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COFFEE & GALLERY SALON " you " COFFEE ROASTER " in " 自家焙煎珈琲店 国分寺(陽)&青梅(陰) Since 2006
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要らない箱なら世の中に沢山溢れているのだが、



気に入った箱を探すとなると、



これがなかなかに無いものなのだ。





家でプリンター用紙の所在がなく、ずっと置き場に難儀していたのだが
良い箱が手に入った。
未草(ヒツジグサ)http://hitsujigusa.com/小林さん手作りの箱で、
外貼りも泥染めで薄っすら品のいいベージュの古色をつける凝りようだ。
これがなんとA4サイズがすっぽり入る。

二つ購入して重ねて置くと、これがなかなかにおさまりが良かった。
箱は一つより二つのほうが、意図的な感じが空間に出て見栄えがするものなのだ。
三つだと尚いいのだが、お金が無いのでまたの機会の楽しみに
取っておくことにした。

そうそう、未草さんではこの間イベントで
トコロブレンドスプリングを販売下さっていたのだが、
そのイベントでスプリングは一応の終売となった。
最後の最後のスプリングを二袋、先日焙煎したので
締めとして特別にねじまき雲(陽)のトコロカフェ棚に並べた。

次は苦めのブレンド、トコロブレンドサマーである。
この週末にチクテベーカリーさんhttp://www.cicoute-bakery.com/
イベントで初売りとなる。
詳しくはトコロカフェさんhttp://tocoro-cafe.com/nikki.html
ブログをご確認のこと。

話しが飛んでしまったが、箱のことである。

箱を眺めてウットリとしていたら、
ずっと気になっていたもう一つの箱のことを思い出した。

ティッシュボックス。

さて、プリンター用紙が片付いたから次はティッシュボックスを
何とかしよう。
というわけなのだがこのティッシュボックスが、
これまたどうして巷には丁度良いものが
見つからないのだ。

ならば、

無いのなら、作ってしまえホトトギス。

である。




 


というわけで、
今回はジーンズの紙パッチ素材をリメイクして作ってみた。
あらかた作り終えてボンドで仮止めをしているところ。








ボンドが乾いたら、このフォークみたいな菱目打ちで
糸通しの穴を開けていく。
実は、うちには革工房が開けそうなくらい、この手の道具がある。

常連さんの知り合いが革工房を閉めたらしく、
それを常連さんづてに譲り受けたのだった。
私自身にもどういうわけか革作家の知人が多いので
ちょこちょこと教えて頂くうちに、見よう聞き真似で
やり方を覚えることが出来た。
持つべきものはなんとやら。
有難いことである。




 

開けた穴にムギュッムギュッと糸を通していく。
この作業がとても地道で飽きる人は飽きると思うのだが、
これが私にとっては、精神が凪いだ海のように地平の彼方へ広がるが如く
とてつもなく落ち着く作業なのだ。
焙煎しているときの心持ちと幾分似ている。
つくづく自分は作業向きの内向き人間なのだなと思い知らされる。








完成である。
わりとうまく出来た気がする。
きっと使い込むうちによれていい風合いになってくれるのではなかろうか。

しかし今回ティッシュボックスを作ってみて解かったことが一つある。
何故いかしたティッシュボックスが世の中に無いのかだ。

それは、ティッシュを入れる以外に使い道がない
オンリーワンの箱である上
手間がかかるわりにコレクター要素が乏し過ぎて需要が無い。
作り手が作りたくなくなるからなのである。

皆欲しいには違いないアイテムだが、
そうそう家に何十か所もティッシュを置いたり
とっかえひっかえ着替えさせて愛でる人はいないのだ。
ひと歩きひとクシャミくらいする最強最悪の鼻炎さんならともかく
ティッシュボックスなど
一部屋に一個か二個あれば充分。


箱にも
いっぱい欲しい箱と、そうでもない箱があるのだ。

それにしても私は「そうでもない箱」というものの存在に
得も言われぬ魅力を感じてしまうドMフェチ体質でもあるようだ。
要りもしない、世に不要なものを欲しくなってしまう。



お店のことも「箱」などと言うことがある。

ねじまき雲は、びっくり箱のような
オンリーワンの飛び道具を収めた箱かもしれない。
箱の大きさも、中身と分相応な大きさな気もする。
あまり沢山あってもしょうがないもののような気もするので
世の中に一個が二個でいいあたりも
何かに似ている気がする。

あぁ・・・ティッシュボックスか。。。


使い道はあまりないけれど、汚れた何かや吐き出した何かを
綺麗に拭き取ることが出来る中身と、それを入れる箱。

需要は無いけど、重要な役割である。




さて、次はどんな箱を手に入れようか?











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