COFFEE & GALLERY SALON " you "
COFFEE ROASTER " in "
自家焙煎珈琲店 国分寺(陽)&青梅(陰)
Since 2006
いよいよ 明日です。
くるぶし & ネジ 3日間の「アノニマキッチン」http://www.anonima-studio.com/出張です。
昨日、現場に下見に行くと、今回お誘いくださったマスミツ氏が、作業してらっしゃいました。
垣間見たのは、
もはや ワンダーワールド です。
ここで青木隼人さんのピアノとマスミツ氏の映像が、どのようなコラボレーションを
見せるのでしょう?
26・27日19:30~の超実験的ライブ、ワンドリンク付きで¥2500は破格です。
まだおとといの段階で若干数余裕があったみたいです。
picture bookの住人として、ワンダーワールドの目撃者になりたい方はお早めに
アノニマスタジオさんまでご予約ください。
今年最期の出張、しかもエスプレッソ担当のくるぶしがまたもや
手動式エスプレッソマシン、パヴォーニ・ストラディヴァリで参戦です。
これからの 「雲」 の流れ、
いちはやく アナタに 届け 。
特別焙煎マンデリンを使用した
エスプレッソ
カフェオレ、
カスタードラテ、
ココアラテ。
そして、焙煎担当ネジ特製の豆。今回も趣向を凝らし、ちょっと遊んだ袋になっております。
あまり作れるシロモノではないので限定数の販売です。
そして、ねじまき雲の出張に合わせ、料理家セトキョウコhttp://kyococco.blog110.fc2.com/さんが
激旨ロールケーキを作ってくださいました。なんと2種類!!数量限定!!
栗カスタードロールケーキ
洋梨と柿のロールケーキ(生クリーム)
実は私、ロールケーキ得意ではありませんが(苦笑)、コレ、絶品デス。
ロールケーキ嫌いが言うのだから間違いありません。
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くるぶし & ネジ
今年最期の、あらたな始まりの 出張です。。。。
- アノニマ・スタジオ 「picture book」マスミツケンタロウ展 -
「ねじまき雲」でワークショップと展示をしてくださった「House」http://www.house-jp.org/マスミツさんが
お声をかけてくださいました。
こちらも以前「inkyo」さんhttp://in-kyo.net/企画で出張しお世話になったアノニマキッチンでの
珈琲提供となります。
11月26日(金)~12月1日(水)までの展示中、11月26(金)~28日(日)の3日間が
「ねじまき雲」の出張日です。
お料理研究家セトキョウコ氏が特別に、数量限定でロールケーキも作ってくださることになりました。
えすぷれっその係り、くるぶしが、ねじまき式エスプレッソ「ネジプレッソ」をお点てします。
アレンジを、ばいせんの係り、ネジが担当いたします。豆も販売いたします。
26日、27日には青木隼人さんがマスミツさんの映像「bird songs」に合わせて
音楽会を開いてくださいます。
ご予約、イベント詳細は「アノニマ・スタジオ」さんhttp://www.anonima-studio.com/まで。
また近々になりましたら詳細UPいたします。
しっかりと どっしりと ひそやかに
ささえる 根 あってこそ つく 若葉 。
そだててるものは 自信? それとも 不安?
うらぎる うず
うたがう うず
うそぶく うず
あたまをまわすほど とどこおり うずまく。
かえようと想う つよい気持ちが 破壊を広げることがある。
みずから怪物と気づけぬ怪物ほど 悲しいものはない。
むかしばなしに華咲けば、 杖突く杖も英雄のつるぎ。
懐かしむことが 若さの秘訣。
かっこつけほど、なかみが ぶさいく。
なにいろにでも 染まる まっさらが 旅にでる。
ミノリイノリ 実る 。
みんなの希望をつなぐため、
みんなの不安をのぞくため、
絶望の淵で 胸はることも必要だ。
おどろいて、シリモチをつく ヤキモチやき。
妖艶 清楚 令嬢 。 人 それぞれの生き方がある。
生き様に 正しいも 間違っているも 無い。
呆け顔ほど 誰かの悲しみ 飲み込んで、 愛嬌ふりまき 愛される。
いないと困る呆け者。
迷いこんだらぬけられぬ。思ったとたん大きくそびえる道すがら。
ホントは、小さくなったこころもちで、そう見えるだけ。
リングワンデルング、迷いの森で出逢えたものは。。。。
抜け出たさきに あるものは。。。。。
円形彷徨の記憶のカケラを ココに。
A work exhibition "Ring wanderng" is the final day today.
It holds it "papier colle". http://papier-colle.com/
This is a dried flower doll."liliputroll"
It is an art of nature.
Hope to which it flies away.
Two artists in Ome-city Tokyo Japan.
Yukio Takano - Great mushroom lamp http://www.geocities.jp/youkeepon/
/ Shingo naganuma - Dried flower doll
ハーモニカをふく あつい息が こごえる前に
南へ 南へ 行けば いい。
ゆきどけに 芽がゆるむころ また もどって来れば いい。
ヒーローごっこ
ヒーローは、 いつも いじめっこ。
優しい心の 怪獣は いつも いじめられっこ。
ほんとの ヒーローは どこに いる?
オトナになれば、変わるかな? 正義は いつも わかりにくい。
翼が片方しか無ければ 飛べません 。
飛べない羽は 無意味では ない。
足りないからこそ 努力する。
足りないからこそ おぎなわれる、 ココロの翼はえてくる。
見つけたよろこび 忘れぬように。
あつめるよろこび 見出すように。
迷えば 迷うなら 迷いなさい。
そうしてしか 前に すすめぬ 時が ある。
二俣尾「パピエコレ」さんで行われているキノコランプとドライフラワー人形展「リングワンデルング」
いよいよ明日 フィナーレです。
多くの皆様、お買い求めいただき有難う御座いました。
最終日も どうぞ宜しくお願いいたします。
明日11・7は「ねじまき雲」15:30LOです。
その後は人形作家として「パピエコレ」におります。
11月3日は水曜日で定休日ですが、出張コーヒーで横浜の
「糸のわもよう」さんhttp://www1.ttmy.ne.jp/bigtree/itonowamoyou/ito-top.htmlで
行われる「森のてつびん屋 高橋大益 展」におります。
お近くの方は是非。。。
11月3日~11月7日まで。「ねじまき雲」の出張は3日のみです。
11:00~16:00 LO15:30
糸びんブレンド ¥500
カフェオレ ¥600
糸びんブレンド豆・挽き ¥700
*この日は「パピエコレ」さんでも、ドライフラワー人形とキノコランプの展示
「リングワンデルング」が行われております。
先日の日曜日も大盛況だったようで、お越しいただいた皆様有難う御座いました。
ちなみにDMを見て、イラスト展やステンドガラス展と勘違いされている方も結構居らっしゃるようで、
分かりにくくてスイマセン・・・・。
立体物の展示です(汗)。
DMのイラストは私が描いておりますが、この描き方は人形創るより大変なのでDMも飾ったりして
楽しんでくださいませ~。
花を 一輪 買いましょう。
花を 一挿 添えましょう。
花を 一咲 歌いましょう。
花を 一杯 淹れましょう。
音 と 彩り をもって かぐわしき を 愛でる ヒトトキ ヲ
10月31日 (日)
特別企画により当日の通常営業はありません。
各回10席限定 先着 完全予約制
1回目 11:30開場 12:15開演
2回目 14:30開場 15:15開演
料金1000円(ワンドリンク付)+350円で
当日限定「イルテンポボーラ」さんのバナナチョコパウンドが食べられます。
予約時お申し付けください。当日でもご用意ございます。
iwasawa moeko 歌
yamamoto naho 花
neji 珈琲
花と音楽を開場に合わせてしつらえるアーティストのお二人が
ねじまき雲の空間に歌と花をそえてくださいます。
そして、植物を珈琲に取り入れて、私も参加。
初のトークタイムを3人で行います。
秋をいろどる、花と歌と珈琲の接点を、お話しいたします。
当日は3種類の提案を珈琲で。
私のイメージしたドリンク
moekoさんのイメージしたドリンク
nahoさんのイメージしたドリンク
からお選びいただけるという楽しいチョイス付き。
ご予約は、当店店頭、もしくはお電話にて。
只今、若干名の空きとなっております。。。。
お名前、ご予約人数、1回目2回目のどちらか、
御菓子の有無、ご連絡先をお教えください。
詳しくはコチラ・・・・
http://ameblo.jp/hanatoongakuten/
「今晩はカレーよっ。」
こどもの頃、 カレーは僕の王様だった。
レトルトだってね、田中君ちのカレーも、鈴木君ちのカレーも、
不思議と、その家の味になる。
カレーは自分の成長とともに、ピリリと辛くなっていく。
大人へのステップを上がってく
第一歩だった。
人形の搬入を終えた次の日、私の舌に子供の記憶が蘇る。
食べなれた味ではないのに、どこか懐かしい。
万人の大人のココロに響く、懐かしい和心スパイシー。
人生、つらいばかりの毎日には、原点に返る母の甘さが必要だ。
北海道、家の横の空き地に父が作ったかまくらで、
皆で輪になって、ホゥホゥ食べるカレーは何より贅沢だった。
鼻水を垂らす妹のジャンパーの、
掛け違えた ピンク色のボタンを、 不器用に直してやる。。。
「さぁ、おあがんなさい。
私たちの 苦くて楽しいコーヒータイム。」
コーヒーはカレーより、ちょっと大人になった時に上がる第二のステップ。 苦さ。
だから、ちょっとカレーより染みこみにくい。
つらい も からい も 辛い。
にがい も くるしい も 苦い。
だから、オトナにゃ甘さと楽しさが 必要なんだよね。。。
そんなテーマが来年の、かまくら作戦会議。
目に見える形骸だけを捉えるも、
その先に含みを持って 豊かさを増すも、
自由 。
素材を合わせ料理することが人生であれば、
お弁当箱の中身のような 楽しい日々がイイ。
昨日、お弁当箱のような展示「リングワンデルング」一日目が終わりました。
お越しくださった皆様、ありがとうございました。
開店前から列をなして、お待ちいただきまして、驚きと喜びの初日となりました。
初日終え、お疲れ会にキノコのフェアリーリングが華咲きました。
ステキなおつまみをギャラリーオーナーの夫人が創ってくださいました。
私たちのお腹に納まってしまった三人目のアート。
「庭に生えてたの~。」と楽しい前ふり、有難うございました。
ぶぅ、 ブー、 ぶひ、
トリュフを探すブタの気持ちで、そんな庭に住んでみたい。
開催日、次回は31日(日)です。当日は当店予約ライブのため、在廊しておりません。
パピエは 蝸牛の背にまたがり、
秋のおとずれに 銀色の軌跡を描く。
永遠に続くものなど無いという永遠が在ることに気づいた時には、
深い迷走の冥想に 囚われる 。
探しものはなんだっけ?
そう、 これを コレを 探していたんだ。
グレートマッシュルームを!!
いよいよ明日から「リングワンデルング」が、はじまります。
13:00-18:00
ドライフラワー人形「リリパットロル」・・・・いっぱい作りました。サスガに疲れた。
先日、「パピエコレ」http://papier-colle.com/index.htmさんに搬入を終えましたが、
高野氏のランプと合わせると、森の王国が現れました。
コラボレーション作品も一点あります。必見です。。。
千葉を彷徨い、町田の林を彷徨い、キノコに出逢った。
そしていくばくかの森の恵みを手にした。
霧の中、森の中を行方を失い彷徨い歩き、同じところをグルグル
回るさまを円形彷徨 「リングワンデルング」 という。
そんな人生のループの中から生まれた、私の創る人形。
そして、出逢ったキノコランプ。
キノコランプ作家 高野幸雄http://www.geocities.jp/youkeepon/
「グレートマッシュルームランプ」
ドライフラワードール作家 長沼慎吾
「リリパットロル」
が、コラボレーション。
青梅の奥地、二俣尾というメランコリックワンダーランドにそびえたる
「パピエコレ」http://papier-colle.com/で、
二人の創る森の一幕が上がります。「リングワンデルング」
10月24日(日)開幕 (長沼慎吾 在廊)
10月31日(日)
11月3日(水)
11月7日(日)最終日 (終わり頃、長沼慎吾 在廊)
13:00~18:00
ランプ、人形ともに販売アリ。
*人形に関ましては、壊れやすい素材ゆえ、自己責任でお持ち帰りに
なれる方のみです。
キノコランプに関しましても、基本的に会期後引き取りにお越しになれる方
にむけての販売となる予定です。
ファンタスティックな無限ループに、迷い込んでみませんか?
☆10月24日 ねじまき雲の営業はありません。
☆11月7日 ねじまき雲は16:00まで。15:30ラストオーダー
以前の日記からのつづき
「抱」さんをあとにした我々は、雨の中 いすみ鉄道の東総元駅へと歩いた。
PM1:00 東総元駅
遠さにいくばく不安を覚えつつも辿り着いた駅は、
桜の花びらの形の窓がついた和テイストの建造物であった。
折れたヤジロベエが置かれた、謎の巨大おみくじクルクルが設置されている。
カエルと蛾と蜘蛛の棲家と化しているが、
とりあえずおみくじを回してみる。
二人ともどっちつかずな位置で止まる・・・・。
「だよね・・・・。」と思う。
カエルを激写しつつも、いすみ鉄道を待つ。
くるぶしは、鉄子ちゃんよろしくホームの最前線でカメラを構えるも、
いっこうにムーミン列車の現れる気配がない。
「田舎だから遅れるのは当たり前ダヨ。」
などと言いつつ20分経過しても、姿は見えず。
いかに田舎といえども、これはいささか遅すぎである。
携帯でいすみ鉄道のHPを見ると、
「本日雨のため、一時運休。」とある。
・・・・
マジか~~っ!!
道路をはさんだバス停にすかさず時刻を見に行くも、
一時間以上発着がない。 なに、この空白の一時間は・・・・。
と、くるぶしが「運休のお知らせ、あった~!」と言う。
今更っ? どうやら、運休のお知らせの紙だけが掲示板からめくれて
分からなかったようだ。 ・・・・・お知らせの、意味がない。
「仕方ない・・・・歩くか。」
「かうひい堂さんが大多喜駅から歩いてきた。」という情報をハグさんから入手していた
我々は、そう遠くはないだろうとふんで、より運行の可能性の高い大多喜駅までの
移動を敢行した。
線路沿いを行くも、途中で道から線路がはなれてしまう。
サスガに運休といえども線路の上を歩いては行けない。
中学時代、映画「スタンドバイミー」に憧れて線路を歩いたら、ホントに電車が来て
駅員に怒られたことを思い出す。・・・・あれは鎌倉だったかな?
ヤマ勘で歩いていくと、ようやく
PM2:40 大多喜駅 到着。
「けっこう、かかるじゃぁね~かぁ・・・・。」
疲れきった我々は、駅の売店でムーミングッズみやげを買いつつ運行状況を聞くも、
復旧の見込みはたっていない。
別に大雨降ってるわけじゃないんだケドさぁ。
待っていても仕方ないので、またタクシーに乗り込み5030円かけて(泣)
PM3:30 大原駅 到着。
この時点で、
「くらしのmoto市」の荷物を置きっぱなしの実家への到着時刻はPM6:00を
過ぎるようだ。
そういうわけで、泣く泣くくるぶしの調べた美味しいカレー屋、喫茶店巡り計画は
ことごとく断念されたのだった。
仕事を終えたサラリーマンに紛れた我々は、邪魔なバックパッカー気分で
帰宅の路に着いたのであった。
かかったタクシー代 1万円以上。
かかった珈琲代 3500円。
珍道中小話し プライスレス・・・・。
我々が千葉房総の旅で得た教訓は、
「旅と人生の計画はキチンとたてましょう。」
である。
飲食店には貢献できなかったが、
千葉のタクシー会社が少し潤ったことは、確かであろう。。。。
10月31日 (日)
特別企画により当日の通常営業はありません。
各回10席限定 先着 完全予約制
1回目 11:30開場 12:15開演
2回目 14:30開場 15:15開演
料金1000円(ワンドリンク付)+350円で
当日限定「イルテンポボーラ」さんのバナナチョコパウンドが食べられます。
予約時お申し付けください。当日でもご用意ございます。
iwasawa moeko 歌
yamamoto naho 花
neji 珈琲
花と音楽を開場に合わせてしつらえるアーティストのお二人が
ねじまき雲の空間に歌と花をそえてくださいます。
そして、植物を珈琲に取り入れて、私も参加。
初のトークタイムを3人で行います。
秋をいろどる、花と歌と珈琲の接点を、お話しいたします。
当日は3種類の提案を珈琲で。
私のイメージしたドリンク
moekoさんのイメージしたドリンク
nahoさんのイメージしたドリンク
からお選びいただけるという楽しいチョイス付き。
ご予約は、当店店頭、もしくはお電話にて。
只今、若干名のみの空きとなっておりますのでお早めに。。。。
お名前、ご予約人数、1回目2回目のどちらか、
御菓子の有無、ご連絡先をお教えください。
詳しくはコチラ・・・・
http://ameblo.jp/hanatoongakuten/
特別企画により当日の通常営業はありません。
各回10席限定 先着 完全予約制
1回目 11:30開場 12:15開演
2回目 14:30開場 15:15開演
料金1000円(ワンドリンク付)+350円で
当日限定「イルテンポボーラ」さんのバナナチョコパウンドが食べられます。
予約時お申し付けください。当日でもご用意ございます。
iwasawa moeko 歌
yamamoto naho 花
neji 珈琲
花と音楽を開場に合わせてしつらえるアーティストのお二人が
ねじまき雲の空間に歌と花をそえてくださいます。
そして、植物を珈琲に取り入れて、私も参加。
初のトークタイムを3人で行います。
秋をいろどる、花と歌と珈琲の接点を、お話しいたします。
当日は3種類の提案を珈琲で。
私のイメージしたドリンク
moekoさんのイメージしたドリンク
nahoさんのイメージしたドリンク
からお選びいただけるという楽しいチョイス付き。
ご予約は、当店店頭、もしくはお電話にて。
只今、若干名のみの空きとなっておりますのでお早めに。。。。
お名前、ご予約人数、1回目2回目のどちらか、
御菓子の有無、ご連絡先をお教えください。
詳しくはコチラ・・・・
http://ameblo.jp/hanatoongakuten/
前の日記のつづき
AM10:00
宿を出て、「抱」さんへの道すがら、松下塾の奥様に田舎暮らしについて聞いてみる。
さぞかし面倒くさい付き合いや行事が多いだろうと思ったら、
地元民は昔、町に引っ越してしまい、
部落のほとんどは移り住んできた新しい人たちばかり。
お隣さんもオーガニック野菜を育てて商売している新村人で、
なんと自給率90%という驚異的な方々だそうだ。
一度過疎化し、逆転現象がおこっているらしく、
お祭りも、担ぎ手がいないため神輿は無く、神主さんのお払いのみ。
村人が10人も集まると、「今日はいっぱいいるなぁ~。」という印象だそうだ。
ここまで田舎だと、逆に干渉されることもなく自由なのか・・・・。
人付き合いが苦手な没頭系アーティストなんかには、
千葉の田舎は快適かもしれない。。。。
なんてことを話していると
AM10:30
自家焙煎珈琲店「抱 HUG」到着!!
車をおりると、なにやら焼いたような、こうばしい臭い。
焙煎・・・・いやなんか・・・・違うなぁ?・・・・。
ハグさんがニコニコしながら近づいて来ると、急に顔色が曇る。
「ん!?なんかコゲ臭くないっ?」
「確かに。」
「あっ、サイドブレーキ引きっぱなしで来ちゃったぁ、わぁわぁ、
なんか重いなぁとは思ってたんだけど、沢山乗ってるからかなぁっ?
って。ハハハッ。」と笑う奥様。
「いやいや!早くサイドはずさないとブレーキ利かなくなっちゃうから!」
とハグさんのほうが焦る。
ちょっと気づいてはいたけど、奥様は天然である。
思わぬハプニングで、すっかりオープンしたての喫茶スペースに
目がいくのが遅くなってしまったが、
ハグさんも、築100年はあろうかというお宅を焙煎室に、
はなれを喫茶スペースに改築し営業している。
これまた、知らないと来れないような場所ではあるが、
「松下塾」さん同様の素晴らしいリノベーション珈琲店だ。

それもそのはず、松下さんが数ヶ月かけて手がけた物件であった。
そもそも今回の旅は、丁度良いタイミングで
この喫茶スペースオープンの知らせがハグさんから届いたことに始まる。
ハグさんとは以前、焙煎士の集いで、お隣りの席になったことがご縁で
知り合うことができた、珈琲界の先輩である。
ブレーキが冷えるまで松下さんの奥様とご一緒に珈琲をいただくことに。
お世話になったお礼に、珈琲をご馳走することにした。

と、おもむろに口を開いたハグさんが、
「ネジさんたちお二人の分は、もうお代いただいてますから。」と
意味深な笑みを浮かべる。
!!!?? なにそれっ?
私たちが呆けた顔をしていると、察したハグさんが説明してくれた。
数日前にフラッとやってきたスナフキンみたいな御人が、
「ネジさんたちも来ますから。」と、お代を置いていかれたらしい。
カッコヨすぎっスヨ~先輩!!
そう、そのお代を置いて行かれた方も、非常にお世話になっている
「かうひい堂」さんという珈琲界の先輩なのであった。
いっけん商売敵に見える珈琲屋どうしも、
脈々と受け継ぐ珈琲魂を持つものどうしとして繋がる、
静かなる「絆」のようなものがあるようなのだ。
このように、懐の広い学ぶべき方々に恵まれたことは、
一駆け出しの珈琲屋として本当に幸せなことだ。

いただいた珈琲は、どれもがカップに柔らかな優しさが満たされていた。
その包みこまれるような安心感の苦味は、まさに「抱」さんそのものであった。

さらに、珈琲のお供にベストマッチなスコーン、ラスクを
ハグさんにご馳走になってしまう。
お知り合いが作られているようで、どれも美味い。

しばらくすると、
「主人がサンマ焼いて、遅いなぁと思ってるだろーから、そろそろ帰りまぁす。」と
ブレーキの冷えた松下さんの奥様はお帰りになられた。
「お気をつけて~。」(マジにネ。)と心の中で思う。楽しい思い出をありがとう。

珈琲の表現はさまざまであるが、
自分の好みの芯にズドンとハマル珈琲は、なんとなく創り手も尊敬できる人格者が
つくっている場合が多い。
そういう珈琲には、必ず創り手の人柄が表れている。
豆の採れる標高、降水量、種類なども、味を決める重要な要因ではあるのかもしれない。
しかし、なによりも最終的には、
それをチョイスし、仕上げる人物の信念が味に現れているものが、
何より理由関係なく心に響く、「楽しい一杯」を作り出すのではなかろうか。
そういう珈琲が、そういうヒトが、そういうモノが、わたしは好きだ。
不思議と、くるぶしが「旨い!」という珈琲もそういう珈琲だ。
珈琲の好みにうるさい人だが、ある意味の選択においては「鼻が利く」天才である。
ハグさんの珈琲との出逢いによって、
最近腑に落ちていなかったものが、
晴れた思いがした。
PM12:30
「東総元駅はTVチャンピオンの職人が作った駅だから面白いヨッ。」と
ハグさんに教えてもらい、ムーミン列車の最寄駅まで歩いていくことに。
豆を売ってもらい、途中まで送ってくださったハグさんに別れをつげる。
雨の田舎道を、駅へと歩く
麦わらポンチョと、ウィンドブレーカーの珈琲屋が ふたり。
サイドブレーキの一件から、また滑稽なネジが巻かれ始めていることに
珈琲に満ち満ちた二人の背中は、まだ知らない・・・・。
つづく
AM10:00
宿を出て、「抱」さんへの道すがら、松下塾の奥様に田舎暮らしについて聞いてみる。
さぞかし面倒くさい付き合いや行事が多いだろうと思ったら、
地元民は昔、町に引っ越してしまい、
部落のほとんどは移り住んできた新しい人たちばかり。
お隣さんもオーガニック野菜を育てて商売している新村人で、
なんと自給率90%という驚異的な方々だそうだ。
一度過疎化し、逆転現象がおこっているらしく、
お祭りも、担ぎ手がいないため神輿は無く、神主さんのお払いのみ。
村人が10人も集まると、「今日はいっぱいいるなぁ~。」という印象だそうだ。
ここまで田舎だと、逆に干渉されることもなく自由なのか・・・・。
人付き合いが苦手な没頭系アーティストなんかには、
千葉の田舎は快適かもしれない。。。。
なんてことを話していると
AM10:30
自家焙煎珈琲店「抱 HUG」到着!!
車をおりると、なにやら焼いたような、こうばしい臭い。
焙煎・・・・いやなんか・・・・違うなぁ?・・・・。
ハグさんがニコニコしながら近づいて来ると、急に顔色が曇る。
「ん!?なんかコゲ臭くないっ?」
「確かに。」
「あっ、サイドブレーキ引きっぱなしで来ちゃったぁ、わぁわぁ、
なんか重いなぁとは思ってたんだけど、沢山乗ってるからかなぁっ?
って。ハハハッ。」と笑う奥様。
「いやいや!早くサイドはずさないとブレーキ利かなくなっちゃうから!」
とハグさんのほうが焦る。
ちょっと気づいてはいたけど、奥様は天然である。
思わぬハプニングで、すっかりオープンしたての喫茶スペースに
目がいくのが遅くなってしまったが、
ハグさんも、築100年はあろうかというお宅を焙煎室に、
はなれを喫茶スペースに改築し営業している。
これまた、知らないと来れないような場所ではあるが、
「松下塾」さん同様の素晴らしいリノベーション珈琲店だ。
それもそのはず、松下さんが数ヶ月かけて手がけた物件であった。
そもそも今回の旅は、丁度良いタイミングで
この喫茶スペースオープンの知らせがハグさんから届いたことに始まる。
ハグさんとは以前、焙煎士の集いで、お隣りの席になったことがご縁で
知り合うことができた、珈琲界の先輩である。
ブレーキが冷えるまで松下さんの奥様とご一緒に珈琲をいただくことに。
お世話になったお礼に、珈琲をご馳走することにした。
と、おもむろに口を開いたハグさんが、
「ネジさんたちお二人の分は、もうお代いただいてますから。」と
意味深な笑みを浮かべる。
!!!?? なにそれっ?
私たちが呆けた顔をしていると、察したハグさんが説明してくれた。
数日前にフラッとやってきたスナフキンみたいな御人が、
「ネジさんたちも来ますから。」と、お代を置いていかれたらしい。
カッコヨすぎっスヨ~先輩!!
そう、そのお代を置いて行かれた方も、非常にお世話になっている
「かうひい堂」さんという珈琲界の先輩なのであった。
いっけん商売敵に見える珈琲屋どうしも、
脈々と受け継ぐ珈琲魂を持つものどうしとして繋がる、
静かなる「絆」のようなものがあるようなのだ。
このように、懐の広い学ぶべき方々に恵まれたことは、
一駆け出しの珈琲屋として本当に幸せなことだ。
いただいた珈琲は、どれもがカップに柔らかな優しさが満たされていた。
その包みこまれるような安心感の苦味は、まさに「抱」さんそのものであった。
さらに、珈琲のお供にベストマッチなスコーン、ラスクを
ハグさんにご馳走になってしまう。
お知り合いが作られているようで、どれも美味い。
しばらくすると、
「主人がサンマ焼いて、遅いなぁと思ってるだろーから、そろそろ帰りまぁす。」と
ブレーキの冷えた松下さんの奥様はお帰りになられた。
「お気をつけて~。」(マジにネ。)と心の中で思う。楽しい思い出をありがとう。
珈琲の表現はさまざまであるが、
自分の好みの芯にズドンとハマル珈琲は、なんとなく創り手も尊敬できる人格者が
つくっている場合が多い。
そういう珈琲には、必ず創り手の人柄が表れている。
豆の採れる標高、降水量、種類なども、味を決める重要な要因ではあるのかもしれない。
しかし、なによりも最終的には、
それをチョイスし、仕上げる人物の信念が味に現れているものが、
何より理由関係なく心に響く、「楽しい一杯」を作り出すのではなかろうか。
そういう珈琲が、そういうヒトが、そういうモノが、わたしは好きだ。
不思議と、くるぶしが「旨い!」という珈琲もそういう珈琲だ。
珈琲の好みにうるさい人だが、ある意味の選択においては「鼻が利く」天才である。
ハグさんの珈琲との出逢いによって、
最近腑に落ちていなかったものが、
晴れた思いがした。
PM12:30
「東総元駅はTVチャンピオンの職人が作った駅だから面白いヨッ。」と
ハグさんに教えてもらい、ムーミン列車の最寄駅まで歩いていくことに。
豆を売ってもらい、途中まで送ってくださったハグさんに別れをつげる。
雨の田舎道を、駅へと歩く
麦わらポンチョと、ウィンドブレーカーの珈琲屋が ふたり。
サイドブレーキの一件から、また滑稽なネジが巻かれ始めていることに
珈琲に満ち満ちた二人の背中は、まだ知らない・・・・。
つづく
