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COFFEE & GALLERY SALON " you " COFFEE ROASTER " in " 自家焙煎珈琲店 国分寺(陽)&青梅(陰) Since 2006
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川には時折、
とびきり頭のよく大きな岩魚がいて
十数年も釣られず、
その淵の化物として語り継がれるものも
いるという。


川にも、山にも、家にも、ヌシがいる。



お店にも当然 ヌシがいる。





厨房脇にカップケーキを売っている棚がございます。
その中段のライトアップされた、あやしいコーナー。


当店とゆかりのある素描家しゅんしゅんさんのご本、


「主の糸 nushi no ito」


が再入荷しております。


ねじまき雲(陽)を素描した絵に添えられた
素敵なしゅんしゅんさんの詩。

コーヒーロースターとは?

コーヒーロースターを削り落とすと
ハッとする捻りの効いた文句になるのですが
これには、流石しゅんしゅんさん!と唸ってしまいます。


しゅんしゅんさんの粋な計らいで、
当店が珈琲を卸させていただいているお店が
繋がって掲載されているあたりも、
彼の、クスッと笑顔になれる温かい人柄が現れている気がいたします。

彼が約3年をかけ36のお店を巡り、その紡がれた糸を
一冊の本に綴じ込みました。



ねじまき雲でこちらをお買い上げの方には、
特典として当店の旧メニューからランダムに1ページを
差し上げております。
どのページが当たるかは分かりません。
この特典は先着ですので、旧メニューの在庫が底を尽き次第終了となります。

欲しい人にはレアで欲しいものかもしれませんが、
まぁ・・・もう使わないものと言えば、
要らないものなんですけどね(苦笑)。



素描集「主の糸 36の素描の旅」

¥2160(税込)

作者・装丁・発行 しゅんしゅん

上製本 / 糸かがり綴じ A5 80ページ



こちらの御本、


ねじまき雲(陽)の淵に


棲んでおりますので


どうぞお釣り上げに


いらしてください。










PR






こないだ、外人さんがお越しくださった時に
「砂糖」を説明するのに、

「ア~・・・スイート?ジスイズスイート的な?」

と、とんちんかんな英語を口走っておりました。
這う這うの体で厨房に引き返し、

「砂糖って何て言うんだっけ・・・?」と相方に聞くと

「シュガーじゃん」と笑われました。

「あ~っ!!だよね。そうだよね(苦笑)」

もはや日本語といっても過言ではない「シュガー」でさえも
いざ外人さんを目の前にすると、
緊張のあまり咄嗟には出てこないものです。



「にほんじかん」

と訳すのでしょうか?

英語がからっきしダメです。



"The JapanTimes"



と言う新聞に当店をご掲載くださいました。
1897年創刊、由緒正しき英字新聞だそうでございます。

英語がからっきしなものですから
何と書かれているのかは、ふんわりとして定かではございませんが
きっととても素敵に書いてくださっているのではないかと
ニュアンスで分かります。

ジェイムズさん、丁寧に取材くださり有難うございました。


サイトにも記事が上がっておりますので、
英語がお得意な方はどうぞご覧になってみてください。

タイトルは


"Zen and the delicate art of demitasse"

Zen は 禅 でしょうか?
デリケートなことはもう私、お肌に至るまでデリケートです。
デミタスコーヒーは淹れなかった気がいたしますが、
国分寺のメニューにもデミタスはございますし、
ネルでなら青梅でも飲めますので間違いありません。

とにかく一筋縄ではいかないお店であるぞ!ということは
伝わりそうですので、きっと当店の空気感を読んでくださる
外人さんがいらっしゃってくださることでしょう。

万が一、日本語の通じない方がいらっしゃって
私がオロオロしている折りに出くわしたお客様がおられましたら、
通訳をお願いするかもしれません・・・(苦笑)。
何卒宜しくお願いいたします。




ジャパンタイムズ










ものごころつく前は、私はマンガショーなるものになりたがっていたと
大人になってから母が教えてくれた。

このことは前にもブログで書いた気がする。

漫画商だろうか?漫画Showなのだろうか?
いずれにしても、タイムマシンで過去の自分に問うしか
正解を知る方法はあるまい。

私はその夢のマンガショーにはならなかったのだが、
国分寺にお店を開いてからは、土地柄
どうやら漫画家やアシスタントの方、アニメーターの方も
お越しいただいているようだ。

国分寺店ではいちいちお客様に話しかけないので
どんな方がお越しなのかはわからないのだが
たまたま会話からお仕事の内容を知れることもある。

その中の一人に「栗原まもる」さんとおっしゃる方がいる。
少女漫画家だそうで、活動歴も当店なんかよりずっと長い。

いろいろお話しを伺うと漫画家業というのは
華やかならず、非常に地道で大変なものなのだということが分かる。
アノ漫画家やアノ作品など、漫画家ならではの裏話しも伺えるので、
へ~!!ほぉ~!!と非常に興味深い。

珈琲屋もファッション業界もおおむね同じで、
一見表は華やかに見えても、本当に華やかなのはごく一部。
裏方や大多数は、細かい作業の繰り返しや
予算との折り合いをつけたり、段ボールまみれだったりと
大変地道かつ地味なものなのだ。

さて、その栗原さん。

この度、発売された画像の新刊を当店に御寄贈くださった。
このような丁寧なサイン本をいただくことはそうそうないので
嬉しい。
有難うございました。


こちらはノンフィクションである。


「お前らの可愛いところなんていくらでも」

というタイトル。

長いので略して

「おまかわ」

と言うらしい。


この題名だけ見てもなんの漫画かはわからない。
最近はこの「なんたらかんたらのなんとかをまだ知らない」
略して「〇〇△▢」というような
漫画やアニメが多くなった気がする。

かくして栗原さんの新刊は猫漫画である。

美人漫画家の日常、私生活が赤裸々に語られており
そこに家族の一員としてやってきた猫たちとの
猫ライフがつづられている。
お前らとは猫のことである。

猫好きなら、うんうん!そうそう!と頷くほっこりだったり
失笑なエピソードも満載である。
是非、書店などにてお買い求めください。

と、漫画を見ながら書いていたら我が家の愛猫に会いたくなってきたので
明日実家に帰ろう。そうしよう。

マンガショーが何なのかは分からないのだが、
漫画をやっている人やアニメをやっている人ともっと知り合えたら
いつか、なんらかのマンガショーが開けるといいなと思う。
たぶん、かつて4~5歳くらいだったであろう私の夢も、いつか叶えよう。




集英社(マーガレットコミックス)「おまかわ」


栗原まもるブログhttp://ameblo.jp/kurimamo/











気づけば、ほぼほぼ毎日納豆を食べている。

お味噌汁には豆腐が入っていないとなんだか落ち着かないし、
夏は冷奴が旨い。

金山寺味噌をアボカドに乗せて食べるとお酒もすすむし、
もろみ味噌に刻んだミョウガとマヨネーズを加えて混ぜたのを、
千切った生キャベツにつけて食べるのも、なかなかおつなもんだ。
そういう時に飴色に漬かった味噌大豆の粒を発見すると
少し嬉しいような気がする。

あんこなんかも豆だし、中納言だか大納言だかって紫式部みたいな
雅な名前がついていると、日本の美意識すら感じて
御小豆様と呼びたくなってしまう。

最近の日本人はお米よりパンを食べているらしいなどと聞く。
日々そうとは知らずに食べているかもしれないが、
この「豆」も昔に比べて消費は落ちているのだろうか?
古来から手をかえ品をかえ、私たちの食に寄り添ってきた、
というよりかは忍びこんでいるお豆さん。

しゃちほこばらず、まめまめしくいい仕事さえしていれば
表に出ずとも気づかれずとも、失われないし
そもそも覚えがないから忘れられもしない
強さがあるように思うのだ。


ねじまき雲のほうじ茶ラテ。和味のラテの上には
季節ごとに手をかえ品をかえ、旬の彩りを添えている。

先ごろまでは、乾燥林檎のサーフボートの上に
自家製レモンピールを乗せて、サーファーに見立て浮かべていた。

昨日からは、
北海道産の煎り豆と、煎り黒豆がほんのり醤油の香るのを乗せている。
スプーンで掬うと、渋めのコントラストが綺麗なブローチのようだ。
口に含めば、堅めに立てたミルクのクッションに
カリッとほろりとした豆の食感が楽しい。

ほうじ茶と和三盆の風味に、きな粉にも似た豆の香りが
郷愁を誘う気がする。



そうそう、
鳩が豆鉄砲を食らったような顔と言う。
私はそんな鳩の顔を見たことはないが、
鳩もびっくりした顔をするのだろうか?

世代が違うのか私は豆鉄砲すら実際に見たことはない。
当てられてびっくりしたのではなく、
文字通り食らって味わった鳩の顔ならばきっと、
「ホゥホゥ・・・」と美味しくて喜んでいる顔に違いない。




















よく散歩をする道沿いの神社には、池がある。

その池は風が凪いでいると、

空いっこまんまを、沈めたみたいに水鏡へ投影する。

水が綺麗だと、いろんなものを包み隠さず映してくれるのだ。

お社があるところ、祭りはつきものだ。

5月。青梅も国分寺もお祭りで山車が出る。

祭りが近くなると、にわかに街は色めきだつ。

祭囃子がチャカポコ聞こえ始め、ジュウジュウ湯気むせぶ屋台が立てば、

山車を引くほうも、それを見るほうも、額に汗しながら笑顔で街を練り歩く。



私は引くほうより見るほうが好きだ。

なんでって、やる側は美味しいものを食べる暇がない。

踊る阿呆より、食う阿呆なのだ。私は。

そんな私も過去数年、山車を引かせてもらう貴重な体験をしたことがある。

一日中、山車を引いて歩くと大人数で引いたとしても、とても疲労する。

水分補給に日本酒をやるので、頭も体もふやけて体中から

まるで良い出汁が出るみたいになるのだ。

マツリでダシをヒク。


話しはまったく飛ぶのだが

先日当店では「スープの時間」というイベントをやった。

テーマは出汁。


大きなイベントは、私にとってマツリだ。

マツリが近づけば心拍がトクトク否応なしに上がって、

待つほうも、やるほうも色めきだつのだ。


再三言わせていただくが、私は踊る阿呆ではない。

だから自分のマツリでは、旨いものを食えないと私の機嫌が悪くなる。

むしろ旨いものを食わせてくれる人としか、マツリはしないのだ。


今回も当然旨いものを作ってくれる「いずん堂」さんという

カフェとコラボレーションさせていただいた。

しかもスープは土台の出汁からして透き通るように輝いているのだから

旨くないはずはないのである。なんでも映す黄金鏡だ。


くどくど言うが、踊らない阿呆は山車は引かない。

出汁は、引かない。のである。


出汁を引く主役は「いずん堂」さんだった。

存分にねじまき雲の舞台で舞っていただいた。


山車を壮麗に飾る彫り物にも似た緻密さで、

物販「出汁レシピ」の版画をご提供くださった田中彰さん。


それらを楽しんでくださったお客様方。


熱い熱い三日間だった。


早朝バイクで青梅に向かうと

車通りもまばらな車道に、いく筋も蛇が這いずりまわったような

痕がついていることに気づく。

山車が何本も巡った軌跡が残されているのだ。

日にちが経てば消えてしまうその筋だけが、

そこに祭りが存在したことを物語っているようだ。


山車の語源は「出し物」とも言われる。

その名残りで山車を屋台と呼ぶところもあるそうだ。

出し物とはすなわち、英語でいうところのイベントだ。


イベントがはけたガランとしたお店は

なんだかもぬけの殻のようで少し寂しい。

イベント「スープの時間」を終え

後片付けをしていたら、窓辺にひとつだけ出汁レシピの版画が

搬出し忘れて残っていた。

「いずん堂」の佇まいを刷った一枚。


残り物には福がある。

「ねじまき雲」に残された「いずん堂」を

しかるべきところにお届けにあがると

朱塗りの椀で、出汁のきいたおみおつけにありつけた。

やはり私は食う阿呆なのである。


「出汁を引く」と言う。

山車を引くことに被せて、江戸の職人たちが小粋にそう言い始めたのを

料理人たちが使い続けているのだとも聞く。


出し物の残り物の、木版画。

そこから微かに遠い祭囃子と

ふわりと出汁の香りがするような気がした。




          (完)




「スープの時間」

皆々様には暑い中、お越しいただきまして

誠にありがとうございました。

このような楽しいマツリの機会をくださった

「いずん堂」さん、ありがとうございました。

また、イベントの脇固めとしてキリリと空間と物販を締めて下さり、

当日はお手伝いまでしていただきました大活躍の

作家、タナショウこと「田中 彰」さん、

本当にありがとうございました。










船出。




何かを決心したとき、誰にでも訪れる




新たなステージへのひと漕ぎ。












「スープの時間」の主役、門野シェフの作る
ポタージュスープの素として浮かぶ、
ネギのブーケガルニ。

まるで黄金出汁の海に漕ぎ出す銀箔の船のよう。
たくさんのスパイシーな夢と希望を詰め込んでいます。

門野氏もまた、処女航海に出るこのブーケガルニのよう。
なぜなら外でのイベントは、今回が初出店なのです。

もともと侍みたいな方なのですが、
初陣を飾らんとする武将のような気迫と武者震いが
もうキラキラと輝いて見えます。









普段の彼のお店には、スープの他にも
曜日によって趣向を凝らしたメニューが沢山あります。







定番品としましてはサンドイッチもありますが、
旬によって変わる具材も味わえます。
これは自家製スモークサーモンのサンドイッチ。
鮮やかなピンク色からほの立つ芳しさと、
門野シェフ特製ソースの艶やかな光りが
食欲をそそります。

どうやら、今回のイベントでも、スープだけでなく
数量はいずれも限定となりますが、
いくつかオリジナルの軽食をご用意してくれているようなのです。
内容は始まってからのお楽しみとしてあまり明かせませんが、
こちらのスモークサーモンも普段とは趣向を変えて
ご登場願えるようです。楽しみですね。









指を指し差し、出汁の説明をしてくださっている門野シェフが
幾度となく仰っていた言葉。

「なにもしない」

ただし、しきりに真剣な眼差しで、灰汁を掬っておられました。
常に鍋と付かず離れず。
気にせず気にする。
この一見相反する矛盾したような行為が、
素材と意識とピタリと寄り添えた時、
優しさの溶け込んだ黄金の出汁が出来るのでしょう。

この感覚も、前ブログで述べた私の珈琲感と似ているような気がするのです。



そしてフィナーレで出汁をドリップする。







『あぁ、やっぱりそうなんだ。。。』


私の中の何かが、この瞬間そう囁きました。

門野氏は料理をしているようで、珈琲をドリップしているのと同じ。
私はきっと珈琲をドリップしているようで、料理をしているのと同じ。


何をやるか。

ではない。

どういう姿勢と眼差しで向かい合うか。

それさえできれば、皆同じこと。

これが、いろんなくだらない垣根を越える秘訣かもしれません。



あぁ、そうそう。
そういえばお伝えするのをすっかり忘れていました。
門野シェフの

このお店の名前。



その名を、「いずん堂」http://izundou.com/

と云う。


緑多き住宅街に楚々として佇みながら


堂々としてある、


紙に護られしカフェ。




いざ雲へ。







イベント


「スープの時間」




5月24日(日)25(月)26(火)

場所:ねじまき雲(陽)

14:00~22:00 LO21:30

23日(土)は18時までの営業となります。
*LOは17時となります。



*狭いお店ですので
時間帯によりましては混雑が予想されます。

お越しのご予定の皆様も
熱中症や雨などお気を付けくださいますよう
お願いいたします。

どうぞお誘い合さないで、お一人かお二人で
お越し願えれば幸いです。

何卒宜しくお願いいたします。

*なお、人出によりましては欠品するものも
ございますのでご了承ください。








 


真夏のように暑い日が続いた。



もうすぐ多摩川の鮎が解禁だろうか。



解禁。



なんとも魅力的な響きだ。




禁じられていたものが解き放たれるのだから。









ねじまき雲の珈琲は青梅で焙煎されています。
大概が早朝。
バイクで、ときには電車でガタゴトと出かける面倒くさい生活です。
植物の種に含まれる栄養を
物理的だったり情熱だったり、あらゆる熱を加えて
次の段階に変化させに行くのです。


 


素材に向き合い手間暇をかけます。
お金があればもっと違うやり方もあるのかもしれませんが、
無いなら無いなりに、無い知恵を絞り
丁寧に作業を進めるしかありません。

その辺の店の事情やいきさつは、こちらのサイトに
http://www.nonowa.co.jp/areamagazine/blog/201505/04.html
取材を受けました記事が掲載されておりますので
当店にご興味がおありの方は覗いてみてください。

地域サイト「ののわ」に載せて頂きました。

それこそ丁寧に時間と労力をかけて取材くださった
ライター西田さん、有難うございました。
この度の当店イベント「スープの時間」に関しても
情報を載せてくださっております。





私はテキトーにいい加減に生豆をハンドピックしています。
「適切に良い加減で」ということです。
ただ丁寧にやればいいというものでもありません。
やり過ぎたり時間をかけ過ぎると、せっかくあるものを
殺してしまう場合もあるのです。

そのさじ加減が、私という人間味を含めた風味を
添加してくれるのだとも思います。


 


さて、鮎だけではなく暑くなると当店にも解禁を心待ちにされている?
メニューがいくつかあるのです。

その一つが水出し珈琲です。

私の珈琲人生の中で唯一納得のいく出来と言っては
他の珈琲に失礼なのですが、それほどこれはしっくりきたなと
思えるものが水出しなのです。
水出し専門のバーを開いてもいいかな?と思ったくらいです。

これがまた残念なことに、私の面倒くさい性格から
それを再加熱して温めるということを許さないものですから、
自然、涼しくなるとお役御免状態。
一度に4杯ほどしか作らなくても出ないので
日がたてば捨ててしまうようになってしまいました。

自分が一番旨いと思うものが、一番出ない。
それほどに他のメニューに比べるとマニアックということなのでしょうが、
これを飲みに足を運んでくださる方が
数人いらっしゃることも事実です。

ですので、
暑くなったら復活する定番メニューという
おかしな位置づけになってしまいました。


しかし今年はひと味違います。


日曜日から始まるイベント「スープの時間」

これに合わせ、定番ではなく
イレギュラーな他店に卸しているブレンド珈琲で
この水出し珈琲の復活解禁という
新しい試みです。

他にもイベントでは

この他店様の
出汁感のあるブレンド珈琲を
私がねじまき雲の淹れ方でコーノ式を用いご提供し

それとは別に植物のクセのある香り、渋み酸味という
言わば甘くコクのある出汁にのせる表層の味をイメージした
イベントオリジナルブレンドもご提供いたします。

他にもねじまきサイドでは数品のオリジナル珈琲を
お出しする予定です。



一緒にイベントをしてくださる門野シェフの出汁の極意

「なにもしない」

の極地。珈琲だとそれは、水出し珈琲。
余計なことは何もしない。
素材と、水と、時間と、地球の重力とが
いい加減に
作ってくれるのですもの。


水出しだけに、水出汁。


締めがオヤジギャグで、
どうもすみません。


イベント


「スープの時間」




5月24日(日)25(月)26(火)

場所:ねじまき雲(陽)

14:00~22:00 LO21:30



にともないまして

明日23日(土)は18時までの営業となります。












イベント


「スープの時間」




5月24日(日)25(月)26(火)

場所:ねじまき雲(陽)

14:00~22:00 LO21:30



にともないまして

20日(水)の青梅営業は休業

23日(土)は18時までの営業となります。




画像はイベントとはまったく関係ないのですが、
エスプレッソ担当くるぶしが休日に作る
勝手気ままクッキー

「くるぶし玉」

まるめるのが上手いみたいで可愛い形です。

天才的な感性でクッキーを焼くので、
失敗と上出来の差が酷い。
彼女は学生時代、部活の先生にも

「おまえには真ん中がないんだよ!」

と言われていたそうで、それは大人になった今でも同じようです。

しかしズバ抜けた感覚的才能は私のような変態的凡人の比ではないので
思いもかけない大傑作が、家庭内で生まれることも珍しくありません。

「くるぶし玉」「縄文風クッキー」「色黒ホットケーキ」

自分が食べるためだけに作っているそうで
私さえ良ければ世の中それでいいという自己完結タイプ。
世に出ぬ才能を保有する者ほど勿体ないものはないな~と
毎度思ったりしますが、
私も似たタイプなので同じ穴のなんとやら。
他人のことはとやかく言えません。

もしいつか珈琲店ができなくなったら、
この天然自由娘に養ってもらわなければならないので
その時までお待ちください。

真ん中は、
ないんですけどね(笑)。





タナショーは削る。



命を浮き立たせるために、削る。





そのお店に珈琲の納品に行くようになってしばらくすると、
時折耳にする魔法の呪文があったのです。
そのお店とは、前々述のブログでご紹介した「スープの時間」の主役のお店。
前述のブログでご登場いただいた門野氏がオーナーシェフを務めるお店です。

呪文の言葉は「タナショー」

会話の端々にこの言葉が登場するようになりました。

ハラショー?
ショーケン的な??

ちょっとロシア風の響きでもあり、
一昔前の探偵ドラマ俳優の呼び名のようでもあります。


こちらのお店は武蔵野美術大学の目と鼻の先にあります。
その面構えは京都の小料理屋のように端正で
格式高い格子で覆われているのです。
おいそれと、若者が何気なくというわけにはいきません。
志し高き若人だけが、この門をくぐる切っ掛けを手にするのでしょう。


その一人が彼、タナショウこと田中彰さんでした。
彼は在学中、母校とこの父なるカフェと自宅とを往復する
黄金のトライアングルの中で学生生活を過ごしました。
それゆえに、田中さんにとってこのお店は
かけがえのない生活の一部であり
自分の心身を形作る一部とまでなったのです。

それと同時に
カフェにとっても彼は、かけがえのない存在となっていきました。
ある日彼が作った作品の一つが、
偶然にも門野氏が長年探し続けていた絵、そのものだったことまである位に。

田中さんは大学院を修了し、工房を構えご活躍しながらも
いまだご自宅と工房とこのカフェの、
黄金のトライアングルを崩さぬ人生を送っておられます。

彼は木を彫る男です。

彼の心の刀は、非常に緻密に対象のもつ造形の
内部や背景に潜む、目に見えぬ線までをも
削りだしていきます。
そしてそれを時には版画として紙へと写すのです。

紙。





  



紙と言えば門野氏のお店は、四方の壁からテーブルに至るまでの地が
紙で覆われている珍しいカフェなのです。


この紙はただの紙ではありません。
手すき紙。 染紙。
門野氏の尊敬する「紙舗 直」という紙屋さんの紙なのです。

直さんの理念は



「紙と人との間を模索」すること。



これもまた偶然ですが、田中さんが版画に用いていた紙も
そのほとんどが直さんの紙なのです。







門野氏は言います。

「直さんの紙は、その中から自然と出るものがあるんです」

出汁としての紙。
そう言えないこともないかもしれません。


それはとても感覚的なことなのでしょうけど、
田中さんもその感覚を共有しうるお一人だということは確かなようです。

古来より 紙 = 神 であるという意識があると
聞いたことがあります。
だから紙に書いた願いは叶うのだとも言われますし
しめ縄など神事に使われる紙垂も、紙なのです。




ねじまき雲で行われるイベント「スープの時間」

お客様に出汁が自然と滲み出たスープと珈琲を楽しんで頂いて、
その場で終わらせてしまわないように。
門野氏が特別に、ご家庭でも作れるように編み出した
黄金の出汁のレシピを
作成し販売してくださることになりました。

そのレシピ。
どうやらただ事ではないようです。

門野氏と一心一体の田中彰さんが、
出汁をとるうえで重要な場面の絵を
一枚一枚版を彫り、一枚一枚手刷りした作品を
趣向を凝らした手作りのレシピ入れに
納めるというではありませんか。

なんと・・・手間のかかることを・・・


鰹節のように削られていく木という生命力から、
出汁たる紙に転写される

神の宿りし秘伝、黄金の出汁レシピ。


これがまた、一品一品手仕事による作家の作品集のような
秘伝のレシピにも関わらず
驚くべきお値段になりそうなのです。

高いの?安いの??

どちら側に驚いていただくかは、お越しになってからの
お楽しみに。

ただ一つ心配なのは、
果たして会期までに完成するのかしら?
・・・それだけが、心配です(笑)。


 




コラボイベント


「スープの時間」




5月24日(日)25(月)26(火)

場所:ねじまき雲(陽)

14:00~22:00 LO21:30


詳細は追ってお知らせいたします。



田中 彰 HP http://www.tanakasho.com/












誰でも服を着る。



きらびやかだったり、スポーティーだったり。



誰かから見られることを意識して、表面に纏う。



でも皆、外からは見えないところにアンダーウェアという



肌着を、身に着けている。









「ブラジャーですね。」

そう彼は言うのです。

「門野さんにとって出汁とは何ですか?」

そのアンサーは、ブラジャー。


ポタージュな男、門野志考さん。

若かりし頃はスポーツウェアのデザイナーとして
人体を思考し、
または風来坊な自由人のように
夏は山荘の喫茶店のマスターとして、
冬はスキーのインストラクターとして、
信州の山野のむせびかえる四季を、
身体で吸って生きてきた。
海外の厨房で包丁を握った経験も持つ彼の血には
和洋折衷なファンデーションが詰まっている。
そう私は思うのです。






そんな彼が出汁に見るビジョンは、ブラジャー。

笑いながら彼は続けていうのです。

「出汁って、外からは見えないじゃないですか。
見えなくてイイものなんスよね。
でも下支えがないと、乗っかった味が薄っぺらくなりますから」

でも門野さんの思想はあくまで

よせて、あげて。

とまではいかないのです。

彼にとっての出汁の味や香りとは、

「いい加減(良いかげん)」であること。
「ようは、やり過ぎないようにする」ことだそうです。

それは、それ(出汁)に乗っかる表の味や香りである
旬の素材、野菜の華やかさを殺さないように
装わせる出汁であるということらしいのです。
そして何より、
味わう人が重くなり過ぎないようにという優しさを
彼はいつも考えているのです。

その人が自然に輝くように、肌に無理なくフィットする
下着のようなもの。
スポーツウェアのデザイナーから料理のデザイナーへ。
その志し考える根底は一貫されているのです。

彼のコーディネートした、愛情の滲み出るポタージュスープは

だから輝いて見えるのです。



 






そう言えば、私は小学校の通信簿の先生のひとことに

「縁の下の力持ち」と書かれたことがあったのを思い出しました。

私自身の性質が、

出汁なのかもしれないなぁ・・・。




コラボイベント


「スープの時間」




5月24日(日)25(月)26(火)

場所:ねじまき雲(陽)

14:00~22:00 LO21:30


詳細は追ってお知らせいたします。












しきりにその人は言うのです。




「余計なことは何もしない」



「てきとーです」




と。







春の桜に人生を写し、

若鮎の菓子に初夏を感じ、

秋鳴く虫に涼と風情を、

雪降る夜を、しんしんと。


日本の、日本人のそういう感性が好きです。
そういう日本で生まれ育った私が愛したのは
珈琲という舶来の飲物でした。

お店を作る時、珈琲を創る時、
いつもそういう日本らしさを
自分なりの方法で織り込めないものだろうか?
と考えています。

たとえば、日本の料理の土台には欠かせない
コクや旨みや甘み。
科学的成分としては必ずしも珈琲の中のそれとは
完全に一致しないものでしょう。
でもそのようなニュアンスを
珈琲に感じることがあるのです。

私が頭がおかしいからでしょう。

とても珈琲の表現としては不適切である

出汁つゆの風味

味噌のような

納豆のような

穀物の香味酸味

山菜の渋み甘み

そういう旨みや甘みを
他人の珈琲にでさえ感じることがあります。
そしてそれを嫌とは思わず
そういうものと出逢えると
なんとなくしっくりとまったりとくるのです。

そしてそれが心地よいと気づいてからは
無理には、執拗には
スペシャルティーであることや
フルーツやジュースや紅茶のようであることを追うことも辞めました。
かつて私もそういうものを追いかけ、心酔していた時期がありました。
フェアトレードを叫ぶこともオーガニックを推すことも
辞めました。

コーヒーマイスターであることも辞めました。

そういうものを否定するのではありません。
むしろそれらの楽しみを知ることを怠ってはいけません。
すべての真面目に取り組まれた珈琲は、楽しく美味しいのです。
多くの作り手が美味しく楽しくその道を体現しているのであれば
私は私の道を行けば良いと気づいただけなのです。

無論当店の珈琲にもそういう企画にはめようとすれば
当てはまるものは沢山あります。
でも貴重なシングルオリジンであっても私にかかれば
残念ながら、ごちゃごちゃにブレンドの材料にされてしまっています。
皆の想ういい酸味の出る点を無視してオーバーローストさせることもあります。

私にとって珈琲とは、どこまでも趣向品です。
純粋な生命維持には不要のものです。
健康的一面はあったとしても健康食品とは捉えていません。

しかし私という心身を維持するには必要不可欠のものです。
この日本という風土も、私という心身を構成するに必要不可欠のものです。

こうして私は、出汁のような甘みや旨みやコクを
自分の作る珈琲に求めるようになっていきました。
そういうものに丁寧に。丁寧に。丁寧しか出来ない。
分かりにくく不器用な珈琲です。

これが、私の珈琲感。



ある時私は、和を下支えにしたしつらえながら
「カフェである」というお店と出逢いました。
和カフェとはまた違う、喫茶店のようでも
小料理屋のようでもありあます。

長年自分の日常に置いておきたくなる
居心地の良いお店です。

当店からもそう遠くはありません。

いつの間にか当店の珈琲も
扱ってくださるようになりました。

いつもそのお店に行くと何故か頼んでしまうメニューがありました。


「ポタージュスープ」


なのです。

その時々の旬の野菜を閉じ込めたようなスープ。

地味といえば、地味なメニューですが
滋味が溶け込んでいるのです。

あぁ~・・・この春らしいエグミというか渋み。
はぁ~・・・この夏の青さと甘み。

そしてしみじみとホッとするのです。

このしみじみは何だろう?野菜なのだろうか?
いやもっと奥にある何かだ・・・。
これは?出汁?

そう、このポタージュスープは洋のしつらえを纏いながら
その下支えにあるのは、まさに出汁の旨みなのです。


何故このお店に来るとこれを飲んでしまうのか
解かったような気がしました。

これは、私の珈琲感と近いのだと。



珈琲豆を煎る時、私は
てきとーに、感覚でハンドピックをします。
焙煎をするとき、必要以上にダンパーを動かしたり
火を調整したりすることもしません。

何もしない。素材に任せる。止めるタイミングは気を遣う。



そのカフェの、高倉健みたいに不器用なご主人は
黄金の出汁を作るところを
見せて下さった時、しきりにこう言うのです。



「余計なことは何もしない」



「てきとーです」




と。



珈琲もスープも塩梅がミソ。なのです。



珈琲 ≒ ポタージュ                                      



だからやります。


コラボイベント


「スープの時間」




5月24日(日)25(月)26(火)

場所:ねじまき雲(陽)

14:00~22:00 LO21:30


詳細は追ってお知らせいたします。








4月は少しお休みを多くいただきます。

以下に今のところの予定を記します。


4月14日(火)

4月27日(月)

4月28日(火)

4月29日(水)


追加の予定もございますので、決まり次第こちらで
ご報告いたします。

申し訳ございません。
何卒宜しくお願いいたします。






















 



笠倉出版社「東京カフェstandard」

というご本にご掲載いただきました。


「いま外せない街の特別な空間へ 東京プレシャス・カフェ10」

という特集ページ。カフェ10選に入れてくださいました。

晴れた笑顔の多い店構えの中、
当店だけ薄暗い微笑といったところでしょうか。
完全に浮きまくっております。


それほど長い文字数の紹介文ではないのですが、
記者の方の言葉選びには、
意外と私のお伝えしたいことや、
感覚が集約されたものとなっておりまして
驚きました。


オープンで誰をも受け入れる明るい空間傾向にあるカフェ、珈琲店の昨今。
閉じて内向きに、心が外へと開くウチのような空間は
あまり受けないかもしれませんね。

本文中「俗世から乖離した感性」とあります。
それってもはや、standardじゃない・・・・(笑)。

世はサードウェーヴなる波が全盛にも関わらず、
それでもなお、
何にも属さぬウェーヴゼロな当店を
選んでいただけたことに有難く思います。

波なきまま、来年開業10年を迎えます。
それは数少なくとも、
数ではない、お客様の強い支えがあったればこそのものです。

珈琲店としての背を見せてくださった、
あるいは見せ続けてくださる
日本独自の珈琲文化を支えた、
偉大な諸先輩方の精神が息づいているうちに
触れ合えたからです。

そういったものにとても有難く思う昨今です。

そうそう、後半のページ。
85ページあたりでしょうか。
薄暗い中に灯の点る微笑がある若き珈琲店が掲載されております。
こういう精神の感ずるお店とご一緒にご本に載せていただけるのは
嬉しく思います。
こういう素晴らしい背中がありますと、
心が、
もう少し頑張ろうか
と思ってくれます。



珈琲店に行きがてら、書店等にてご購入くださいますと
幸いです。





 

去る三月発売、大誠社「珈琲時間」
5月号の特集「珈琲道具を愛する人々」に
tocorocafehttp://tocoro-cafe.com/index.htmlの上村氏が登場しております。

なぜ他カフェの登場記事を私がご紹介するのかと申しますと、
トコロカフェは、ご存じの通り移転休業中。
そこで、撮影場所として当店をお貸しすることとなったのです。
「珈琲時間」は去年ねじまき雲としても掲載していただいたことも
ありますご縁浅からぬご本。

今回はトコロカフェ分室棚の撮影のほか
ラテ職人と言われた上村氏のラテに至る想いなども
記されております。

取材当日、当店に偶然にも居合わせたトコロカフェ常連であり
芋けんぴ作家として活動している加藤さんhttp://flipflop-to.blogspot.jp/
撮影のお手伝いをしていただいてしまいました。
ありがとうございました。

その偶然生まれた三人のスリーショットもおさめられております。

更なる偶然、同じ特集のトップバッターは
大変お世話になっているご近所さん
料理家セトキョウコさんhttp://kyococco.blog110.fc2.com/です。
セトさんのご主人は、当店で回っているモビールを
作成している造形作家マスミツケンタロウ氏。
ハウス展で珈琲を淹れに行ったこともあるご自宅が
写っております。
本文中に「ん?もしかして当店のことかしら??」という
記述があったりもします。
お子さま連れには厳しいお店ですいません(笑)。


是非書店等でご購入いただけましたら、幸いです。


*トコロカフェは三軒茶屋でのカフェ営業を終了しております。
詳しい今後の動きなどはトコロカフェHPをご確認ください。









 

 



トコロブレンドスプリング発売記念企画
「ねじまき雲りトコロにより春」



昨日無事終了いたしました。
トコロブレンドスプリングも、イベントにと
用意させていただいた数量は完売いたしました。
(4月にまた焙煎の予定です)
春の行事の多い中、お越しいただき有難うございました。
そしてお待たせしてしまった方々やお入りになれなかった方々
再度お越し下さった方々には申し訳ございませんでした。


ねじまき雲より望む、橋のたもとの桜。
イベント一日目に咲きはじめ、三日目に満開となりました。

雲りならぬ、ところにより雨の日もございましたが、店内には
皆さまの晴れた笑顔がいつも満開でした。


トコロカフェというお店が
閉店一年後の今日もこうして愛され続けている。
これは凄いことだと思います。

トコロカフェのお二人と皆様の絆が、
散ることない花を
咲かせ続けている。

尊いことです。


そのような現場に関わらせていただき、有難うございました。



さて、本日から通常営業に戻りますが

春の名残りとして、
店内のレイアウトはイベント時のまま
音楽もトコロカフェのまま
本日一日だけ、その余韻のまま営業いたします。

イベント後の定休日前、一日だけの営業のため
スイーツもねじまき雲オリジナルのものは
一切ご用意はございませんが、

どうやら、ヒトヒラフタヒラ
トコロカフェのお二人が花びらを残して下さったような?

数に限りはございますが、

本日も、トコロにより・・・。












モクレンの花が満開です。

サクラは少し咲きました。

ついに明日、28日(日)~30日(月)の三日間

トコロブレンドスプリング・デモンストレーションイベント


「ねじまき雲りトコロにより春」


始まります。


今回はトコロカフェのお二人が出張くださります。

これによりお出し出来るお菓子の種類が充実。
これまでにない豪華な内容になっております。

イベントの趣旨として

基本的にオーダーは

ドリンク × お菓子

を必ずご注文いただくこととなります。
お子さまを含め例外はございませんので
ご注意ください。

追加注文からはドリンクのみ、お菓子のみのオーダーが
可能となります。





トコロブレンドスプリングはトコロカフェさんとの共同豆売り企画です。

春バージョンは
飲みやすく少しほろ苦味を甘みの中に纏わせてありますので、
こちらを私がデモンストレーションとしてお淹れいたします。

ねじまき雲としての淹れ方ではなく
トコロカフェプロデュースで
サラッと飲みやすく
よりご家庭で淹れるのに近い粉量と湯量にてのご提供です。



ドリンクメニューの珈琲は

トコロブレンドスプリングのみ。

・ノーマル

・ビター

・カフェオレ

・豆乳オレ

・アイス珈琲

がメニューとなります。




その他は珈琲の飲めない方向けに

リンゴジュースのみのご用意となります。


そしてスィーツは



イートイン用

・トリプル抹茶チーズケーキ(大納言)
・プリンみたいなチーズケーキ(土台部分:キャラメルオレンジ)
・桜パウンドケーキ 蓬アイスのせ 
・黒糖パウンドケーキ ミルクアイスのせ 
・塩ミルクバニラパウンドケーキ ミルクアイスのせ 
・春ノ三色アイス(桜/蓬/ミルク)
・和ノ三色アイス(きな粉/蓬/ミルク)

*追加オーダーのみ
・スコーン2個のみ 
・スコーン2個+ミルクアイス添え


テイクアウト用

・トコロブレンドコーヒー「SPRING2015」150g
・パウンドケーキ各種
・スコーン各種

をトコロカフェさんがご用意くださいます。
いずれも限定数ですので無くなり次第終了。
あるいはランダムに入れ替わりがございます。


詳細と決め事はトコロカフェさんHP内日記の
イベント記事を必ずご参照ください。http://tocoro-cafe.com/nikki.html



小さいお店ですので大人数でのお越しは
ご遠慮ください。

混み合いましたら、より多くの皆様にお楽しみいただけますよう
お席の譲り合いをお願いいたします。

ねじまき雲の通常メニューのご用意はありません。
申し訳ございませんが、イベントの特別メニューを
お楽しみください。



では、少々複雑な部分もございますが、

トコロカフェオーナーの上村氏が分かりやすく
エスコートくださいますので、
楽しい一日になりますよう、皆様ご協力のほど
お願いいたします。














野川沿いの桜の蕾が

薄紅色をギュッと縮めて

今にも春のアロマを解き放ちそうです。


トコロどころに春の足音が聞こえます。


3月28日(土)~30日(月)

ねじまき雲(陽)にも春が咲きます。


トコロブレンドスプリング2015販売記念企画を開催いたします。




トコロカフェさんがねじまき雲(陽)に
お越しくださり春にちなんだテーマを含め
さまざまな美味しいお菓子をご提供
くださいます。

それに合わせ私が初売りトコロブレンドスプリング2015を
ドリップさせていただきます。


デモンストレーションですので
珈琲はトコロブレンドスプリングのドリップのみとなります。

またトコロカフェさんがお二人で出張くださいますので
珈琲とお菓子のセットのみでのご提供となります。
たとえお子さま連れでありましても
お子さまは一名様とカウントさせていただきますので
ご了承ください。

通常営業とは違う形態でのイベントとなりますので
当方ブログ、トコロカフェHPhttp://tocoro-cafe.com/index.html
双方公式サイトをよくご確認の上お越しいただければと思います。


お菓子などの詳細はまた近々発表させていただきますので
どうぞ宜しくお願いいたします。




3月28日(土)~30日(月)
14:00~22:00 LO21:30

3月27日(金)は準備休業となりますのでご注意ください。










3月4月は少しお休みが多くなります。

ご了承ください。

以下に3月の臨時休業日を記します。


3月4日(水)

3月10日(火)

3月11日(水)


以上がとりあえずの臨時休業日でございますが、

追加の場合は、またこちらに記しますので

ご確認のほど

宜しくお願いいたします。











中学生の時に買った懐中時計が
修繕してもうんともすんとも言いませんので、
分解して中の機械を取り出しまして~



 



古いアクセサリーを分解して
革ひもと、このような金具を用意しまして~







金属用ボンドでくっつけます。









古道具屋で買った、片方だけだったカフスボタンの軸を
金ノコでギーコギーコと切り落として、ヤスって
中を抜いた空っぽの時計に入れますと~







ホイッ!!

天使の入ったの

かんせ~い!







  ホレッ!!

もひとつ、中のヤツで

かんせ~い!







ついでにっ!!

去年のオトナコドモ展で購入した上泉さん製作の馬の瀬戸物も
革紐を買って金具を自作すると、

かんせ~い!

でもリサイクル品利用せず、一から自分で作ると結構な割高に(泣)。







それでも負けじと、茸光古学展用に!!

台座を金ノコとヤスリで加工して、
樹脂粘土でキノコを作って彩色してニスをかけて
たまご茸と、ムラサキフウセンタケの

かんせ~い!

土が付着している風な部分は珈琲の粉の再利用です。

キノコランプ作家、高野さんの造形力の凄さが
身をもって体験できた良い機会にもなりました。



ループタイ。



おじいちゃんのするアレですね。

現存だと80~90歳くらいの方は、時々まだしてたりします。
しかし今が旬の60~70代の新おじいちゃん世代は
していませんね。

逆にお洒落な若者たちが、Tシャツにだらっと垂らして
ネイティブアクセ風に今物のタイを着こなしてたりしますが、
古いタイをビシッと着ている人はまず見ません。

これはひょっとすると、絶滅危惧種なのでは???
と思いたち、そこかしこで見つけると捕獲保護し
お店で身につけておりましたが
どうせなら自分で作ってみよう!!と
作ってみました。

案外と楽しいものです。


昔々、銀細工職人ヴィクター・シーダースタッフという人がおりました。
彼は乗馬してる時に、帽子の装飾が吹っ飛んで紛失するのが嫌で
その装飾部分をはずして首にかけ馬に乗っていると、

「アレッ?これもしかしてカッコイイかも?いけるんじゃない??」

と思い立ち、金具をつけて「ポーラー・タイ」として
商標登録したのが正式な始まりの
由緒正しき男のアクセだそうです。


カウボーイな紳士なら、これからは断然コレですね。

ループタイ。

・・・恐ろしくダサいのがほとんどなので
まず流行らないと思いますけど(苦笑)。
街で見つけて保護する絶滅阻止遊びはマニアックに楽しめます。


珈琲以外に手を動かすのも、たまにはいいなぁと
改めて思ったループタイ作りでした。






これが、










こう。






 



よく見ると、セミがいます。
オオセミタケです。

魂の打ち上げ花火みたいに膨らんだ風船が、
夜にはぼうっと光ります。











キノコクリームパン。

べつにキノコクリームが入っているわけではありません。
甘いカスタードクリームが入っています。

世の中のクリームパンは全部こういう形にするべきだというくらいに
見事なキノコっぷりでした。









こちらはキノコクリームの、タルティーヌ。
ビールにとても合いました。


どちらも会期中、立川のシンボパンさんhttp://www.shinbopan.com/に依頼して
作っていただいたキノコランプ展特製オリジナルパン。

お忙しい中有難うございました。
配達してくださったお父様も有難うございます!









本年度のキノコランプ展「茸光古学」も
キノコランプ完売にて、盛況のうち終了いたしました。
お越し下さった皆様ありがとうございました。

今回は作者、高野氏http://mushooming.exblog.jp/
DMと似たような雰囲気作りにと、
おじいさまがお使いだったレコード機材を持ち込んでの開催でした。
普段のねじまき雲とは違った、レトロでジャジーな空間を
お楽しみいただけたかと思います。

じつはDMに使われていたお部屋は、高野氏のご友人であり
青梅でアジア多国籍料理店「コマゲン」http://gara-gara.wix.com/oume-komagen
を開いていらっしゃる細田さんのご実家。

亡くなられたお父様の書斎であった場所をお借りし
茸光古学者、高野教授の研究室に見立てて撮影されております。

お父様は生前山岳写真家だったそうで
ご愛用だった貴重なカメラで撮影されているDMでした。
どうりで描写が良いわけです。

ご協力ありがとうございました。

コマゲンさんは、私もお腹が空くとお世話になっている
とても美味しくスパイシーで楽しいお店ですので、
青梅にお越しの際にはお立ち寄りいただければと思います。



魂の昇華したオオセミタケのように、
この世にいらっしゃらない方々の色とりどりの魂の光をも形にして
支えられていたキノコランプ展でした。


夜に揺らめくキノコの光は、可視化された魂の輝きでした。

茸光古学、奥が深いですね。






 

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