COFFEE & GALLERY SALON " you "
COFFEE ROASTER " in "
自家焙煎珈琲店 国分寺(陽)&青梅(陰)
Since 2006
船出。
何かを決心したとき、誰にでも訪れる
新たなステージへのひと漕ぎ。
「スープの時間」の主役、門野シェフの作る
ポタージュスープの素として浮かぶ、
ネギのブーケガルニ。
まるで黄金出汁の海に漕ぎ出す銀箔の船のよう。
たくさんのスパイシーな夢と希望を詰め込んでいます。
門野氏もまた、処女航海に出るこのブーケガルニのよう。
なぜなら外でのイベントは、今回が初出店なのです。
もともと侍みたいな方なのですが、
初陣を飾らんとする武将のような気迫と武者震いが
もうキラキラと輝いて見えます。
普段の彼のお店には、スープの他にも
曜日によって趣向を凝らしたメニューが沢山あります。
定番品としましてはサンドイッチもありますが、
旬によって変わる具材も味わえます。
これは自家製スモークサーモンのサンドイッチ。
鮮やかなピンク色からほの立つ芳しさと、
門野シェフ特製ソースの艶やかな光りが
食欲をそそります。
どうやら、今回のイベントでも、スープだけでなく
数量はいずれも限定となりますが、
いくつかオリジナルの軽食をご用意してくれているようなのです。
内容は始まってからのお楽しみとしてあまり明かせませんが、
こちらのスモークサーモンも普段とは趣向を変えて
ご登場願えるようです。楽しみですね。
指を指し差し、出汁の説明をしてくださっている門野シェフが
幾度となく仰っていた言葉。
「なにもしない」
ただし、しきりに真剣な眼差しで、灰汁を掬っておられました。
常に鍋と付かず離れず。
気にせず気にする。
この一見相反する矛盾したような行為が、
素材と意識とピタリと寄り添えた時、
優しさの溶け込んだ黄金の出汁が出来るのでしょう。
この感覚も、前ブログで述べた私の珈琲感と似ているような気がするのです。
そしてフィナーレで出汁をドリップする。
『あぁ、やっぱりそうなんだ。。。』
私の中の何かが、この瞬間そう囁きました。
門野氏は料理をしているようで、珈琲をドリップしているのと同じ。
私はきっと珈琲をドリップしているようで、料理をしているのと同じ。
何をやるか。
ではない。
どういう姿勢と眼差しで向かい合うか。
それさえできれば、皆同じこと。
これが、いろんなくだらない垣根を越える秘訣かもしれません。
あぁ、そうそう。
そういえばお伝えするのをすっかり忘れていました。
門野シェフの
このお店の名前。
その名を、「いずん堂」http://izundou.com/
と云う。
緑多き住宅街に楚々として佇みながら
堂々としてある、
紙に護られしカフェ。
いざ雲へ。
イベント
「スープの時間」
5月24日(日)25(月)26(火)
場所:ねじまき雲(陽)
14:00~22:00 LO21:30
23日(土)は18時までの営業となります。
*LOは17時となります。
*狭いお店ですので
時間帯によりましては混雑が予想されます。
お越しのご予定の皆様も
熱中症や雨などお気を付けくださいますよう
お願いいたします。
どうぞお誘い合さないで、お一人かお二人で
お越し願えれば幸いです。
何卒宜しくお願いいたします。
*なお、人出によりましては欠品するものも
ございますのでご了承ください。
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