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COFFEE & GALLERY SALON " you " COFFEE ROASTER " in " 自家焙煎珈琲店 国分寺(陽)&青梅(陰) Since 2006
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急に寒くなり始めましたね。
中秋の名月が綺麗な夜空。
焼き菓子の美味しい季節です。

レアチーズケーキは終了し、
代わりに「栗と胡桃のしろあん羊羹」に。

そして、お待ちくださっているお客様もいらっしゃる
「くるぶしクッキー」の登場です。
*無くなり次第その日の分は終了です。

ほろっと、しっとり。
珈琲にもよく合います。




もうひとつ、お知らせです。

知人の素描家、しゅんしゅんさんの

2018年カレンダーと、しゅんしゅんさんセレクトの
ポストカードが入荷しております。

あっと言う間に今年もあと三か月を切りましたので
人によっては、そろそろ来年の予定も書き込む頃ではないでしょうか?
お早めのご購入がオススメです。

ポストカードは大きいタイプのものは82円切手で発送可能なサイズだそうです。
発送料金が高まる昨今、有難いですね。


お家でクッキーをパクつきながら
遠方のお知り合いに便りを書く秋の夜長も
文学的でよろしいのではないでしょうか?
珈琲を葉書きにこぼして染みを作らぬよう
お気を付けください。





PR

 


先日はトコロカフェさんとのお話し会に
お越し下さいました皆様、どうも有難うございました。

くだらないお話しに付き合わせてしまった感は否めませんが
何かとレアな機会だったのではないかと思っております。
トコロカフェ上村氏のエスコートのお蔭で
聞きドコロも作ってくださったことと思います。

温かく見守って下さった皆さま、
ならびにトコロカフェのお二人には感謝です。
何かが心の端にでも残ったのなら幸いです。

サマータイム後の営業では
人気のレアチーズケーキを復活させ、
10月頭まではメニューに載せる予定です。
数量が限られておりますので、その日の分が終わったら
売り切れとなります。

それと、
青梅昼の部につきましてお知らせです。
思うところがございまして
10月から昼の部は1か月ほどお休みをいただき
11月からリニューアルして開始いたします。
ルール、価格を大幅に改定する予定でございます。
夜の部は今までと変わらず営業いたします。


さて、
ねじまき雲にはランプ作家さんの知り合いが多いのですが
満を持して十数年ごしで
ねじまき雲を彩っていたランプ作家さんの展示が
実現いたします。

金井一郎氏の個展です。

今回はDM撮影用に
何パターンかの提案と作品を氏がお持ちくださったので
楽しく悩みながらDM作成をさせて頂きました。

どれも捨てがたく素晴らしいものだったのですが、
決定は一つなので、
上の画像はボツ分です。
わざわざDMサイズに作品の幅、高さを仕上げてくださり
画面に作品全体が収まるようになっております。

人形はオプションです。
このオプションの人形が・・・どれも素晴らしいのです!
ランプもアタッチメントになっておりますので
ご自分でお好みのものに交換可能です。

金井一郎氏の作品はこのほかにも
植物を使った「植物ランプ」や、
点描のように光を透過させた「蔭り絵」など
幅広い作風が持ち味で、
展毎に、趣向を凝らした新作を精力的に産み出しておられます。

暗闇に浮かび上がる幻想的な空間をお楽しみいただけることと
思いますので、ご期待ください。

詳細はまた近日発表させていただきます。

諸々、宜しくお願いいたします。











もう随分朝晩は涼しくなりましたね。
去年より涼しいですね、なんて会話をよくいたします。
というわけでございまして

ねじまき雲のサマータイムは、9月12日(火)をもちまして
終了とさせていただきます。

しもばしらや、
水出し珈琲
ネルドリップデミタス
珈琲ゼリー
フローズンダイキリ
バナナジュースなどの夏メニューは
12日で終了です。

さて、

前回ブログでお伝えいたしました
9月21日(木)のお話し会でございますが、
「トコロカフェ」上村氏が予約方法詳細をHPhttp://tocoro-cafe.com/nikki.html
にアップしてくださったようですので
よくご覧になった上で、
ご予約いただけますと幸いです。
★お蔭さまでご予約満席となったようです。
有難うございました。当日お待ちしております。

前回ブログでは恨み節のように
いかに私がこのお話し会をやりたくないか吐露いたしました。

「打ち合わせ無しの」と
今回も彼は書いているみたいですがネ・・・。
アタシャ打ち合わせする気まんまんで打ち合わせ場所に行ったのに・ダッ。

打ち合わせがてんで無い上に、
何故か壁を剥がして大工仕事をさせられてだ。

知らされず、すでに決まっていた内容が
これまた私がもっとも興味が無くやりたくないというネ~・・・

アタシの生い立ちなんかどーでもいいんだよっ!!
ごくごく平凡な一般ピーポーですからね~。
どっかの王族とか元K-1ファイターとか重い自病を克服してとか
現代社会に物申すとかじゃないんだから。

皆さんはね~私が丸裸にされてくのを見て、楽しいのかもしれないけどもダ。
そっから上村氏はなんかかんか拾い上げて
自己啓発的な泣かせ文句を言ってだ。「聞きに来てよかった・・・」的な
イイ話しにしちゃうわけですから~。

まぁ~彼の後だしジャンケンは今に始まったことではないですから
仕方ないんですけどもねぇ~。
だいたい「ゲストは~長沼慎吾さんです!!」とか
意気揚々と書いてますけどね。

そもそもがだっ!私の店でやんだからね!?
どっちがゲストなんだかわかったもんじゃぁないよっ!!なんだいそりゃ!?

と思う訳ですよぉ~私はぁ。
もともとは違う場所でやるはずだったんですよぉ~。

それが・だ。
なんだかんだであれよあれよと言う間に(実は数年かかってます)
こうなってんですから
怖いですよ~あのインテリシルバーヘアメガネは。
こりぁ~もう騙されたうえの、乗っ取りですよ!皆さんっ!!

「覚悟をきめて」とかも書いてあるけど、
覚悟をきめたんじゃなくて
「も・もうダメだ、この人からは逃げられない。腹をくくるしか。
最早これまで!」
だからな~。

くっそぉ~~見てろぉ~!!!滅茶っ苦茶にしてやんだからなっ!!!
思い通りにいくと思ったら大間違いダゾッメガネッ!!
コテンパンにしてこねりあげてオーブンに放り込んで
メガネスコーンにして食ってやる!!

(笑)。
とまぁ、冗談はここまで。

じぁあそこまで嫌で、なんでオマエはやるんだって話しですが、
面白い部分がないわけでもございません。

その場で焙煎をしてその場で焙煎したてを飲んだいただくという
あまり普段できない経験を共有していただくということは
私にとっても皆さまにとっても貴重な体験となるのではないでしょうか?

以前当店で「炊きたておにぎり」を食す会というものを
加藤けんぴ店さんhttp://www.kato-kenpi.com/のご協力お願いのもと
開催いたしましたが、とても興味深い楽しい時間となりました。

今回のお話し会も私にとっては、この当店で行ったおにぎりの会と
趣旨は同じです。

ただし、炊きたておにぎりの場合は美味しいことが分かっていて
それ前提ですが、
焙煎したてを皆さんがどう感じるかが、今回の面白いところでもございます。

何にせよ、そういう心の動くパッションのようなものが
私の珈琲を続ける原動力でもございますので
美味しいかどうかは別にして、
そういうワクワクや発見のプロセスを共有していただけますと
嬉しく思います。

定休日ですので私もオフ気分で臨めます。
気の弛んだ空間でワイワイガヤガヤというのも楽しいものです。

ではでは、よくよくご検討いただきまして
トコロカフェさんにてお申込みくださいませ。
ご予約9月11日21時~からの受付開始だそうでございます。
宜しくお願いいたします。


・・・
お話しのほうは・・・皆さん、お笑いしかしないですよ~。
ためになるいいお話しなんか、一切しないしさせないからな~トコロカフェ!!
お話し会5回目にして破綻させてやるっ。目にものみせてくれるわワッハッハ!!

(当日につづく)








さて、・・・・・・・・・・・・
・・・・・・、・・・・・・
・・・・・・、・・・・・・
・・・、・・・・・・、・・・
・・・・・・・・・・・・。

私の・・・珈琲店店主として・・・やりたくないことワースト5の中に
「ワークショップ」
「トークショー」
というものがございます。

・・・・・・、・・・・・・
・・・・・・・・・、・・・
・・・、・・・・・・・・・、
過去、どうしても仕方なく、お世話になっている方たちの懇願により
ワークショップは二回。
トークショーは一回やっております。。。

人前で真面目なお話しをするのが苦手ということもあるのですが、
くだらない面白可笑しい話しでしたら幾らでも出来るのですが
ねじまき雲の有り様としてのまっとうな理由もございます。

言うまでもないことではあるのですが・・・
会話ではなく、言葉が介在するにせよしないにせよ対話ができるような
お店としてのシステムを組んで10年以上やって参りました。
通って下さっている方々のなかにはじゅうじゅうお分かりいただいている方も
少なからずいらっしゃることでしょう。

お話しをする機会や出逢い、大事な信念の根っこというものは・・・
幾度となく足を運んでくださる方やお世話になっている方々、
タイミングが合った方には
より自然で対等な形や、プライスレスな会で
折々ご用意させていただいて参った所存です。

つい先日、数度お越しいただいていたお客様が
それまでのお越しは無言で本をお読みでしたのに
(印象深い背中で珈琲を深く嗜まれている方は心に留めております)
その日に限って、帰り際言葉を発してくださいました。

メニューの一言一言、それを彼なりに毎度深く探究し味わい尽くした結果
生じた疑問や驚きに対する発話でございました。

とても嬉しく思いました。

そういうものには真摯にお応えさせていただいておりますし、
そこには嬉しさや喜び、新たな問い
なにより、人というものを理解する努力によって、人と人とが繋がった瞬間の
清々しさがございます。
あぁ・・・生きている対話が成立したな。と思える瞬間でございます。

つくづく有り様の面倒くさいお店なのです。
ですが分かってしまえば根源的で、シンプルな至極普通のことをしております。
(普段は自分のことを変態や頭がおかしいなどと言って
茶化しておりますが・・・)

お店というドアがあり、入る。
そこに淹れたい珈琲を懸命に淹れる者と
飲みたい珈琲をこくりと飲む者がいる。
珈琲だけの対価を払い払われ、
それ以上の価値がお互いに生じ広がる場合もある。
お店というドアを出る。新たな扉が心の何処かに開く
こともある。

只それだけのことを十数年してまいりました。

・・・・・・というわけで、
タイトルをつけてお会いしたこともないような人たちに
ためになるお話しや、有難いおもてなしで皆さまの感動を誘ったり
自分を語ったりそれと悟らせずにお店をCMしたりして
金をとるというようなショータイムは
現場主義タイプの私には至極苦手なのでございます。
(世間一般には多くの需要があるビジネス手法の一環ですので
まっとうで普通のことではございますが・・・)

・・・・・・、

と、ここまで書いておいてからのぉ~


「トークショー」


やります!(笑)。

9月21日(木)ねじまき雲、青梅にて。完全予約制


お話し会ですのでショーというほどのものではないのですが、

狭い「ねじまき雲(陰)」に皆様を押し込み行うわけでございますので
幾度となく足を運んでくださる方やお世話になっている方々
に主にお越しいただけますとあり難いのです。

くだらない面白可笑しい話しでしたら幾らでも出来るので
偶然タイミングが合った方でもこの際構いません。

ためになるお話しや、有難いおもてなしで皆さまの感動を誘ったり
も少しはあるかもしれません。なにせお金をとるのですからね。

自分を語ったりは最もしたくはないのですが


「tocoro cafeと長沼慎吾nejimakigumo」お話し会 no.5


というタイトルをつけられてしまっておりますので
語らぬわけにはいなかいようです。
ここに関し私は内容は知らさせておりませんので質問に対するアンサー形式です。

もうお察しの方もいると思いますが
この企画を画策しましたのは
トコロカフェ上村氏でございます。

この方は、やりたい!と思ったことと、
絶対に皆さんのためにもいいに違いない!と
確信した衝動は理屈抜きに何としてもやり遂げるタイプです。
あと、なんせ喋るの大好き、人付き合いと教育啓蒙大大大好きなのです。
それをうっかり忘れておりました・・・。

嫌だ嫌だと渋る私をあの手この手で誘い
気づけば了承しておりました(だいぶ了承後変更があったんですけど・・・)。
明智光秀とこの人にだけは気を付けたほうがいいと
改めて思いました(笑)。

定休日にしてくれという要望と、間がもたないから珈琲淹れさせてくれという
要望は聞き入れてもらいました。

木曜日に東京郊外ですのでそれだけでも狭き門です。
「青梅がやっぱり僕は好きなんだ!
青梅を営業以外で公式オープンさせるというのは
レアで皆喜ぶはずだよ~」と
上村氏は仰っておりましたが・・・。

ホントはオリジナル手回し焙煎機で
焙煎デモンストレーションをするはずでしたが、二転三転により
マシンで焙煎となりました。

普段おいそれと入れぬお店で焙煎もしちゃってモクモク体験
珈琲も淹れて、トコロカフェのお菓子もあって
小さなおまけのお土産がついてと
格安叩き売りのごとく盛りだくさん。

トコロカフェさんの他のお話し会は行列のできる大人気店や著書を出したり
世界的栄冠を手にする有名人ばかりだったようですので
それに比べれば当店はかなり倍率は低いかと思います。

私としましては、
特別なファン感謝デーとして皆さまと
面白可笑しく時を共有し
楽しい時間を過ごせれば嬉しいのですが・・・
未訪の方でもOKだそうですので、
これを機に新旧入り乱れ私含めお互いに
新たな扉が心の何処かに開く
と幸いです。

ご予約の際に私への質問アンケートもとるようですので
ご予約はくれぐれも慎重に!

受付はトコロカフェさんHPにて
911日(月)の21時~開始予定

だそうでございます。

内容詳細、ご予約方法は後日発表ですので
トコロカフェHPhttp://tocoro-cafe.com/nikki.html
ご参照ください。



ハァ~・・・・トホホ(泣)。

















































 

長期出張珈琲も終わり8月19日(土)から
サマータイム第二弾がはじまります。

8月18日(金)店内一部工事のため臨時休業いたします。
8月23日(水)諸事情により休業とさせていただきます。

土日祝日は通常時間通り14:00~22:00LO21:30営業

平日15:00~23:00LO22:00営業となります。

第一弾の、しもばしら、水出し珈琲、レアチーズケーキの復活に続き、

レアチーズケーキに代わり

画像の珈琲ゼリーが登場です。

水出し珈琲を使い、優しい甘みと苦味。
もっちりとした食感。
ホイップクリームの上にはエスプレッソパウダーを振り
香りをプラス。

ラーメンのように
トッピングで変わる内容で、コンプリートバージョンには
ホイップをスクープして食べるための
大納言のグリッシーニ(焼き菓子)も付きます。

しもばしら、水出し珈琲はそのままに
今年は、冷たいバナナジュース、ラム酒を使ったカクテルなど
メニューが増えます。

さらに、ネルドリップもいたします。

手回し焙煎した珈琲豆を加えたブレンドを
デミタスオンリーでご提供いたします。

この夏の、珈琲タイムのひと時を
お楽しみください。













 


約1年とちょっとぶりにあきる野は
「真木テキスタイルスタジオ」さんhttp://www.itoito.jp/

8月1日(火)~10日(木)12:00~17:00
(7月30・31日、8月11日は準備などにより実店舗は休業となります)

出張珈琲をさせていただきます。

8月の竹林と銘打って、春夏秋冬のお買い得品のほか
西表で染められた夏色の布
アトリエ発掘品など、
まさに掘りだし物が盛りだくさん!

真木テキスタイルスタジオさんは~18:00まで。

加えて、いつもはサモサを揚げていらっしゃる
Timokeさんhttp://tidaaaa.exblog.jp/
カフェスペースで初!ランチを作ってくださいます。
8月1日~3日のみ
12:00~

サモサでスパイス遣いは折り紙付き。
ラケッシュ家直伝のインド技も持ち合わせておられますので
楽しみですね。


当店はと言いますと、

今回はインドの珈琲豆を使った苦めのブレンドをご提供。
ストレートでもカフェオレでも合うように焙煎いたします。
珈琲豆の販売もございます。

さらに、今回初、真木テキスタイルスタジオさんにて
スイーツを。

当店のオリジナル濃厚羊羹を、出張用に改良し
珈琲のお供にしていただけるようにいたします。

種類は二種。


・オレンジピールとチョコレートのこしあん羊羹

・大納言とコンデンスミルクのしろあん羊羹

*いずれも敷地内飲食のみ、その日売り切れ次第終了です。


さらにこちら。





販売用として

新ブランド「Kurubushi」

のくるぶしクッキーを。

このくるぶしクッキーは
今まで食いしん坊の相方が、自分のおやつ用にこしらえていたもので
時々お世話になっている方々にお裾分けしていた程度のものだったのですが、
この度皆様に初お目見え。

こちらも種類は二種。

・スタンダード

・ウォルナッツ

プレーンタイプと胡桃の入ったタイプがございます。
全粒粉の香ばしさと、塩味、ほろっとしっとりほどける食感の
コロコロとしたくるぶしのようなクッキーとなっております。

なにぶんオーブンが家庭用ですので量が作れません。
毎回少量になってしまいますが
何卒ご了承ください。


実は去年バイクが壊れ
真木テキスタイルスタジオさん出張はずっと断念していたのですが
今回は常連客で過去にスタッフもお願いしたこともあるMさんが
搬入搬出と車を出して下さることとなり
晴れて出張が叶いました。
彼の仕事に空きが出来た時は時々お手伝いもしてくださるとのこと。
あり難い限りです。
苦難多々あれど、最後は人だな~・・・感謝!

とはいえ、基本自転車で山越え出張となりますので
山で行き倒れて辿りつけなかったらすいません。
誰か助けに来てください・・・。


長期出張となりますので
明日から約2週間ねじまき雲実店舗の営業はお休みとなりますので
お間違いなきよう。

毎日大変暑くなっておりますので皆様も行き倒れないよう
くれぐれも水分補給と暑さ対策を万全に
あきる野にお越し下さい。




 


橋のタモトを覗けば
闇の底、光の川をたゆたう魚の群れ。





見上げれば蝉響く空に
藤の若芽が雲を掴む糸のように
スルスルと腕を
伸ばしてゆく。

梅雨は何処へやら
空蝉の世にたゆたうは夏の香ばかり。


夏のような日々
ねじまき雲もいよいよサマータイムに突入いたします。
今年はエアコンも直りましたので
タイトな営業にはいたしません。

7月17日(月)海の日より

営業時間はそのままに

第一弾として、一部の方にはお待ちかねの

・レアチーズケーキの復活

・霜柱(少量のみしか仕込めぬためメニューにはございません。
    ご注文はお声かけください)

・水出し珈琲

が登場いたします。

7月は非常にお休みが多めですのでご注意ください。


7月14日(金)臨時休業いたします。
  23日(日)出張珈琲仕込み休業いたします。
  24日(月)青梅「noco」さんhttp://noco.wpblog.jp/
        出張珈琲いたします。詳細は後日。

  30日(日)出張珈琲仕込み休業いたします。
  31日(月)出張珈琲搬入のため休業いたします。


8月はロングバケーションをいただきます。

8月1日(火)~10日(木)は
あきる野市へ避暑いたしますため
通常営業は休業となります。

と申しますのも、一年数か月ぶりの
「真木テキスタイルスタジオ」さんhttp://www.itoito.jp/shop/shop.html
出張珈琲となるためでございます。詳細は後日。

8月11日(金)営業再開準備のため休業となります。


8月のサマータイムは、
特別メニューの追加や時間変更を考えておりますので
それはまた後日お知らせします。

というわけでございまして
これから当店は夏の二か月間、店舗営業日が非常に少なくなります。
お店に工事を要する箇所もあります関係で
更に休業が増える可能性もございます。


開いている日が貴重な夏となってしまいますが、
夏季限定を逃されませぬよう
何卒宜しくお願いいたします。

もはや秋が恋しいくらいですが、
どうか熱中症にはご注意を。






 
巡回ラリー展「加トラリー展」出張珈琲 in 「noco」http://noco.wpblog.jp/


7月24日(月)11:00~16:00


23(日)・24日(月)は出張と仕込みのため
ねじまき雲実店舗は休業となりますので
ご注意ください。


当店での開催を終え、青梅のカフェ&ベーカリー「noco」さんで
開催中の加トラリー展もいよいよ佳境。

明日24日(月)は出張珈琲をいたします。

特別メニューにて珈琲をご提供。

普段から珈琲を卸させていただいておりますので
nocoさんのパンとの相性は抜群でございます。

今回は卸させていただいておりますモカ中煎りを深煎りにして
ひと味違った夏の苦味の「加トラリーブレンド」を。
少量豆売りもご用意いたします。
ご自宅で美味しいパンと珈琲を。




今回は贅沢に当店お隣り「加藤けんぴ店」さんhttp://www.kato-kenpi.com/
ご一緒に出張けんぴ。

どうやら芋けんぴのほかにもツルッと夏に嬉しい一品をお考えのようですよ。

ソレに相性がいいように当店が特別にご用意いたしました
専用珈琲豆を先日加藤さんにお渡しいたしました。
加トラリーブレンドにもその専用豆が30%入っております。




nocoさんではカトラリーくくりを取っ払い
古道具「マルポー」さんhttps://ja-jp.facebook.com/furudougu.marupo/
什器はじめ様々な古道具が並んでおりますので
こころゆくまで広々空間でお買い物をお楽しみいただけますよ。
ここにきて、ひとつの場に加トラリーメンバー揃い踏みでございます。


明日も暑いようですので、くれぐれも暑さ対策をしつつ
青梅の山際に避暑にいらしてくださいね。

何卒宜しくお願いいたします。









「加トラリー展」in 加藤けんぴ店&ねじまき雲


お蔭さまでめでたく終了いたしました。
有難うございました。

皆様思い思いのカトラリーを選ばれて食卓のお供にしていただけたようですね。

さて、そんな中、やはり使い古されくすんだカトラリーを
果たして復活させられるのか?ご不安な面持ちで、
お気に入りを見つけてもお買い上げを躊躇なさる方々も
中にはいらっしゃいました。

ならばということで、私も残り物には福がある方式で
展示後にマルポーさんのカトラリーをいくつか購入させていただいたので

ビフォーアフターをご紹介させていただきましょう。
ご参考にまで。



ビフォー。

すごく味がありますね~。
ステンレスの表記もなく、他と腐食の色が違い黒くなっています。
鉄やもしくは銀の成分が入っているのかもしれません。
鉄ですとすぐ赤錆が沸きますのでちょっと違うのかもしれませんね。
このスプーン。
ずっと目をつけていたのですが、めでたく売れ残りました。
このままでも鑑賞するにはとてもカッコ良いように思います。




ビフォー。

裏にはよく見ると MATUYA と刻印があります。

相方曰く「きっと牛丼の松屋でカレーを食べるためのやつだよ」

・・・あ、そっちの松屋?たしかにこれでカレー食べたら旨いだろうな~と
思ってましたけど、私はてっきり銀座のほうかと。。。
まぁどっちもありですね。

さぁ、いい味なので勿体ない気もいたしますが、いよいよ磨いて参ります。




まずは細かな傷と腐食を取るために

今回は1500番の水研ぎヤスリと2000番くらいのプラヤスリを使います。
この段階であらかた綺麗にはなります。
手は真っ黒になりますので薄手の使い捨てゴム手袋なんかを
用意するといいかもしれませんね。




お次は、さぁ出ました!一家に一缶でお馴染みの
自転車レストアラーの強い味方。ピカールです。
石油系の匂いがクセになるたまらなさ。
換気して拭いていきましょう。

ピカールで磨けば、どんどん布が黒ずみ
磨いたそばから金属が光を放ち始めます。

これで十分といえば十分なのですが、




今回は仕上げに
ステンレス対応の白棒を使って
フェルトで磨いていきますよ。
これは電動ドリルが無いご家庭ですとちょっと難しいかもしれませんので
省いても構いません。
ご主人が自転車趣味だったり時計、貴金属趣味がおありですと
このセットを持っている可能性が高いので貸してもらいましょう。



アフター。

ここまでの作業時間約10分と、
今回は自転車部品ではないので短めで適当にやっつけましたが
このくらいまで輝きます。
反射して私が映っていますね。




アフター。

裏もこの通り。
完璧ではないまでも、先端や端の黒ずみは綺麗に取れました。




ビフォー。

こんなナイフも掘りあてましたよ。
古代壁画の人型のようなブランドロゴに見覚えがあるのですが
どこのか忘れてしまいました。

ノンステンスチールと表記がありますね。
これはステンレスと同様の意味です。
時代によってはこんな呼ばれ方をしているものもあるようですね。

一見スプーンより綺麗なのですが、
一部に赤錆が沸いて腐食が進んでいます。

ステンレスだから錆びないということはないのです。
じつはステンレスの表面には人間の目には見えない
透明な錆が沸いていて、それが被膜の役割を果たして
赤錆を防いでいるのです。と昔何かで読みました。

だから扱いが悪かったり、金属の含有比率で錆びやすかったりすると
ステンレスであろうと錆びます。

だいたいの作業は上と同様ですが、
最初に目の粗い800番のヤスリも投入し錆を削り落とし
錆落とし液で拭いて錆をやっつけます。
錆落とし材は大概錆を黒錆に変えて錆びにくくさせる効果を含んでいます。




アフター。

はい、ここまで綺麗になりました。
よく水洗いして、さらに洗剤で余分な液や金属粉を
十分に洗い流しましょう。
刃に乗った丸いのは水滴です。

乾かして水気をよく拭いて保管いたしましょう。


どうです?30分もあればこの通り、実用に耐えうるレベルまで
磨く事ができますよ。

ヤスリはものによっては一枚100円しませんし、
ピカールもこれ一本でカトラリー磨きなら一生もつくらい
入ってお安いです。

磨く作業は意外と珈琲を淹れるに近い心の平穏をもたらしますし
オススメです。


後半は青梅のベーカリーカフェ

「noco」さんhttp://noco.wpblog.jp/

7月15日(土)~30日(日)11:00~16:00

の日程で展示が再開されます。

7月24日(月)には当店と加藤けんぴ店さんの
出張もございます。

アナタも是非nocoさんで磨く楽しみを、ゲットだぜっ!!

*詳細はnocoさんのHPをご確認の上お出かけください。


では、良い一日を。






 


開催中の「加トラリー展」も残すところあと本日を入れて2日。

6/23(金)~7/5(水) 

*7/7(金)は準備搬出等により臨時休業となります。
追加臨時休業があるかもしれませんので
宜しくお願いいたします。


通常は水曜日は青梅営業ですが、
会期最終日の5日の水曜日は国分寺営業となります。


共同開催のお隣り、
「加藤けんぴ店」さんhttp://www.kato-kenpi.com/
涼やかにアジサイが泳いでいましたよ。
もう梅雨から夏真っ盛りへのカウントダウンは始まっているのですね。




加藤さんのところには
和ものを中心としたカトラリーの販売がございます。
お値段もお手頃でデザインも目をひく可愛らしさ。




目玉はなんといっても、イベントに合わせてお目見えした

「豆腐とさつま芋のアイス、芋けんぴ添え」

豆腐とさつま芋感が凝縮されていながら
のど越しは爽やかです。

芋けんぴをアイスにつけて頬張れば
甘い和が鼻を抜けていきます。




連日の暑さには、塩けんぴ。

三種の芋を使い分けた「しおトリオ」がオススメです。
和洋どちらのお皿にのせても、映えます。

ではでは、残すところ僅かではございますが、

加トラリー展をお楽しみください。

前半戦は終了となりますが、

後半戦は青梅のベーカリーカフェ「noco」さんhttp://noco.wpblog.jp/
和洋食器&什器など古道具の販売と、私と加藤さんのW出張もございますので
まだまだ「マルポー」さんの道具セレクトから目が離せませんね。

*nocoさんのパンペイザンのねじまき雲販売用は昨日で終了いたしました。
店内飲食のみでお楽しみください。


前ブログでお知らせいたしました残念な理由で
前半戦終了後は休業が多くなる予定でございます。
ご了承のほどお願いいたします。














開催中の「加トラリー展」も残すところあと3日です。

6/23(金)~7/5(水) 

*7/7(金)は準備搬出等により臨時休業となります。
追加臨時休業があるかもしれませんので
宜しくお願いいたします。


通常は水曜日は青梅営業ですが、
会期最終日の5日の水曜日は国分寺営業となります。

画像は今朝の朝ごはんです。
シンプルにパンペイザンとバターと珈琲。
お肉やチーズがあればもちろん美味しいのですが、
これくらいシンプルでも十分に朝ごはんが成立しまう
旨みの凝縮具合です。

「noco」さんhttp://noco.wpblog.jp/

期間中、天然酵母増し増しパン「パンペイザン」は¥300で
販売しております。


 
古道具「マルポー」さんが期間中追加納品にお越し下さり
いくつか品物も増えてございます。

こちらのイイ感じのヤレ具合の椅子は¥3000
座面が回転しますので作業もし易いですね。




これはいったい・・・。
銅の塊りで出来た頭像なのですが、
仏さまをモチーフにしているのでしょうか?
よく見ると名が彫ってありますので
作家ものですね。この他にも同様のものがいくつか追加納品となっております。

こちらは一体¥5000

なかなか見応えがある作品群ですよ。
ブログにアップしております画像は一眼レフで撮影しているのですが、
このイベントを機にInstagramをはじめてみました。

ちゃんとしたカメラではなくとも、手軽になかなかの精度の画像が
載せられるようになっていて今更ながら驚きです。

そちらにこの作品の仲間も載っております。
ねじまき雲公式インスタグラムhttps://www.instagram.com/nejimakigumo/
チェックしてみてくださいね。


さて、ここでひとつお知らせです。
お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、
国分寺のお店のトイレがここ一週間で謎の浸水をしております。
床材の下ですので、直接ご利用に問題はないのですが、
床を踏むと変な音がします。
会期が終わったタイミングで原因究明のため工事をせねばならない状況です。
さらに、青梅のお店の二階も一部漏水があり工事せねばなりません。

・・・毎年楽しい位災難続きで水が溜まってもお金の貯まる暇がありません。
このハイパー受難体質をどうにかしたいものです。

ご迷惑おかけいたしますが、という訳でございまして
この先、臨時休業が多めとなりますので
ご了承のほど宜しくお願いいたします。

休業情報はブログにてアップいたします。









 


開催中の「加トラリー展」二巡目に突入です。

6/23(金)~7/5(水) 

*7/7(金)は準備搬出等により臨時休業となります。


想い出のフォークに懐かしむ方
お持ちのスプーンの片割れに出逢われた方
お値打ちものを掘りあてた方

なんかがいらっしゃって
見ていて楽しい展示です。

さて、一週目は途中でパンが切れ、
ティラミスも最後は早めに売り切れました。
ご期待いただいてお越し下さいました方々には
申し訳ありませんでした。

ティラミスはその日の分が売り切れましたら終了ですので
お早めに。



さて、「noco」さんhttp://noco.wpblog.jp/

天然酵母増し増しパン「パンペイザン」¥300は
24日土曜日の納品になる予定ですので
納品次第物販と店内飲食を開始いたします。

オリーブオイルや、チーズ、生ハム、サラダなどを乗せた
プレートがメニューにございますが、
販売分を単品でお召し上がりにもなれます。

結構なボリュームですので、付け合わせ無しですと
全部食べきるのは厳しいかと思いますので
余った分はお持ち帰りいただければ大丈夫です。




では、皆様二週目も

和食器その他販売のあります
お隣り「加藤けんぴ店」さんhttp://www.kato-kenpi.com/
合わせてのご利用をお楽しみください。

加藤けんぴ店さんでは特別メニューとして
お豆腐を使った焼き芋アイスと塩けんぴセットもあるみたいですよ。
他にもイレギュラーメニューがあるようなので
詳しくは店頭で。












昨日から開催しております「加トラリー展」

6/23(金)~7/5(水) *6/28(水)29(木)休み

*7/7(金)は準備搬出等により臨時休業となります。


初日は皆さん楽しそうに悩みながらお好みのカトラリーを
掘りだされておりました。

見ているこちらも楽しくなりますね。

さて、このイベント期間中いくつか選りすぐりの特別メニューを
開発いたしました。

まずはこちら。




ねじまき雲特製ティラミス。

自家製カステラに特別焙煎しパンチと厚み、甘さと珈琲感のあるアロマを
引き立てたWIB-1深煎りの珈琲エキスと
珍しいパプアニューギニアのダークラムを染み込ませ
それを滑らかなチーズの間にじゅわっとサンドしております。

チーズはマスカルポーネをふんだんに使用し、
こちらにも洋酒を加え、バニラビーンズと卵も贅沢に入れ込み
ねっとり舌触り滑らかな仕上げになっております。

上層にはホイップクリームを乗せ、オリジナルココアパウダーを振り
更に当店のエスプレッソブレンドの極細挽の粉をトッピングしておりますので
香り豊かで大人な、これぞ珈琲屋ならではの
極上ティラミスとなりました。

数量限定のため無くなり次第終了です。

画像のお皿と象のスプーンは今回の売り物のカトラリーです。
マルポーさんのセレクトセンスが生きてますね。
象スプーン可愛いですね。¥200です。




そしてこちら!
散々ブログで宣伝しております昨夜搬入していただいた
BAKERY & CAFE「noco」さんのドキッ、天然酵母だらけの本気パン
「パンペイザン」を用いた

パン・プレート。

噛めば噛むほど酵母の旨みがほとばしるパンペイザン
柑橘系の香りのオリーブオイル
黒コショウを振ったサワークリーム
苦みのきいたルッコラのサラダ
オランダ産ゴーダチーズ
生ハムは旨みの凝縮したコッパとハモンセラーノの二種をチョイス

ちょっとしたオツマミにもなりますし
試作をしていたら意外とボリューム感が増してしまいましたので
食事としても十分成り立つ満足な一皿に。

珈琲やラテと合わせても良し。
赤ワインと合わせて夜ご飯としてもお洒落ですね。

ワインは通常メニューにもラインナップしておりますオーストリアの白。
それに私が個人的に好きな
コノスルのオーガニック赤ワインをご用意いたしました。

画像の大皿はマルポーさんセレクトの売り物です。
凄く素敵な平皿のやや古い年代のものですが
なんと¥800・・・どういう値付けなのか安過ぎて鼻血が出そうです。
実際にこちらを用いますので
お使いになったものを欲しいかたがいらっしゃいましたら
お声かけくださいませ。

本日もカトラリーは追加搬入がありますよ~。
細かくオーダーも出させていただいておりますので
イベント中は何度かマルポーさんの魅力的な追加搬入がある予定でございます。
新しい変化に毎日目が離せませんネ。












お伝えしておりました

「加トラリー展」

前半 6/23(金)~7/5(水) *6/28(水)29(木)休み

*7/7(金)は準備搬出等により臨時休業となります。


さきほど古道具「マルポー」さんhttps://ja-jp.facebook.com/furudougu.marupo/
の搬入が終わり、店内には時間をかけて集めて頂いた
魅力的な洋食器の数々が所狭しと並んでおります。


 
お宝を掘りだすのが楽しみですね。


 
ガラスものも少々あります。


 
パンカフェ「noco」さんhttp://noco.wpblog.jp/

天然酵母増し増しパン「パンペイザン」は
23日金曜日の18:00頃納品になる予定ですので
納品次第物販を開始いたします。

店内飲食用は24日土曜日からご提供の予定です。





当店は洋食器ですが、同時開催のお隣り
「加藤けんぴ店」さんにはhttp://www.kato-kenpi.com/
和食器が搬入されましたよ。

非常に柄物のチョイスが面白いのと、
お値段のお手頃過ぎなのには舌を巻いてしまいます。




こんな大皿都心で買ったらお高いのですが、ちょっとびっくり価格で
心配になってしまいます。
シンプルでいい肌合いのものもいくつか搬入されていましたので
早い者勝ちと言った感じでしょうねぇ。




域なセレクトとして、こんな企業もの手ぬぐいも。
こちらも珍品を探すのが楽しみですね。




そしてなんといってもこの照明の小粋なこと。
鳥が飛んでいますね。
売り物になっていましたが、加藤さんの店内にぴったりなので
店主に買われる前に買いましょう。

当店にも二点ほど照明器具の搬入がありますので探してみてください。

加藤けんぴ店さんでは、イベントに合わせて
いくつか特別なメニューのご提供があるようですので
彼のブログを確認してみてくださいね。

当店もラム酒をたっぷり使用した特製ティラミスを
ギリギリまでブラッシュアップして試作中です。
数量限定でのご提供となりますが
どうぞ梅雨の始まりをカトラリーとともにお楽しみください。










































 



前半 6/23(金)~7/5(水) *6/28(水)29(木)休み

*6/19(月)21(水)7/7(金)は準備搬出等により臨時休業となります。

4店合同イベント「加トラリー展」開催


なかなか目に留まるデザインのフォーク
あるいはティースプーンは見つからない。
必ずしも5個揃いである必要はないだろうと思う方も多いはず。

一点ものがいいのだ。

現代において、昭和の少しやぼったく感じるデザインや、無駄な装飾も
かえって斬新だ。
錆のでているもの、くすみのあるものを磨いてピカピカにする楽しみも
カトラリーサイズなら手軽にできる。

器ならちょっとした傷やカスレは使い込まれた味ととることもできる。

いずれにせよ「他人の使った食器なんて」と気持ち悪がる人や
そんなものをお客に使うのは失礼と思う者、
なんでも新品がいいという方にユーズドカトラリーは向かない。

でもここはひとつ、そういう方々も「飾ってみる」という視点で
グッとくるようなお宝探しを楽しんでみてはいかがだろうか?
口に触れるもの以外にオボンなんてアイテムもある。


毎年なんらかの展示でお世話になっている
古道具「マルポー」さんにhttps://ja-jp.facebook.com/furudougu.marupo/
彼のユーモアあふれるセンスで収集していただいた
カトラリーの数々を放出いたします。

「ねじまき雲」は洋食器を。

同時開催の
お隣「加藤けんぴ店」さんはhttp://www.kato-kenpi.com/和食器を。

そして加トラリーならではの巡回ラリーとして7月中旬には

青梅にあるパンカフェ「noco」さんでhttp://noco.wpblog.jp/
総集編として和洋食器、什器などふくめた展示販売を行います。


各店その時だけの特別な飲食メニューや催しを考えておりますので
各々のHPにて詳細をご確認のうえ
楽しみにいらしてくださいね。

ねじまき雲では会期中「noco」さんの「パンペイザン」を販売いたします。

パンペイザンは田舎風農夫のパンという意味があるそうです。

フランスの稲穂の見える窓辺で
いかにも農夫が昼夜問わず食べてそうなパンです。
ごつっと無骨で、噛めば酵母の旨みがじっくりしみ出します。

朝は少し苦めの珈琲と薄くバターをひいたパンペイザンとサラダ。
昼は畑仕事の合間に、パンペイザンのサンドイッチと紅茶を。
夜はハムとチーズとパンペイザンとワイン。ビールも合うだろうな~。

加えてnocoさんのパンペイザンは香り立つ特別仕立て。
なんと全材料の半数以上が天然酵母!
ずっしりしたパンの中に生命の力が満ち充ちています。

お腹が減ってきました。


*加トラリー展のDMのロゴ。
nocoさんのご提案で、加トラリーだけに
加藤さんの芋けんぴを組み合わせて作りました。
情報の文字も実は芋けんぴ色なんですよ。芸が細かい。
nocoさんのご主人に総合構成をしていただいたので
分かりやすいDMに仕上がりました。

背景のカトラリーイラストは加藤さん作。
じつはロゴデザインなんかもできてしまう加藤さんは
もともとデザインの専門学校ご出身。
才能豊かですな~。

写真は私が撮らせていただきました。
写っている器の幾つかはもちろんマルポーさんからのご提供。
ほとんど実際に販売のあるものですよ。
nocoさんの写真の、珈琲の入った瑠璃色の器なんて相当素敵です。

皆のアイデアを持ち寄ったDM。

三人寄れば文殊の知恵と言いますが、
4店集えば楽しい化学変化が得られそうです。

群れるだけだと埋もれたり霧散してしまう知恵や力もあるでしょう。
個でありながら、関わりあえる間柄というものを大事にしたいものです。











中央線が好きだ。

20代前半から中央線には縁がある。
以来ずっとこの沿線や延長線上で暮らしてきた。

オレンジ色なのも良い。

なんといっても独特な喫茶店やカフェ、珈琲店が多いのも魅力だ。


若い頃は吉祥寺の地下にある喫茶店に恐る恐る入って
名物のカレーとオールドコーヒーに舌鼓をうったり
夜の国分寺の、バーみたいな喫茶店で
カレーとバナナジュースを楽しみながらデートしたりしたものだ。
新宿の喫茶店ではハイチコーヒーとカレーで身内だけの結婚披露宴を開いた。


・・・カレー・・・ばっかりだな。
よくカレー屋にならなかったものだ。


高円寺で古着を買いがてら、はじめて訪れた珈琲店で
「弟子にならないか?」といきなり言われて戸惑った思い出や
小金井のロースターで深煎りの美味しさに目覚めたり、
吉祥寺の今は無き名店で焙煎に嵌る一つの大きな体験をしたり。
相方は新宿のバールで働いていた過去もある。

もちろん私たちの中の珈琲感も、この中央線が育んでくれたのだ。

まさかそんな私たちが、否、私たちだからこそ
中央線沿いで、珈琲を生業にいま生きている。


「中央線が好きだ。vol.13」

というフリーペーパーに載せていただきました。
JR中央線各駅に設置されています。

誠に光栄なことに当店が表紙です。

是非手に取って、あの街のあの喫茶、この街のこの珈琲店へと
足をお運びください。


走りだせ 中央線

夜を越え 

僕を乗せて



*編集M様、編集部の皆様、ご提案、細かいお心遣い有難うございます。











前回ブログからの続き。

久々野の遺跡を後にした我々は、高山市街地に向け
国道41号線をひた走る。

右手側には翡翠のように綺麗な川が流れている。

最初の1kは緩やかな登りが続き地味にきついが
あとは平坦な道が続く。高山までは十数kmの道程だ。

ここから先は写真を撮る余裕はほぼ無くなるので
久々に、僭越ながら私のイラストでご説明しよう。


 
14時頃であろうか。
まだこの頃は平静を保っている。

難なく高山市街地に到着。
急に人が増えるが、歩いている人の7割がたは海外の観光客であろう。





お団子を大変楽しみにしていたようで、お目当ての団子を食しご満悦である。
我々が買うと、ワラワラと人が集まり買い始める。
集団の不安や好奇心。人心とは斯様なものである。

この旅の大きな目的のひとつはこの高山市街地に住まう
ある御仁にお会いすること。

その人物とは、前回出張珈琲で高山に来た際お世話になった
卸し先の「SOY」さんがご紹介くださった
縄文ハートな高山人
Sさん。
蜂蜜を珈琲に使いたくて日本ミツバチの蜜を集めているSさんのもとを
SOYのご主人にお連れいただき訪ねたのが始まりである。

その時はテンガロンハットを被って
チェアに深々と身体を沈めて足を伸ばし、くつろいでおいでだった。

「Sさん、こんにちは~。東京から有名な珈琲屋さんが来てるんだけど
ちょっと、蜂蜜分けて欲しいなぁ~って。今あるかな?」

「いやっ、有名じゃないですけど、マニアックなことで有名なだけです」
と恐縮する私。

「・・・・」

一呼吸おいて、おもむろに席から腰をあげると
無言でゆったりと入口に近づいてくる。

映画か漫画でしか見たことの無い登場シーンである。

頭の中に昔見た映画「クロコダイルダンディー」が蘇る。

『ダ、ダンディー・・・』

我々を一瞥すると、ニヤリと不敵な笑みを浮かべ

「蜂蜜なぁ?まぁ、ええけども、ふぅん・・・東京の。
アンタ有名なん?まぁええわ、ちょっと、時間ある?」

と特徴的な巻き舌で言うと隣りの家に消えて行った。
お顔は痩せたチャールズ・ブロンソン似である。



『う~ん、マンダム!』

数分するとSさんは黒板とタッパーに入った
蜂蜜たっぷりの蜂の巣を持って出てきた。

ここからSさんのミツバチ講義が理容室の店先で30分ほど催されるのである
(Sさんは理容室も経営しているのだが、営業しているようには到底見えない)。

事前にSOYさんから

「慎吾さん、絶対にSさんにお若いですね~とかお幾つですか?
とか言わないでくださいね(必ず言ってください)。」

とニコヤカに念を押されていたので
ミツバチ講義の途中で蜂蜜をペロペロしながら、
強調されたSさんの二の腕の筋肉に話題をそらし

「すごい筋肉ですけどお幾つなんですか?」とお聞きすると

満面の笑みのSさん
待ってましたと「筋肉お触りタイム」に突入する。
胸板もゴツゴツで、アラウンドセブンティーとは到底思えない。
SOYさんからお聞きしていた、Sさんはいきなり前のめりに倒れて
床で腕立て伏せをしながらピョンピョン飛び跳ねるというのも頷ける。

そこから更に理容室の中のミラクル造形物ワールドの案内に入り
何故か缶コーヒーを奢っていただきビデオ鑑賞会へ
(Sさんは昔TVに何度も出ている。しかし立て看板コレクターとして・・・
実は日本屈指の立て看板コレクターなのだ。
立て看板は縄文で言うところの土偶の現代版のようなものであろう)。
氏曰く。

「あんたも有名かもしらんけど、俺も有名」ニヤリ。

最後はお店の中のジュークボックスから「いい日旅立ち」が流れ
握手で再会を約束しお別れした。

終始Sさんのペースに完璧なまでに嵌り数時間、結果、蜂蜜は買えなかった・・・
(勿体な過ぎてアレンジコーヒーに使えるものでもないからいいのだけど)。

実はSさんはハンターでもあり、熊肉もお分け頂いた。
主に単独猟で犬を使うらしい。リアル平成縄文人である。

衝撃の出逢いから一年。

缶コーヒーと蜂蜜を舐めさせていただいた御礼に
今度は当店の水出し珈琲と豆を届けにやって来た。

「こんにちは~!」

「おぉ!その親しみある大きな体、見覚えあるで」

Sさんは外で何か作業中であった。
SOYさんから私たちがこの日訪ねることは聞き及んでいるので
待ってくれていたはずだ。
SOYさんもSさんも、有難い限りである。

私たちをピッと指さすSさん。

「あんた達、30分くらい時間ある?ええ?」

「えっ?・・・ええ、おじさんに会いに来たんで。
あとはSOYさん行くだけですから」

「おぅ、なら行こうか。車乗って」

まったく予期せぬ展開である。

「別宅がなぁ近くにあんのよ。そこ行くから」

我々は巻き舌に言われるがまま、自転車を置いてSさんの車に乗り込む。

ここから先を文章にすると、ちょっとした小説のようになってしまうので
割愛する。

要約すると、着いた先は氏が再生中の古民家がある山間の集落。
古材と無垢材を用いた伝統工法による再生を行っていた。
広大な土地には川も流れており、尺岩魚が釣れるそうだ。
ノビルなどの野草も生え、ブルーベリーなども自然農法で育てつつ
日本ミツバチの箱を設置している。
相方はアサツキを掘らせていただいた。
もちろん蜂蜜ペロペロと「筋肉お触りタイム」も体験。
ご近所で親子熊が獲れた時の解体写真も見せていただいた。
氏が狩ったものではないが、氏曰く

「オレな、解体も上手いから呼ばれるんよ」ニヤリ。

だそうである。

いろいろと衝撃の数時間であったが、
観光地では味わえないリアルな生き様がそこにはあった。
きっとSさんは何があっても何処でも生きていけるだろう。
それくらいの枯れぬ発想力と体力、精神力を兼ね備えている。

人の目を気にすることなく面白いことだけをして、
人の目を喜ばせることも忘れないエンターテイナーの側面を持ち合わせている。
むしろSさんは人の喜びを糧にしているのだろう。

現代日本人が学ぶべき、尊い日本の暮らしや体験が
こことSさんにはまだまだ沢山詰まっているように思える。

非常に濃密な時間を過ごした我々は
Sさんのお店に戻り、珈琲をお渡しした後
お決まりのジュークボックスから流れる
「上を向いて歩こう」でお別れしお店を後にした。
有難うSさん。上を向いて歩きます。

今回も。蜂蜜は買えなかった・・・。

しかし、、、その頃には陽も傾きかけ、大幅に時間をロスしていることに
いやがおうにも我々は気づかざるを得ないのであった。




(つづく)








 


前回ブログに引き続き、輪行日記である。

なかなかに暑かったので、相方が用意したポカリスエットが身体を潤してくれる。
パナソニック・レマイヨWのボトルケージは
自作の革フレームカバーに装着してあるので
ケージ取りつけ穴の無い自転車には便利だ。

二台並ぶと、同じ20インチなはずなのに
レマイヨWのほうがタイヤが大きく見えるなぁ。なんでだろ?
企画が違うのかしら?


作業着姿のおっさんジモティー以外まったくヒトケが無い
高山は久々野に降り立った我々は目的地へ向かった。

駅からほど近くはあるものの、いきなりの急斜面。
その急斜面を登った先に


 
「堂之上(どうのそら)遺跡」はある。

縄文時代前期~中期に存在した、43軒あったという集落跡が
整備再現されている。
ここの飛騨縄文人は栗やクルミ、はしばみなどの堅果類を食べていたようで
それらに近い木々が植樹されている。
縄文人も選定による木々の整備、植樹をしていたとされるので
食料とともに良質の堅い飛騨材が手に入ったことだろう。

標高約680mの陽のあたる丘陵の台地になっており、
駅近くには壮麗な飛騨川があるので、
生活に必要な水、魚などの食料の確保には最適。
天然の要塞としても十分機能しそうであるし
5000年ほど前もさぞかし住みよかっただろうことが地形からもうかがえる。

出土品は園に併設された

「久々野歴史民俗資料館」に展示されている。

それにしても、飛騨高山まで来て
観光地のメッカ高山市街地や「君の名は。」聖地に向かわず
手前の駅に降りて、人っこ1人いない遺跡に来るとは・・・。
全然前世過ぎるゼ。
つくづく世の常の逆を走るのが我々である。

閉館日かと疑うほど誰もおらず館の明かりも消えている。
草刈りをしているオジサンに話しかけてみると
どうやらやっているということで、明かりとアナウンスを付けてくださった。
職員というよりはボランティアの管理人といった感じなのだろうか。




手焙型。珈琲屋としてはそそられる名前である。

小型で、形・装飾ともに美しく独特である。




釣手型土器。
灯りか、香を入れてもよいような江戸的造形である。
私ならシュッとした野草を活けてみたくなる。




これも




これも。

こちらの所蔵品には台付というか、高台部分が高く強調されている土器が
やたらと多い。しかも一見模造品かと見まがうくらい
割れの無い完品状態のものが多数存在している。




これなんかは、まるで聖杯のようである。
模様も日本というより他文明を感じさせる斬新さだ。

この遺跡中央広場には立石跡など祭祀遺構があるので
祭礼が多く執り行われ、特殊な儀礼のために用いられた祭器なのか
あるは飛騨縄文人は単なる酒好きか・・・。
いや、もしくは手焙土器で煎った珈琲を飲んでいたカップという線も
捨てがたい。


 
この遺跡にもやはりあったか、男性のシンボルを模した石棒。
この一番大きなやつは、写実性のなかにも意匠を凝らした名品である。

大いなる力を得るため、その形状にあやかったとかどうとか。
それか縄文人は単なるエロなのか。
いや、これを鑑賞しつつ珈琲を飲んでいた可能性も・・・。



何より、この資料館で特筆すべきはこちらだろう。

出ました、女陰石!!!

いやもうこれは、飛騨縄文人絶対エロいでしょっ!!!!

男性器を模ったものは数あれど、このように女性器を模したものは全国でも
こちらでしか出土していない超貴重品だそうだ。

エロいかどうかはさておき、土偶の多くが女性の裸体を模していることや
土器の装飾などにも出産シーンを取り込んだものがあることを考えれば
コミュニティーの中心が女性である縄文文明において
生命の暁を司るこのような石が無かったことのほうが
むしろ不思議なくらいだ。

パッと見こじつけのように思えないでも無い形状ではあるのだが、
古代にロマンを馳せるには、女陰石に見えたほうが素敵なので
そういうことにしておこう。

いずれにせよ繁栄を祈る呪術的要素がこの縄文遺跡には多い気がする。




・・・なにこれ、オーパーツ?
一体何用?しかも横のは、クルミ??




いや、いいんだけどね、クルミ押しし過ぎでしょ!
でもこの見本アートは凄い。むしろ欲しいくらいだ。




ここまでくると、突っ込まざるをえない。

熊って!!なにその壺ッ!!
しかもチェンソーアート。歴史民俗関係ないからね。
ってか、これ作ったの誰!!?(奥には熊の剥製もありました)

なんだか石棒からの流れでこの混沌のシチュエーション。
昔のミステリードラマ「ト〇ック」を彷彿とさせる。




チェーンソーアートの横には付近の山岳模型が。
うわぁ~この山の名は、登るに高すぎるっ!

アナウンスが一巡した後、スピーカーからはJ-POPの軽快な女性ボーカルが
館内に響いている。

このユルさ、たまりません。


なかなか他所では見られぬ特殊なラインナップで、見応え十分であった。
東西の縄文人と交流、融合しながらも独自の縄文文明を築きあげた
飛騨縄文文化、じつに興味深い。

一説には高天原はこの高山あたりだったという話しもあるようなのだが、
これだけの独自性と神がかりな祭器などなどを目の当たりにすると
そのへんからひょっこり天照大神が出て来ても、おかしくはない。
期せずしてこの日の私のTシャツの背に
日本武尊と書かれていたのも、
神のみぞ知るである。

我々は草刈りオジサンに御礼を言って、古代飛騨国を後にした。





(つづく)







前回ブログに引き続き、輪行日記である。

自転車を輪行袋に入れ終え、一路目的地に向かうため
中央線に乗り込み東京駅を目指す。

前回ブログで登場した100円ショップのゴムバンドは
車内でも大活躍。手すりに荷物をくくれば振動で荷崩れせず安心である。




駅構内の移動に関しては、事前に相方がリサーチ済である。
どこにエレベーターがあり、どこで電車を降りれば
最短で最適に荷物が運べて次の車内に置けるか
完璧に下調べがしてある。これは輪行旅において結構重要だ。
頼もしい限りである。


 
「こだま」である。遅いが乗客数が少なく邪魔になりにくい。




新幹線の一番後ろの席には壁との隙間があるので、このように自転車が収まる。
小径車とはいえ、やはり邪魔は邪魔なので、
周囲の方々には声かけをするなど気を配るエチケットが必要になってくる。




名古屋で「ワイドビューひだ」という列車に乗り換える。
小綺麗なわりになんだかトラックみたいな音がするのが可笑しい。
気になって調べてみると気動車というディーゼル車両らしい。
「気動車」という響きに相方の目が俄然キラキラし始める。

その名の通り窓が大きく沿線の眺望を楽しむことができるのが
ワイドビューひだの特長だ。
なんと観光案内のアナウンス付きである。

そして相方のテンションが更に上がりはじめ
飛び去る景色の中、何故か農作業中の農家さんたちを激写し、はしゃぎまくる。




あとでデータを消すのが大変であった。

そうこうしているうちに



 
とうちゃ~くっ。

山あいをディーゼル列車で登りつつお昼頃に降り立ったのは、
岐阜県は高山市、久々野である。





さっそく組み立て




完了。手慣れたものだ。


 
私も負けじと、組み立て。
ステムの先に新たに取りつけたシートクランプ用のクイックリリースで
ハンドルの解放もできるようにしたので、
正位置に戻す。

さあ、ようやくツーリングの開始である。




(つづく)






 



4月某日  JR国分寺駅 AM4:30



ピーン・・・コ~ン・・・

あまり干渉するもののない改札口に、駅の音が響く。
この音が、目が見えづらい方に「駅」を知らせる音と知ったのは
数年前のことだ。

まだ朝の冷え込み厳しい青白い駅に我々はいた。

2015年に書いたブログ記事と同じような書き出しである。


そう、その記事は後にこう続いている。

「過去、年に一回あるかなしかで、我々は旅に出ていた。
珈琲を巡る旅である。
そしてそれは、ほぼ全敗であった。
雷。スズメバチ。風呂崩壊。嵐。上がるタクシーメーター。
臨時休業。迷子。
我々の旅にはいつもアクシデントがつきものであった。

いくつか理由はある。

天然な相方の旅行計画による
うっかりミス。

我々の運の無さ」

そして車の運転の出来ない我々が辿りついた結論が

自転車を公共機関に持ち込む「輪行」であった。

であったはずなのだが、だからといって
運の無さとミスが無くなるわけではないということを
今回の旅で我々は思い知ることになるのである・・・。


 
2015年以降、相方の足として大活躍の

「ダホン・ボードウォークD7」

車体がクロモリなので重いことを除けば非常に走りやすい。

新たな改良点として、
眠っていた「AKI小型フロントキャリア」を取りつけた。

アルミで軽くコンパクトなので小径車にも合う。
背負ったリュックで背中が暑くならないように
走る時は前にリュックをくくりつける。

フレームについているのは仏・米式バルブ対応の小型ポンプである。

英式バルブ用ねじ込み式アダプターなるものを見つけたので
これで、英式(ママチャリはだいたいこの方式)のダホンのタイヤにも
空気が入る。






そして、荷物の場所をとる輪行袋「ちび輪」を
相方は自分でシートポストにくくりつける作戦にでたのだが、
安定しないというので100円ショップのマジックテープゴムバンドで
補強したところ、グラつかなくなってレトロな統一感も増したようだ。

ボードウォークの改良点はこんなもので終わりである。
それくらい元々の組成が良いので、
残念なほど無駄にいじるところがないのである。

さて、ここでお気づきだろうか。
私の自転車が大きな自転車ではないことに。

そう、ついに小径車デビューである!!

過去の経験から、キャリア付きツーリングタイプ自転車輪行の
かさばり感、重量感、組み立てとバラしの遅さが
どうしてもネックになっていたのだが
そんな時ジャンクな汚小径車に出逢ってしまった。

パナソニックのスチールフレームのようで、ダホンより幾分重い。

油が固着し全体に黄ばみが酷く、ディレイラーも腐って
チェーンガードも曲がってはいたが、錆は思ったほどでもない。
レストア経験があるので
佇まいが美しく要レストアというのは反って食指をそそる。

シートチューブ下にB-PCW38と品番シールが貼られている。

「panasonic LES MAILLOTS W(レ マイヨW)」
という車種らしい。

最初、電化製品の会社の自転車かぁ~悩むなぁ、とも思ったのだが
モノの本によると、そもそも創業者、松下幸之助は幼少の頃
自転車屋に丁稚奉公していたそうで、商売は自転車から学んだと言っても
過言ではないようなのだ。

その後も松下電気器具製作所時代に自転車用砲弾型ランプを考案。
パナソニックでは今も自転車事業に情熱を燃やし国内屈指の職人が
自転車部門で汗を流し、パナソニックのクロモリフレームには
パナモリという愛称まで付いている。

う~む、気づかなかったが改めて身の回りを見てみると
意図せず、食洗器も髭剃りも携帯電話もパナソニックであった・・・。
恐るべしパナソニックの浸透力。


 
困ったのはスタンドである。
旅先での輪行では、なにかとスタンドがあったほうが便利である。

ダホンはフレームになんなくセンタースタンドが付くのだが
このパナソニックの折り畳みは、フレーム形状が特殊な上
センタースタンド金具でフレームを挟むことが出来ない。
検討した結果「NUVO センタースタンド」となった。
作りは正直良いとは言えないが、長さも変えられるし加重さえかけなければ
充分用が足りる。


 
ペダルは三ヶ島の脱着式「プロムナードEzy(イージー)」

単純に軸をクランク側に押し込むと外れる構造ゆえ、
脱落防止にストッパーが必要となる。


 
ストッパーが欠如していたので、
水道パーツ用のゴムパッキンで代用した。
今のところ十分役割は果たしているし、走行中無くなってしまうこともない。
万が一無くしてもホームセンターですぐ手に入るので楽である。

ストッパーが煩わしく、すぐ無くなる事でイージーは不評なようだ。
軸内部に脱落防止機構が内蔵されている
後発のEzy Superior(イージースーペリア)は確かに便利ではあるが
軸を捻じり接点を合わせて脱着するため、暗いところでは外し難く
手も汚れやすい(通勤車にはEzy Superiorラムダが付いている)。

コストパフォーマンスと外し易さを考えると、決してEzyも悪くない。


 
外したペダルとストッパーはこれまた100円ショップで買ったポーチに入れて
リアキャリアにカチッと留めておけば輪行時便利である。

リアキャリアは眠っていた「DELTA アルミリアキャリア 700c用」
なのだが、意外とすんなり20インチ小径車に付いた上、上面も平行である。




この小径車は折り畳み機構が特殊で、画像の棒を外して
車体手前に持ってこないと




このように完全にはロックが外れない二重安全仕様になっている。
流石日本製といったところだが、非常に面倒くさい。




クイックリリースを緩めシートポストを下げ(リアライトはKnogのフロント用を
タミヤのクリアレッドで塗装してリア用とした)、




分割ステムのクイックも緩め、ドロップハンドルを90度回転させ




折り畳む。




そして、ここでも大活躍の100円ショップの荷物留めバンド。
車体が離れないようにトップチューブとシートチューブをカチッと結合。




あとは、輪行袋に入れて




出来上がり。

相方はもう慣れたもので、ものの数分でパッキングを終えたが、
パナソニックも、ダホンとそう変わらぬ短時間での輪行が可能となった。
画像ではステムが折りたためずドロップハンドルな分
パナソニックの方がいびつに大きいが、
ドロップハンドルを車体から外したほうが担ぎ易いことに気づき
帰りはもっとコンパクトになった。





(つづく)






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