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COFFEE & GALLERY SALON " you " COFFEE ROASTER " in " 自家焙煎珈琲店 国分寺(陽)&青梅(陰) Since 2006
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「マザーウォーター」という映画がある。

マザーウォーターとはウイスキーの仕込み水のことであり、
水の存在を日常に息づかせる京都を舞台にした映画だ。


ウイスキーバー、喫茶店、豆腐屋、銭湯、そこに交差する人々を
淡々と、しかし温かい視点で綴った物語である。

飲食業を営む人なら一度は見て損は無い。

それくらいスッとして穏やかな線の通った映画だ。

ここに昔ながらのお豆腐屋さんとして登場する役者に市川実日子さんがいる。


映画「めがね」などでも
繋がりを繋ぐような凛として存在感のある演技が魅力的で
どことなく現代的な空気をまとっている。
どっしりと、でもはっきりとしないものへふわりと問題を投げかける媒介のような
役どころが観る側の視点と重なるものがある、いい意味で親近感のある役者さんだ。


そんな好きな女優さんでもある市川さんが雑誌「エココロ」の
連載企画、「珈琲時間」のページの取材で
「ねじまき雲」にお越しくださいました。

暑さも手伝い、ド緊張で脇汗出まくりましたが、
スタッフの皆様のよどみ無いプロの動きや
編集さんの進行の組み立て、
市川さんのもつ屈託のない晴れ晴れと、それでいて凛としたオーラが、
場の空気をほぐし、まるで映画の一幕のように
流れるような仕事やお話しを引き出してくださったように思います。

さて、7月20日絶賛発売中「エココロ」(CAMPING LIFE 軽やかな生活)

は今号からリニューアルされ一回り小さくしかし内容が濃く、
暮らしのエッセンスが水のように溢れ出すほど詰まった内容です。
編集の方々の意気込みの伝わる、シンプルな表紙も好感がもてます。
このようなステキの一言で言い表せない誌上に取り上げていただけるのは
光栄の極みです。

「珈琲時間」の項では、毎回、珈琲に特別な想いを抱く市川さんが珈琲のプロをめぐり
焙煎や、豆、抽出などを通して珈琲を学び、体験していくという内容。
当店では色々なドリッパーや抽出法の違いによる楽しみ方を味わっていただきました。

市川さんご本人は、役どころよりも、様々なことに興味深々で、笑いの絶えない少年のような快活さと、
ズバ抜けた鋭い感覚感性の持ち主で、感覚的に珈琲を淹れている私には
とてもお話しし易い方でした。

いずれにせよ、はっきりとしないどっしりとしたものを解きほぐし、繋げる特殊な能力や
オーラのようなものを感じずにはいられないひと時でした。

はやくも次の号の珈琲時間が楽しみな内容です。


他のページも、

澄んだ水のように日常を仕込んで

深みを増していけるような


そんな味わい深い内容です。


ココロニ ミズヲ 。



是非お買い求めくださいネ。



PR
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やさいよろこぶ


からだよろこぶ





さて、告知いたしましたる

明日7・18(水)夜20:00~24:00くらいまで LO23:30

「ネジ・テンポ・ボーラ」


青梅の「イル・テンポ・ボーラ」さんに出張していただき

・旬の野菜のピザ


・モツァレラと桃のコンポートのデザートピザ

の2種類を、珈琲とともにお食べいただくことができます。



価格はフルサイズで1000円。ハーフサイズなどのご用意もありますが、
そんじょそこらのピザと違い、スッと身体に溶け込むように
女性でもペロリと入るので、お腹に余裕のあるかたは
是非フルサイズでいかがでしょう?


すべてが手作りのため少しだけお時間がかかります。

お席が青梅は8席しかございませんので混雑の場合は
立食になるかもしれませんが、
譲り合ってお願いいたします。

お持ち帰りはございませんのでご了承ください。



短時間のため、売り切れ御免。
お早めに~。









皮まで柔らかくジューシーな茄子。

ホクホクの歯ごたえのズッキーニの青い夏の味。

しゃきっと甘いたまねぎの密かな辛み。

お豆腐のチーズのような深みと大豆の嫌味のない爽やかさ。

天然酵母のパリッとした小気味良い生地。



先日ひさびさに食べたピザは確信にも似た感覚で、
季節の野菜を美味しく食べる喜びを教えてくれました。


この方のお店に行くと、時々
外のイスに青々としたブロッコリーやら
子供の腕ほどもある泥つきネギにうずもれてお茶をする店主に出会います。
緑にうもれる食材の王のように見える彼女は
「いま行って採ってきたのよ。」と、いかにその農家が真摯に野菜を育てているかを
語ってくれるのです。
旨いものの作り手すべてが、彼女と見えないパイプでつながっているかのように
ここには、忘れさられた本来の新鮮さをもったモノたちが吸い寄せられてくるのだなぁと
驚いてしまいます。

どうりで旨いはずです。



さて、そんなわけで、かねてからお世話になっている
「イル テンポ ボーラ」さんhttp://www.il-tempo.jp/index.phpに、是非にと御願いすると、

今週の水曜日7月18日に「ねじまき雲」(陰)に出張してもらえることとなりました。


なので今週の昼の部は16時をラストオーダーとし17時までとし、
20時ころから、夜の部でデザートピザと旬の野菜のピザの二種で
ピザと珈琲が楽しめるようにいたします。

昼の部は短くなりますが、
ご予約予定の方はなにとぞご了承のほど宜しく御願いいたします。


*夜の部は予約なしで誰でもお入りいただけます。



詳細はまた近日。



oz




7月12日発売「オズマガジン」湘南大特集


いえ、・・・当店湘南に移店したわけではございませんが(笑)、

後半のNEWSページに

移店後雑誌初掲載いただきました!


オズマガジンさまには、これまでも何かとお世話になり

休業中もワークショップを取り上げていただいたりと、

有難い限りです。



なによりいつも感心するのは


取材依頼の丁寧さです。



どなたも密にご連絡くださったり、


ネットで気軽に店舗情報が手に入り
電話ひとつで取材依頼できる時代になっても

事前に実際一度、珈琲を味わいにお越しになってから
お名刺をくださったりと、

カワイイ雑誌のわりに、骨太で、
前段階から真摯で礼節を重んじる誌面作りには
頭の下がる思いです。


だからこそきっと、
たった9人なれど精鋭で作る「オズマガジン」は、
全国で愛読され25年も続いてきたのでしょうねぇ。


どんな時代になっても、
人に、物に、日々に、寄り添うものが、愛され続ける秘訣なのかも、しれませんね。






たいへん急で申し訳ありませんが


7月9日(月)は所用につき、臨時休業とさせていただきます。

7月10日(火)は、エスプレッソ担当が不在となりますので、
ドリップメニューのみのご提供となります。



よろしく御願いいたします。








あつい夏

あつい想い出

そして、冷たい珈琲




もう、毎日なついですねぇ~。

さて、今年の夏も、トコロブレンドサマーな季節がやってまいりました。

三軒茶屋のはずれにあるけど、あたりのカフェと言えばで有名な

「トコロカフェ」さんhttp://www.tocoro-cafe.com/nikki.htmlとの共同企画、四季の珈琲豆トコロブレンドも
春バージョンが終わり、いよいよ七夕な今日から夏バージョン。

去年と同じ、マンデリンを使った少しクセのある
飲みごたえが、アイスコーヒーやミルクとの相性ピッタリな一品です。

今年の春バージョンで使用したコロンビアを引き継ぎ
焙煎方法と焙煎度合いを変えて少し深煎りにしてあります。
逆に去年よりマンデリンは飲み易く焙煎度合いを解らない程度少し下げてありますので
去年より飲み易く、ホットでも充分楽しめるマイルド感を残しました。


「トコロカフェ」さん店頭売りのみでの販売ですので、
詳しくは上記アドレスをクリック!
詳細をご確認くださいね~。




七夕に~ うまい 棚ボタ ないかしら~



        こおり うたかた トコロブレンド~





   





仕事を終え、国分寺の駅のホームで


深夜の電車を待つとき、


向かいのホームの人間模様が目にとまります。



遊び帰りの女の子。
数十年同じように本に目を落とす中年。
酔いつぶれて電車を逃すサラリーマン。

あるいは、仕込みを終えてメールを打つラーメン屋も、いるかもしれません。


そうして皆、一日の疲れを引きずり、家路につくのです。


それを見つめる珈琲屋も。。。



そしてこんなことを思うのです。


水曜日の夜の部は、
疲れた身体を引きずったまま、家に直行せず
わざわざ「ねじまき雲」まで来てくれている方もいるのだなぁ、と思います。


そう、水曜日の夜の部は夜更けに幕を開けるのです。

そのわりに、珈琲以外たいしたメニューもなく、
そんなに疲れを癒す食べ物もありません。


なので、青梅の夜の部は、デザート類の持ち込みを
OKにしようと思うのです。
珈琲に合わせるお好きなお菓子を、どうぞ御もちよりください。


また、月に一度くらいは、夜のお供に小腹を満たせるよう
ある方に出張していただけるよう交渉もいたしております。


なんせ2時間しかない青梅(陰)夜の部。


わずかな今日と明日への架け橋に、

楽しい一日を締めくくる珈琲タイムで


あってほしいと、



思うのです。












今年もまた、

庭にいくつもの紫陽花が花をつけ

雨露をいっぱいに受けて、紗のかかったような梅雨空に、

緑や、紫や、赤や、青の水の器を

一身に

たたえているのです。



そんな紫陽花の咲き誇る6年前の先月6月に


「ねじまき雲」は咲きしました。


もうおかげさまで、7年目となりました。



紫陽花の花言葉は 「移り気」


だからか解りませんが、「ねじまき雲」は


国分寺に移店しました。


プレオープンも嵐、グランドオープンも嵐。

世もまた移りゆく、嵐。

嵐のなかをゆく雲となりました。


紫陽花にはいくつか花言葉があります。


「辛抱強い愛情」



だからか解りませんが「ねじまき雲」は



移りゆきながらも、辛抱強い皆様の愛情に支えられております。

有難う御座います。

そしてなお、辛抱強く来年も再来年も咲き誇れたらと思うのです。


器には、しっとりとした数滴の露をたたえながら。。。



ありがとう。


ありがとうございます。


ありがとうございました。


これからも


ありがとうを。






「カップケーキ、カップケーキ、カップケーキ、カップケーキ
                  カップケーキ、カップケーキ、パップッ・・・・」

カップケーキって意外と言いにくいので、ときどき
質問されると、かんでしまいます。




さて、当店ではいま、私のわがままをお菓子作りのプロフェッショナルたちのお力をかりて
形にしていただいております。

カップケーキも。
カタチを見ているうちにカップケーキがシュウマイに見えてきて
なんだかそれが、杏仁豆腐の味だったらステキだなと思い
「杏仁豆腐の味のするカップケーキを作ってください。」と無茶なお願いをしましたら、

流石は、お菓子の妖精を味方につけた職人さん。

見事、杏仁豆腐の味のするカップケーキを作ってくださいました!(笑)


いま、店頭にて、販売しております。
店内でお召しあがりでも、テイクアウトでも、大丈夫です。


もちろん、珈琲にも、カフェオレにも、カフェラテにも、合うこと間違いなし。

お家にお持ち帰りの方は、やっぱりジャスミンティーなんかと
合わせてみては、いかがでしょうか?

TPOで食べ合わせ。楽しんで召し上がれ。



さぁて!続々と、むくむくと湧きあがる、珈琲に合うお菓子のアイデア。

でも、お菓子づくりは嫌いです。。。

次はどんな御菓子屋さんに
作ってもらえるかしら?



楽しみ。楽しみ。お楽しみに。



砂漠をゆく、  悠久の旅人に

いっときの潤いを。   

枯れた心に、  恵みを  たたえ 


また、兆しをとらえ、 旅におもむける

ひと粒の 果実で


ありますように。





「ねじまき雲(陰)」昼の部では、


珈琲受けに、乾燥ナツメヤシ(デーツ)をひと粒

お付けしております。

すべての蒸留酒の原点として、古く錬金術師が酒を精製した実として知られ、
「生命の樹」のモデルとも言われ伝わるナツメヤシ。

万病を治癒する奇跡の実のその甘さは、
古く百薬の実として愛飲されたすべての珈琲の苦味と、
なによりもよく合うのではないかと私は思うのです。

貴方の人生の旅に、よい兆しがありますように、

一皿に

一粒の

幸福を、          添えさせていただきます。


また、昼の部では、お口直しの飲用水として
水道水ではなく
天然炭酸水をおつけいたしております。

私共、珈琲業をいとなむ者のなかには、
時に、舌へ無味なる炭酸で多少の刺激を与え
つぎに口に含む抽出液の
味の記憶を頭に鮮明に伝えるため、
炭酸水を飲むことがあります。

昼の部は、価格帯も高価で、
ものによりましては、
100g近い珈琲粉を段階を変え挽き分け、すべて点滴にて抽出するために
30分ちかいお時間を有してしまいます。
ですのでお客様にも、最良の時を過ごしていただきたく
余計なお世話をさせていただいております。

もし、普通の水がよろしければ、その場でおっしゃっていただければ
ご用意いたします。

また、水にご不安のあられます方は、
事前にお伝えいただければ、
ご自身でお持込の水(軟水で衛生上問題のないものに限ります)
にて珈琲も抽出いたしますので
おっしゃってください。


ねじまき雲の上が、一時のオアシスで

ありますように。


nejimakigumo in  you

*「ねじまき雲(陰)」nejimakigumo in 昼の部はお電話による予約制です。
お間違えなきよう、御願いいたします。詳細はHPなどをご覧の上
お問い合わせください。







青梅店「ねじまき雲(陰)」nejimakigumo in ome の営業について




「ねじまき雲(陰)」は珈琲焙煎抽出研究の場とし、

毎週水曜日昼の部は、


13:00~20:00  LO18:30


を、お電話による前日火曜日ご予約のみにて承ります。


(陰)に関しましては、主にネルドリップを中心としたメニュー構成とし、

純粋に珈琲を楽しむ場とします。


価格帯は一杯約1000円以上とし、


30ccの苦めのデミタス 「掌(たなごころ)」

30ccの甘めのデミタス 「縁(えにし)」

40ccの点滴ドリップ「心色(こころいろ)」

50ccの酸味のデミタス「虹色架橋(にじいろかけはし)」

30ccの手回し焙煎マンデリンの「燻星(いぶしぼし)」

抹茶を使ったアレンジ珈琲「三毛猫(みけねこ)」

アイリッシュ珈琲「雨雲(あまぐも)」

などです。


フィルターなし天然水仕込み無ろ過水出しで抽出する水出し珈琲「層演(そうえん)」も
予定しておりますが、豆のラインナップが揃わないため延期いたします。
こちらは、一回で一杯分しか落とせず、仕込みに時間がかかるので
前々日月曜日までのご予約とし、価格も非常に高価なものとなる予定です。

なお、これから青梅(陰)昼の部では、特別な生豆をグラム数を決め、
その方のためだけに焙煎し当日お渡しとともに、珈琲をお点てする
カスタムオーダーメイドも
考えております。


なにぶん、とことん自滅的にバカなことをしているので、ひとつひとつのことを完成させるのに
カタツムリの歩みのごとく時間がかかってしまい

さらに、お客さまにはめんどくさいわかり難い思いをさせてしまいますことを
陳謝いたします。



なお、青梅(陰)昼の部は、

お子様の入店不可。
時間がかかるので、2名までで、3名以上でのご来店も不可。
追加オーダーなしの長居も不可。
大声も不可。
ご予約なしでの入店不可。

ふかふかづくしでは、ありますが、これらの規約は、以前休業前の「ねじまき雲」の
メニューに書いてあったこととほぼ同じです。


逆に夜の部は、規制を今までより緩くいたしますのでご容赦くださいませ(苦笑)。


青梅(陰)夜の部

お子様もベビーカーも入店可(煩くしたり破壊行為をしない子限定)。
8席しかないので、譲り合って座って可。
追加オーダーするひま無いくらい営業時間短いです。
皆で楽しく過ごすくらいのお話し声は可。
昼の部と違って予約は不可。


22:00~24:00くらい LO23:30




メニューは休業以前のものが中心で
こちらは、ペーパードリップが主となります。


ちなみに青梅(陰)にも、国分寺(陽)同様看板はありません。
営業時間などの情報もいっさい出ておりませんので
お越しの際は、インターホンを押していただくか、
開いていれば、ドアを開けて入ってきてくださいませ。


水曜日だけの、濃密な 秘密な マジックアワーと ともに。。。





プレオープン期間に諸々壊れ、応急処置を施し

なんとか持ちこたえていたレバーピストン式エスプレッソマシンでしたが、


やっとパーツが手配でき、一昨日大きな故障箇所の復旧が出来ました。


受難ではありましたが、普段バラさないところを分解し、得れた経験も大きいので

結果的にはプラスになりました。


原因はボイラータンク底部など各所パッキンの劣化から来る
蒸気や、空気圧もれ、
機械油の劣化、電気接点の不具合でしたが
パーツの清掃、研磨、ヒューズのリセットで
なんとか100%に近いパフォーマンスに戻せました。

シンプルな構造ゆえ、これからは何事が起きてもだいたいは直すことはできそうです。

楽しみにしてくださる皆様のため、
すぐに対処できるよう代替機が買えるくらい
頑張らねばなりませんね(苦笑)。



ちなみに、ちょっとマシンのこと。

当店で使用している「la Pavoni」

1905年ミラノで始まり、100年以上の歴史をほこるパボーニ社の
ほとんど当時から姿を変えず続くレバーピストン式のエスプレッソマシンです。


バールで置かれるような業務用エスプレッソマシンを最初に世に送り出したのも
このパボーニ社。
当店のは家庭用高級機の位置づけですけどネ。

ユーロピコラモデルは
ロジャー・ムーア主演の007「死ぬのは奴らだ」や
マイケル・ダグラス主演の映画「ダイヤル・M」でも登場し
MOMAで展示されているほど美しいフォルムです。


それもそのはず、パボーニ社は、
ジオ・ポンティやエンゾ・マリなど
いち早く自社のマシンデザインに有名デザイナーや建築家を起用した
先駆け的会社でもあるのです。

当店のストラディバリモデルは2005年、
バイオリンの曲線からインスピレーションを得て
誕生した、パボーニ社のレバーピストン式としては、一番新しいデザインのマシンです。
はじめて当店で使用したのが2008年ですから、もう4年あまりたったわけです。
当時は日本未発売でしたので変圧器を使って使用しておりますが、
今は日本でも買えるところがネットショップで何軒かあるようです。

でも、じつは私たちがレバーピストン式にはまるきっかけになったのは
ガジア社のレバーピストン式業務用エスプレッソマシンでした。

昔勤めていた珈琲会社の卸し先に、
このガジアのオールハンドレバーピストン式マシンで
エスプレッソを淹れていたコーヒースタンドがあったのですが、
それが、甘く力強くとても美味しかったのです。

なんと後で知ったことですが、このガジア社、
レバーピストン式エスプレッソマシンの原型を発明した会社だったそうです。

どうやら昔から私の焙煎は、原始的でアナログ気質のスピリットをもった
淹れ方と、相性がいいようです。

残念ながらこのガジア社、今はレバーピストン式は製造していないので
このマシンで抽出する夢は叶わなさそうです。


さて、当店のストラディバリ、いつまでも美しい琴線を奏でて欲しいものです。。。





外なる光、  内なる影。



どちらか一方ではなく、


陰陽、それぞれを補完し合い


ふたつ、巴となり廻りて


混然とし


はじめて   真なる  一体は  得られるのです。





数時間前、


無事、「ねじまき雲(陰)」青梅が始動し、
一日目を終えました。

まだ、夜の部だけにとどまっておりますが、

これで、国分寺と、青梅の二箇所、陰と陽に、それぞれ命が吹き込まれました。


ひさびさに、お客様にネル出しの珈琲を正式に出せたことは、
なんとも感無量であります。

珈琲を点てさせていただける幸せを噛み締めることが出来ました。

どうも、有難う御座いました。


来週は、昼の部、13:00~20:00 LO18:30 を

前日までのお電話か、国分寺ご来店時、口頭予約のみで承る予定です。
お問い合わせは国分寺「ねじまき雲(陽)」営業時間内にて受けたまわりますが、
抽出中はお電話に出れない場合もございますのでご了承ください。
出来る限り、折り返しお電話いたします。

夜の部は、22:00~24;00 LO23:00 で
予約なしで入店可とします。


昼の部のメニューは今後アップいたしますが、
手間のかかるネル出しが中心となります。
いずれも、「ねじまき雲(陰)」夜の部や、「ねじまき雲(陽)」と異なり、
抽出のお時間は一杯あたり約20~30分かかり
お値段も高価なものとなります。

ものによっては、一杯の仕込みに一日かかるため
前々日にご予約いただかないと飲めない品物もございます。



どんどんメンドクサイお店になって申しわけございませんです(汗)。。。



やりたいほうだいで、 本当にご迷惑おかけいたしますが、

どうか宜しく御願いいたします。









「ねじまき雲(陽)」がはじまり数日、 やっとお店らしくなってきました。


これもいろいろな方々の下支えあってこそ。

皆様有難う御座いました。



上のイラストは、「ねじまき雲(陽)」の完成に貢献くださった方々の一部です。

お店自体は、私とエスプレッソ担当の二人で、デザイン、施工、改装しましたが
多くのネジマキストの存在なくしては、今の空間はなかったでしょう。


またおいおい、少しづつご紹介できればと思います。



さて、「ねじまき雲(陰)」青梅についてですが、

少なからずお問い合わせをいただいておりまして
有難い限りです。


今週の水曜日6日から試験的に再開店予定ですが、
はじめは、昼の部はなしで、

21:00~24:00 ラストオーダー23:00で

誰でもお越しいただけるよう開けようと思います。


こちらはプレオープンのような条件はなく、誰でも入れます。
ただし、お店には看板もなく、なんの説明書きもございません。
基本二階におりますのでインターホンを鳴らしてくだされば
出ます。

閉店前のドリップラインナップを少々のご用意です。


来週からは、昼の部はご予約いただき、時間のかかるメニューを

夜の部は今回のような形で行なっていく予定です。


正式な時間は改めてその時お伝えしようと思いますので

宜しく御願いいたします。










「ねじまき雲」が休眠に入り早一年半。


去年の一月ブログには復活に関し

「春なのか来年なのか、いつなのか、どこなのか、正直まだわかりません。」http://nejimakigumo.blog.shinobi.jp/Entry/380/

と記述があった。


それが、一年半後の、5月28日の、国分寺に決まった。


一年半、いろんなことが起こり、いろんな思いや挫折があり、
もう限界などとうに越えて、
これがリング上なら白いタオルもとっくに投げ込まれている
状態でした。

そして、それでも想いは曲げなかった。

肩を貸してくれた皆様の

信じて待っていてくれた方々の

厳しいお言葉をくれた人たちの

おかげです。





有難う御座いました。




そうして、何の因果か試練か、お店が決まってからも
トラブルの連続。
いまだこうして生きているのが不思議なくらいです。


故障はありつつ完璧ではないながらも
動線に体躯も慣れ
なんとか珈琲のクオリティも上がってきて
お店の工事も一段落しました。

まだ、進化し続けながら

前へ進もうと思います。  光さす方へ。。。





2012・5・28(月)
国分寺「ねじまき雲・陽(you)」を
始動します。



「待たせたなっ!!俺が来たからにゃぁもう大丈夫!」

と、言いたいところですが、、、

「大変お待たせして申し訳ございませんでした(汗)。相変わらずのノロサではありますが
皆様のお力をお借りし成長を続けたいと思っております。今後とも何卒宜しく御願いいたします。」


*「ねじまき雲・陰(in)」に関しましては
5・30(水)が、知人のホームパーティで珈琲を淹れることになっておりますので
2012・6・6(水)を始動日に定めようと思っております。
ご報告まで。。。



               nejimakigumo  in  you .








HPには記してありますが

5月20日(日)は、青梅でイベント打ち合わせのため
臨時休業とさせていただきます。


5月22日(火)も、食品衛生責任者資格講習のため
臨時休業とさせていただきます。


本オープンに向け歩みを進めて参りますので
なにかとバタバタとしてしまいますが、
宜しく御願いいたします。


じつは、今回はじめて知ったのですが、
1店舗にいち1食品衛生責任者というのがきまりだそうです。
青梅と兼任できるとばかり思っていた私は、
事情をお話しし、国分寺は特例的に一時兼務の状態でした。

22日をもって、やっと晴れて国分寺にも
エスプレッソ担当が正式に食品衛生責任者として登録されます。


客席側の手付かずだったアルミサッシの窓が、
やっと木枠の窓へと改装が終わりました。
昔ながらの手作りの気泡入りガラスが一枚と、歪んだガラスが
外の景色をねじまき世界にしてくれます。
窓を探してくださった古道具屋さんと、窓を提供してくださったカフェの店主に感謝。


青梅のミル問題も、
予期せぬ、ちょい悪足長おじさんの登場で
なんと新品のミルをご購入してくださいました。
有難う!足長おじさん!!!と、美人秘書さん。
もう・・・頭が上がりません。感謝。

これで青梅も開けることができそうです。


依然として、エスプレッソマシンの調整は続いておりますが、
あとちょっとで正式オープンの日が近いです。


ねじまき雲の冒険の幕開けは、もうすぐです。





先日ブログにて書きましたとおり、エスプレッソマシンが壊れました。

申し訳御座いません。

沢山の激励をいただきまして有難う御座います。

かなりご心配をおかけしているようなので、詳細を記しておきます。


当店で使用しているマシンは、
レバーピストン式のパヴォーニ・ストラディバリ、プロフェッショナルタイプという
購入当時、日本未発売モデルのイタリア家庭用高級機の位置づけのものです。

6年前、イタリア製業務用レバーピストン式マシンで試作をさせていただいたことがあり
イタリアの豆と当店の豆で出し比べをしたことがあったのですが、
当店の豆が、いままでどこでも飲んだこともないほどの衝撃的美味しさだったため
高価で購入できなかったこのマシンに代わり選んだのがパヴォーニだったのです。


昨今は味の安定やスピードを優先し、
ほとんどの業務用機械がボタンによる電子制御で
粉に圧力をかけるオート・セミオートが主流です。
本国イタリアでもナポリなど一部地域を除いてはほぼ自動化の波が
来ているようです。

それに対しレバーピストン式は、文字通り、レバーを押し込み人間が粉に圧力をかけ
抽出する機械です。
ブレが大きいというデメリットがあるかわりに
豆の状態を見て、かける圧や湯量を調整でき、
ストレスを粉にかけ過ぎず抽出できるので
「ねじまき雲」の狙う味に近づけやすいのです。
体躯に染みこんだその人ならではの作業ができるので、
当店のエスプレッソ担当にしか出せない味作りになります。


もう3年あまり家庭用を業務用として使用しているため、
ついに新店試作を繰り返すうち圧がうまくかからず抽出できなくなりました。

お店の閉店、移転、ミル問題とつづいて起きたエスプレッソ故障の難題に
打ちひしがれましたが、なんとかできることをしてみようと、
イタリアでしか出回っていないマシン情報をエスプレッソ担当が収集し、設計図を基に、
日本で似た機種の扱いのあるお店にパーツを問い合わせたり
(適合パーツは結局日本ではなかったですけどネ)
分解できるところまで内部を分解し、原因を探りました。

結果、抽出部分内部への粉の固着や、グリスの劣化、ボイラーなど各部パッキンの劣化が原因とわかり
電子回路も一度リセットし、それぞれ処置を施しました。

一応昨日で、組み付けが終わり様子見で回路を出した状態で抽出をしてみましたが、
水漏れや圧漏れも直り、クオリティーも以前より数%あがりました。
あとは数日テストを繰り返し、問題が起きなければ合格とします。

このような状況にあるため

「ねじまき雲」完全復活まで、またしばしお待ちください・・・!


重ね重ね・・・申し訳ございません。。。


いまだプレオープン期間ではありますが、
エスプレッソマシンが不調のためしばらく
エスプレッソ関連メニューをご提供することが
できなくなりました。

修理や工事をしながらの不安定な営業となってしまいます。
大変申し訳ございません。




フライング  スカイハイ


飛ぶための準備をしています。




さて、かねてより連休明けにはグランドオープンしたいと
思っておりましたが、
なかなか工事や試作が進まずまだ時間がかかっております。


もう少しオープンには時間がかかりそうです。


本日も外壁を塗りつつエスプレッソマシンの調整をしつつの営業です。
ペンキ臭いかと思いますが、ご了承ください。


プレオープン期間中は、常連さんやお世話になっている方、お知り合いに限りの営業で、
これまでお世話になった感謝の意として、
経堂「cura」さんhttp://cafe-cura.com/の美味しいフィナンシェと
立川「シンボパン」さんhttp://www.shinbopan.com/の美味しいクッキーを
お配りしておりましたが
そろそろ、あるカフェのかたと試作開発を続けていたオリジナルお菓子第一弾が
完成しそうなので、ご愛顧感謝期間は終了させていただきます。
これから続々と、時間はかかりますが、いろいろなかたとのコラボお菓子で
皆様に喜んでいただけるよう取り組んでいく予定です。


ひとつ、ここで残念なお知らせをしなければなりません。

私が解りずらいプレオープン期間を設け、さらにお会いした人の顔を覚えないという
サービス業には致命的欠陥人間であることに端を発してはいるのですが、

HPや貼紙を見た上で、何も言わず入って来てしまうかたが少なからずいらっしゃるのです。
これまで数人に、お菓子をあげ試作中の珈琲をお飲みいただいてしまいました。
一度もお会いしたことのない方に感謝のお菓子をあげ、不完全な空間を晒してしまい
それこそ当店の規定に満たず入店を控えていらっしゃる心ある方にも
申し訳がたちません。

「スミマセン・・・実は・・・」と事後報告されましても、
お互いに微妙な空気になってしまい、必ずしも晴れやかな気持ちで
ご飲食を楽しむことが出来なくなってしまうはずです。

何故来てしまうんだろう・・・?とエスプレッソ担当と頭をかしげるばかりです。

こんなにも初めてのお客さまにお越しいただけることは本当に有難いことなので
来るなと言うのはそれ自体おかしな話しなんですけどネ(苦笑)。

仕方がないので今は大変心苦しく失礼ながら、入店時当店をご利用されたことのあるか無しかを
最初に問うてから、ご注文をお伺いしております。
もし万が一、何度かお越しの方がいらっしゃいましたら、
非常に失礼な話しとなってしまいますが、
このような事情がありますゆえ、どうかお気を悪くなさいませんよう
御願い申し上げます。





まだもうしばらく、グランドオープンまでお待たせしてしまっている方には
申し訳ありませんが、気長にお待ちいただけますよう御願いいたします。


フライング 


しないようにしてくださいネッ(笑)。。。



4月24日火曜日は
食品営業許可更新手続き講習のため
休業させていただきます。

*プレオープン期間中は、工事とメニュー開発も同時進行になりますゆえ
ときどきご迷惑おかけしてしまいます。

申し訳ありません。


青梅についても、いつがオープンか尋ねられることが多くなってまいりましたが、
じつはいま青梅に業務用ミルがありません。。。
ミルが揃い次第開店させていただきます。


よろしく御願いいたします。
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自家焙煎珈琲店
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