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自家焙煎珈琲店 国分寺(陽)&青梅(陰)
Since 2006
真夏のように暑い日が続いた。
もうすぐ多摩川の鮎が解禁だろうか。
解禁。
なんとも魅力的な響きだ。
禁じられていたものが解き放たれるのだから。
ねじまき雲の珈琲は青梅で焙煎されています。
大概が早朝。
バイクで、ときには電車でガタゴトと出かける面倒くさい生活です。
植物の種に含まれる栄養を
物理的だったり情熱だったり、あらゆる熱を加えて
次の段階に変化させに行くのです。
素材に向き合い手間暇をかけます。
お金があればもっと違うやり方もあるのかもしれませんが、
無いなら無いなりに、無い知恵を絞り
丁寧に作業を進めるしかありません。
その辺の店の事情やいきさつは、こちらのサイトに
http://www.nonowa.co.jp/areamagazine/blog/201505/04.html
取材を受けました記事が掲載されておりますので
当店にご興味がおありの方は覗いてみてください。
地域サイト「ののわ」に載せて頂きました。
それこそ丁寧に時間と労力をかけて取材くださった
ライター西田さん、有難うございました。
この度の当店イベント「スープの時間」に関しても
情報を載せてくださっております。
私はテキトーにいい加減に生豆をハンドピックしています。
「適切に良い加減で」ということです。
ただ丁寧にやればいいというものでもありません。
やり過ぎたり時間をかけ過ぎると、せっかくあるものを
殺してしまう場合もあるのです。
そのさじ加減が、私という人間味を含めた風味を
添加してくれるのだとも思います。
さて、鮎だけではなく暑くなると当店にも解禁を心待ちにされている?
メニューがいくつかあるのです。
その一つが水出し珈琲です。
私の珈琲人生の中で唯一納得のいく出来と言っては
他の珈琲に失礼なのですが、それほどこれはしっくりきたなと
思えるものが水出しなのです。
水出し専門のバーを開いてもいいかな?と思ったくらいです。
これがまた残念なことに、私の面倒くさい性格から
それを再加熱して温めるということを許さないものですから、
自然、涼しくなるとお役御免状態。
一度に4杯ほどしか作らなくても出ないので
日がたてば捨ててしまうようになってしまいました。
自分が一番旨いと思うものが、一番出ない。
それほどに他のメニューに比べるとマニアックということなのでしょうが、
これを飲みに足を運んでくださる方が
数人いらっしゃることも事実です。
ですので、
暑くなったら復活する定番メニューという
おかしな位置づけになってしまいました。
しかし今年はひと味違います。
日曜日から始まるイベント「スープの時間」
これに合わせ、定番ではなく
イレギュラーな他店に卸しているブレンド珈琲で
この水出し珈琲の復活解禁という
新しい試みです。
他にもイベントでは
この他店様の
出汁感のあるブレンド珈琲を
私がねじまき雲の淹れ方でコーノ式を用いご提供し
それとは別に植物のクセのある香り、渋み酸味という
言わば甘くコクのある出汁にのせる表層の味をイメージした
イベントオリジナルブレンドもご提供いたします。
他にもねじまきサイドでは数品のオリジナル珈琲を
お出しする予定です。
一緒にイベントをしてくださる門野シェフの出汁の極意
「なにもしない」
の極地。珈琲だとそれは、水出し珈琲。
余計なことは何もしない。
素材と、水と、時間と、地球の重力とが
いい加減に
作ってくれるのですもの。
水出しだけに、水出汁。
締めがオヤジギャグで、
どうもすみません。
イベント
「スープの時間」
5月24日(日)25(月)26(火)
場所:ねじまき雲(陽)
14:00~22:00 LO21:30
にともないまして
明日23日(土)は18時までの営業となります。
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