもって組まれたもののようです。
マッチレスという名もオリジナルでつけたんでしょうね。
検索しても、アメリカのアンプメーカーしか出てきません。
日本語訳すると、「無双」という意味みたいです。

そんな訳でボロボロのわりに驚くほど動作はスムーズでした。
所有者の使い方が悪かったのも幸いして
真っ黒油モリモリで見えなくなっていたドライブトレインも
油膜に守られてひどくはサビていませんでした。
パーツクリーナーとヤスリがけ、ピカールで磨いてピカピカになりました。




白っぽいコットンテープが巻かれていたのですが、
剥がすと日焼けから逃れた部分はなんと赤でした。
ですので前ビルダーのコーディネートセンスを尊重して
赤いバックスキンを繋ぎ合わせて革テープを自作
エンドはヘビ革で留めました。

ニットーのドロップハンドルもついでに磨いたら
どうやらアルマイト処理されていたみたいでアルマイトが剥げました。
全部ヤスリがけする羽目になり、結構疲れたのですが
考えてみたらバーテープで隠れる部分はやらなくても良かったことに
巻く段階で気づき悲しい思いをしました。
磨く際は無駄な労力は避けましょう。




ペダルだけは片足分再生を失敗してしまったので
調べると今でも同じモデルを製造していることが分かりました。
三ヶ島シルバンロード。ちょっとロゴが変更されているくらいです。
ロングセラーです。同じ部品が数十年手に入るというのは凄いことですね。

はじめてだったので直すのに数か月かかってしまいましたが
青梅の買い出し用自転車として活躍することとなりました。

私と同い年くらいの自転車。ん~古いものだらけのインテリアには
しっくりときますね。


真っ赤な自転車を見ていると、あぁもうクリスマスか~と
思ってしまいます。

今年のクリスマスは楽しいことしますので
ご期待くださいまし~。











いかがでしたでしょう?加藤けんぴ店一周年記念イベントは?

芋けんぴ「フライ ザ サード」 美味しかったでしょ?

斬鉄剣の如き硬質な芋けんぴの美しい音。

カト衛門の
「またつまらん芋を切ってしまった・・・」
の声が聞こえそうだと
珈琲ガンマン、ネジ元大介は思うわけです。
実際切っているのは
とても詰まったいい芋のはずですけどね(笑)。


では、ギャグ五倍増しでお届けして参りましたイベントブログも
これで最終回でございます。


え~、
プロと言いますのはどの世界でも厳しいものです。
ボクシングも1gの減量に泣く事だってございます。
ましてやチャンピオンになろうなんて言いますと・・・
これまぁ大変なんでございます。


コント「チャンプ」




加藤「オヤッさん・・・俺チャンプになりたいんだよ!
これ以上階級下げるの無理だし、
どうしたらもっと早くチャンプになれんだろ?」(遠い目の加藤)

トコ村「これだよ、コ~・レ」(手を見せ顔を背けるトコ村)

加藤「えっ!?オヤッさん・・・
いくら協会とパイプがあるったって金だなんて!」

トコ村「うぇっ?金ってか?こりゃ芋けんぴだぁ~」
(よく見れば、指の先には芋けんぴ)

加藤「ちょっ!オヤッさーん。んも~いいトコだったのに!」

トコ村「えっ!?あんだって?」

加藤「シリアスないい場面だったっての!」

トコ村「いい、あんだって?」

加藤「いいトコロ!」

トコ村「いいト・コ・ロ?
そうです。わたすがいいトコロカフェさんです!
ハ、いいトコロ・だからいいトコロ~
ハどした、いいトコロったらいいトコロ~。
スッコンダ!!」

加藤「・・・だめだこりゃ」


お後がよろしいようで。


売っりきーれはっ しっかた~がない ハハハン
「スコーン買えたか?芋けんぴ食えよっ」

湯気が寸胴から ふわりと お鼻に ハ・ビバビバ
「スープ飲んだか?」

楽しいなっ たっのしーいなっ
「バードハウス作ったか?」

生まれは~北国 登別~の湯っ ハァビバノノン
「珈琲のめよ~~~っ」


それでは皆さんごきげんよう!

また、来週~!!



・・・来週はないですけどね。

ちなみに原曲「いい湯だな」は
浅田飴でおなじみの故・永六輔氏作詞です。

さて、これにて
「一周年だヨ!全員集合」はお終いです。
お楽しみいただけましたでしょうか?

昨年の加藤けんぴ店グランドオープンイベントの全員集合は
トコロカフェさんや私も音頭を取らせていただき、
新しいお店を盛り上げようという気概で開催いたしましたが、

今年は昨年のフォーマットをたたき台にグレードアップ。
加藤氏がしっかりとご自分で総合企画演出し音頭をとり
皆を取り纏めておられました。

小平のカフェ、いずん堂さんをお迎えするニクイ計らいも。
この一年で、国分寺の地に根を張った着実な歩みを感じさせてくれる
イベントとなりました。
もう東元町にはなくてはならないメインストリームな一店ですね。

当店も参加させていただき、有難うございました。

イベントが終わっても今日からはまた
5店それぞれの日常がはじまります。

日々の生活に寄り添うアイテム。おにぎりを。
そして年末のプレゼントには芋けんぴを。

今後とも「加藤けんぴ店」さんhttp://www.kato-kenpi.com/をどうかご贔屓に。


加藤さん、一周年おめでとうございます。












どーもー!


毎度おなじみ珈琲界のベイマックスことネジでございますけどもネッ。
いやー明日は雨だそうですよ。
でも~、きっと雨は~

ヤミ マックス!!

キメポーズしてみてもブログじゃぜんっぜん伝わりませんね~。
いや~困りますね雨は。イベント最終日ですからね~。
でも雨でもね~やりますよ~私たちは!えぇ!

私はベイマックスですからロボットですけど、もう芋のこし過ぎで
手がマックス筋肉痛ですよ。ロボットも筋肉痛になるんダネ。
他人ヲ癒シテバカリノ私デスガ、誰か~私をっ癒して~頂戴っ!

と思ったらピンチヒッター現る!エスプレッソ担当のくるぶしが
早朝焙煎に行く私に代わってスイートポテトを作ってくれるみたいです!!

そんなわけで、明日も~スイートポテトは~

アリ マックス!!


さて、イベント「一周年だヨ!全員集合」も
明日で最後でございます。

上の画像は加藤けんぴ店さんオリジナルの3度揚げローストけんぴ。
その名も

「フライ・ザ・サード」

いや~私がダジャレで言ったアイデアをそのまま採用下さいました。
どうもすみません。

でもパッケージのデザインはとってもキマッてますね。
流石です。

今までにない、カリサクっとした食感を
心ゆくまでお楽しみいただけますよ。中身も流石です。
きっと貴女の大切なものを盗んでいくことでしょう。
心を盗む芋けんぴ。逮捕だカト~!!





加藤けんぴ店さんの中ではトコロカフェさんもお菓子販売をなさっております。
毎度のことながら、彼らの作る焼き菓子は言わずもがな大盛況!!
どれもこれも秀逸な貫禄の仕上がり。

そして旧トコロカフェファンには懐かしいこの台。
解体した昔のお店の三層構造材「Jパネル」で作ってあるんです。
こういう演出が、にくいんですよね~。

泣いても笑っても最終日。
売り切れる前に買う!これが鉄則です。





そして今日、外ではトンカントンカン楽しいリズムと
弾む笑い声が聞こえておりましたよ。

ことりさんhttp://kotori-kaigo.blogspot.jp/のバードハウスと
バードフィーダーワークショップ。
皆さん幸せそうに集っておりましたね。

明日もことりさんは訪問介護の合間を縫って
イベントご開催くださいます。

明日11月27日(日)は

15:30~17:30

の時間でバードハウス作りのワークショップを
行ってくれるそうです。
自分の作った鳥のお家には、どんな子が飛んで来るんでしょうね。
素敵ですね。
*バードフィーダーは完売だそうでバードハウスのみとなるそうです。



27日ねじまき雲は変速的営業時間になりますので

13:00~20:00 LO19:30となります。
お間違えの無いようお願いいたします。












どーもー!

毎度おなじみ珈琲界のカンフーパンダことネジでございますけどもネッ。
いやー雪降りましたねっ東京!!

この時期に降るのは54年ぶりってんですからま~ビックリパンダリ!
昭和37年の11月ってゆったらあなた、何と言っても
キューバ危機終了ですよね~。
あれから54年ぶりでキューバとアメリカも国交回復なんですからまーそら
雪も降りますわっ。

皆さん転んだりしませんでしたか?気を付けて下さいね~。
私なんか転んでも
「アチョー!!カンフー・・・」なんつって誤魔化せますからねっ便利~。
「アッ白いパンツが真っ黒!」
っていやいや元々パ・ン・ダ!
んなわけあるかいっ!!

どうも・失礼しました~(笑)。


冗談は置いておきまして、

始まりましたね。加藤けんぴ店http://www.kato-kenpi.com/一周年記念イベント

「一周年だヨ!全員集合」


上の画像は、当店で食べることのできます
トコロカフェさんhttp://tocoro-cafe.com/作成の

「濃厚チーズケーキ・・・¥500」

土台には玄米とインドのスパイスのジャキアが使われておりまして
濃厚なチーズに玄米のコクとジャキアのザクプチ感がプラスされて
楽しい一品となっております!!!
パンダな二層が目にも鮮やか、毎度流石の安定感です。





そしてついに!前ブログに書きました
ねじまき雲特製のスイートポテト!!か~んせ~い!!!

もっちりねっちりの生地には秘密が練り込まれておりますので
入ってないのにキャラメル感を感じるように仕組んでございます。
盛りつけにはホイップクリームを添えシナモンを振り
ポテトには粉糖で化粧を施しました。
オールマイティーに珈琲に合う一品です。

なんとイベント期間中は特別にビックリ価格

「スイートポテト・・・¥400」

でのご提供となっております。
作る度にレベルアップして美味しくなっておりますよ~。

チーズケーキもスイートポテトも売り切れ次第終了となっております。




そして真打ち登場!!

今回から参加の「いずん堂」さんhttp://izundou.exblog.jp/のスープです。

初日はおにぎりと合うおかずと共に
パッケージの一つ一つにまで神経を行き届かせた春菊のスープ。

自家製ネギ油が効いて、食感と香りを残すため
後入れされた生春菊とのマッチングが最高です!!

「おそれいります」
の文字が加藤けんぴ店さんの天然木のベンチと相まって
一服の静寂を醸し出します。

明日はどんなメニューでお越しになるのか楽しみですね~。

売り切れ必死!
イベントが始まったらまずはいずん堂さんの
おかずとスープをセットでゲットだぜっ!!








上の画像。沢庵ではございません。
試作にちょっとスモールサイズで作ったあるものです。

今回はお恥ずかしながら
私のプライベートスイートメモリーを暴露いたします。

相方のエスプレッソ担当くるぶしとの初デートは巣鴨でした。
うら若き二人はフィルムカメラをぶら下げて「おばあちゃんの銀座」を街歩き。
はじめて一緒に食べたスイーツが、商店街で店頭売りしていた
スイートポテトでした。
甘く香り高く艶めく黄色い幸せを握りしめ
熱く漫画話しに花を咲かせたものです。・・・漫画て(苦笑)。

我々の思い出スイーツは、スイートポテト。

北海道には「わかさいも」という、いもとついているのに芋を使っていない
支離滅裂な和風スイートポテト風なお菓子もありまして、
子供のころよく食べておりました。
ニッキを効かせたよく似たお菓子もあるのですが、これも大好きでした。

という訳でして、
いつかシナモンを効かせた
オリジナルスイートポテトを作りたいと思っていたのですが
いかんせんお菓子作りが得意ではないもので
尻ごみしていたのです。

いつか・・・いつかと思ううちに時は過ぎ・・・


さて、
お隣の加藤けんぴ店さんのイベント「一周年だヨ!全員集合」
(イベント詳細は前記ブログをご参照ください。
当店は3日間変則時間営業となります)


いよいよ明後日金曜日から開催となります。

当店はあまり大勢様には対応できないスタイルのお店ですので
今回からは通常営業のみで、高みの見物を決め込むつもりでございましたが
そうは問屋がおろしてくれないようで、ガッツリ参加とあいなりました。

そんなこんなで特別なものは、とんと考えておりませんでしたので
当店ではトコロブレンドオータムのドリンク提供と
トコロカフェ濃厚チーズケーキのご提供をすることとなりましたが・・・

どちらもトコロカフェさんのかいっ!!

ということで、アレをやるなら今しかないと思ったのです。

ねじまき雲の、オリジナルスイートポテト。

頭の中のレシピを現実に起こしますと、これがなんと

う、旨い!!!!!

あまりの旨さに加藤さんに試作を食べてもらいました。
そして有難いことにその流れで、貴重な加藤けんぴ店さんの
さつま芋を分けていただくことになったのです。

という訳でして、加藤さんのお心づかいにより
紅あずまを用いたスイートポテトを
数量限定で作れることとなりました。
店内飲食のみでございます。

これで晴れて当店もコラボ感が出たような気がいたします。

あとは私の「お菓子作るの嫌い病」が発症しないことを祈ります。


そうそう、今回初参加の小平の和カフェ。
当店の珈琲豆の卸し先様でもあります

「いずん堂」さんhttp://izundou.com/

悩みに悩みぬいた3日間の特別メニューも
先ほどこっそり盗み聞いて参りましたが
いやはやこれがどうして。
ワールドワイド級に手の込んだグローカル激旨メニューになりそうなのです。
お天気さえ良ければおにぎり片手に武蔵国分寺公園まで
お散歩してスープとおかずを頬張れば
紅葉と共に気分も高揚することでしょう。

是非、この機会にお買い求めくださいませ。





 

白いお米を「△」に~

そこに「■」いノリでフタをして~

いっぱい作ると

あっと言う間に

加藤けんぴのオニギリだ~。

ザ▲ノリフターズ。

ついに伝説の5人が全員そろいます。

「加藤けんぴ店」http://www.kato-kenpi.com/の、
加藤ぴ を筆頭に
ことりや長介「訪問介護ことり」http://kotori-kaigo.blogspot.jp/
トコ村けん「トコロカフェ」http://tocoro-cafe.com/
いず本考事「いずん堂」http://izundou.exblog.jp/
そしてわたくし、ねじま木ブー

一周年だヨ!全員集合~!!
ノ・ノ・ノリフタ大爆笑~♫

ホントはトコロカフェ上村さんのほうが、いかりやっぽいですし、
ことりさん主宰のほうが志村っぽいのですが、
名前の語呂合わせの関係で逆になっちゃいましたね。

冗談はさておき、
次いってみよ~!!

前記のブログでも触れました「加藤けんぴ店」さんが
一周年を迎えましたので、今回は加藤さん企画で一年前の企画が
更にグレードアップして帰って参ります。

『一周年だヨ!全員集合』

11月25(金)26(土)27(日)

加藤けんぴ店さんの中でトコロカフェさんがお菓子とジェラート、珈琲豆を販売。
いずん堂さんは外で激旨の特別なスープとおかずを。
ことりさんはバードハウスとバードフィーダーのワークショップを。
当店はトコロブレンドオータムのドリンクメニュー追加と
トコロカフェさんのチーズケーキを。
(芋けんぴとトコロカフェ焼き菓子のみ持込み飲食OKです)
加藤けんぴ店さんは特別なおにぎりや芋けんぴやトコロカフェさんとのコラボも。

加藤けんぴ店&トコロカフェ12:00~20:00(27日は~19:00)
いずん堂12:00~19:00
ねじまき雲13:00~21:00LO20:30
(27日は~20:00LO19:30)
ことりさんは日、時間限定になりますので、逐一ことりさんの
文才豊かなブログでの内容詳細発表をチェックくださいませ。




昨夜は、トコロカフェさんと加藤けんぴ店さんが
作戦会議をしておりました。
まるで映画のワンシーンみたいですね~。
加藤さん、腕組み姿も絵になりますなぁ。
一周年の成長と重みを感じます。
チャンプを狙う、悩める名う手のボクサーと、
名トレーナー、エディ・タウンゼントという雰囲気です。

私も試作の芋けんぴを頂いてしまいましたが、

ヤバイです!イイんです!!ノックアウトです!!!
こうご期待。



 
画像は揚げる前の芋けんぴです。
鮮やかですね~。手作業とは思えぬ綺麗な仕込みです。

ねじまき雲の予定としましては
特別なことはあまりせず美味しいものに囲まれて、
皆様に負けないよう食べまくります!!!

私に食べ尽くされない前に、
当店にてトコロカフェさんの濃厚チーズケーキをご注文ください!!!

・・・だめだこりゃ


詳しくは「加藤けんぴ店」さんブログや
各店の情報を隅々ご確認のうえ、お越し下さい。

*当日は混雑が予想されますので
公共交通機関を使ってのお越しをオススメいたします。
開催建物の前は椅子や出店者ブースが並びますので
お車は国分寺街道沿いの有料パーキングをご使用のほど
宜しくお願いいたします。






いくらを作った。

久しぶりに。

去年までの過去数年を除いて、
シーズンになると毎年いくらを作っていた。

一子相伝、伝家のというほどではないが、父から教わり
家を出てからは作り続けている。

秋口になるとそわそわして、魚売り場をまだかまだかと覗きながら
生すじこの登場を待ちわびる。
よく付属のタレも付いていたりするのだが、どうにも受けつけない。

こどもの頃、上京したその日に都心の高級寿司店のいくらを吐き出して
父を冷や冷やさせた思い出がある。
私には、ドロッと甘く生臭い塩ッ気が、
いくらの姿をした別人に感じたのだろう。
「コッチのいくらはコウなんだ」
という父の小声が耳に残った。

慣れ親しんだ北の味付けが、一番しっくり身体に馴染む。





今年の出来はまずまずだ。
小ぶりだが、プリッとして醤油の旨みといくら本来の甘味を湛えたルビーが
ハラッと歯切れよく口中で弾けると、鼻腔いっぱいに幸せの海を運ぶ。

いくらは買うより自分で仕込むほうが
安くて美味しく贅沢できるのだ。
食べに食べると、イクラなんでも贅沢をし過ぎたなぁと罰当たりな
ダジャレを言いたくなる。
来年は、お隣り「加藤けんぴ店」さんhttp://www.kato-kenpi.com/
「炊きたて握りたておにぎりを食べる会」で
皆様にお裾分けするのもいいかもしれないが、素人仕込みの生もの。
何かあっても責任は取れないので誓約書を書いていただかないと・・・。


大阪人のたこ焼き。
広島人のお好み焼き。
秋田人のきりたんぽ。

「魔女は血で飛ぶ」なんて台詞のアニメがあったが、
それぞれ地域の血が作る、絶対譲れない領域がある。

故郷を離れて何十年経とうとも
ソウルフードというものは、
生まれた「地」の記憶を宿した
大切にしたいファクター。


















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