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COFFEE & GALLERY SALON " you " COFFEE ROASTER " in " 自家焙煎珈琲店 国分寺(陽)&青梅(陰) Since 2006
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いくつになっても、おとなはこどもだ。


それが素敵だと


思うのです。



12月12日(金)からの企画展「オトナコドモ展」

今回は参加協力してくださる中のおひとり


焼き物屋 上泉秀人さんを


をご紹介いたします。



実は国分寺のお店で使用している器のほとんどは
上泉さんの手によるものです。

上の画像は一昨年、ご一緒に山口県は「ロバの本屋」さんに
出張珈琲と出張展示に旅した際、
焼き上がり間もない器の底を掃除する氏の姿をおさめたものです。

もうこのブログで何度か上泉さんをご紹介しておりますので
御存知の方も多いかと思います。

上泉さんも前回ブログでご紹介しました銅版造形の持田さんと同じく
青梅に工房を構えており、
ねじまき雲が開業間もないころから大変お世話になっている御仁でございます。

そもそもの出逢いは大変古く、ねじまき雲を開業する前
私が22~3歳のころ、訪問した西荻窪の器屋さんで
偶然上泉さんの個展が開催されていたことに端を発するのですが、

この時「これは!」と直観し、はじめて作家物の器を購入したのです。
器自体自分で買ったのは初めてだったかもしれません。
それほどに上泉さんの器は、持った時手に吸い付き、適度な重みをたたえ
美しい白地に独特の緑がかった青が透ける瀬戸物でした。
お店を開業するまで、私が知り覚えた現代作家の器は
後にも先にも「上泉秀人」ただおひとりでした。

その時、上泉さんは在廊していらっしゃったのですが
交わした言葉は互いに「こんにちは」「ありがとうございました」
だけだったのです。
そして約8年後、ねじまき雲を開業するまで
再び出会うことはありませんでした。

それが、巡り巡ったご縁でこうして密に関わるようになるのですから、
人の縁とは不思議なものです。

心が動くことで生きていると、
器の粘土をこねる菊練りのような円の中に
縁は自然とまるまってくるのかもしれませんね。

上泉さんご自身、いつも心の動くままに暮らし、行動し、作り
野生の感のようなものが備わっているようにさえ思います。







上泉さんは、蕎麦猪口や陶板などの器の他に、
器を作る際出る余裕のある粘土を

その感性で独創的な形の陶片や、箸置きや、ボタンなどにして
遊び心溢れるお菓子のオマケのような焼き物も作っています。
それを小箱に入れたのをジャラジャラと氏がかき回して
目当ての小物を探す音が、またたまらないくいいのです。
その時の氏の集中しまるまった背中が、また良かったりします。


これぞおとなのおもちゃ箱。

オトナコドモが、世界を楽しくするヒントを持っているのです。

今回の展示では、器ではなく、このようななんだかわからない小物、
シノギの陶片などを販売してくださいます。

もし運よくご本人在廊の際には、
何か分からないものなどはお話しを聞いてみてくださいね。


では、次回は「オトナコドモ No.3」をお楽しみに。

12・12(金)~12・16(火)



場所 ねじまき雲(陽)


参加協力


古道具 マルポー

銅版造形 赤楽

陶磁器 上泉秀人



*12月8日(月)
イベント準備のため臨時休業とさせていただきます。

*12月17日(水)
搬出のため青梅店営業はございません。
何卒宜しくお願いいたします。


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