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COFFEE & GALLERY SALON " you " COFFEE ROASTER " in " 自家焙煎珈琲店 国分寺(陽)&青梅(陰) Since 2006
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前回ブログに引き続き、輪行日記
自転車初心者二人旅。


輪行では折り畳み自転車が圧倒的に楽で邪魔にならないのだが、
いきなり2台買えるほどリッチではないので
私の自転車は、輪行のため改造せねばならなかった。

原形は「ビアンキ・ルポ 2007」

シクロクロス競技のルック車(それっぽい車)に近い街乗り用だ。
ビアンキはイタリアのメーカーだが、
日本代理店企画の台湾メイドという所在のない怪しさ。
青緑のチェレステカラーなのに
どこまでもグレーな感じの完成車なのだ。
そこがまた私らしくもあり、たまらないポイントである。

「ルポ」はイタリア語でオオカミを表すが
まったく精悍さのない重さと、
ポタポタ楽に漕げる初心者向けコンポーネント(ギアとか各部品のこと)が
セットされていて、オオカミというよりミドリガメが相応しい。

かといって悪いことばかりではない。
日本人が考えただけあって日本人向きなのだ。
しなやかな鉄の乗り味と美しさ。
どうとでも改造できるようなダボ穴の多いフレーム。
高速から低速まで無理なく漕げるギアがついているわりに安価。
ただし、純正のカンチブレーキが恐ろしく効かない・・・。
悪いところは悪い(笑)。

私のは、自転車に詳しい常連さんの手により一回すべてバラして
更なる混沌へと生まれ変わっており、
シクロクロスのルック車からランドナー(ツーリング用の自転車)の
ルック車風へと変貌を遂げていた。

それを更に輪行用へ変更するため、ヘッドパーツをいくつか追加し
大きくはハンドルの高さを変える可変ステムを導入した。
本来は、高さや長さ合わせに使う補助システムなのだが、
袋に仕舞う時の幅縮小と乗車姿勢が起きるように利用した。

使ったのは

「カロイ 可変アルミステム90mm φ25.4」

重いし自転車全体での印象はスマートさを欠くが、
思ったより作りもよく便利だ。


仕舞う時はハンドルを横向きにして角度調整を緩めれば
ハンドルが垂れ下がる。







前輪を抜いて、輪行中フロントフォークのレッグが曲がったり
袋を突いて破いたりを防ぐため
フロント用のエンド金具を装着する。





今まではSPDペダルというスキーのビンディングみたいなのがついた
ペダルを使っていたが、輪行用にクイックリリースペダルに変えた。
これならペダルをワンタッチで取り外せて車体の幅が縮まる。

wellgo QRD-C128 ゴールド

いいものは上を見ればキリがないので、安価なものに決めたが
作りは安いなりである。走る時少々カリカリした感じが否めないのと
不意に弁慶に当たるとちょっと痛いが、反射板を外せば見た目はそこそこだ。





サドルも輪行時の高さを縮めるために引き抜いてしまう。




 
フロントキャリアを留めている蝶ネジを外し折りたたむ。
脱着の多い部分は普通のボルトナットより蝶ネジタイプが
圧倒的に楽である。



 

袋を買おうと思ったら、なんと親切な知人が「これを使いなさい」と
輪行袋を下さった。
キャリアと泥除け付で後輪を抜かずに入るか不安だったが、
スッポリ収まった上、ポケットもついているので
外した前輪やサドルやらも難なく仕舞うことが出来た。
素材も厚めで安心だ。
有難うございます。
こういう時ばかりは、お客様は神様だなぁと感謝する現金な奴である。





完成。隣りのダホンに比べると随分デカい。
持込みサイズはクリア出来ているものの、クロモリな上余計なパーツを
ごちゃごちゃつけているので、重さが15キロ近くあるだろう。
ちょっとした苦行である。

 いかに折り畳み自転車が偉大であるか思い知った旅であった。





車内は一番先頭か後方車両で、
他のお客様の邪魔にならない場所を選びましょう。



(つづく)










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