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COFFEE & GALLERY SALON " you " COFFEE ROASTER " in " 自家焙煎珈琲店 国分寺(陽)&青梅(陰) Since 2006
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気づけば、ほぼほぼ毎日納豆を食べている。

お味噌汁には豆腐が入っていないとなんだか落ち着かないし、
夏は冷奴が旨い。

金山寺味噌をアボカドに乗せて食べるとお酒もすすむし、
もろみ味噌に刻んだミョウガとマヨネーズを加えて混ぜたのを、
千切った生キャベツにつけて食べるのも、なかなかおつなもんだ。
そういう時に飴色に漬かった味噌大豆の粒を発見すると
少し嬉しいような気がする。

あんこなんかも豆だし、中納言だか大納言だかって紫式部みたいな
雅な名前がついていると、日本の美意識すら感じて
御小豆様と呼びたくなってしまう。

最近の日本人はお米よりパンを食べているらしいなどと聞く。
日々そうとは知らずに食べているかもしれないが、
この「豆」も昔に比べて消費は落ちているのだろうか?
古来から手をかえ品をかえ、私たちの食に寄り添ってきた、
というよりかは忍びこんでいるお豆さん。

しゃちほこばらず、まめまめしくいい仕事さえしていれば
表に出ずとも気づかれずとも、失われないし
そもそも覚えがないから忘れられもしない
強さがあるように思うのだ。


ねじまき雲のほうじ茶ラテ。和味のラテの上には
季節ごとに手をかえ品をかえ、旬の彩りを添えている。

先ごろまでは、乾燥林檎のサーフボートの上に
自家製レモンピールを乗せて、サーファーに見立て浮かべていた。

昨日からは、
北海道産の煎り豆と、煎り黒豆がほんのり醤油の香るのを乗せている。
スプーンで掬うと、渋めのコントラストが綺麗なブローチのようだ。
口に含めば、堅めに立てたミルクのクッションに
カリッとほろりとした豆の食感が楽しい。

ほうじ茶と和三盆の風味に、きな粉にも似た豆の香りが
郷愁を誘う気がする。



そうそう、
鳩が豆鉄砲を食らったような顔と言う。
私はそんな鳩の顔を見たことはないが、
鳩もびっくりした顔をするのだろうか?

世代が違うのか私は豆鉄砲すら実際に見たことはない。
当てられてびっくりしたのではなく、
文字通り食らって味わった鳩の顔ならばきっと、
「ホゥホゥ・・・」と美味しくて喜んでいる顔に違いない。














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